ウルグアイ医療情報 以下は必ずしも最新の医療事情ではありません

ウルグアイ医療情報
以下は必ずしも最新の医療事情ではありません。詳細(特に緊急時対応や予防薬の
服用方法など)については現地医療事情に詳しい医療専門家から常に最新のアドバ
イスを受けるようにしてください。
最新更新履歴: 2011 年 8 月更新
1.赴任前の準備
(1)予防接種
入国に際して義務づけられるものはないが、赴任前には狂犬病、A 型肝炎、B 型肝
炎、破傷風、の接種を勧める。追加接種は一時帰国を利用するか赴任後現地で調達
して行う。ウルグアイで黄熱病は見られないが、ブラジルやボリビアに入国する予定
の人は、黄熱病ワクチン接種が必要になる。
(2)その他の準備
持病の常備薬および治療薬など必要な場合は持参する。歯科治療は赴任前に終
了させておく。
2.医療事情
(1)医療機関
・Asociación Española
電話 :1920-5454
住所 :Av.Artigas1920-5050
備考 :1920-5050、Emergencia で 24 時間診療を申し込める。急患でない場合
は専門医に対しての、別予約が必要。
・Hospital Británico
電話 :2487-1020
住所 :Av.Italia 2420
備考 :Emergencia で 24 時間診療を申し込める。急患でない場合は専門医に対
しての別予約が必要。
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・Hospital Evangélico
電話 :2487-2319
住所 :Bvar.Batlle y Ordoñez 2759
<緊急医療サービス>
・SEMM(SISTEMA DE EMERGENCIA MEDICO MOVIL)
電話 :159
・UCM(UNIDAD CORONARIA MOVIL)
電話 :147
(2)緊急時の対応と措置
救急車および訓練された専門チームによる救急救命サービスがある。救急センタ
ー(病院)までは専門員が意識の有無などの診断、応急処置を行いながら搬送する。
搬送後は必要に応じ集中治療を行う。その他、治安警備隊や軍隊による災害や事故
に対する緊急システムもある。
3.医薬品、衛生用品
(1)携行することが望ましい医薬品
持病に対する常備薬や治療薬。
(2)現地で調達できる医薬品
認可されているほとんどの医薬品は国内・国外の医薬品メーカーから調達されて
いる。厚生省は国内で販売されている医薬品に対し厳しい品質管理を行っている。ウ
ルグアイで販売されていない日本の医薬品については、必要に応じ持参した方が好
ましい。整腸剤、湿布は、日本製ではないが、入手可能である。
(3)現地で調達できる衛生用品
衛生用品については、家庭用/医療機関用のほとんどが現地で調達できる。これら
の医薬用衛生用品に関しては、すべて殺菌、消毒されており、医療機関においては、
使用後は感染性廃棄物として専用の袋またはボックスに廃棄することが義務づけら
れている。コンタクトレンズは入手可能であるが、できる限り使い慣れている製品を持
参した方がよい。虫除けに関する薬、香取り線香は入手可能。
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(4)薬局
医療従事者および一般市民が利用可能な 24 時間営業の薬局がある。薬品の販
売については厚生省の管理下にあり、抗生物質や精神病に関する医薬品の購入に
関しては、医師の処方箋が原則必要となる。
4.妊娠、出産、育児
(1)妊娠した場合の対応
輸血用血液の検査、緊急時の対応が十分でないこと、コミュニケーションの問題を
考慮し、本邦に帰国して出産することを強く勧める。
(2)出産後の対応
本邦に帰国して出産することを強く勧めるので、特に無し。
(3)育児
妊娠した場合は、周産期の管理、出産、出産後の母体および新生児の管理をする
ため、公立・私立病院で医療サービスを受ける権利がある。これらのサービスは総合
病院だけでなく、第一次診療を行っている地域クリニックでも対応している。小児科に
ついても医療措置が必要な場合には、産まれた日から医療サービスを受けられるこ
とが保障されている。Hospital Evangélico の場合、一般小児科のほか、小児精神科
や小児神経科、思春期外来がある。小児科は産婦人科と連携し医療サービスを提供
している。
5.手術
(1)現地で可能な手術
一般的な外科手術のほか、脳神経手術、放射線治療、臓器移植、腹腔鏡手術が
可能である。
(2)手術設備の状況
外科手術、心臓疾患手術、人工透析などについての医療費は、政府の予算が確
保されており、必要な患者に対し支給されている。
眼科系手術に関しては、キューバ政府の支援が行われている。
Hospital Evangélico の場合、4 つの手術室、手術準備室、回復室を持ち、一般の
外科手術をはじめ専門的外科手術、腹腔鏡手術などを行っている。また、緊急手術
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や外部からの専門外科医による手術も提供している。
(3)その他の留意点
特に無し。
6.現地での傷病
(1)一般の疾病
風邪、インフルエンザ、下痢、消化不良、アレルギー性疾患(花粉症含む)、成人病
(高血圧、心臓疾患、糖尿病、脳疾患、肝臓病など)、悪性新生物(胃がん、大腸がん
など)、皮膚病、細菌による感染症、HIV など。
(2)風土病、感染症
<デング熱>
ネッタイシマカが媒体となり発症する。ウルグアイにはこの蚊がいないとされている
が、ブラジルやアルゼンチンから感染者が入ってくることがある。
<厚生省の管理下にある感染症>
デング熱、黄熱病、マラリア、コレラの感染者がいた場合は、医療機関は厚生省に
申告することが義務づけられている。
(3)有害動物、病害虫
該当情報なし。
7.保健衛生
(1)飲料水
水道水でも飲用できる。硬水であるため外国人は煮沸してから飲むことを勧める。
ミネラルウォーターも売っている。
(2)濾過器の入手
家庭用、医療用ともに購入可能である。
(3)その他の留意点
該当情報なし。
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