平成28年度全国学力・学習状況調査分析(中学校) 【別紙3】 1 国語 (1)考察(現状分析・実態) 全国と比較すると全ての観点で全国平均を下回った。埼玉県との比較では、「書くこと」以外の観点で平 均を上回っている。また、記述式の問題の正答率は全国・県に比べても高いが、無回答率も、全国や県に 比べて高い。 (2)強みと課題 関心・意欲・態度が埼玉県や全国に比べて高い。また、記述問題では、無回答率が高い割には正答率も高 い。普段の授業から自分の考えをまとめ、文章に表す活動を多く取り入れる必要がある。 (3)各学年における重点指導事項 各学年に関連する重点指導事項 1年 2年 3年 ・漢字テストを継続的に実施する。 ・言語事項に関するプリントを定期的に配布し、家庭学習の定着を図る。 ・古典での資料読解や仮名遣いなどの指導においてICTを効果的に活用する。 ・協働的に課題を解決する指導の工夫を図る。 ・週に1度授業内での漢字テストを行い、言語事項の定着を図る。 ・家庭学習との連携において言語事項に関する基礎基本の定着を図る。 ・ALの要素を適宜取り入れ、全体の引き上げを図る。 ・適切な評価を行い、意欲を喚起させる。 ・毎時間振り返りを行わせ、本時で学習できたことをまとめさせる。 ・ICTを効果的に活用し、学習意欲を高めさせる。 ・週に1度漢字小テストを実施し、言語事項の定着を図る。 ・主体的に課題に取り組ませるための指導の工夫を図る。 1 2 数学 (1)考察(現状分析・実態) 「資料の活用」以外の全ての領域・観点で埼玉県の平均と全国の平均を下回った。領域では「図形」と「関 数」、観点では「数学的な見方や考え方」が特に弱く、記述式の問題では約半数の生徒が無回答の問題も あった。 (2)強みと課題 簡単な計算はできる生徒が多い一方で、少し複雑になると考えられなくなる生徒もいる。授業で数学的活 動を多く取り入れ、日頃から考える、発表する、まとめる活動を継続していく。 (3)各学年における重点指導事項 各学年に関連する重点指導事項 ・授業中の計算練習時間の確保をする。 ・数学の必要性を感じられるような課題提示の工夫をする。 1年 2年 ・毎時間小テストまたは、ICTを活用してのフラッシュ計算を行う。 ・誤答をとりあげ、言語活動を通して正しい考えを導き出す。 ・1つの単元で1回は小グループによる問題解決学習を行い、言語活動の充実を図る。 3年 ・単元テストを数値を変え、各単元3回繰り返し基礎基本の定着を図る。 ・少人数話合い活動で言語活動を重視した問題解決学習を行う。 ・ノートやワークでの途中の式の書き方の指導を行う。 2
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