MXGP 第2戦インドネシア マディコンディション波乱のなか

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2017 年 3 月 7 日
MXGP 第2戦 インドネシア
マディコンディション波乱のなか
コルデンコフが2位を獲得
『2017 モトクロス世界選手権/第2戦 インドネシア』。Red Bull
KTM ファクトリーチームからMXGPクラス(2st 250cc以下、4st
450cc以下)に参戦した#259 Glenn Coldenhoff(グレン・コルデン
ホフ)が2位、#222 Antonio Cairoli(アントニオ・カイローリ)は4
位、今季からMXGPクラスにステップアップした#84 Jeffrey
Herlings(ジェフリー・ハーリングス)は17位でレースを終えまし
た。またMX2クラス(2st125cc以下、4st250cc以下)に参戦した#41
Pauls Jonass(ポールズ・ジョナス)は14-25の総合14位、チームメ
イトの#61 Jorge Prado(ホルヘ・プラド)は21-19の総合21位でレ
ースを終えました。
第2戦の舞台は、MXGP初開催となるインドネシア。しかし雷雨によ
るコースコンディションの悪化により、MX2クラスのレース2は7分短
縮され、その後開催予定だったMXGPのレース2は協議の結果キャン
セル。MXGPの総合順位はレース1の結果が反映されました。
■MXGPクラス
土曜の練習走行と予選は、降雨によるコースコンディションの悪化に
より1セクションに短縮。迎えた日曜日の決勝も、雨によるコンディ
ションの悪化により難しいレースとなりました。あるセクションは完
全に泥沼と化し、そこで多くのマシンがスタック。ハーリングスもそ
の餌食となり、それまでトップ10圏内を走行していたにも関わらず17 #259 コルデンホフ/MXGP
位まで順位を落としてゴールしました。そんな中コルデンコフは好ス
タートを切り、前半戦をトップで走りレースをリードします。その後
2位に順位を落としたものの、そのまま走りきり、2位でチェッカーを
受けました。カイローリは4位争いを制しそのままチェッカー。ポイ
ントスタンディングス首位を維持しました。
コルデンコフのコメント:
「マシンのセッティングをいくつか変更したことがよかった。チーム
に感謝している。泥沼となったコースの一部は本当に難しかった。そ
のなかでも走りやすいラインを見つけることができ、それが好成績を
得た鍵になった。今日は、そのコーナーにのみ集中したと言ってもい
いほどだ。チームは本当にいい仕事をしてくれた。こんなコンディシ
ョンでもマシンを信頼して走りきることができた。次戦も楽しみだ」
#222 カイローリ/MXGP
カイローリのコメント:
「コースは非常に難しく、ミスを犯せばたちまち順位を落としてしま
う危険があった。スタートは今ひとつだったが、荒れたコースコンデ
ィションのなかでも冷静さを保ち、何人もが泥につかまっている間に
順位を上げることができた。そして4位でゴールでき多くのポイント
を獲得できたことは、長いチャンピオンシップを戦ううえでもいいこ
とだ。8ポイント差でポイントスタンディングス首位も維持できてい
る。今回、主催者がレース2をキャンセルしたことは正しい判断だっ
た。コースが非常に危険だったからだ。これからヨーロッパに戻り、
次戦に向けトレーニングとマシンのテストを行う。次戦アルゼンチン
は得意なコースなので、今から楽しみだ」
#84 ハーリングス/MXGP
ハーリングスのコメント:
「今日はまるでギャンブルのようなレースだった。その賭けに勝つ者
があれば負ける者もあった。自分は上位フィニッシュを期待していた
が、その賭けに負け、結果、チャンピオンシップで、すでに首位から
50ポイントも離されてしまった。しかし、まだ逆転できると信じてい
る。悪天候によりコースコンディションが悪くなれば、怪我から復帰
したばかりの自分にもチャンスがあると考えていた。しかし、コース
の悪化は想像以上で、自分の手に負える状態ではなかった。今日のレ
ースのことは忘れ、ここから再スタートを切るつもりで、今後のレー
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2017 年 3 月 7 日
スに挑まねばならない。少なくとも怪我をした手は、先週よりずっと
よい状態だ。次戦のアルゼンチンは得意なコースで、この状況なら表
彰台も夢ではないだろう」
■MX2クラス
MX2クラスを走ったライダーたちは、決勝で最初に泥沼の餌食になり
ました。同時に高い気温と98%という不快な湿度とも戦わなければな
りませんでした。開幕戦で完全優勝を果たしたジョナスは今大会も自
信を持って臨み、その自信を証明するかのようにレース1では5周目に
トップに立つと10周目までレースを牽引しました。しかし、泥沼と化
したコーナーでマシンがスタック。14位でチェッカーを受けました。
またレース2ではクラッシュし、最後尾からの復帰となり25位でフィ
ニッシュ。14-25の総合14位でレースを終えました。
プラドはレース1を21位でフィニッシュ。またレース2は19位でチェ
ッカーを受け、21-19の総合21位でレースを終えています。
ジョナスのコメント:
「今日は不運だった。雨によりコース整備が行き届かず、土曜日はい
くつかのセッションがキャンセルされてしまった。レース1ではレー
スをリードしていたにも関わらず、泥に埋まり、バイクを回収できな
かった。レース2はスタート後に目の前で転倒したライダーのマシン
に乗り上げて転倒してしまった。最後尾から14位まで順位を上げた
が、マシントラブルとともにミスを犯し、マシンを止めたらエンジン
が掛からなくなってしまった。非常に残念だが、まだシリーズは始ま
ったばかりだ。気持ちを切り替えていきたい」
#61 プラド/MX2
プラドのコメント:
「雨が降れば、コースが一段と難しくなることは分かっていた。土曜
日にも雨が降り、トリッキーなコースを攻めきれず28位。その結果、
決勝は難しい位置からのスタートとなってしまった。レース1では15
位付近を走っていたがスタックしてしまい、そこで順位を大きく落と
してしまった。それによってポイントを獲得できなかったことは残念
だったが、レース2に向け集中力を高めていた。レース2は5位付近で
スタート。いいフィーリングだったが周回を重ねるたびにコースが荒
れ、跳ねあげた土がたっぷりと付いたマシンは徐々に重くなってい
た。この状態ではマシンのコントロールが難しく、再びスタックして
しまった。そのまま動けなくなってしまったライダーも多数いたが、
自分はパワフルなマシンのおかげで脱出できた。わずかながらポイン
トも獲得できてよかった」
#41 ジョナス/MX2
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2017 年 3 月 7 日
■ MXGPクラス/Race1 結果
1. Shaun Simpson
2. Glenn Coldenhoff (KTM)
3. Clement Desalle
4. Tony Cairoli (KTM)
5. Rui Goncalves
Other KTM
17. Jeffrey Herlings
■ MXGPクラス 総合
1. Shaun Simpson
2. Glenn Coldenhoff (KTM)
3. Clement Desalle
4. Tony Cairoli (KTM)
5. Rui Goncalves
Other KTM
17. Jeffrey Herlings
◎MXGPクラス ポイントスタンディングス:
1. Cairoli (KTM)
68 points
2. Desalle
60
3. Gajser
56
4. Bobryshev
44
5. Van Horebeek
42
■ MX2 クラス/Race1 結果
1. Jeremy Seewer
2. Davy Pootjes (KTM)
3. Julien Lieber (KTM)
4. Brent Van doninck
5. Benoit Paturel
Other KTM
14. Pauls Jonass
21. Jorge Prado
■ MX2 クラス/Race2 結果
1. Samuele Bernadini
2. Jeremy Seewer
3. Brian Bogers
4. Julien Lieber (KTM)
5. Thomas Kjer Olsen
Other KTM
19. Jorge Prado
25. Pauls Jonass
■ MX2 クラス 総合
1. Jeremy Seewer
2. Samuele Bernadini
3. Julien Lieber (KTM)
4. Thomas Kjer Olsen
5. Davy Pootjes (KTM)
Other KTM
14. Pauls Jonass
21. Jorge Prado
◎MX2クラス ポイントスタンディングス:
1. Lieber (KTM)
78 points
2. Seewer
72
3. Paturel
70
4. Olsen
67
5. Jonass (KTM)
57
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