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薬事情報センターに寄せられた県民・医療従事者からの相談事例
（2016 年７月）
【適正使用】
Q：ロブＴＭを１日２回服用中。痛みが取れない場合、一般用医薬品のロキソニンＴＭS を追加する時
もある。腎機能が悪くなってきていると言われたが、ロブＴＭを飲んでいて良いか？（県民）
A：自己判断で同一成分の一般用医薬品を追加しない。指示通りの服用で痛みがとれないことを医
師に相談する。
Q：抗生物質が５日間処方された。症状は１日で回復したが、３日間は飲んだ。服用を中止して良
いか？（県民）
A：服用を途中で中止すると症状の悪化や耐性菌の発現の可能性があるため、処方期間分をきちん
と飲みきる。
Q：ジクロフェナクナトリウムを服用中の患者。抗生剤とボルタレンＴＭとの相互作用は？（医師）
A：ジクロフェナクナトリウムとボルタレンＴＭは同一成分で重複する。
Q：ソルデムＴＭ３AG 輸液、ネオラミンＴＭ・スリービー液にソル・メドロールＴＭ静注用を配合して
問題ないか？（薬局）
A：ネオラミンＴＭ・スリービー液とソル・メドロールＴＭ静注用は、混合すると白色沈殿するため配
合不可で、混合は避ける。
【相互作用】
Q：ミカルディスＴＭを服用中。EPA・DHA の健康食品を摂取しても良いか？（県民）
A：EPA・DHA は降圧作用があるので、降圧作用増強に注意し、異常があれば摂取を中止する。
Q：テオフィリン、ムコソルバンＴＭ、シングレアＴＭ、酸化マグネシウム、レルベアＴＭエリプタ吸入
用、レミニールＴＭOD、ミカルディスＴＭを服用中の患者。フロモックスＴＭ、ロキソニンＴＭとの
相互作用は？（歯科医師）
A：ミカルディスＴＭとロキソニンＴＭの併用は、腎機能悪化とミカルディスＴＭの降圧作用減弱の可能
性があり併用注意。
ロキソニンＴＭは、気管支喘息の患者では症状が悪化するおそれがあるので、慎重投与。
【副作用防止】
Q：妊娠９ヶ月。ヨクイニンの使用は大丈夫か？（県民）
A：ヨクイニンには子宮収縮や利尿などの作用があり、妊婦には慎重投与。安全性が確立していな
いので漫然投与は避ける。
Q：アドエアＴＭ吸入後、うがいがすぐにできない場合はどうしたら良いか？（薬局）
A：残留ステロイドによる口腔・咽頭カンジダ等の局所的副作用防止のため、吸入後すぐにうがい
を行うのが良いが、すぐにうがいができない場合、次の対策がある。①食前に吸入する、②飲
み物等で口をゆすいで飲み込む、③唾液で口の中を洗うようにして３回ぐらいティッシュペー
パー等で拭い取る。

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