2016MotoGP - KTM Japan

Press Information
2 01 6 年 11 月 16 日
2016MotoGP最終戦バレンシア
初参戦を果たしたRC16
実戦で多くを学び、来年の飛躍を誓う
『2016MotoGP第18戦(最終戦)バレンシア・リカルドトレモ』KTM
ファクトリーレーシングチームは、KTMの新型MotoGPマシン/
KTM RC16を初めて実戦投入する機会を得ました。その結果は満
足できるものではありませんでしたが、レギュラーテストライダ
ーの#36Mika Kallio(ミカ=カリオ)とともにワイルドカードで出場
したMotoGPクラスは、通常とは異なるマシン開発の場と考えて
いただけに、そこで得た成果はチームにとって想像以上の収穫と
なりました。
チームは金曜日のフリープラクティスから、タイヤグリップが得られ
ない問題に直面していました。しかし土曜日の予選ではタイムを縮
め、改善を進めていました。迎えた決勝日、カリオはまずまずのスタ
ートを切りましたが、ごく かな技術的な問題が発生。原因を確かめ
るためにマシンをピットに戻し、そのままリタイヤしました。
カリオのコメント:
「順位はさほど気にしていなかった。今いるグループの中でベストを
尽くして戦おうと考えていた。コースに留まり、そこでライバルたち
と自分たちの違いはどこにあるか、何が優れていて何を改善するべき
かを探っていた。そして6周目、マシンに異変を感じた。アクセルを開
けてもリアタイヤのスリップが極端に多くなり、マシンが加速しなく
なってしまったのだ。その結果、ライバルたちとの差は広がってしま
った。センサー関係にトラブルが出て、それが電子制御パーツに影響
を及ぼしているのではないかと予想した。それまでよいフィーリング
が得られていただけに残念な結果に終わってしまった。完走できなか
ったことは実に残念だ」
モータースポーツ・ディレクター/ピット=バイラーのコメント:
「今日の結果によりやるべきことが明確になった。そしてまたレース
の現場でチームが一体感を持って戦い、マシンをレースで戦えるレベ
ルに引き上げることができたことは非常によかった。3週間前のテスト
では、我々は充分なスピードを持っていなかったのだから。チームの
努力の結果、ミカは確かな手応えを得て決勝に臨むことができた。レ
ースにはよいことも悪いこともある。しかしそれによって誰かがハッ
ピーになることも不幸になることもない。自分たちはすべきことをす
るだけだ。MotoGPクラスで戦うことは困難に立ち向かうことだ。皆そ
れを理解している。その意識を共有できる仲間たちとともに戦えるこ
とを誇りに思っている」
MotoGPチーム監督/マイク=ライトナーのコメント:
「我々が求めた結果は得られなかったが、それでも私は満足してい
る。我々にとって今日は初めてのレースだった。この経験を活かさな
ければならない。なにより今日の目的は、来シーズンに向けたテスト
だ。ミカはファーストラップのグループでレースができたし、トラブ
ルが起きるまではその状態を維持できた。通常のテストではレースデ
#36 カリオ
ィスタンスをフルに走りきるほどのテスト結果を得ることはできな
い。トラブルの原因となったのはごく小さなパーツの欠陥だった。し
かしMotoGPを戦うには かなミスや欠陥も許されないという緊張感を
チーム全員が共有することになった。今日の結果は、その苦い薬だっ
たと認識している」
メディ ア 関係者各位
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