半導体関連などが売られる - 証券市場新聞 marketpress.jp

1
夕刊
2 0 1 6
1 2 / 2 金 曜 日
発行元:ココ・パートナーズ株式会社
〒542-0081
大阪市中央区南船場3-7-27
TEL:06-6105-1904
NLC心斎橋ビル6F
FAX:06-7635-7861
横浜オフィス 〒223-0064 横浜市港北区下田町 4-1 14-101
TEL・FAX:045-548-9808
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2日大引けの東京市場は反落、日経平均は前日比87円04銭安の1万842
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6円08銭で引けた。
外国為替市場で円相場が1ドル=113円台後半の円高・ドル安と円安基調に
一服感が出たことで、主力輸出株を中心に利益確定売りが優勢になった。
個別ではアデランス、トーヨーカネツ、日立ハイテク、SMC、日本ペイント、
ディー・エヌ・エー、エムスリーが値下がり率上位に売られ、富士通も安い。半
面、安永、アジア投資がストップ高、神栄、クラリオン、富士石油、光世証、ヤ
ーマンは値上がり率上位に買われた。
この日は円高方向が経緯となり利益確定売りに押されたが、それでも金融株が
堅調に推移し、一時200円安まで売られた後は戻す動きとなった。来週はメジ
ャーSQやイタリアの国民投票を控えており、上値が重いと予想する向きは多
い。
半導体関連などが売られる
日経平均株価
1 万 8426 円 08 銭
▼87 円 04 銭(前日比)
TOPIX
1477.98
▼5.29(前日比)
2
今
日
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アルテックが続騰
東証が信用取引臨時措置解除
アルテック(9972)が続騰。東京証券取引所
がこの日売買分から委託保証金率を50%以
上、うち現金20%以上とする信用取引の臨時
措置を解除すると発表したことで、売買活性化
による株高を期待した会が流入した。日証金も
増担保金徴収措置を解除した。
3
テクノアルファが確り
エレクトロニクス事業で大型案件を受注
テクノアルファ(3089)がしっかり。1日大引け後にエレクト
ロニクス事業において、大型案件を受注したことを発表した。半導
体製造装置を約1億7000万円で受注しており、17年11月
期の第1四半期から第2四半期にかけて計上されるという。
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海運株がしっかり、市況改善による収益回復期待と需給妙味
商船三井(9104)続騰、約11カ月ぶりに年初来高値を更新したほか、日本郵船
(9101)や川崎汽船(9107)の大手海運株がしっかり。バルチック指数が上昇
するなど海運市況改善と円安も追い風で、第3四半期以降の収益改善を期待した買いが
向かった。いずれも信用売り算、日証金貸し株残高が増えるなど、需給妙味も指摘され
ている。
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アジア投資がS高
「君の名は。」の中国での公開がスタートを材料視
日本アジア投資(8518)がストップ高。スマホ向け
コンテンツビジネスを中国で展開している投資先のアク
セスブライト社がアニメ映画「君の名は。」の中国での配
信・権利を取得しているが、この日からは中国での公開が
スタートしており、再度これを材料に人気付く動きとなっ
ている。国内では「君の名は。」は97年公開の宮崎駿監
督「もののけ姫」の193億円を抜いて邦画歴代3位に浮
上したことが既に伝えられているが中国でも大ヒットへ
の期待が高い。
ピープルが安い、3Q2ケタ経常減益を嫌気
ピープル(7865)が安い。1日引け後、17年1月期
第3四半期(1月21日~10月20日)の単独決算は第
3四半期決算は、売上高34億2000万円(前年同期比
8.4%増)、経常利益3億4600万円(同14.8%
減)と増収ながら2ケタ減益で着地したことが嫌気され
た。
円高や低価格志向の強まりで苦戦を強いられ、販管費の増
加や営業外損益に為替差損を計上したことの収益を圧迫
した。通期は売上高47億3700万円(前期比1.6%
増)、経常利益5億4500万円(同10.7%減)と従
来予想を据え置いたが、3Q営業利益の進捗率は63.
4%に過ぎず、通期計画の未達成が警戒された。
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半導体関連株が軒並み安、米SOX指数が急落
SCREENホールディングス(7735)、東京エレクトロ
ン(8035)、日立国際電気(6756)、ディスコ(6146)
など半導体関連株が軒並み安。1日、米国フィラデルフィア半導
体株指数(SOX)が前日比4%安と急落、アプライド・マテリ
アルズやインテルなど半導体関連株が売られており、東京市場に
もこの動きが波及した。為替が1ドル=103円台後半へ円安が
一服したことも買いを手控えさせた。
トーヨーカネツは急反落
自社株取得終了で下落リスクを回避
トーヨーカネツ(6369)が急反落。この日昼休み時間中に
自社株取得を終了すると発表したことを受け、株価下落リスク
を回避する売りに値を崩した。
発行株の9.7%に当たる1000万株を上限に、11月14
日から来年3月23日まで買い付けを行う予定だったが、1日
までに709万株を取得したことから、取得期間を前倒しで終
了することになった。株価は自社か部会を発表してから50%
を上回る上昇になっていた。
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安永(7271)がこの日もストップ高に買われ、スター
ト時点の11月222日から8日間で株価は6倍に上昇し
た。リチウムイオンバッテリーの寿命を同社従来品に比べ
12倍以上に高める新技術を開発したと発表したことが人
気化のきっかけで、値動きの軽さが短期資金を巻き込み、騰
勢が止まない状態になっている。
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