1-1 - KTM Japan

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2017 年 2 月 27 日
2017MXGP 開幕戦 カタール
カイローリとジョナスが
両クラスで1-1の完全勝利
『2017世界モトクロス選手権/開幕戦カタール』。Red Bull KTM フ
ァクトリーチームからMXGPクラス(2st 250cc以下、4st 450cc以
下)に参戦した#222 Antonio Cairoli(アントニオ・カイローリ)は
1-1の完全勝利、#259 Glenn Coldenhoff(グレン・コルデンホフ)
は15-8の総合9位、今季からMXGPクラスにステップアップした#84
Jeffrey Herlings(ジェフリー・ハーリングス)は18-11の総合15位
でレースを終えました。また MX2クラス(2st 125cc以下、4st
250cc以下)に参戦した#41 Pauls Jonass(ポールズ・ジョナス)は
1-1の完全勝利、チームメイトの#61 Jorge Prado(ホルヘ・プラ
ド)は7-11の総合8位でレースを終えました。
Red Bull KTM ファクトリーチーム
■MXGPクラス
金曜日の予選を好調に終えたカイローリ。ここロサイルでは、MXGP
の開幕戦としてシリーズに名を連ねた2013年以来、勝利から遠ざかっ
ていました。しかし決勝のレース1では早々にトップに立つと、レー
ス中盤までに2位に13秒の差を付ける独走態勢を築きました。その後
はややペースを落とし慎重にライディングしたカイローリ。それでも
チェッカーフラッグを受けたときは2位に9秒差の大量リード。ここカ
タールでの勝利は4年ぶり、レース1での勝利は昨年の8月下旬に開催
された第16戦アッセン以来でした。
レース2ではホールショットこそ逃したカイローリですが、すぐに2位 #222 カイローリ/MXGP
につけるとその位置をキープ。しかしフロントブレーキディスクに石
がヒットし、それによるブレーキトラブルでペースを上げられずにい
ました。そのときトップを走っていたのはT・ガイザー(ホンダ)で
したが、体調不良で徐々にペースが落ち、最終ラップ直前にカイロー
リがガイザーをパス。その後、カイローリはカイザーを引き離し、4
秒差のトップでゴール。カイローリの両レース優勝による完全勝利
は、昨年5月に開催された第7戦:ドイツ以来の快挙。次戦、カイロー
リはポイントスタンディグス首位を表す赤いゼッケンプレートをつけ
てレースに挑みます。
コルデンホフは総合9位でフィニッシュしました。レース1では、クラ
ッシュし、最後尾付近からレースに復帰し、15位まで順位を上げてチ #259 コルデンホフ/MXGP
ェッカー。レース2は8位でゴールしました。
今シーズンからMXGPクラスへとステップアップを果たしたハーリン
グスですが、2週間前に出場したイタリアのレースでクラッシュし、
右手を負傷していました。レース1ではまずまずのスタートを切るも
腕アガリの症状が出て18位でチェッカー。レース2では少しでも多く
のポイント獲得を目指しプッシュしたハーリングス。11位でチェッカ
ーを受け、18-11の総合15位でレースを終えました。
カイローリのコメント:
「素晴らしい週末になった。今年は世界選手権に参戦して通算14回目
#84 ハーリングス/MXGP
のシーズンだ。しかも毎シーズン、少なくとも1勝を挙げてきた。こ
れには長い時間を要し、しかも誰もが達成できる記録ではない。この
記録を誇りに思い、なによりとても嬉しい。そして新しいシーズンを
いい形でスタートできた。開幕戦を迎えるまで怪我もなく、しっかり
トレーニングできた。マシンのセットアップも進み、開幕戦を待ち望
んでいた。実は先週インフルエンザにかかり、木曜日まで薬を服用し
ていた。その結果、レースで自分の身体がどのように反応するか分か
らず少し不安はあったが、蓋を開けてみれば身体は予想以上によく動
きレースを楽しむことができた。コースは難しかったがいいラインを
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2017 年 2 月 27 日
見つけることができ、両レースともにプッシュできた。この結果に満
足している。次のレースでもこの調子を維持したい」
コルデンホフのコメント:
「レース1はスタートが良くなかった。1周目は10位付近でクリアし、
順位を上げようとプッシュしたときにミスを犯してしまった。転倒
し、再スタートしたときは最後尾あたりだった。そこからできるだけ
早く順位を回復しようと猛烈にプッシュしたが、そこで再びミスをし
てしまった。集中力が欠けていた自分に集中するよう言い聞かせ、ま
た自分のリズムで走ることを意識した。そこからは走りに集中するこ
とができ15位まで順位を上げることができた。レース2は走りのリズ
ムが戻ってきた。レースはタフだったが8位でチェッカーを受け、ポ
イントスタンディングスでは9位にいるが、今後はさらに集中してレ
ースに挑む必要があるだろう」
ハーリングスのコメント:
「何と説明していいか…。とにかく最悪だった。約2週間前に右手を
骨折した。すぐにプレートを入れる手術を行い、それからレース出場
を想定し準備を進めてきた。骨折の前にも手首を痛めていて、その結
果バイクを速く走らせる感覚を得ることができず、さらに痛みが収ま
らない。モトクロスはそのレースの性格上、100%の体調でレースに
挑むことが難しいスポーツだ。だからこそ可能な限りマシンのセット
アップを進めた。嬉しいことに、私には心強いチームがいる。次戦は
今日以上のレースができるよう準備を進める」
#41 ジョナス/MX2
■MX2クラス
ジョナスはレース1で好スタートを切ると早々にトップに立ちます。
その後は後続からプレッシャーを受けるも首位をキープしチェッカ
ー。ジョナスにとって2度目のレース優勝を果たしました。迎えたレ
ース2でも好スタートを切ったジョナス。常に2秒差以内に位置する2
位のライダーからプレッシャーを受けるも、トップの座を守り続けて
チェッカー。開幕戦で両レース優勝を獲得し、幸先よく2017年シーズ
ンのスタートを切りました。
#61 プラド/MX2
プラドはレース1、ジョナスに次ぐ2位でオープニングラップをクリ
ア。その後も終盤まで上位争いを展開し7位でチェッカー。レース2は
まずまずのスタートでしたが、その後順位を上げることができず11位
でフィニッシュ。7-11の総合8位でレースを終えました。
ジョナスのコメント:
「予選と両レースで勝てるとは予想もしていなかった。いいスタート
ゲートを得られたこと、両レースともにいいスタートができたこと、
またミスなく走れたことが勝利の要因だ。レースまでこれらを目標に
してきただけに、達成できてよかった。しかし、まだシーズンはスタ
ートしたばかりだ。今季は全18戦で先は長い。全戦で今日のような走
りができるとは限らない。自分はベストを尽くし、レースを楽しむこ
とを心がける。まだまだ改善するべき点があるが、チームとともにそ
の改善点は克服できるだろう」
プラドのコメント:
「バイクのフィーリングがよくなかった。次戦は改善できるだろう。
調子が悪い日もある。今日は調子が悪かっただけのことだ。腕アガリ
の症状は出ていないが、今日はいつも通りのライディングができなか
った。コースは轍が深く、克服できなかった」
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2017 年 2 月 27 日
■MXGPクラス/Race1 結果
1. Antonio Cairoli (KTM)
2. Clement Desalle
3. Tim Gajser
Other KTM
15. Glenn Coldenhoff
18. Jeffrey Herlings
■MX2 クラス/Race1 結果
1. Pauls Jonass (KTM)
2. Benoit Paturel
3. Julien Lieber (KTM)
Other KTM
7. Jorge Prado
■MXGPクラス/Race2 結果
1. Antonio Cairoli (KTM)
2. Tim Gajser
3. Romain Febvre
Other KTM
8. Glenn Coldenhoff
11. Jeffrey Herlings
■MX2 クラス/Race2 結果
1. Pauls Jonass (KTM)
2. Benoit Paturel
3. Julien Lieber (KTM)
Other KTM
11. Jorge Prado
■MXGPクラス 総合
1. Tony Cairoli (KTM)
2. Tim Gajser
3. Clement Desalle
Other KTM
9. Glenn Coldenhoff
15. Jeffrey Herlings
■MX2 クラス 総合
1. Pauls Jonass (KTM)
2. Benoit Paturel
3. Julien Lieber (KTM)
Other KTM
8. Jorge Prado
◎MXGPクラス ポイントスタンディングス:
1. Cairoli (KTM)
50 points
2. Gajser
42
3. Desalle
40
4. Bobryshev
32
5. Febvre
31
◎MX2クラス ポイントスタンディングス:
1. Jonass (KTM)
50 points
44
2. Paturel
3. Lieber (KTM)
40
36
4. Olsen
5. Cervellin
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