国内経済 2016年10月 (更新日: 2016年10月17日 )

国内経済見通し (総括)
世界景気の回復が見込まれるものの、年初からの円高推移が企業業績を圧迫すると考えられることから、景気の回復ペースは緩
慢にとどまるとみています。
日本実質GDP 前期比年率寄与度
<9月末時点>
出所:内閣府のデータをもとにニッセイアセットマネジメント作成
ご留意いただきたい事項 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の 勧誘を目的とするものではありません。●投資信託は値動きのある資産を投資対象としており、基準価額は変
動しますので、これにより投資元本を割込むおそれがあります。ファンドによって投資対象資産や投資規制、投資対象国などが異なるため、リスクの内容や性質が異なります。また、投資信託のお申込時、保有期間中、およびご換金時には費用をご負担いただく場合があ
ります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料に記載されている各指数、統計資料等の著作権・知的財産
権その他一切の権利は、各算出先、公表元に帰属します。 ●当資料に記載されている内容は作成日現在のものであり、今後予告なく変更される場合があります。投資に関する最終決定はお客様ご自身でご判断ください。
●当資料のグラフ・数値等は過去の実績であり、将来の市場環境の変動や投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。
国内経済見通し (企業部門)
【 輸 出 】 実質輸出は、直近はやや持ち直しの動きとなっています。今後についても、世界景気の回復を受けて、緩やかなペース
での回復が続くと予想します(図表・左)。
【 企業部門 】 鉱工業生産は、在庫調整の影響で伸び悩んでいます(図表・右)。今後は、在庫調整が徐々に一巡すると見込まれ、
世界景気の持ち直しを受けて、緩やかな回復局面へ回帰すると予想します。設備投資の先行指標の機械受注(船舶電
力除く民需)はやや鈍化傾向にあります(図表・右)。当面は、円高や世界景気の停滞で企業業績が圧迫されると考えら
れることから、設備投資は伸び悩みが予想されます。一方、中長期的には、非製造業を中心とした労働需給逼迫に伴う
投資需要が下支えとなり、底堅く推移するものとみています。
【実質輸出と為替レート】
50
(%)
【機械受注額と鉱工業生産指数】
(2003/10~2016/8、月次)
(円)
130
50
(%)
120
25
(2003/10~2016/7、月次)
機械受注額:民需(船舶・電力を除く)
(前年同月比)(左軸)
鉱工業生産指数:
(稼働率、2010年=100)(右軸)
130
25
120
110
100
0
110
0
100
90
90
-25
-25
実質輸出(前年同月比:
左軸)
80
80
70
円/ドル(右軸)
-50
03/10
70
05/10
07/10
09/10
11/10
13/10
15/10
出所:日本銀行、ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメント作成
(年/月)
140
-50
03/10
60
05/10
07/10
09/10
11/10
13/10
15/10
(年/月)
出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメント作成
ご留意いただきたい事項 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の 勧誘を目的とするものではありません。●投資信託は値動きのある資産を投資対象としており、基準価額は変
動しますので、これにより投資元本を割込むおそれがあります。ファンドによって投資対象資産や投資規制、投資対象国などが異なるため、リスクの内容や性質が異なります。また、投資信託のお申込時、保有期間中、およびご換金時には費用をご負担いただく場合があ
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国内経済見通し (家計部門)
【消費】 消費は、雇用環境と賃金の緩やかな上昇を背景に、徐々に回復局面へ戻ると予想します(図表・左) 。
【物価】 消費者物価は、エネルギー価格の下落に加え、円高による輸入物価低下の影響もあり、小幅のマイナスが続き、マイナス幅
もやや拡大しつつあります(図表・右)。今後については、エネルギー安による下押し効果の一巡や、需給ギャップ(※)のマイナ
ス幅縮小が物価上昇率の押し上げ要因となるものの、円高による輸入物価の低下圧力が引き続き押し下げ要因となり、年内
の消費者物価は小幅マイナス圏から横ばい程度で推移すると予想します。
(※)一国の経済全体の総需要と供給力の差を表します。マイナスになるのは、需要よりも供給力が多いときで、企業の設備や人員が過剰で、物余りの状態であると考えられます。
【消費者態度指数と個人消費】
60
【消費者物価指数】
(%)
(実質家計消費指数:2005/6~2016/7、月次) (消費者態度指数:2005/6~2016/9、月次)
消費者態度指数(全国 総世帯:左軸)
実質家計消費指数(前年同月比:右軸)
50
15
4
10
3
5
40
(%)
(2005/05~2016/8、月次)
消費者物価指数
全国 生鮮食品を除く総合(前年同月比)
消費税の影響を除く
2
1
0
0
30
-5
20
10
05/6
-10
-15
06/12
08/6
09/12
11/6
12/12
14/6
15/12
出所:総務省、ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメント作成
(年/月)
-1
-2
-3
05/5 06/5 07/5 08/5 09/5 10/5 11/5 12/5 13/5 14/5 15/5 16/5
(年/月)
出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメント作成
ご留意いただきたい事項 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の 勧誘を目的とするものではありません。●投資信託は値動きのある資産を投資対象としており、基準価額は変
動しますので、これにより投資元本を割込むおそれがあります。ファンドによって投資対象資産や投資規制、投資対象国などが異なるため、リスクの内容や性質が異なります。また、投資信託のお申込時、保有期間中、およびご換金時には費用をご負担いただく場合があ
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権その他一切の権利は、各算出先、公表元に帰属します。 ●当資料に記載されている内容は作成日現在のものであり、今後予告なく変更される場合があります。投資に関する最終決定はお客様ご自身でご判断ください。
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