◉週刊T&Amaster 商品概要 https://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_2531.html ☎0120-6021-86 見本誌請求 http://www.lotus21.co.jp/mihonsi.html 無料立読みサイト http://www.lotus21.co.jp/ta 税務 “連結納税制度外し”による否認事例は “ グループ法人税制外し ” に 132 条適用で再認識されるリスク “ グループ法人税制外し ” に対する 法人税法 132 条が適用事例出現で 再認識される “ 連結納税制度外し ” の否認リスク。 “ 連結納税制度外し ” による否認事 例は把握されていないものの、法 人税法 132 条の 3 の適用が検討さ れた事例は存在する模様。 100% 子会社である外国法人にごく少数保 有させることで、当該内国子法人を連結完 全支配関係から外し、連結納税制度の適用 開始時の時価評価を回避することが考えら れる。 連結納税制度の適用件数を踏まえると “ グループ法人税制外し ” ほどの数はないも のの、“ 連結納税制度外し ” が一部で行われ てきたということは否定しがたいところ。 本誌 663 号(7 頁参照)では、完全支配 そうなると気になるのは、“ グループ法人 関係にある法人の株式を従業員などにわず 税制外し ” に対し法人税法 132 条が適用さ かに保有させることにより意図的に完全支 れたように、“ 連結納税制度外し ” に対し 配関係を崩してグループ法人税制の適用を ても法人税法 132 条の 3(連結法人に係る 回避し、資産の譲渡損失を実現する “ グ 行為又は計算の否認)が適用されるのかど ループ法人税制外し ” に法人税法 132 条(同 うかという点だ。 族会社等の行為又は計算の否認)第 1 項一 結論から言うと、本誌による取材におい 号が適用された事例が出たことをお伝えし ては、“ 連結納税制度外し ” による否認事 たところだが、この “ グループ法人税制外 例は把握されていない。ただ、“ 連結納税 し ” に類似する行為が “ 連結納税制度外し ” 制度外し ” は “ グループ法人税制外し ” と本 だ。 質的には変わらないものであり、前者で否 連結納税制度の適用開始等の際には、 認事例が出ている以上、“ グループ法人税 (完全支配関係が 5 年超継続しているなど 制外し ” においても否認リスクは十分にあ 一定の場合を除き)子法人資産を時価評価 ると考えるべきだろう。実際、法人税法 しなければならない。この時価評価を避け 132 条の 3 の適用が検討された事例は存在 るため、連結納税制度の適用開始等により している模様だ。 時価評価の対象となりうる子法人を意図的 “ グループ法人税制外し ” 同様、企業や に「連結完全支配関係」から外す行為が その顧問税理士は十分に注意する必要があ “ 連結納税制度外し ” である。例えば、完 ろう。 全支配関係にあった内国子法人の株式を、 最新号を含む見本誌を無料で進呈しております。下記よりご請求下さい。 見本誌お申し込みページへ No.666 2016.11.14 7
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