現代ファイナンス論 - 宿題 No.2 蛭川雅之 提出期限:2016 年 11 月 14 日(月)15:00(厳守) 注意事項 • 個人で答案を作成・提出してください。答案の最初のページに学籍番号と氏名 を明記してください。なお、ルールに違反して答案を書いた(例:本講義に履修 登録していない学生に助力を求める、他の学生の答案を丸写しする)場合、内 容の如何を問わず減点の対象となりますので注意してください。 • 答案は必ずタイプ打ちしてください。手書きの答案は受け取りません。 • 答案を作成する際には、忘れずに問題番号を記入してください。また、計算根 拠などをできるだけ具体的に説明してください。必要に応じて途中計算を書い ても構いません。なお、説明がなくただ結果だけが書いてある場合、その問題 の点数は零点とします。 • 答案は左肩にホチキス止めをした上で提出してください。また、提出期限を厳 守してください。いかなる理由があろうと、期限後に提出された答案は受け取 りません。 問題1 講義ノート No.4 練習 5 を解け。 問題2 講義ノート No.4 結論 6 を証明せよ。 1 問題3 講義ノート No.4 練習 7 を解け。 問題4 講義ノート No.4 結論 13 を証明せよ。 問題5 講義ノート No.4 結論 14 を証明せよ。 問題6 講義ノート No.4 練習 15 を解け。 問題7 2つの離散確率変数 X と Y について、(X, Y ) の同時確率関数 pX,Y (xi , yj ) = Pr (X = xi , Y = yj ) が下表に与えられている。このとき、以下の問いに答えよ。 X=1 X=2 Y = 0 3/20 1/10 Y = 1 3/20 3/10 X=3 3/20 3/20 (1) X の周辺確率関数 pX (1) , pX (2) , pX (3) をそれぞれ求めよ。 (2) Y の周辺確率関数 pY (0) , pY (1) をそれぞれ求めよ。 (3) X と Y は独立か。理由を付して説明せよ。 (4) X の期待値 E (X) および分散 V ar (X) を求めよ。 (5) Y の期待値 E (Y ) および分散 V ar (Y ) を求めよ。 2 (6) X と Y の共分散 Cov (X, Y ) および相関係数 ρXY を求め、結果についてコメン トせよ。 問題8 2種類のリスク資産 A・B および1種類の無リスク資産から最適なポートフォリオ を構成する。これらの収益率に関する条件を以下のように仮定する。 リスク資産: 期待収益率 収益率の標準偏差 収益率の相関係数 リスクフリー・レート (E (rA ) , E (rB )) = (2.0%, 4.5%) (σA , σB ) = (0.03, 0.09) ρAB = −0.5 rf = 1.5% このとき、以下の問いに答えよ。 (1) まず、2種類のリスク資産のみからポートフォリオを構成する。講義ノート No.4 にあるように、標準偏差を横軸、期待収益率を縦軸にとり、このポートフォリオのリ スクとリターンとの関係をプロットせよ。 (2) 次に、無リスク資産も含めて最適なポートフォリオを構成する。このとき、以 下の数値を計算せよ。【ヒント:エクセルのソルバー機能を利用せよ。】 1. マーケット・ポートフォリオの内訳(=各リスク資産の組入れ比率) 2. マーケット・ポートフォリオの期待収益率、リスク・プレミアムおよび収益率 の標準偏差 3. 資本市場線のシャープ・レシオ 問題9 エクセル・ファイル“ln06.xls”には、2002 年 10 月から 2012 年 9 月まで期間につい て S&P500 および General Electric Company (“GE”) の月次収益率、ならびにリスク フリー・レート (“1M T-Bill”) が与えられている。S&P500 の超過収益率を横軸、GE の超過収益率を縦軸にとり、講義ノート No.6 にあるような散布図を作成せよ。また、 この散布図に基づいて GE の β 値を求め、コメントせよ。 3 問題 10 リスクフリー・レートおよびマーケット・ポートフォリオの期待収益率をそれぞれ 4% および 12% であるとする。このとき、以下の問いに答えよ。 (1) マーケット・リスク・プレミアムは何% か。 (2) β 値が 1.5 であるプロジェクトの期待収益率はいくらか。 (3) あるプロジェクトの β 値は 0.8、かつ、期待収益率は 9.8% であることが知られ ている。このプロジェクトの NPV は正の値をとりうるか。 (4) 株式 X の期待収益率が 11.2% であるとき、この株式の β 値はいくらか。 4
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