平成29年度「指導の重点」編集方針について(PDF 122KB)

平成 29 年度「指導の重点」編集方針について
1 発行目的
第2期「ひょうご教育創造プラン」の基本理念「兵庫が育む こころ豊かで自立した
人づくり」を実現するために、兵庫県の教育のめざす方向性や重点を教育現場の指導者
に周知するとともに、平成 29 年度において重点的に取り組むべき教育課題について、
その指導目標や実践上の指針等を明確に示す。
2 発行部数・配布対象
(1)
「指導の重点」
40,000 部(全ての教職員(神戸市除く)、市町教育委員会等)
(2)
「ひょうごの教育」
140,000 部(全ての学校の新入生の保護者(神戸市除く)等)
3 編集の方向性
(1)
「指導の重点」
平成 28 年度版を基本に、学習指導要領の改訂等、国の動向や社会情勢の変化によ
り必要が生じた部分等について内容を見直す。
(2)
「ひょうごの教育」
保護者等県民に対し、プランを周知・啓発するため、プランの理念及びプランに
基づく県教育委員会主要施策の紹介、
保護者・地域へのメッセージ等を内容とする。
4 編集計画
10 月 24 日
第1回編集会議
11 月 10 日
定例教育委員会にて編集方針の報告
11 月 11 日
第2回編集会議
11 月 21 日
第3回編集会議
12 月 8日
定例教育委員会にて素案の協議
12 月中旬
校長会等からの意見聴取
2月 2日
定例教育委員会にて成案の議決
2~3月
入稿・印刷・製本
3月下旬
配送
1
「指導の重点」の構成
平成 26 年3月、本県の教育施策に関する基本的な計画である「第2期『ひょうご教育
創造プラン(兵庫県教育基本計画)
』
(平成 26~30 年度)
」を策定しました。
「指導の重点」は、この第2期プランの基本方針等に沿った構成としています。
第2期「ひょうご教育創造プラン」
基本方針
「指導の重点」
基 本 的 方 向
1
自立して未来 社会的自立に向けたキャリア形成の支援
に挑戦する態度 兵庫型「体験教育」の推進
の育成
グローバル化に対応した教育の推進
2 「生きる力」を
大 項 目
1 キャリア形成の支援
2 体験活動
3 国際化に対応した教育
4 伝統と文化に関する教育
5 「確かな学力」の育成
育む教育の推進
6 「ことばの力」の育成
「確かな学力」の育成
7 理数教育
8 情報教育
9 道徳教育
10 人権教育・多文化共生社会の実現を
めざす教育
「豊かな心」の育成
11 環境教育
12 防災教育
13 体育・スポーツ活動
「健やかな体」の育成
14 健康教育・安全教育
幼児期の教育の充実
15 幼稚園教育(幼稚園・認定こども園)
特別支援教育の充実
16 特別支援教育
3 子どもたちの学
17 教職員の協働体制
びを支える仕組
みの確立
18 児童生徒理解に基づく生徒指導
学校の組織力及び教職員の資質能力の向上
19 教職員としての資質と実践的指導力
20 学習指導
21 学級経営
安全・安心な学習環境の整備
22 学校・家庭・地域の連携
家庭の教育力の向上
地域全体で子どもを育てる環境づくりの推進
4
すべての県民 生涯を通じた学びの機会・場の充実
が学ぶ生涯学習 文化財の保存・活用
社会の形成
「スポーツ立県ひょうご」の実現
2
23 生涯を通じた学びの充実
24 文化財の保存・活用
25 「スポーツ立県ひょうご」の実現
平成 28 年度「指導の重点」の編集においていただいた主なご意見
○ ものづくり立県である兵庫県においては、将来ものづくりに携わる人材を育成するた
めに、子どもたちが早期からものづくりに興味・関心を持つような指導が必要である。
⇒ 「1キャリア形成の支援」(p12)の実践項目(1-④)と「7理数教育」(p21)の
主旨及び実践項目(1-①、2-②)に、
「ものづくり」について記載
○ 「9道徳教育」に、
「問題解決的な学習」という言葉があるが、この表現だと正解が
あるような学習形式のようなイメージを持ってしまう。
「あるべき姿、価値観を教える」
という形ではなく「持っておくべき心を柔軟に多様に考え学ぶ」ことではないか。
⇒ 「問題解決的な学習」を削除するとともに、表現の変更
○ 男女共同参画(女性の活躍促進)についてもう少し踏み込んで記載してほしい。
⇒ 「17 教職員の協働体制」(p38)の実践項目(2-②)に、仕事と育児の両立や女
性が力を発揮できる職場環境づくりについて記載
○ セクハラ、パワハラ、アカハラなど、子どもに対するハラスメントについて記載する
必要があるのではないか。
⇒ 「19 教職員としての資質と実践的指導力」(p44)の実践項目(1-②、1-④)
に、電子メールのやりとりやわいせつ行為、セクハラ等について記載
○ 教員がある学校に赴任したら、その地域のことにもっと関心を持つべきであり、その
ために自ら地域の伝統文化行事やイベント等に子どもたちとともに参加するなど、努力
をして地域の課題等を把握すべきである。
⇒ 「22 学校・家庭・地域の連携」(p48)の主旨に、教職員の地域に対する姿勢に
ついて記載
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