PowerPoint プレゼンテーション

資料1
石垣市における現状と課題
~「生涯活躍のまち(石垣版CCRC)」の検討に当たって~
1.石垣市の人口(現状分析)
【総人口の推移】
市全体の総人口は足元では増加基調で推移、地域によっては減少傾向
○本市の人口は、復帰直後に本土への出稼ぎ等で一時落ち込むが、その後
は増加基調で推移。地域によっては減少している地域もみられる。
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1.石垣市の人口(現状分析)
【年齢3区分別人口の推移】
市全体は増加基調で推移、地域によっては減少傾向
○生産年齢人口(15~64歳)と高齢者人口(65歳以上)が増加基調であ
る一方で、年少人口(15歳未満)は減少傾向。
○人口構成では、10代後半から20代前半にかけて少なくなっている。
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1.石垣市の人口(現状分析)
【自然動態(出生・死亡)】
自然増加数は減少傾向
○出生数はほぼ横ばいで推移しているが、死亡数は緩やかな増加傾向にあ
り、自然増加数は縮小する傾向。
○合計特殊出生率は、全国で最も高い沖縄県の1.94を超える2.06だが、
人口置換水準(2.07)には達していない。
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1.石垣市の人口(現状分析)
【社会動態(転入・転出)】
社会増減の繰り返し、進学等に伴う流出超過
○景気動向の影響等を受けながら、転入超過と転出超過を繰り返す。
○2009年以降は、転出が転入を上回る状況が続く。
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1.石垣市の人口(現状分析)
【社会動態(転入・転出)】
進学等に伴う転出超過をU・Iターンによる転入超過で補う状況
○高校卒業に伴う進学・就職時に転出超過となり、大学卒業後や就職者等
のU・Iターンと思われる30歳前後が男女とも転入超過となる傾向。
平成17年(2005)⇒平成22年(2010)
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1.石垣市の人口(現状分析)
【社会動態(転入・転出)】
○若年者のUターン率は徐々に低下しており、近年は約64%程度と推計さ
れます。
15歳~34歳(本籍石垣市)の人口移動
100.00%
1000
90.00%
80.00%
900
76.83%
68.92%
70.00%
800
66.94%
67.54%
62.54%
62.37%
64.24%
60.00%
600
50.00%
40.00%
30.00%
700
500
959
859
881
827
660
570
642
595
865
541
837
811
522
521
400
300
20.00%
200
10.00%
100
0.00%
0
H1~H20
H2~H21
H3~H22
H4~H23
H5~H24
H6~H25
H7~H26
【S49年生】
【S50年生】
【S51年生】
【S52年生】
【S53年生】
【S54年生】
【S55年生】
①転出者数
②転入者数(Uターン)
③Uターン率
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1.石垣市の人口(現状分析)
【総人口への自然増減と社会増減の影響】
○自然増の影響により増加基調を維持してきたが、近年は社会増減の影響を受
けやすい局面に移行しつつある。
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2.人口の将来展望
【人口の将来推計】
○国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2025年の約49,000人(国
勢調査ベース)をピークに、減少傾向で推移し、2060年には44,000人を下回る
まで減少。
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2.人口の将来展望
【石垣市において人口減少が及ぼす主な影響】
○ 離島の特性として、一定の人口規模を維持しなければ、
サービス事業者(医療・福祉・商業等)の撤退につなが
りかねず、生活利便性の低下を招くおそれがある。
○ 既に人口の減少段階に突入している地区(北部、東部
等)においては、地域コミュニティの維持が困難となる
ことが懸念される。
○ 経済規模や労働市場の縮小、これらが税収の減少や公
共サービス水準の低下を招くことが懸念される。
○ コミュニティ活動や地域伝統行事が衰退していくおそ
れがある。
等 10
2.人口の将来展望
【石垣市が取り組む方向性】
2020年以降に、
1.市民の希望出生率(2.47)を実現する。
⇒ただこれだけでは、2035年をピークに人口減少へ移行する見込み。
2.社会増減がゼロ以上(転入≧転出)の状態
を維持する。
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2.人口の将来展望
○ 2020年以降、①合計特殊出生率が2.47、②社会増減がゼロ以上(転入≧転
出)を実現できれば、本市の人口は増加基調を維持していくことが見込まれる。
54,000
(人)
52,000
50,322
50,831
48,859
48,608
48,000
48,898
48,878
51,371
51,560
51,811
将来展望
※市民の希望出生率(2.47)と人口
移動の均衡が実現した場合
49,691
50,000
48,659
48,004
46,000
51,162
51,276
48,170
47,320
46,925
46,233
45,050
44,000
43,764
42,000
社人研準拠
社人研準拠
※現状のまま推移した場合
将来展望
40,000
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
2035年
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
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社会増減がゼロ以上(転入≧転出)の状態を維持するために
何が必要か?
○ 進学、就職等で石垣島を離れた人がその希望に応じて、戻っ
て来ることができる状況をどのようにつくっていくか。(Uターン)
○ 都市部等において、石垣島に移住したいという希望を持つ人
をいかに呼び込み、定住につなげていくか。(Iターン)
本市への移住・定住施策の一つとして 「生涯活躍のまち」
(石垣版CCRC) ※の導入を検討
※ 高齢者がその希望に応じ、石垣島に移り住み、地域社会に溶け込みながら、健康で
アクティブな生活を送り、必要に応じ継続的に医療・介護を受けられるコミュニティ
CCRCとは、 Continuing Care Retirement Community の略
単に高齢者施設を造って人口増ということではなく、新たな雇用の創
出、入居者による地域貢献(地元の人材育成、地域活動等)、地域消費
の喚起等の経済効果等を通じた地域活性化策として展開
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石垣市地域創生総合戦略(平成28年3月策定)【抜粋】
基本目標2:新たな人の流れをつくる
②CCRCの導入に向けた検討
【課題】
○ 本市は、現在、人口微増の傾向にあるが、2025年をピークに減少傾向に移行していくとの試
算もある。
○ 本市において、「今後取り組むべき施策の方向性」として設定した「社会増減ゼロ以上」の状
態を実現するために 、島外、特に都市圏からの移住・定住を促す施策に取り組んでいくことが
求められる。
○ 現在、本市への移住者は、20代から30代が中心となっているが、今後は50代から70代の移
住希望者も対象として、移住・定住施策を充実させていくことが必要。
【内容】
○ 都市圏等に在住する高齢世代が希望に応じ石垣島に移住し、地域住民と交流しながら、健
康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受けることができるまちづくりを目指す
○ 民間福祉事業者、金融機関、公民館、移住者、行政等で構成するCCRC検討会を設置し、そ
の運営方法や財政支援等を含め、CCRC導入に向けた基本構想の策定など実現に向けた具
体的な取組を検討する。
【先駆性・新規性】
○ 官民協働による検討母体を立ち上げ、福祉施策、移住・定住施策、まちづくり施策等の関連
施策の有機的連携を図りつつ、一体的に取り組む。
【重要業績評価指数(KPI)】
平成28年度に基本構想を策定し、これを踏まえその後の目標を設定。
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生涯活躍のまち(石垣版CCRC)の検討に当たっての主な論点
資料3
1.入居者の対象
・年齢、健康状態、所得
・地域が必要とする技術・専門知識
等
2.立地・居住環境
・立地地域
・地域社会との交流・協働ができる環境
等
3.サービスの提供
・健康でアクティブな生活を支援するプログラム
・医療介護が必要な時に継続的にケアを受けられる体制
等
4.事業運営の在り方
・事業主体、持続可能な運営
・地域金融機関との連携
・情報の公開、評価の方法
等