今週の為替相場見通し(2016年9月26日)

今週の為替相場見通し(2016年9月26日)
総括表
注
米ドル
ユーロ
(1ユーロ=)
英ポンド
(1英ポンド=)
豪ドル
(1豪ドル=)
(円)
(ドル)
(円)
(ドル)
(円) *
(ドル)
(円) *
今週の予想レンジ
先々週および先週の値動き
レンジ
終値
100.10 ~ 103.35
101.01
1.1123 ~ 1.1285
1.1224
113.41
112.08 ~ 116.08
1.2968
1.2915 ~ 1.3347
130.42 ~ 136.63
130.87
0.7443 ~ 0.7675
0.7624
75.97
77.03
~ 77.67
99.50
1.1100
112.00
1.2850
127.50
0.7500
76.00
~
~
~
~
~
~
~
102.00
1.1300
115.00
1.3150
133.00
0.7800
78.50
(データ)先週の値動きに関して、注の欄で無印の項目はみずほ銀行、*印の項目はブルームバーグ。
1.米ドル
為替営業第二チーム 高田 裕
99.50 ~ 102.00 円
(1)今週の予想レンジ:
(2)ポイント【先々週および先週の回顧と今週の見通し】
先々週から先週末にかけてのドル/円相場は終盤にかけて軟調な展開。先々週初12日、102円台
半ばでオープンしたドル/円は、注目されたブレイナードFRB理事の講演がハト派な内容となったこ
とから101円台後半まで下落。翌13日にかけても下げ止まらず、ドル/円は週安値となる 101.42円ま
で値を下げた。しかし、本邦財務省の40年債発行報道などを背景にドル/円が102円台後半まで急
伸すると、週央14日にかけては日銀への追加緩和期待が燻る中、ストップロスを巻き込みながら円
売りが進み、ドル/円は週高値となる103.35円まで上昇した。その後リスク回避ムードが強まるとドル
台前半
弱含 だ 更
米 8月小売売上高などの市場予想を下回る結果
売売上高な
市場 想を
結果
/円は102円台前半まで弱含んだ。更に15日には米
が嫌気され、ドル/円は101円台後半まで下落した。週末16日はやや値を戻し102円台前半で越週
した。翌週初 19日、ドル/円は102円台前半でオープンしたが、東京市場休場に加え21日に日銀
金融政策決定会合やFOMCを控えていたことから、101円台後半で小幅な値動きに止まった。翌20
日も動意に乏しい展開。週央21日は、注目の日銀金融政策決定会合で長短金利操作付き量的・
質的金融緩和の導入を受けてドル/円は週高値となる 102.79円まで上昇。だがその後、日銀決定
に対して懐疑的な見方が拡がり100円台後半まで下落。更にFOMCで政策金利が据え置かれ、メン
バーによる政策金利見通し(ドットチャート)の下方修正などを受けてドル売りが強まるとドル/円は
100円台前半まで続落した 翌22日にかけて下落が継続し ドル/円は週安値となる100 10円をつ
100円台前半まで続落した。翌22日にかけて下落が継続し、ドル/円は週安値となる100.10円をつ
けた。その後ドルの買い戻しが散見されると週末23日は101円台前半で底堅く推移し、結局そのま
ま越週した。
今週のドル/円相場は上値の重い展開を予想する。先週行われた日米での金融政策決定会合で
は日銀が新型の金融緩和の枠組みを導入する一方、FRBは利上げを見送った。また、FRBのドット
チャートの下方修正は継続的な利上げを見通し難くしており、斯かる状況下では積極的なドル買い
は見込み難いであろう。むしろ米利上げペースの鈍化が従来までのドル買いポジションの解消を誘
引し、ドルの上値を重すると思われる。今週のイベントとしては26日(月)に米大統領候補者によるテ
レビ討論会、28日(水)に米8月耐久財受注、29日(木)に米4~6月期GDP(3次速報)、30日(金)に本
速
邦8月全国消費者物価(CPI)などが予定されている。
(3)先々週および先週までの相場の推移
先々週および先週(9/12~9/23)の値動き: 安値 100.10 円
(円)
107
高値 103.35 円
終値 101.01 円
USD/JPY
105
103
101
99
7/18
7/25
8/1
8/8
8/15
8/22
8/29
9/5
9/12
9/19
(資料)ブルームバーグ
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