Thermoception Analyzer intercross-210 High accuracy thermoregulation system by the Peltier element Thermal threshold measurement It measures the human thermal comfort threshold using the heat flux as an indicator. Threshold for pain sensation It realizes the repetition of the warm and cold pain sensation at high repeatability. Pain stimulation High-speed temperature control system which hardly causes overshoot. The stimulation in the MRI is possible, too. Various types of probe 25mm square with heat flux 2mmφprobe 30mm φwith hole for bloodflow probe Probe for intraoral Probe temp wave. Synchronization input unit Probe for MRI External synchronizing input 6ch. Microneurogram System intercross-420 Microneurography is an electrophysiological method that records impulse traffic from human peripheral nerves by using microelectrodes. The intercross-420 has all required function of the microneurogram built-in compactly. IASP 2016 International Association for the Study of Pain September 26 Mon. - 30 Fri. 16th World Congress on Pain Pacifico Convention Center, Yokohama INTERCROSS booth No. 617 INTERCROSS CORPORATION #2801 5-5-21, Nishi Ikebukuro, Toshima-ku, Tokyo 171-0021 Japan tel. +81-3-5953-3930 fax. +81-3-5953-3940 www.intercross.co.jp 会長挨拶 第21回日本口腔顔面痛学会学術大会 会長 岩田 幸一 念願でありました国際疼痛学会(IASP)が日本で開催される年がやってまいりました。 日本口腔顔面痛学会といたしましても、IASP開催に合わせてAACMDおよびOFPSIGとの 合同学会を企画いたしました。一昨年はOrofacial Pain SIG がグローバルイヤーに選定され て口腔顔面痛の重要性が国際的に認められましたが、日本国内においても、さらに口腔顔面 痛の臨床・研究が推進されることを期待しております。 さて、日本口腔顔面痛学会では合同学会ということで、IASPに参加される著名な先生方の 講演、またAACMDおよびOFPSIGに参加される先生方の本学会への参加を予定しています。 できるだけ多くの先生方に参加していただいて世界で活躍する先生方との交流をもっていた だき、口腔顔面痛の新たな潮流を感じていただければと思います。 -1- 会長挨拶 アジア頭蓋下顎障害学会 理事長 和嶋 浩一 日本口腔顔面痛学会、アジア頭蓋下顎障害学会会員の皆さんへ 2016年9月24・25日の両日、世界で最も大規模な痛み関連の学術大会であり、日本で初め ての開催されるIASP世界疼痛大会(9/26-30)の口腔顔面痛に関するサテライトミーティン グの役割を担って、International Congress of Orofacial Pain2016(ICOP2016)を共同開 催できることは、アジア頭蓋下顎障害学会(AACMD)にとって大変名誉な事です。AACMD はこの数年の間に大きい進歩を成し遂げました。会員の世代交代が進み、緊密なコミュニ ケーションが出来るようになった結果、最近の学術大会は充実したプログラム、活気あふれ るデスカッションで、大変盛り上がるようになりました。 今回のA ACMD学術大会のテーマを「 T M D と OF P の 教 育 と 治 療 を 向 上 さ せ る た め の 協 力」としました。 アジア各国のTMDとOFPについての関心事とレベルはまちまちです。 AACMD加盟国の活動レベルを合わせ、活発化させることを目的に、各国のTMD、OFPに 関する現状、特殊事情、進歩、工夫などを発表、紹介してもらい、先進点を全ての国で共有 することを考えています。そして、基調講演者として招聘するGary M. Her教授に、我々の 目標とする米国のTMD 治療の現状と米国の認定されたOFPレジデントコースについて解説 してもらいます。今回の3学会共催学術大会の準備に献身的な努力をされた準備委員会委員 長今村教授に感謝します。 また、3つの組織による共催学術大会の計画を快く受諾してい ただいた、第21回日本口腔顔面痛学会学術大会岩田幸一会長、Prof. Rafael Benoliel, the president of IASP SIG on OFPに深く感謝します。 ご参加の皆さんは世界から参加の方々と交流し、デスカッションをお楽しみください。 -2- 会長挨拶 国際疼痛学会口腔顔面痛Special Interest Group 会長 Rafael Benoliel Welcome to ICOP 2016! Dear friends, it is such a pleasure to welcome you all to the joint meeting of the Asian Academy of Craniomandibular Disorders (AACMD), The Japanese Society for Orofacial Pain (JSOP) and the IASP’s OFP Special Interest Group (SIG). As you know the joint meeting is an officially approved satellite of the IASP’s meeting. The focus of the OFP-SIG meeting will be on designing an improved classification for acute and chronic orofacial pain. We are lucky to have attracted some of the best international speakers on the subject matter. I am confident we will enjoy interesting and important discussions following these presentations. As we move forwards we will set up work groups who will continue to collaborate over the next year and hopefully we will meet in the USA during September 2017 for a follow up meeting. The AACMD and the JSOP have been excellent partners and generous hosts and I thank them for their efforts. Specifically Dr. Wajima (AACMD President), Dr. Iwata (JSOP President), and Dr. Imamura who have worked to produce an exciting and rich scientific meeting. I would also like to recognize my partners who worked with me in conceptualizing and organizing the OFP-SIG session. Dr Lene Baad-Hansen, the elected Secretary for the SIG, has been invaluable in her input and practical assistance. I also asked Dr. Peter Svensson to act as a consultant for the meeting. Peter has been very active and has contributed his vast experience to creating an interesting content. I am looking forward to speaking and interacting with you all. Best Regards -3- 日本口腔顔面痛学会役員 理事長 佐々木啓一 副理事長 岩田幸一、矢谷博文 常任理事(事務局長) 佐久間泰司 常任理事 小見山道 理事 今村佳樹、金銅英二、松香芳三、嶋田昌彦、瀬尾憲司、村岡 渡 監事 柿木隆介、仲西 修 評議員 井川雅子、石垣尚一、伊藤正樹、今村佳樹、岩田幸一、大久保昌和、 岡田明子、岡田和樹、小野堅太郎、北川純一、窪木拓男、小林 馨、 小見山道、古谷野潔、金銅英二、坂本英治、佐久間泰司、佐々木啓一、 椎葉俊司、篠田雅路、嶋田昌彦、瀬尾憲司、武田 守、田代晃正、 田中 裕、千葉雅俊、築山能大、成田紀之、野間 昇、服部佳功、 福田謙一、別部智司、前川賢治、鱒見進一、松香芳三、三浦一恵 皆木省吾、村岡 渡、矢谷博文、山崎陽子、和気裕之 ○石井隆資、○金村清孝、○苅部洋行、○土井 充、○鳥巣哲朗、 ○長谷川信乃、○原 節宏 ○平成 28 ~ 30 年度任用 名誉会員 上田 裕、仲西 修、杉崎正志 International Association for the Study of Pain Special Interest Group on Orofacial Pain (国際疼痛学会口腔顔面痛SIG) 役員 Position Name President Rafael Benoliel Treasurer Lene Baad-Hansen Immediate Past President William Maixner -4- Asian Academy of Craniomandibular Disorders (アジア頭蓋下顎障害学会)役員 Position Name President Koichi Wajima President-Elect Yunn-Jy Chen Immediate Past President Jae-Kap Choi Vice President Youn-Joong Kim Secretary Treasurer Korea: Masakazu Okubo Country Representatives Wataru Muraoka Jin-Woo Chung Japan: Hirofumi Yatani Indonesia: Laura S. Himawan Taiwan: Tai-Kum Mao Philippines: Ricardo B. Boncan Committee for Academic Affairs Mee-Eun Kim Korea: Yang-Hyun Chun Yoshiki Imamura Japan: Masakazu Okubo Taiwan: Huey-Yuan Wang Indonesia: Ira Tanti Philippines: Jonathan Fandialan Committee for International Liaison Jong-Mo Ahn Korea: Hyung-Joon Ahn Yoshihiro Tsukiyama Japan: Osamu Komiyama Taiwan: Chien-Chih Chen Indonesia: Carolina Marpaung Philippines: Mario Esquillo Committee for Membership Promotion Yun-Heon Song Korea: Hyun-Dae Lim Yoshizou Matsuka Japan: Kiyoshi Koyano Taiwan: Hsien-Shu Lin Indonesia: Ade Amahorseya Philippines: David Davila -5- 参加者へのご案内 Ⅰ.学術大会参加者のみなさんへ 1.神奈川県歯科医師会館ホール 1 階 正面玄関ホールロビーにて受付を行います。 9 月 24 日(土)8:00 ~ 17:00 9 月 25 日(日)8:00 ~ 16:00 2.学術大会参加登録について 1)事前参加登録受付 会費前納(事前参加登録)をされた方は 8 月下旬にメールで送付しました登録完了通知書を必ず 印刷(PDF よりプリントアウト)持参して、事前登録者受付にて交換で参加封筒と抄録をお受け 取ってください。封筒には参加証 ・ 抄録集と昼食券が入っております。 2)当日参加受付 当日登録される方は当日参加受付にて下記の料金を納入し、参加証 ・ 抄録集をお受け取りください。 登録区分 懇親会参加 登録費支払額 ICOP なし 7,000 円 日本口腔顔面痛学会 ICOP あり 10,000 円 会員 ICOP+WCP なし 2,000 円 ICOP+WCP あり 5,000 円 日本口腔顔面痛学会 ICOP なし 17,000 円 非会員 ICOP あり 20,000 円 なし 無料 あり 3,000 円 学部学生 ※学部学生には大学院生は含まれません。 3)抄録集について ・受付にて 1 冊¥2,000 にて販売いたします。 4)参加証(ネームカード)には、所属・氏名をご記入の上、会場内で必ず着用してください。参加証 を着用していない方の入場はお断りいたします。 5)懇親会 会場:横浜「横浜ビール驛の食卓」(神奈川県歯科医師会館の隣のビルの 2 階) 時間:7 月 24 日(土)18:00 ~ 20:00 参加資格:事前に登録をされた方に限ります。学会参加証のシールまたはご招待のチケットが入場 の際に必要となります。 6)下記については禁止とさせていただきます。ご協力をお願いいたします。 ・会場内での携帯電話の使用(マナーモードへの設定をお願いいたします) ・会場内での写真,ビデオ撮影(特に発表中の撮影とポスターパネル撮影は固くお断りいたします) 及び録音 7)会場内は禁煙です。 皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 8)演者・共同演者は日本口腔顔面痛学会会員に限ります。会員でない方は直ちに入会手続きをお取り ください。 9)入会手続きについては,以下にお問い合わせください。 ・日本口腔顔面痛学会:一ツ橋印刷(株) 日本口腔顔面痛学会事務局(TEL:03-5620-1953) -6- Ⅱ.会 場 A 会場 神奈川県歯科医師会館 地下 1 階 大会議室:(英語プログラム) 開会式,AACMD シンポジウム、ランチョンセミナー、プレナリーレクチャー、 AACMD ワークショップ、SIG 講演 ランチョンセミナー、総会・授賞式(AACMD,SIG)、閉会式 B 会場 神奈川県歯科医師会館 6 階 視聴覚研修室:(日本語プログラム) 日本口腔顔面痛学会主催講演、シンポジウム、公開講座 C 会場 神奈川県歯科医師会館 5 階 501・502 研修室: ポスターセッション、企業展示、ドリンクコーナー D 会場 神奈川県歯科医師会館 7 階 会員談話室:A会場のサテライト会場 Ⅲ.日本口腔顔面痛学会会員総会について 日本口腔顔面痛学会総会は第 2 日目(9 月 25 日)8:30 から B 会場 神奈川県歯科医師会館 6 階 視聴覚研修室にて開催いたします。 できるだけ多くの会員の方々のご出席をお願いいたします。 Ⅳ.発表される方へ 1.講演される先生方へ 1)発表時間:オーラルセッションの発表時間は、セッション毎に個人の持ち時間が異なります。事 前に座長と打ち合わせてください。 2)データのチェック・受付:オーラルセッションの演者はセッションの始まる1時間前までに PC デ ータ受付(地下1階)にお越しいただき、発表データの試写を行ってください。9 月 24 日(土)、 9 月 25 日(日)両日の 8:30 から 16:00 まで利用できます。講演内容を事前チェックするため の PC を準備しますので、すべての講演者は、遅くとも発表の1時間前までにこの部屋で試写をし ていただき、発表用のデジタルファイルのコピーをお渡しください。ICOP 事務局は予定講演の1 時間以上前に準備されたものでなければ、技術的問題にも責任を取れません。 3)講演は PowerPoint を使用したコンピュータによる発表に限らせていただきます。 4)会場で使用する PC の仕様について (1)OS:Windows 7 (2)ソフト:Microsoft Office PowerPoint 2010/2013 5)講演データについて USB・CD-R 持ち込みによる発表とします。USB・CD-R に保存したデータが、他の PC でも読み 込めることを事前にご確認ください。また枚数制限はしませんが、時間厳守でお願いします。ス ライド作成の際、下記に示す Microsoft 社の標準フォントをご使用ください。特殊フォントは文 字化けの可能性がありますのでご注意ください。 [日本語]MS ゴシック、MSP ゴシック、MS 明朝、MSP 明朝 [英 語]Times、Times New Roman、Arial 動画などの参照ファイルがある場合はすべてのデータを同じフォルダに保存してください。 PowerPoint 2010、2013 の場合も使用動画ファイルをバックアップとしてお持ちください。動画 ファイルは WMV(ビットレート 10Mbps 以下)を推奨します。 また、バックアップデータをお持ちくださいますようお願いいたします。 なお、取り込んだ講演データは、学会終了後に事務局で責任をもって消去させていただきます。 -7- 6)利益相反(COI)に関する記載について 発表スライド 2 枚目に、該当する利益相反状態について開示をお願いします。 7)演台にはモニター・キーボード・マウス・レーザーポインターを設置しています。 講演開始時にご自身のデータであることをご確認ください。コマ送りはご自身でお願いいたします。 8)教育講演ならびにシンポジウムの講演者のための控室は6階の 601 室に用意してあります。 * Macintosh または、動画使用の場合はご自身のPCをご持参ください。 (1)外部映像出力端子(ミニ D-sub15 ピン)付のパソコンをご用意ください。 (2)ポートリプリケーター(映像出力端子[VGA]アダプター)が必要な機種は忘れずにお持ちください。 (例:MacBook、SONY VAIO など) (3)スクリーンセーバー、省電力設定はあらかじめ解除しておいてください。 (4)バッテリー切れを防ぐために AC 電源アダプターをご用意ください。 (5)万一パソコンが不調な場合に備えてデータのバックアップを CD-R か USB メモリでご用意ください。 (6)スムーズな進行を行うために、 「発表者ツール」の使用はお控えください。発表原稿が必要な方は、 あらかじめプリントアウトをお持ちください。会場でのプリントアウトは対応しておりません。 2.一般演題(ポスター発表)の先生方へ 1)質疑応答はポスター・企業展示会場(神奈川県歯科医師会館 5 階)にて行います。 2)ポスター掲示:すべてのポスター発表者は 9 月 24 日(土)10:00 までに同会場のポスター受付 で受付の後、指定番号のパネルに貼付してください。 3)質疑応答の日時 偶数番号:9 月 24 日 15:30 - 15:45,9 月 25 日 12:00 - 12:30 奇数番号:9 月 24 日 15:45 - 16:00,9 月 25 日 12:30 - 13:00 4)ポスター撤去 9 月 25 日(日)16:30 ~ 17:00 右図のとおりパネル上部左手に演題番号 (縦 20cm× 横 20cm)を大会事務局でご 20cm 演題 番号 顔写真 パネルボードをご用意しています。 70cm 20cm 5)ポスターサイズ:縦 180cm× 横 90cm の 演題・所属・発表者氏名 用意いたします。また画鋲も用意いたし ます。 * 発表者の方に各自用意いただくもの (下記サイズで作成・用意願います) タイトルサイズ:縦 20cm× 横 70cm(タ 150cm イトル、氏名、所属を記載してください) 発 表 内 容 サ イ ズ: 最 大 縦 150cm× 横 90cm 6)ポスターの記載内容について COI ポスター中に、目的、方法(症例)、結果、 結論について記した後、底部に該当する 利益相反(COI)状態について開示をお 願いします。 -8- 3.「ポスター賞」について 本総会ではポスター発表者に対して “ ポスター賞 ” を授与します。 受賞候補者のポスターパネルには 9 月 24 日(土)18:00 頃にリボンを貼付いたします。候補者 に推挙された人は、その後、25 日(日)13:00 ~ 14:00 に順次発表をしていただきます。発表 時間は 6 分で質疑応答は 4 分となります。AACMD のポスター 6 演題、JSOP のポスター 6 演題 がそれぞれのポスター賞として選出されます。受賞演題は、閉会式にて表彰いたしますので受賞 者は必ず閉会式に出席してください。 Ⅴ.座長の先生方へ すべての座長の先生は来場の際,総合受付にお立ち寄りください。 1.オーラルセッション座長の先生方へ 1)各セッションの進行は座長にお任せいたします。 2)セッション開始の 15 分前までに会場内の「次座長席」にご着席ください。 2.ポスター発表の座長の先生方へ 1)質疑応答の時間の厳守をお願い申し上げます。 2)質疑応答の 5 分前までに該当ポスターの前にお越しください。 Ⅵ.企業展示について 1.日 時 第 1 日目(9 月 24 日(土))9:00 ~ 17:00 第 2 日目(9 月 25 日(日))9:00 ~ 16:00 2.会 場 ポスター・企業展示会場(神奈川県歯科医師会館 5 階) Ⅶ.同時通訳 9月25日(日)の SIG セッションでは、英語-日本語の同時通訳が付きます。地下 1 階大講堂 入り口において、レシーバーが配布されます。名札の番号を提示してお受け取り下さい。退室の 際に大講堂出口で回収いたしますのでお忘れなくご返却ください。 Ⅷ.クローク・手荷物預かり クロークは神奈川県歯科医師会館 5 階 中会議室前にご用意しております。このサービスは無料です。 開設時間は 第 1 日目(9 月 24 日(土))8:15 ~ 18:00 第 2 日目(9 月 25 日(日))8:00 ~ 17:30 の予定です。 (正式な時間は当日貼り出しいたします) *貴重品(現金・カード・携帯電話・PC など)および傘はお預かりできません。 *夜をまたいだお預かりもできません。当日中のお引き取りをお願いいたします。 * 24 日懇親会に参加の方は、荷物を引き取ってから懇親会にご参加ください。 Ⅸ.昼食 ICOP2016 では、事前予約された方に2日間ともお弁当を無料で進呈します。事前予約された方は、 登録受付デスクで昼食引換券をお受け取り下さい。昼食時に受付時の封筒に入っていますチケッ トと引き換えにお弁当を受け取ってください。お弁当は1階で配布します。ホールの中にはゴミ を放置しないでください。ホールの出口で回収しますので、ご協力をお願いします。 会場の周囲には、レストランやコーヒーショップが数多くあります。お時間があれば、馬車道駅 から2駅の距離に中華街があります。 -9- 一般情報 会場 ICOP2016 参加者向けの催し物はすべて、神奈川県歯科医師会館において行われます。 招待者を対象としたイベントについては、別途個別に案内します。 会場:神奈川県歯科医師会館 〒 231-0013 横浜市中区住吉町 6-68 ICOP2016 事務局 〒 162-0065 東京都新宿区住吉町 11-20 マノア大栄1F アシステ・ジャパン E-mail: [email protected] ICOP2016 準備委員会 〒 101-8310 東京都千代田区神田駿河台 1-8-13 日本大学歯学部口腔診断学講座内 今村佳樹 (委員長) E-mail: [email protected] - 10 - 会場案内図 B1 1F E.V E.V E.V (ロビー) PC受付 AACMD セッション SIG セッション 総合受付 (大会議室) (舞台) (花壇) スクリーン (ポーチ) 5F 6F ポスター会場 企業展示 ドリンクコーナー (501) 本部 スタッフ 控室 控室 (502) (602) (601) E.V E.V E.V E.V (ホール) (ホール) JSOP セッション 中会議室 クローク (視聴覚研修室) 7F E.V E.V (ホール) A会場 サテライト (会員談話室) - 11 - (ロビー) 日程表 9/23 Friday 9/24 Surtaday 9:00 AACMD セッション (英語) 12:15 13:00 日本口腔顔面痛学会 理事会 14:20 13:15 14:15 日本口腔顔面痛学会 評議員会 15:00 15:15 15:30 ポスターセッション (日本語 / 英語) 9:00-9:15 開会式 9:15 10:15 JSOP セッション ( 日本語 ) AACMD Symposium Intercommunicating the Advancements in the Training Program of TMD/OFP in Each Asian Country (9:15-12:15) I. 侵害受容性痛 篠田雅路、北川純一 座長 : 岩田幸一 (9:15-10:15) II. 神経障害性痛 片桐綾乃、岡田明子、 福田謙一 座長 : 福田謙一 (10:15-12:15) ポスター掲示 Break Luncheon Session Understanding of Pain from Brain Activity Ryusuke Kakigi Moderator: Yoshiki Imamura (12:25-13:15) Break Plenary Lecture What has been learnt about the mechanistic basis of chronic orofacial pain states: A 50-yesr journey Barry Sessle Moderator: Koichi Iwata (13:25-14:15) AACMD Workshop Demonstration Lesson of Clinical Reasoning for the Diagnosis of OFP Moderator: Koichi Wajima, Gary Heir (14:15-15:30) III. 顎関節の痛み 田代晃正、松香芳三 座長:松香芳三 (14:15-15:15) ポスター掲示 ポスター フリーコミュニケーション AACMD & JSOP 16:00 16:00 AACMD 役員会 AACMD 18:00 AACMD, JSOP, SIG OFP Plenary Symposium Brain as a Therapeutic Target in Orofacial Pain Eli Eliav, Gary Heir & Rafael Benoliel Moderator: Rafael Benoliel (16:00-18:00) 18:30 19:00 会員懇親会 AACMD、JSOP 招宴 20:00 - 12 - 日程表 9/25 Sunday 8:30 9:00 9:15 10:00 11:00 12:00 13:00 SIG セッション (英語同時通訳付き) JSOP セッション ( 日本語 ) Welcome Rafael Benoliel JSOP 代議員総会 (8:30-9:30) Dental Pain Maria Pigg (9:15-10:00) ポスターセッション (日本語 / 英語) IV. Photophobia の 神経機構 岡本圭一郎 座長 : 金銅英二 (9:45-10:30) Orofacial Neuropathic Pain Ralf D Treede, Eli Eliav (10:00-11:00) Neurovascular Headache and Facial Pain Arne May, Rafael Benoliel (11:00-12:00) ポスター掲示 V. 痛みの治療 豊福 明、野間 昇、 北原功雄 座長 : 野間 昇 (10:30-12:00) Musle and TMJ Peter Svensson, Boudewijn Stegenga (12:00-13:00) ポスター フリーコミュニケーション AACMD & JSOP (12:00-13:00) Business Meeting & Lunch (13:00-14:00) AACMD & JSOP Poster Award Session with Lunch (13:00-14:00) 14:00 Idiopathic Pain Charly Gaul, Lene Baad-Hansen (14:00-15:00) 15:00 OFP, TMDs. Headache and Commorbidities Bill Maixner, Inna Tchivileva (15:00-16:00) 16:00 16:30 17:00 17:30 VI. 歯科医師会セミナー (公開講座) 口腔顔面痛総論から非歯原 性歯痛の診断と治療、 具体的症例の診断と治療 小見山道、村岡 渡、 井川雅子、佐久間泰司 座長: 佐々木啓一、嶋田昌彦 (14:00-16:30) Q&A, Discussion (16:00-17:00) ポスター掲示 ポスター撤去 閉会式 英語のプログラム /Conducted in English 英語または日本語のプログラム /Conducted in English or Japanese 日本語のプログラム /Conducted in Japanese 英語・日本語の同時通訳 /Simultaneous Translation between English and Japanese - 13 - プログラム AACMD セッション 第 1 日目 (英語) 2016.9.24. Surtaday Opening ceremony 9:00 ~ 9:15 AACMD Symposium 9:15 ~ 12:15 Intercommunicating the Advancements in the Training Program of TMD/OFP in Each Asian Country Luncheon Session 12:15 ~ 13:15 Moderator : Yoshiki Imamura Understanding of Pain from Brain Activity Ryusuke Kakigi Plenary Lecture 13:15 ~ 14:15 Moderator: Koichi Iwata What has been learnt about the mechanistic basis of chronic orofacial pain states: A 50-yesr journey Barry Sessle AACMD Workshop 14:15 ~ 15:30 Moderator: Koichi Wajima, Gary Heir Demonstration Lesson of Clinical Reasoning for the Diagnosis of OFP AACMD, JSOP, SIG OFP Plenary Symposium 16:00 ~ 18:00 Brain as a Therapeutic Target in Orofacial Pain Eli Eliav, Gary Heir & Rafael Benolie - 14 - Moderator: Rafael Benoliel プログラム SIG セッション 第 2 日目 (英語) 2016.9.25. Sunday Welcome 9:00 ~ 9:15 Rafael Benoliel Dental Pain 9:15 ~ 10:00 Maria Pigg Orofacial Neuropathic Pain 10:00 ~ 11:00 Ralf D Treede, Eli Eliav Neurovascular Headache and Facial Pain 11:00 ~ 12:00 Arne May, Rafael Benoliel Musle and TMJ 12:00 ~ 13:00 Peter Svensson, Boudewijn Stegenga Business Meeting & Lunch 13:00 ~ 14:00 Idiopathic Pain 14:00 ~ 15:00 Charly Gaul, Lene Baad-Hansen OFP, TMDs. Headache and Commorbidities 15:00 ~ 16:00 Bill Maixner, Inna Tchivileva Q&A, Discussion 16:00 ~ 17:00 - 15 - プログラム JSOP セッション 第 1 日目 (日本語) 2016 年 9 月 24 日 土 , 25 日 日 開会式 9:00 ~ 9:15 教育講演 9:15 ~ 10:15 I. 侵害受容性痛 座長:岩田 幸一 JS- Ⅰ -1 末梢神経系における口腔顔面痛の伝達機構 Peripheral neuronal mechanism in orofacial pain 〇篠田 雅路 日本大学歯学部 生理学講座 JS- Ⅰ -2 侵害受容性疼痛 -中枢における侵害受容メカニズム- Mechanism of nociceptive pain in the central nervous system. 〇北川 純一 松本歯科大学歯学部 口腔生理学講座 教育講演 10:15 ~ 12:15 II. 神経障害性痛 JS- Ⅱ -1 座長 : 福田 謙一 舌痛発症の末梢神経機構 Neuron-glia interaction in trigeminal ganglion for tongue pain 〇片桐 綾乃,岩田 幸一 日本大学歯学部 生理学講座 JS- Ⅱ -2 中枢神経系における神経障害性痛発症メカニズム Central neural mechanisms in neuropathic pain model. 〇岡田 明子 日本大学歯学部 口腔診断学講座 JS- Ⅱ -3 口腔顔面領域神経障害性疼痛の臨床 Clinical approach for orofacial neuropathic pain 〇福田 謙一 東京歯科大学口腔健康科学講座 障害者歯科・口腔顔面痛研究室 - 16 - 教育講演 14:15 ~ 15:15 III. 顎関節の痛み JS- Ⅲ -1 顎関節痛の痛み -性差発現のメカニズム- Estrogen and TMD-related pain JS- Ⅲ -2 座長 : 松香 芳三 〇田代 晃正 防衛医科大学 生理学講座 顎関節痛を訴える患者の診断とマネージメント Diagnosis and management for patients with temporomandibular joint pain 〇松香 芳三 徳島大学大学院医歯薬学研究部 顎機能咬合再建学分野 - 17 - プログラム JSOP セッション 第 2 日目 (日本語) 2016 年 9 月 25 日 日 教育講演 9:45 ~ 10:30 IV. Photophobia の神経機構 JS- Ⅳ 座長 : 金銅 英二 Photophobia の神経メカニズム Neural basis for photophobia 〇岡本 圭一郎 1,3),田代 晃正 2,3),黒瀬 雅之 1), 山村 健介 1),ベライター デイヴィッド 3) ミネソタ大学歯学部 口腔診断科学 3) 新潟大学歯学部 口腔生理学分野 1),防衛医科大学 生理学 2), 教育講演 10:30 ~ 12:00 座長 : 野間 昇 V. 痛みの治療 JS- Ⅴ -1 Chronic Oral Pain に対する抗うつ薬の使い方 Antidepressant therapy for Chronic Oral Pain 〇豊福 明 国立大学法人東京医科歯科大学 (TMDU) 大学院医歯学総合研究科 全人的医療開発学講座 歯科心身医学分野 JS- Ⅴ -2 口腔顔面領域の神経障害性疼痛の診断と治療 Diagnosis and management for Neuropathic Orofacial Pain 〇野間 昇 日本大学歯学部 口腔診断学講座, JS- Ⅴ -3 三叉神経痛の治療と頚椎からの顔面痛 日本大学歯学部付属歯科病院 ペインクリニック科 Diagnosis and management for patients with temporomandibular joint pain 〇北原 功雄 千葉徳洲会病院 脳神経外科 - 18 - 歯科医師会セミナー(公開講座) 14:00 ~ 16:30 VI. 口腔顔面痛総論から非歯原性歯痛の診断と治療、 具体的症例の診断と治療 座長 : 佐々木 啓一、嶋田 昌彦 JS- Ⅵ -1 口腔顔面痛総論と筋・筋膜性歯痛への対応と処方 Overview of Orofacial Pain and Managemant of Myofascial Pain reffered to tooth 〇小見山 道 日本大学松戸歯学部 顎口腔機能治療学講座 JS- Ⅵ -2 外傷後有痛性三叉神経ニューロパチーによる歯痛と末梢性神経障害性疼 痛としての舌痛への対応と処方 Diagnosis and pharmacotherapy for the toothache attributed to painful posttraumatic trigeminal neuropathy and the glossodynia as peripheral neuropathic pain 〇村岡 渡 川崎市立井田病院 歯科口腔外科 JS- Ⅵ -3 三叉神経痛と帯状疱疹性歯痛への対応と処方 Diagnosis and pharmacotherapy for trigeminal neuralgia and painful trigeminal neuropathy attributed to acute herpes zoster JS- Ⅵ -4 〇井川 雅子 静岡市立清水病院 口腔外科 口腔顔面痛外来 各種薬剤の使用と、処方時の注意点 Pharmacotherapy for orofacial pain 〇佐久間 泰司 大阪歯科大学附属病院 ペインクリニック - 19 - プログラム ポスター セッション 第 1 日目・第2日目 (日本語 / 英語) 2016 年 9 月 24 日 土 質疑応答時間 偶数番号:24 日 15:30 - 15:45 25 日 12:00 - 12:30 奇数番号:24 日 15:45 - 16:00 25 日 12:30 - 13:00 ポスター賞候補者口演 25 日 13:00 - 14:00 該当者はポスターの傍にいてください 一般演題 ポスター ● 中枢 JB1 吻側延髄腹内側部(RVM)のセロトニン作動性ニューロンの削除が顔 面のホルマリン刺激誘導逃避反応に及ぼす影響 Effects of selective elimination of the serotonergic neurons in the rostral ventromedial medulla (RVM) on the formalin-induced pain related behavior 〇杉生 真一 1),金澤 佑治 1),竹村 元秀 2) 大阪人間科学大学 人間科学部 理学療法学科 1), 大阪大学大学院歯学研究科 高次脳口腔機能学 2) JB2 三叉神経脊髄路核および上部頸髄投射ニューロンにおける Extracellular Signal-regulated Kinase のリン酸化および Neurokinin 1 発現 ERK phosphorylation in medulla and upper cervical cord neurons projecting to thalamus and parabrachial nucleus in rats 〇岡田 真治 1,2),斎藤 弘人 1,2),片桐 綾乃 2),岩田 幸一 2) 日本大学歯学部 補綴1講座 1),同 生理学講座 2) JB3 眼窩下神経損傷モデルラットにおける神経障害性疼痛の発症機構解明 Mechanisms of neuropathic pain in infraorbital nerve injury model rats JB4 〇佐藤 有華 1),渡邉 広輔 1),関根 尚彦 1),篠崎 貴弘 1),岡田 明子 1,2), 今村 佳樹 1,2) 日本大学歯学部 口腔診断学講座 1),日本大学付属歯科病院 ペインクリニック科 2) 咬筋痛に誘発される歯髄痛覚過敏へのアストロサイトの関与 Mechanisms underlying ectopic tooth pulp pain associated with masseter muscle contractinon 〇渡瀬 哲郎 1),清水 康平 1),篠田 雅路 2),古宮 宏記 1),岩田 幸一 2), 小木曾 文内 1) 日本大学歯学部 歯科保存学第Ⅱ 1),同 生理学講座 2) - 20 - ● 末梢ーサテライトグリア細胞 JB5 急性歯髄炎により誘導される歯痛錯誤の末梢神経機構 Satellite cell involvement in ectopic tooth-pulp pain associated with acute pulpitis 〇古宮 宏記 1),清水 康平 1),渡瀬 哲郎 1),篠田 雅路 2),岩田 幸一 2), 小木曾 文内 1) 日本大学歯学部 歯科保存学第Ⅱ講座 1),同 生理学講座 2) JB6 顎関節炎に随伴した咬筋痛に対する活性型 satellite cell の役割 Involvement of activated satellite cells in masseter muscle pain spread following temporomandibular joint inflammation. JB7 〇伊藤 玲央 1),丸野 充 1),浦田 健太郎 1),岡田 真治 1),李 淳 1), 篠田 雅路 2),祇園白 信仁 1),岩田 幸一 2) 日本大学歯学部 歯科補綴学第一講座 1),同 生理学講座 2) 舌神経損傷後痛に対する三叉神経節 CGRP 陽性細胞の表現型変化と神経 ‐ グリア機能連関の関与 Satellite glial cell activation via extracellular signal-regulated kinase phosphorylation, associated with phenotypic change in trigeminal ganglion neurons, is involved in lingual neuropathic pain 〇美久月 瑠宇 1,2),片桐 綾乃 1,2),豊福 明 1),岩田 幸一 2) 日本大学歯学部 生理学講座 2) 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 全人的医療開発学講座 歯科心身医学分野 1), ● 末梢ーその他(舌痛モデル) JB8 TNBS 誘発舌熱痛覚過敏に対する三叉神経節内 p38 のリン酸化の役割 p38 phosphorylation in trigeminal ganglion neuron contributes tongue heat hypersensitivity induced by TNBS application 〇丸野 充 1,2),伊藤玲央 1,2),浦田 健太郎 1),岡田 真治 1,2),李 淳 1), 篠田 雅路 2),祇園白 信仁 1),岩田 幸一 2) 日本大学歯学部 歯科補綴学第Ⅰ講座 1),同 生理学講座 2) ● 末梢ーその他(歯周炎モデル) JB9 歯周炎はなぜ痛くないのか?-歯周組織における機械痛覚に対する CXCR4 の関与- Why does not periodontitis induce pain? - CXCR4 signaling involves mechanical sensitivity in inflamed periodontal tissue - 〇長嶋 秀和 1),篠田 雅路 2),鈴木 達郎 1),渡辺 雅弘 1),菅野 直之 1),佐藤 秀一 1), 岩田 幸一 2) 日本大学歯学部 歯科保存学第Ⅲ講座 1),同 生理学講座 2) - 21 - ● 統計 JC1 3次医療機関としての口腔顔面痛外来の概要 Outline of tertiary Orofacial pain clinic in Keio university hospital 〇井上 真梨子 1),宗像 花楠子 1),木村 萌美 1),岡村 衣里子 1),村岡 渡 1,2), 佐藤 仁 3),西須 大徳 1),臼田 頌 1),中川 種昭 1), 和嶋 浩一 1) 昭和大学歯学部 口腔外科学講座顎顔面口腔外科学部門 3) JC2 慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 1),川崎市立井田病院 歯科口腔外科 2), 非歯原性歯痛患者の診断までの治療歴の状況についての検討 The survey of the medical histories for the non odontogenic toothache patients 〇坂本 英治 1),石井 健太郎 1),大島 優 1),加藤 遥 1),江崎 加奈子 1), 中島 康経 2),塚本 真規 1),横山 武志 1) 九州大学 歯科麻酔科 1),九州大学歯学研究院 顎顔面病態学講座口腔顎顔面外科学分野 2) ● 症例 薬 JC3 プレガバリン,トラマドール塩酸塩 / アセトアミノフェン配合錠および 加工附子末製剤の三剤併用が奏効した口腔顔面痛の 3 例 Orofacial Pain Well-Treated with Concomitant Pregabalin, Tramadol Hydrochloride, Acetaminophen, and Powdered Processed Aconite Roots: A Case Series 〇桃田 幸弘 1),高野 栄之 2),可児 耕一 1),松本 文博 1),青田 桂子 1), 山ノ井 朋子 1),高瀬 奈緒 1),宮本 由貴 1),小野 信二 2),東 雅之 1) 徳島大学大学院医歯薬学研究部 口腔内科学分野 1),徳島大学病院口腔管理センター 2) ● 症例 PHN JC4 水痘帯状疱疹ウイルスの度重なる回帰感染によりペインコントロールに 苦慮している1症例 A case who presents difficult pain control due to repeated recurrent infection 〇柏木 航介,野口 智康,中村 美穂,福田 謙一 東京歯科大学 口腔健康科学講座障害者歯科・口腔顔面痛研究室 ● 症例 firstbite JC5 顎関節症を合併した特発性 first bite syndrome の1例 A case of Idiopathic first bite syndrome complicated by temporomandibular disorders 〇千葉 雅俊 1),廣谷 拓章 2),高橋 哲 1) 大崎市民病院 歯科口腔外科 2) 東北大学大学院歯学研究科 口腔病態外科学講座 顎顔面・口腔外科学分野 1), - 22 - ● 症例 片頭痛 JC6 歯痛を主訴とした片頭痛の症例 A case of migraine presenting with odontalgia JC7 〇達 聖月,岡安 一郎,鮎瀬 卓郎 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 歯科麻酔学分野 歯痛を主訴に受診した片頭痛の 4 例 Migraine as odontalgia : 4cases report 〇渡邉 広輔 1,2),野間 昇 1,2),関根 尚彦 1),小橋 龍太郎 1),佐藤 有華 1), 今村 佳樹 1,2) 日本大学歯学部 口腔診断学講座 1), 日本大学歯学部付属歯科病院 ペインクリニック科 2) ● 症例 咳頭痛 JC8 顎関節症を主訴として来院した咳嗽性頭痛の 1 例 A case of primary cough headache that the patient with temporomandibular disorder 〇関根 尚彦 1),野間 昇 1,2),佐藤 有華 1),小橋 龍太郎 1),渡邉 広輔 1,2), 今村 佳樹 1,2) 日本大学歯学部付属歯科病院 ペインクリニック科 2) 日本大学歯学部 口腔診断学講座 1), ● 症例 SUNCT JC9 歯科を受診した結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭 痛発作 (SUNCT) の 1 例 A case of Short-lasting unilateral neuralgiform headache attacks with conjunctival injection and tearing (SUNCT) consulted dentistry. JC10 〇樋口 景介,千葉 雅俊,山口 佳宏,髙橋 哲 東北大学大学院歯学研究科 顎顔面・口腔外科学分野 神経血管減圧術で完全治癒された sunct syndrome の 4 例 Pathogenesis, Surgical Treatment, and Cure for 4 cases of SUNCT Syndrome 〇北原 功雄 1),福田 直 1),今村 佳樹 2),野間 昇 2),岡田 明子 2) 千葉徳洲会病院 脳神経外科 1),日本大学 歯学部 口腔診断学講座 2) - 23 - ● 症例 心理社会 JC11 非定型顔面痛,顔面のチック,顎関節症,舌痛,下顎のディスキネジア を発症していた症例 Case Report:Atypical facial pain,Tic,TMD,Sore Tongue,and Mandibular Dyskinesia Co-existed Patient 〇高岡 美智子 メディカルパレットデンタルオフィス&カウンセリングオフィス JC12 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 顎関節治療部 長崎大学病院におけるリエゾン診療による舌痛症管理の一症例 A case report of glossodynia managed by liaison system in Nagasaki University Hospital 〇岡安 一郎 1),達 聖月 1),鮎瀬 卓郎 1),和気 裕之 1,2) 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 歯科麻酔学分野 1),みどり小児歯科 2) ● 三叉神経痛 JC13 当科における三叉神経痛患者の臨床統計 The clinical study of Trigeminal neuralgia OFP clinic in Keio University Hospital 〇木村 萌美 1),井上 真梨子 1),宗像 花楠子 1),岡村 衣里子 1),村岡 渡 1)2), 佐藤 仁 3),西須 大徳 1),臼田 頌 1),中川 種昭 1),和嶋 浩一 1), JC14 昭和大学歯学部 歯科口腔外科学講座顎顔面口腔外科学部門 3) 智歯周囲炎により発症した三叉神経痛の一例 A case of trigeminal neuralgia resulting from pericoronitis of wisdom tooth JC15 慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 1),川崎市立井田病院 歯科・口腔外科 2), 〇西口 浩明 JA 愛知厚生連 海南病院 歯科口腔外科 占拠性病変 ( 脳および頭蓋底腫瘍 ) による有痛性三叉神経ニューロパチ ーの 4 例 Painful trigeminal neuropathy attributed to spaceoccupying lesion 4 cases JC16 〇山本 真麻 1,2),野間 昇 1,2),今村 佳樹 1,2),松川 由美子 1,2),高根沢 大樹 1,2), 渡邉 広輔 1,2) 日本大学歯学部付属歯科病院 口腔診断学講座 1),同 ペインクリニック科 2) 三叉神経痛に対する Microvascular Decompression における三叉 神経 root exit zone Mapping Electrophysiological Mapping of the Trigeminal Nerve Root during Microvascular Decompression 〇北原 功雄,福田 直,白鳥 寛明 千葉徳洲会病院 脳神経外科 - 24 - ● BMS JC17 健常者における舌神経ブロックおよびカプサイシン舌尖塗布が舌の知覚 の歪みへ及ぼす影響 Influence of lingual nerve block and application of capsaicin on tongue tip for perceptual distortion of tongue in healthy participants 〇本田 実加 1),小見山 道 1,2),飯田 崇 1,2),神山 裕名 1),西森 秀太 1), 西村 均 2),牧山 康秀 2),川良 美佐雄 1) 日本大学松戸歯学部付属病院 口・顔・頭の痛み外来 2) JC18 日本大学松戸歯学部 顎口腔機能治療学講座 1) 健常者のカプサイシンを用いた舌痛症モデルにおける舌尖の感覚機能の 検討 Somatosensory sensitivity on tongue tip by topical application of capsaicin in healthy participants 〇岡田 恵理子 1),飯田 崇 1,2),本田 実加 1),神山 裕名 1),吉崎 聡 1), 小峯 千明 3),西村 均 2),牧山 康秀 2),小見山 道 1,2) 同 歯科臨床検査医学講座 3) JC19 日本大学松戸歯学部 顎口腔機能治療学講座 1),同 口・顔・頭の痛み外来 2), Burning Mouth Syndrome 患者の侵害熱刺激による脳賦活と脳体積 の変化 Brain activity induced by noxiou heat stimuli and changes in brain volume in BMS patients. 〇小橋 龍太郎,篠崎 貴弘,松川 由美子,中谷 有香,渡邉 広輔, 関根 尚彦,佐藤 有華,阿部 郷,今村 佳樹 日本大学歯学部 口腔診断学講座 ● 関連痛 JC20 咬筋触診時における実験的関連痛の検討 Experimental Referred Pain from Masseter Muscle Palpation in Normal subjects. 〇増田 学,飯田 崇,神山 裕名,西森 秀太,小見山 道 日本大学松戸歯学部 顎口腔機能治療学講座 ● 症例 MFP 掻痒 JC21 筋・筋膜痛に関連して生じたと考えられる上顎臼歯部歯肉の掻痒感の一例 A case report of a patient complaining itch sensation in her maxillary molar gingiva likely derived from the remote myofascial pain 〇三木 春奈,水口 一,前川 賢治,窪木 拓男 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 インプラント再生補綴学分野 - 25 - ● 錯感覚 JC22 冷温交互刺激で生じる錯感覚と Conditioned Pain Modulation (CPM)の関連 The relationship between thermal illusion induced by the cold-heat pulse stimulation and conditioned pain modulation 〇久保 英範,松本 勝洋,大野 由夏,小長谷 光 明海大学歯学部 病態診断治療学講座 歯科麻酔学分野 1) ● Painvision 感覚 JC23 知覚・痛覚定量分析装置 ( ペインビジョン R) を用いた下顎枝矢状分割術 後の知覚変化の定量的評価 An assessment of mental nerve hypoesthia after SSRO using perception/pain sensation analysis device(pain visionR) 〇宗像 花楠子 1),村岡 渡 2),佐藤 仁 1),臼田 頌 1),西須 大徳 1), 井上 真梨子 1),加藤 伸 1),柴 秀行 1),中川 種昭 1),和嶋 浩一 1) 慶應義塾大学 歯科・口腔外科教室 1),川崎市立井田病院 歯科・口腔外科 2), 昭和大学 顎顔面口腔外科 3) ● 荷重再現性 JC24 荷重測定における簡易型荷重計の再現性の検討 Repeatability of load measurement using palpometer 〇関端 哲士 1),飯田 崇 1),西森 秀太 1),本田 実加 1),増田 学 1), 吉崎 聡 1),小峰 千明 3),内田 貴之 2),小見山 道 1) 同 歯科臨床検査医学講座 3) 日本大学松戸歯学 顎口腔機能治療学講座 1),同 口・顔・頭の痛み外来 2)), ● 睡眠質問票 JC25 ピッツバーグ睡眠質問票を用いて評価した舌痛症患者の睡眠の質 -ケースコントロールスタディ- Sleep quality of glossodynia patients using Pittsburgh Sleep Quality Index - Case Control Study - 〇安陪 晋 1),桃田 幸弘 2),葉山 莉香 3),大倉 一夫 3),松香 芳三 3) 同 顎機能咬合再建学分野 3) 徳島大学大学院医歯薬学研究部 総合診療歯科学分野 1),同 口腔内科学分野 2), - 26 - JC26 睡眠障害と咀嚼筋痛障害の関連性 ~ピッツバーグ睡眠質問票日本語版 を用いた検討~ Relationship sleep disturbance and myofascial pain ~ Clinical study with Pittsburgh Sleep Qualiry Index ~ 〇清水 博之,小林 大輔 都立多摩総合医療センター 歯科口腔外科 ● 運動恐怖 質問票 JC27 日本語版 Tampa Scale for Kinesiophobia for Temporomandibular Disorders(TSK-TMD-J) の開発-収束的妥 当性に関する予備的研究- Assessment of the convergent validity of the Tampa Scale for Kinesiophobia for Temporomandibular Disorders(TSK-TMD-J) -Japanese edition: A preliminary study for the convergent validity 〇川上 哲司 1),瓜谷 大輔 2),岡澤 信之 1),桐田 忠昭 1) 奈良県立医科大学 口腔外科学講座 1),畿央大学 健康科学部理学療法学科 2) ● スプリント 質問票 JC28 咀嚼筋痛患者の病態とスプリント療法の有効性 Effectiveness of occlusal sprint therapy for patients with myofasial pain 〇野口 智康,柏木 航介,中村 美穂,福田 謙一 東京歯科大学 口腔健康科学講座 障害者歯科・口腔顔面痛研究室 - 27 - - 28 - 教育講演 歯科医師会セミナー (公開講座) プレナリーレクチャー プレナリーシンポジウム ランチョンセミナー - 29 - 教育講演(口演) I. 侵害受容性痛 JS- Ⅰ -1 末梢神経系における口腔顔面痛の伝達機構 Peripheral neuronal mechanism in orofacial pain 〇篠田 雅路 日本大学歯学部 生理学講座 “ 痛み ” は生体防御の警告信号であり,生体が生命を維持するために極めて重要な感覚である。しかし, 侵害情報の持続的入力や強度のシグナル入力により侵害情報伝達系に可塑的変化をおこし,生体防御とし ての意味をなさない異常疼痛が発症する。口腔顔面領域においては,慢性歯周炎,下歯槽神経損傷や顎関 節症などに伴う口腔顔面痛が知られており,臨床の場において治療に苦慮しているのが現状である。口腔 顔面領域に存在する一次侵害受容ニューロンには P2X 3 受容体や TRP 受容体といったイオンチャネルが 存在し,これらのイオンチャネルの興奮により侵害情報を中枢に伝達する。さらに,一次侵害受容ニュー ロンには代謝型受容体である Bradykinin 受容体や Trk 受容体が存在し,イオンチャネルの興奮性を調節 している。また三叉神経節において,一次侵害受容ニューロンの異常興奮により引き起こされる衛星細胞 の活性化が,他領域を支配する一次侵害受容ニューロンの興奮性変調に関与することが知られている。我々 は,さまざまな口腔顔面領域の異常疼痛モデル動物を作成し,その発症メカニズムを解明してきた。本シ ンポジウムでは,口腔顔面領域に発症する侵害受容性疼痛の伝達機構を基本的なポイントから解説すると ともに,最新の疼痛研究の現状を紹介し,御参加の方々と活発な議論を交わしたい。 キーワード:一次侵害受容ニューロン,三叉神経節,口腔顔面痛 - 30 - 教育講演(口演) I. 侵害受容性痛 JS- Ⅰ -2 侵害受容性疼痛 -中枢における侵害受容メカニズム- Mechanism of nociceptive pain in the central nervous system. 〇北川 純一 松本歯科大学歯学部 口腔生理学講座 国際疼痛学会において,「痛み」は「実際に何らかの組織損傷が起こった時,あるいは組織損傷が起こ りそうな時,あるいはそのような損傷の際に表現されるような,不快な感覚体験および情動体験」と定義 されている。末梢神経で受容した侵害刺激は,符号化され,延髄を経由して大脳皮質まで伝達する。どの ような伝導路を経て,生体警告信号である痛覚は,主観的な症状でありながら心理社会的,スピリチュア ルな要素の修飾を受けるのであろうか。 外側系(感覚系)は,三叉神経視床路から視床後内腹側核を通り,大脳皮質体性感覚野に侵害情報を伝 える。主に痛みの部位や強度など,痛みの感覚的側面に関与している。また,この経路は,触覚,深部圧 覚,温度覚なども伝える。内側系(情動系)の経路は,三叉神経視床路から視床内側核群を通り,大脳辺 縁葉(前帯状回,島,扁桃体など)に至る系路である。この系は,不快な痛みや自律神経系に働きかける 痛みの情動的側面に関与すると考えられている。大脳皮質感覚野には,末梢の感覚情報の投射を直接的に 受けている第一次感覚野と体部位局在性が乏しい第二次感覚野が存在している。 本講演では,三叉神経領域の痛覚に焦点を当て,侵害刺激情報が三叉神経脊髄路核に入力した後の痛覚 伝導路と認知機構および上位中枢から下行するニューロンの働きにより延髄後角において侵害刺激情報を 減弱させる下行性疼痛抑制系について解説する。 キーワード:侵害受容性疼痛,外側系,内側系 - 31 - 教育講演(口演) II. 神経障害性痛 JS- Ⅱ -1 舌痛発症の末梢神経機構 Neuron-glia interaction in trigeminal ganglion for tongue pain 〇片桐 綾乃,岩田 幸一 日本大学歯学部 生理学講座 舌は体性感覚のみならず,味覚,咀嚼,発音にも関与し,舌の持続的な痛みは QOL を著しく低下させる。 歯科臨床の現場ではその疼痛制御に難渋することがあり,殊に医原性の舌神経損傷による神経障害性疼痛 は大きな問題となる。しかし,神経損傷に起因する舌痛発症の末梢神経機構に関しては不明な部分が多く 残されている。 舌を含む,頭頚部の感覚を支配する神経の一次ニューロンは三叉神経節に存在し,そのニューロンをグ リア細胞の一つである satellite glial cell(SGC)が密に取り囲んでいる。末梢神経が障害されると,三 叉神経節ニューロンで発痛物質の産生増加が生じる。それらの物質に対する受容体を持つ SGC が活性化 され(neuron-glia interaction),その情報が隣接する SGC に伝えられる(glia-glia interaction)。さ らに SGC の活性化がニューロンの興奮性を増強する。本講演では,我々が開発した舌神経損傷モデルラ ットを用いた研究結果をもとに,舌の神経障害性疼痛発症に関して三叉神経節(TG)での neuron-glia interaction の役割を中心に解説する。 キーワード:神経障害性疼痛,三叉神経節,neuron-glia interaction - 32 - 教育講演(口演) II. 神経障害性痛 JS- Ⅱ -2 中枢神経系における神経障害性痛発症メカニズム Central neural mechanisms in neuropathic pain model. 〇岡田 明子 日本大学歯学部 口腔診断学講座 神経障害性痛は末梢神経および中枢神経の損傷や疾患による痛みをいう。痛みの性質は体性痛などと比 較し複雑で,難治性の疼痛とされる。長年,種々の神経障害痛の動物モデルを用いて,その発症メカニズ ムの解明がなされてきた。その中で,末梢神経だけでなく中枢神経系機構の変化が深く関わっていること が明らかとなってきた。特に,中枢神経系におけるグリアの関与が注目され,近年ミクログリアをターゲ ットとした神経障害性痛の新薬も開発されている。 口腔顔面領域における神経障害性痛モデルとして, 我々は下歯槽神経 (IAN) 切断により顔面三叉神経第 2 枝領域に神経障害性痛を発症させた IAN モデルや, 眼窩下神経 (ION) を結紮して顔面皮膚に異常疼痛を引き起こさせた ION-CCI モデルを作製し,中枢神経 系においてアストロサイトやミクログリアが神経障害性痛に深く関与していることを突き止めてきた。ま た,延髄における K+-Cl- トランスポーター KCC2 の発現低下により抑制性神経細胞が興奮性の働きを担 い,神経障害性痛を引き起こす可能性が明らかとなった。この抑制性神経細胞の変化にはグリアが深く関 わっていることも分かっている。 本講演では,以上のような口腔顔面領域における神経障害性痛を引き起こす中枢神経系機構の変化につ いて最新の知見を踏まえて紹介したい。そして,神経障害性痛の基礎的研究や臨床に携わる先生方の一助 になれば幸いである。 キーワード;中枢神経系、グリア、KCC2 - 33 - 教育講演(口演) II. 神経障害性痛 JS- Ⅱ -3 口腔顔面領域神経障害性疼痛の臨床 Clinical approach for orofacial neuropathic pain 〇福田 謙一 東京歯科大学口腔健康科学講座 障害者歯科・口腔顔面痛研究室 神経障害性疼痛は,痛みの原因が感覚神経自体にあり,正常な感覚神経系を介し末梢から中枢へ伝えら れる侵害性疼痛とは区別され,痛みを訴える患者への対応は侵害性疼痛と比較して複雑になることが多い。 口腔顔面領域の神経障害性疼痛には,三叉神経痛,帯状疱疹後三叉神経ニューロパチー,外傷性有痛性三 叉神経ニューロパチーの 3 つの疾患カテゴリーがある。国際頭痛分類第 3 版 beta 版では,すべて「13. 有痛性脳神経ニューロパチーおよび他の顔面痛」に分類されている。外傷性有痛性三叉神経ニューロパチ ーは,そのほとんどが抜髄,抜歯,口腔インプラント埋入手術などの医療行為による神経損傷後である。 昨今,神経障害性疼痛に対するガイドラインの登場や薬剤の新規適応など,臨床現場における環境は整 備されてきたが,未だその発症機序や治療法が十分に解明,確立しておらず,診断にも治療にも難渋して いるのが現状である。また,痛み症状の様式や治療に対する反応は,病態によって多種多様で,さらに遺 伝的要因や心理学的要因による患者個々の差も大きいことが推測される。したがって,様々な治療法を組 み合わせた慎重な対応が必要である。 ここでは,それぞれの神経障害性疼痛に対する各種治療法の実際,各種の除痛法に対する反応,診断や 治療における問題点,予後,発症脆弱性などについて,症例呈示とともに報告する。 キーワード:三叉神経痛,帯状疱疹後三叉神経ニューロパチー,外傷性有痛性三叉神経ニューロパチー - 34 - 教育講演(口演) III. 顎関節の痛み JS- Ⅲ -1 顎関節痛の痛み -性差発現のメカニズム- Estrogen and TMD-related pain 〇田代 晃正 防衛医科大学 生理学講座 顎関節の痛みは 1)末梢の炎症症状との相関性がない,2)痛みの局在が不明瞭,3)全身の痛覚閾値の 低下などから,中枢神経系の疼痛処理機構の機能不全が主な原因と考えられている。一方で顎関節痛は女 性に好発し著名な性差を有する。女性における顎関節痛では,その症状や侵害刺激に対する感受性が性周 期によって変動したり,閉経後のホルモントリートメントにより痛みが発症するなどの報告もある。この ことは女性ホルモン(エストロゲン;E2)が危険因子であることを示唆している。E2 による中枢神経系 の変調は近年様々な疾患との関連が明らかにされており,顎関節痛への関与も報告されている。これまで 我々は顎関節から入力を受ける三叉神経脊髄路核尾側亜(Vc)の侵害受容ニューロン(TMJ ニューロン) の興奮性が E2 により増大することを明らかにした。また,そのメカニズムを探求し以下の結果を報告し てきた。体内のエストロゲン濃度上昇に伴い i) グルタミン酸受容体(NMDA 受容体,mGluR1)の活性 化 ii) GABA を介した抑制機能の減弱 iii) 迷走神経を介したオピオイド抑制の減弱により TMJ ニュー ロンの興奮性が増大することが明らかとなった。以上の結果は,顎関節痛の性差発現のメカニズムの説明 にとどまらず,顎関節痛を緩和する新たなターゲットになる可能性を示唆するものである。 キーワード:顎関節痛,エストロゲン,三叉神経脊髄路核 - 35 - 教育講演(口演) III. 顎関節の痛み JS- Ⅲ -2 顎関節痛を訴える患者の診断とマネージメント Diagnosis and management for patients with temporomandibular joint pain 〇松香 芳三 徳島大学大学院医歯薬学研究部 顎機能咬合再建学分野 顎関節痛を訴える患者に対しては、改めて記述するまでもありませんが、最初に正しく病態を診断する ことが重要です。顎関節痛を訴える疾患としては、顎関節の疾患あるいは障害(先天異常・発育異常、外傷、 炎症、腫瘍および腫瘍類似疾患、顎関節強直症)、顎関節症(顎関節痛障害、顎関節円板障害、変形性顎 関節症)、全身疾患に起因する顎関節障害(関節リウマチ、痛風など)、精神神経学的疾患などがあげられ ます。それらの疾患の存在・病態を頭に入れておき、疼痛構造化問診、臨床診察、検査などにより、診断 することが求められます。マネージメント法は各診断に基づき、選択されることになります。顎関節症以 外の顎関節の疾患あるいは障害に対するマネージメントしては、薬物療法、手術などが主なものになりま す。 顎関節症に対しては、患者教育と自己管理、薬物療法、理学療法、外科療法などがあげられます。全身 疾患に起因する顎関節障害に対しては薬物療法が主となり、精神神経学的疾患に対しては薬物療法、認知 行動療法が主なものになります。本発表では、日常的に頻繁に遭遇する顎関節症をメインに顎関節痛を訴 える患者の診断とマネージメントに関して話を進め、先生方のご批判を仰ぎたいと希望しております。 キーワード:顎関節痛,診断,マネージメント - 36 - 教育講演(口演) IV. Photophobia の神経機構 JS- Ⅳ Photophobia の神経メカニズム Neural basis for photophobia 〇岡本 圭一郎 1,3),田代 晃正 2,3),黒瀬 雅之 1),山村 健介 1),ベライター デイヴィッド 3) 新潟大学歯学部 口腔生理学分野 1),防衛医科大学 生理学 2),ミネソタ大学歯学部 口腔診断科学 3) Photophobia は光刺激による目の不快症状であり,片頭痛やドライアイ患者等でしばしば見られる。 その脳神経機構の解明は 近年,めざましい発展をとげた。我々は以前,光刺激応答性の侵害受容ニュー ロンを三叉神経脊髄路核尾側亜核(Vc) 部で発見した。またこれらの Vc ニューロンの興奮性は光の強度 依存性に増大し,眼球内の三叉神経の興奮性の上昇が Vc の興奮に重要であることを明らかにした。本 所見は三叉神経を介した体性感覚処理機構への光刺激の関与を示すことから,光による目の不快症状を 説明しうる脳神経基盤の解明につながる潜在力を持つ。以降,我々はモデル動物を用いた電気生理学的 実験によって以下の所見を得た。光刺激に伴う Vc ニューロンの興奮性は:1)眼球内のアドレナリン受 容体活性によって低下した。つまり血管運動の阻害が Vc の興奮性の低下に関与することが考えられた。 2)上唾液核の興奮性の阻害によって低下したことから,副交感神経の眼球への出力が Vc の興奮性の増 大に関与することが示唆された。3)視蓋前域オリーブ核のブロックによって低下したことから,脳内視 覚回路の活性が三叉神経回路の興奮性の増大に関与することが示された。以上より光刺激に伴う自律神 経系の出力の増加は,三叉神経系感覚機構の活性化に関与することが明らかになった。これらの所見は Photophobia の発生の脳神経メカニズムを説明できるものと思われる。 キーワード:Photophobia,三叉神経,光 - 37 - 教育講演(口演) V. 痛みの治療 JS- Ⅴ -1 Chronic Oral Pain に対する抗うつ薬の使い方 Antidepressant therapy for Chronic Oral Pain 〇豊福 明 国立大学法人東京医科歯科大学 (TMDU) 大学院医歯学総合研究科 全人的医療開発学講座 歯科心身医学分野 舌痛症やいわゆる非定型歯痛に対する三環系抗うつ薬の有効性は約 50 年前から広く知られている。問 題は、この薬剤が我々の使い慣れた NSAID や抗菌薬のように一律には効いてくれないことである。どの 患者にどの薬剤がどのくらいの用量で効果的なのかは非常に大きなばらつきがある。一方で副作用はてき めんに発現し、かつ中には心毒性など致死的なものも含まれる。そのため内科医でも本剤は「使いづらい」 と敬遠されることが多い。10 数年前から本邦でも使用可能となった SSRI や SNRI でも事情はほぼ同様で ある。むしろ痛みに対する効果は従前の三環系の方がはっきりしている。 また歯科治療が契機となった症例では、患者がその処置の適否に原因を求め、薬物療法の導入はもとよ り、その継続・維持に苦心させられることが多い。結果として饒舌な患者の訴えに長時間の対応を要した 挙句、必要性の乏しい歯科処置を不承不承施行せざるを得ない状況に追い込まれやすい。こうして本質的 な治療からほど遠い対応を繰り返させられる悪循環に陥る。 このような臨床上の問題解決に役立つように、本シンポジウムでは、歯科領域の慢性疼痛に対する抗う つ薬の使い方のイロハ、患者の長い話を聞かされない方法、精神疾患の簡単なスクリーニング法などにつ いてお話ししたい。 キーワード:tricyclic antidepressants,Chronic Oral Pain,Psychosomatic Dentistry - 38 - 教育講演(口演) V. 痛みの治療 JS- Ⅴ -2 口腔顔面領域の神経障害性疼痛の診断と治療 Diagnosis and management for Neuropathic Orofacial Pain 〇野間 昇 日本大学歯学部 口腔診断学講座, 日本大学歯学部付属歯科病院 ペインクリニック科 口腔顔面領域に発生する主な神経疾患では三叉神経痛,下歯槽神経等の神経損傷後の外傷性神経障害性 疼痛などが挙げられる。三叉神経痛は代表的な発作性神経障害性疼痛であり患者は電撃様疼痛として訴え ることが多い。病態診断において歯科医師はレントゲンのみに頼ってしまう傾向があり,患者は抜髄・抜 歯を施されることも少なくない。 国際頭痛分類第 3 版 beta(ICHD3beta)で新しく分類されたように,三叉神経痛はピュアな発作痛か, 持続痛がベースにある発作痛なのか鑑別する必要がある(病態の違いで薬物療法,手術の反応性が変わる ことがある)。鑑別方法には疼痛の性質(神経由来の痛みか,筋肉由来の痛みか,頭痛に関連する痛みか) の聴取が必須で,併せて疼痛の再現性(いつもの痛み)の確認が極めて重要である。その他にも三叉神経 痛様疼痛を呈する重大な疾患を見逃さないための診査方法について紹介する。 一方,抜髄,抜歯,インプラント治療後に下歯槽神経の神経傷害を引き起こすことがある。一般開業医 でしばしば遭遇するケースでは,根管治療中の感覚障害でカルシペックスの根尖外への漏洩や急性根尖性 歯周炎による下歯槽神経麻痺(下唇の痺れ)などがある。これらの病態を診断するための簡易的感覚検査, 両病態に対する治療法についても解説する。 キーワード:外傷性神経障害性疼痛,三叉神経痛,下歯槽神経麻痺 - 39 - 教育講演(口演) V. 痛みの治療 JS- Ⅴ -3 三叉神経痛の治療と頚椎からの顔面痛 Diagnosis and management for patients with temporomandibular joint pain 〇北原 功雄 千葉徳洲会病院 脳神経外科 顔面部に生ずる痛みは顔面神経痛と呼ばれることがあるが,顔面の感覚は主として三叉神経により伝え られ,顔面神経は運動性の神経であるから正しくは顔面痛と呼ぶべきである。これら顔面を含めた頭頚部 に生じる痛みを総称して「口腔顔面痛」という。顔面痛には多種多様な症状と原因が存在し、原因により その症状や治療もさまざまである。口腔顔面痛は、原因別に大きく7つに分類される。まず口腔内に病変 がある場合、顎関節や咀嚼筋などに原因がある筋骨格性の痛み、目・鼻・耳など口腔周囲に病変がある場 合、頭蓋骨の中(頭蓋内)に病変がある場合、また三叉神経痛や持続的神経痛などの神経性、片頭痛や脳 内出血などによる神経血管性、そして心理的・感情的要因によって起こる心因性のものがある。具体的に は、歯痛や顎関節症、副鼻腔炎、三叉神経痛、舌咽神経痛、非定型顔面痛(非定型歯痛を含む)、帯状疱 疹(ヘルペス)後神経痛、群発頭痛、トローサ症候群など、多数存在する。また、原因不明のケースが多 く見られるのも口腔顔面痛の大きな特徴といえる。脳神経外科の立場から顔面痛診断の一歩は、確実に特 発性三叉神経痛を確実に診断することである。また手術、術後の再発を含めた顔面痛と類似疾患を確実に 診断することが、任務であると考えている。忘れてならない顔面痛の中に、頚椎疾患があることも提言し たい。今回診断、治療における、重要ポイントを報告する。 キーワード:三叉神経痛,顔面痛,神経血管減圧術 - 40 - 公開講座(口演) VI. 口腔顔面痛総論から非歯原性歯痛の診断と治療、 具体的症例の診断と治療 JS- Ⅵ -1 口腔顔面痛総論と筋・筋膜性歯痛への対応と処方 Overview of Orofacial Pain and Managemant of Myofascial Pain reffered to tooth 〇小見山 道 日本大学松戸歯学部 顎口腔機能治療学講座 口腔顔面痛という言葉がクローズアップされたのは,国際的な研究に進展により,顎関節症と思われた 難治性の疼痛あるいは原因不明の歯痛が全く別の疾患や共存疾患であると明らかになった背景による。そ して顎関節症などの正確な鑑別診断のために,頭部,顔面領域の疼痛性疾患に対する詳細な知識が必要と いう認識が広まり,1992 年に米国頭蓋下顎機能障害学会が米国口腔顔面痛学会に名称を変更して以降, 口腔顔面痛という言葉は徐々に市民権を得た。 口腔顔面痛において歯科医が最も身近でかつ深刻な対象である非歯原性歯痛は,その名の通り,歯およ び歯周組織に原因がないにもかかわらず歯に痛みを感じる状態である。決して希な痛みではないことが判 ってきたが,従来の歯科的知識にはなかった痛みであるために,診断法,治療法についてまったく情報が なく,日本口腔顔面痛学会は活動の一環として非歯原性歯痛の診療ガイドラインを作成した。 非歯原性歯痛の原疾患の中でも筋・筋膜痛患者の割合は多い。筋・筋膜性歯痛は,原疾患として咬筋, 側頭筋の筋・筋膜痛の頻度が高く。臨床症状としては自発痛で持続性の鈍痛がある。原因筋において,触 診によるトリガーポイントの圧迫で歯痛が再現され,原因病態である筋・筋膜痛に関して生活指導や理学 療法,または薬物療法で管理することが多い。今回,筋・筋膜痛を原因とする非歯原性歯痛の症例と,そ の診断,治療の要点を供覧する。 キーワード:口腔顔面痛,非歯原性歯痛,筋・筋膜性歯痛 - 41 - 公開講座(口演) VI. 口腔顔面痛総論から非歯原性歯痛の診断と治療、 具体的症例の診断と治療 JS- Ⅵ -2 外傷後有痛性三叉神経ニューロパチーによる歯痛と末梢性神経障害性疼痛としての 舌痛への対応と処方 Diagnosis and pharmacotherapy for the toothache attributed to painful post-traumatic trigeminal neuropathy and the glossodynia as peripheral neuropathic pain 〇村岡 渡 川崎市立井田病院 歯科口腔外科 抜歯を行った後の歯肉が,感覚は鈍い(感覚低下)にも関わらず,痛い(痛覚過敏,アロディニア)と いう一見相反する状態を呈することがある。 国際頭痛学会による国際頭痛分類第 3 版 beta 版(以下 ICHD3- β)では,典型的三叉神経痛(13.1.1) とならべて,三叉神経領域の神経系の疾患や神経傷害によるいわゆる神経障害性疼痛を,有痛性三叉神経 ニューロパチー(13.1.2)と分類している。その中でも,骨折などの外傷や抜歯といった外科的処置の後 に生じるものを外傷後有痛性三叉神経ニューロパチー(13.1.2.3)と定義している。インプラント治療後 にも生じる可能性があり近年重要視されており,診断からおもな対応,薬物療法について解説する。 また,舌に外見上の異常や臨床的検査異常を伴わないにも関わらず痛みを認める舌痛症は,口腔内全 体に灼熱感を伴うものを含め,ICHD3- βでは,口腔内灼熱症候群(BMS: Burning Mouth Syndrome 13.10)に分類されている。閉経後の女性の有病率が高く,心理社会的因子の影響も強いとされるが,近 年の神経学的研究や脳画像から,末梢および中枢神経系の変化も示唆されている。舌痛に対しての神経障 害性疼痛としての診断・治療アプローチも併せて概説する。 キーワード:外傷後有痛性三叉神経ニューロパチー、舌痛症、口腔灼熱症候群 - 42 - 公開講座(口演) VI. 口腔顔面痛総論から非歯原性歯痛の診断と治療、 具体的症例の診断と治療 JS- Ⅵ -3 三叉神経痛と帯状疱疹性歯痛への対応と処方 Diagnosis and pharmacotherapy for trigeminal neuralgia and painful trigeminal neuropathy attributed to acute herpes zoster 〇井川 雅子 静岡市立清水病院 口腔外科 口腔顔面痛外来 ●三叉神経痛:三叉神経痛は、瞬間的な発作性の電撃様疼痛を特徴とする「神経痛」であるが、「歯痛」 と自覚されることが多いため、ほとんどの患者は最初に歯科を受診する。患者は受診時には「歯がつーん としみる」、無歯顎者では「義歯床下粘膜が痛む」などと訴えるため、抜髄や義歯の調整が行われてしま うこともある。第一選択薬はカルバマゼピン(テグレトール ®)であるが、骨髄抑制、重度の薬疹、めまい、 悪心などの副作用が多く、慎重に投与する必要がある。 ●帯状疱疹性歯痛:三叉神経第 2・3 枝の帯状疱疹では、ウイルスによる神経障害により、間断なく持続 する夜も眠れないほど激しい「歯痛」が生じることがある。経過は急性で、痛みの発現から収束までは、 およそ1週間であるが、この間に痛みをコントロールしようとした歯科医により抜髄が行われることが少 なくない。第一選択薬は、抗ウイルス薬の塩酸バラシクロビル(バルトレックス ®)である。後遺症とし ての「帯状疱疹後神経痛」を生じさせないためにも、早期に診断して治療を開始する必要がある。 両疾患共にきわめて強い痛みであるが、X-P では異常がなく、冷温水痛や打診痛がないため、疾患の特 徴を知っていれば、歯が原因ではないという見当をつけることは可能である。不要で無意味な治療を行っ てしまわないためにも必要な知識である。 キーワード:三叉神経痛,帯状疱疹性歯痛,急性帯状疱疹による有痛性三叉神経ニューロパチー - 43 - 公開講座(口演) VI. 口腔顔面痛総論から非歯原性歯痛の診断と治療、 具体的症例の診断と治療 JS- Ⅵ -4 各種薬剤の使用と、処方時の注意点 Pharmacotherapy for orofacial pain 〇佐久間 泰司 大阪歯科大学附属病院 ペインクリニック 1.口腔顔面痛治療に用いる薬剤 a)オピオイド鎮痛薬 オピオイド鎮痛薬は治療効果の高い薬剤であるが、依存性の問題から逃れることができない。がん疼 痛以外は使わないほうが無難である。 b)プレガバリン、ガバペンチン これらの薬剤の登場によって非歯原性疼痛が治らない疾患から治る疾患になったといっても過言では ない。よく用いられる。 c)カルバマゼピン 三叉神経痛の特効薬 d)三環系抗うつ薬 トリプタノールなど。効果があるが、比較的副作用の多い薬剤なので注意を要する。 e)ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液 よく効くが、歯科では出しにくい。 f)抗不安薬 一定の治療効果があるが、依存性が高く患者が処方継続を強く望むことが多い。出さないほうが無難 であろう。 2.処方時の注意点 a)ふらつきへの対応 口腔顔面痛の治療薬は、副作用でふらつきの出るものが多い。ふらつきは個人差が大きく、添付文書 通りの量でも起き上がれなくなることがある。ここは非常に重要である。 b)副作用への対応 口腔顔面痛治療は長期間の処方となるので、副作用に対処した、きちんとした全身管理が必要である。 c)インターベンショナル治療への切り替え 神経ブロックをはじめとしたインターベンショナル治療で痛みが劇的に改善することがよくある。薬 物治療一本やりで治療を推し進めても限界がある。治療の引き出しを多く持つことが重要である。 キーワード:薬物治療,副作用,口腔顔面痛 - 44 - 一般演題 ポスター発表 - 45 - 一般演題(ポスター) JB1 中枢 JB2 中枢 吻側延髄腹内側部(RVM)のセロトニン 作動性ニューロンの削除が顔面のホルマ リン刺激誘導逃避反応に及ぼす影響 Effects of selective elimination of the serotonergic neurons in the rostral v e n t ro m edial me dulla (RVM) on the formalin-induced pain related behavior 三叉神経脊髄路核および上部頸髄投射ニ ューロンにおける Extracellular Signalregulated Kinase の リ ン 酸 化 お よ び Neurokinin 1 発現 ERK phosphorylation in medulla and upper cervical cord neurons projecting to thalamus and parabrachial nucleus in rats 〇杉生 真一 1),金澤 佑治 1),竹村 元秀 2) 〇岡田 真治 1,2),斎藤 弘人 1,2),片桐 綾乃 2), 大阪大学大学院歯学研究科 高次脳口腔機能学 2) 日本大学歯学部 補綴1講座 1), 大阪人間科学大学 人間科学部 理学療法学科 1), 【目的】RVM( 吻延髄腹内側部 ) の 5HT( セロトニ ン ) 作動性ニューロンを削除した動物のホルマリ ン誘導侵害受容反応の変化を調べた。 岩田 幸一 2) 同 生理学講座 2) 【目的】口腔顔面領域における侵害情報の上行路は, 三叉神経脊髄路核(Vi-Vc)と上部頸髄(C1)の 【方法】麻酔下,S-D 系雄性ラットを脳定位固定装 侵害受容ニューロンを経由し,視床へ投射する経 置に固定し,マイクロシリンジにて RVM または 路(視床後内側腹側核固有部(VPM),視床内側 CM(小脳延髄槽)に SERT-Sap(アンチ 5HT ト 核群(MTN))と橋の結合腕傍核(PBN)に投射 ランスポーター抗体サポリン),コントロールとし する経路が存在する。しかし,これら投射ニュー て Bl-Sap(Blank-Sap)を注入した。術後,上口 ロンにおける情報伝達機構は不明な部分が多い。 唇へのホルマリン注射後の PRB(疼痛関連行動) 【方法】今回,VPM, MTN, PBN に逆行性トレー を計数した後,免疫組織化学法にて延髄の 5HT 及 サー(FG)を注入し,上口唇にカプサイシン刺 び c-Fos の免疫染色を行った。 激を加えることで,侵害刺激に反応するリン酸化 【結果】RVM への SERT-Sap 注入例では Bl-Sap 注 Extracellular Signal-regulated Kinase(pERK) 入例に比べ PRB は 2 相で減少し,CM への注入例 および Neurokinin 1(NK1)の延髄投射ニューロ では増加していた。RVM,CM への SERT-Sap 注 ンにおける発現分布を検討した。 入 例 で は い ず れ も Bl-Sap 注 入 例 に 比 べ RVM の 【結果】Vi-C1 において,視床投射ニューロンは 5HT 陽性ニューロンは減少した。CM への SERT- FG 注入の対側へ,PBN 投射ニューロンは両側へ Sap 注入例では Vc の 5HT 陽性終末が,RVM へ の分布が認められた。pERK+NK1 陽性の VPM 投 の SERT-Sap 注入例に比べより減少していた。ホ 射ニューロンは Vc に分布し,MTN 投射ニューロ ルマリン刺激誘導 c-Fos 発現は RVM への SERT- ンは吻尾側的な分布に特徴は認められなかった。 Sap 注入例では Bl-Sap 注入例に比べ左右側の VcI/ pERK+NK1 陽性の PBN 投射ニューロンは Vc か II, VcIII/IV で有意に減少していた。CM への注入 ら C1 に広く分布していた。 例では左側の VcI/II で増加傾向があったが有意に は至らなかった。 【結論】pERK+NK1 陽性の FG 標識投射ニューロ ンは 10% ほどで,侵害受容ニューロンの多くは介 【結論】RVM の 5HT ニューロンには顔面の侵害受 在ニューロンであること,さらに pERK + NK1 陽 容反応を強める群と弱める群が存在する。 性投射ニューロンの吻尾側的な分布様式の違いは キーワード:RVM,5HT,c-Fos これら三経路での機能的な違いを反映している可 能性が示された。 キーワード:三叉神経脊髄路核,投射ニューロン, Extracellular Signal-regulated Kinase - 46 - 一般演題(ポスター) JB3 中枢 JB4 中枢 眼窩下神経損傷モデルラットにおける神 経障害性疼痛の発症機構解明 咬筋痛に誘発される歯髄痛覚過敏へのア ストロサイトの関与 Mechanisms of neuropathic pain in infraorbital nerve injury model rats Mechanisms underlying ectopic tooth pulp pain associated with masseter muscle contractinon 〇佐藤 有華 1),渡邉 広輔 1),関根 尚彦 1), 篠崎 貴弘 1),岡田 明子 1,2),今村 佳樹 1,2) 〇渡瀬 哲郎 1),清水 康平 1),篠田 雅路 2), 日本大学歯学部 口腔診断学講座 1), 古宮 宏記 1),岩田 幸一 2),小木曾 文内 1) 日本大学付属歯科病院 ペインクリニック科 2) 日本大学歯学部 歯科保存学第Ⅱ 1), 【目的】抜歯などで三叉神経領域に神経障害性疼 同 生理学講座 2) 痛が引き起こされることがある。そこで三叉神経 【目的】咬筋痛によって引き起こされる歯髄痛覚過 第 2 枝の枝である眼窩下神経損傷モデルを作製し、 敏発症における中枢神経機構の一端を,アストロ 神経障害性疼痛が引き起こされる機構の一端を解 明する。 サイトの関与に注目し,解明する。 【方法】ラットの咬筋に電気刺激を 1 日 30 分間与 【 方 法 】SD 系 雄 性 ラ ッ ト の Infraorbital nerve え,咬筋痛モデルを作製した。咬筋へ圧刺激を与 (ION)を半結紮し眼窩下神経損傷モデルラット え,経日的に逃避反射閾値を記録した。刺激開始 (IONI ラット)と神経の剖出だけを行った Sham 後 14 日目に,同側上顎第一臼歯歯髄へカプサイシ ラットを作製した。両ラットの眼窩下神経支配 ン投与し,反射性筋活動変化を記録した。さらに, 領域に機械刺激を与え、逃避反射閾値を測定し 三叉神経脊髄路核(Vc)内でのアストロサイトの た。また三叉神経脊髄路核(Vc)における pERK、 活性状態を免疫組織化学的に解析した。また,活 PKC- γ、pGluR1 の 陽 性 発 現 を 免 疫 組 織 化 学 的 性型アストロサイト内のグルタミン合成酵素を特 手法を用いて検討し、IONI ラットの延髄髄腔内 異的に阻害する MSO を中枢に 14 日間持続投与し, へ ERK リ ン 酸 化 阻 害 薬 で あ る MEK1 inhibitor その影響を観察した。 (PD98059)を持続投与して逃避反射閾値の変化 を解析した。 【成績】咬筋痛モデル群では Sham 群と比較して, 咬筋の圧機械刺激に対する逃避反射閾値が 3 日目 【 結 果 】IONI ラ ッ ト の 逃 避 反 射 閾 値 は 神 経 損 から有意な低下を示した。また,咬筋刺激後 14 日 傷 後 3 日 か ら 7 日 ま で 有 意 な 低 下 を 示 し た が、 目での,上顎第一臼歯歯髄へのカプサイシン投与 PD98059 を持続投与した IONI ラットでは有意な による反射性顎舌骨筋活動は,カプサイシン投与 低下は認められなかった。神経損傷 3 日目の損傷 後 2 分間で有意な増加を示した。さらに,Vc にお 側 Vc 表層の pERK と pGluR1 陽性細胞数は有意 ける有意なアストロサイトの発現増加が認められ に増加していた。pERK 陽性細胞の多くに pGluR1 た。アストロサイトの活性は MSO の投与による 陽性発現を認めたが、PKC- γの陽性発現は認めら 変化を示さなかった。 【結論】咬筋の持続的な過収縮により,咬筋におけ れなかった。 【結論】眼窩下神経損傷による顔面皮膚の機械痛覚 る機械痛覚過敏,および歯髄の痛覚過敏が発症す 過敏には、Vc 侵害受容性神経細胞での ERK リン ることが示された。その発症機構には,Vc におけ 酸化に続く GluR1 リン酸化が関与する可能性が示 るアストロサイト活性に伴うグルタミンの合成, された。 および歯髄を支配する隣在ニューロンへの情報伝 キーワード:神経障害性疼痛,眼窩下神経損傷モ 達が関与していると考えられる。 デルラット,pGluR1 キーワード:非炎症性慢性疼痛,三叉神経脊髄路核, アストロサイト - 47 - 一般演題(ポスター) JB5 末梢-サテライトグリア細胞 JB6 末梢-サテライトグリア細胞 急性歯髄炎により誘導される歯痛錯誤の 末梢神経機構 顎関節炎に随伴した咬筋痛に対する活性 型 satellite cell の役割 Satellite cell involvement in ectopic toothpulp pain associated with acute pulpitis Involvement of activated satellite cells in masseter muscle pain spread following temporomandibular joint inflammation. 〇古宮 宏記 1),清水 康平 1),渡瀬 哲郎 1), 篠田 雅路 2),岩田 幸一 2),小木曾 文内 1) 〇伊藤 玲央 1),丸野 充 1),浦田 健太郎 1), 日本大学歯学部 歯科保存学第Ⅱ講座 1), 岡田 真治 1),李 淳 1),篠田 雅路 2), 同 生理学講座 2) 祇園白 信仁 1),岩田 幸一 2) 【目的】本研究では,歯髄炎によって引き起こされ る歯痛錯誤発症機構の一端を解明することを目的 とした。 日本大学歯学部 歯科補綴学第一講座 1), 同 生理学講座 2) 【目的】臨床において,顎関節症患者の多くは,咬 【方法】右側上顎第一臼歯歯髄(M1)内への CFA 筋の圧痛を訴える場合が多い。最近,三叉神経節 投与 3 日目で,同側上顎第二臼歯(M2)を露髄さ (TG) 内の活性型 satellite glial cell(SGC) が顎顔面 せ Capsaicin 刺激を行った。それぞれで投与前後 部の異常疼痛発症に関与することが報告され,顎 の反射性顎二腹筋活動を経時的に計測し,筋活動 関節炎によって引き起こされる口腔顔面痛に活性 量の解析を行った。また,M1 への CFA 投与およ 型 SGC が関与する可能性が考えられるが詳細は明 び M2 への FG 投与 3 日目にラットを灌流固定し, らかにされていない。そこで,顎関節炎に随伴す 三叉神経節内で Satellite 細胞(SGC)の活性化マ る咬筋痛に対する TG 内活性型 SGC の役割を検討 ーカーである GFAP および Gap 結合の構成タンパ した。 クである Cx43 発現を免疫組織学的手法にて解析 【 方 法 】SD 系 雄 性 ラ ッ ト (7W) の 顎 関 節 相 当 部 に CFA を 投 与 し た 後, 受 動 的 開 閉 口 運 動 (1Hz, を行った。 【成績】筋活動は CFA 群で有意な増加を示した。 30min/day) を行い,顎関節炎モデルラットを作成 Cx43 を発現している GFAP 陽性細胞によって囲 した。CFA 投与後,顎関節および咬筋相当部への まれた FG 陽性神経節細胞数の割合は CFA 群で有 圧刺激に対する頭部逃避反射閾値を経日的に測定 意に多かった。 した。投与後 3 日目サーモグラフィーを用い同部 【結論】M1 歯髄炎は M2 に痛覚過敏が引き起こす の顔面皮膚表面温度を計測した。逆行性トレーサ ことが示された。M1 の炎症により三叉神経節内 ーを咬筋に注射し,咬筋投射 TG ニューロン周囲 での SGC の活性化およびそれに引き続く Cx43 の の SGC 活性を GFAP 発現を指標とし,免疫組織化 発現増加によって活性型 Satellite 細胞(SGC)が 学的に解析した。 M2 支配神経節細胞周囲にまで波及し,M2 神経節 【結果および考察】CFA 投与後,同部への圧刺激 細胞活動を亢進し,結果的に M2 の痛覚過敏が引 に対する頭部逃避閾値は有意に低下した。投与後 きこされたと考えられる。さらに,活性型 SGC の 3 日目,顔面皮膚表面温度が上昇し,咬筋投射 TG 拡散には SGC に存在する Cx43 が関与する可能性 ニューロン周囲の SGC の活性化が認められた。以 が示された。 上の結果から,顎関節炎により,SGC の活性化を キーワード:生理,歯痛錯誤,異所性疼痛 介した咬筋投射 TG ニューロンの活動性亢進が誘 導され,結果的に咬筋痛が発症した可能性が示さ れた。 キーワード:SGC,TG,TMJ - 48 - 一般演題(ポスター) JB7 末梢-サテライトグリア細胞 JB8 末梢-その他(舌痛モデル) 舌神経損傷後痛に対する三叉神経節 GRP 陽性細胞の表現型変化と神経 ‐ グリア機能 連関の関与 Satellite glial cell activation via extracellular signal-regulated kinase phosphorylation, associated with phenotypic change in trigeminal ganglion neurons, is involved in lingual neuropathic pain TNBS 誘発舌熱痛覚過敏に対する三叉神 経節内 p38 のリン酸化の役割 p38 phosphorylation in trigeminal ganglion neuron contributes tongue heat hypersensitivity induced by TNBS application 〇丸野 充 1,2) ,伊藤 玲央 1,2),浦田 健太郎 1), 岡田 真治 1,2),李 淳 1),篠田 雅路 2), 〇美久月 瑠宇 1,2),片桐 綾乃 1,2),豊福 明 1), 祇園白 信仁 1),岩田 幸一 2) 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 全 同 生理学講座 2) 岩田 幸一 2) 人的医療開発学講座 歯科心身医学分野 , 1) 日本大学歯学部 生理学講座 2) 日本大学歯学部 歯科補綴学第Ⅰ講座 1), 【目的】本研究では,組織に器質的な変化を起こす ことなく痛覚過敏を引き起こす疼痛誘発物質 2, 4, 【目的】歯科治療の過程での神経損傷に起因する疼 6-trinitorobennzenne sulfonic acid(TNBS) を 痛の制御に難渋することがある。これまでに我々は 用いて,TNBS 誘発舌熱痛覚過敏発症モデルマウ 舌神経圧迫 (LNC) モデルラットを開発し,舌神経 スを作製し,舌熱痛覚過敏発症に対する三叉神経 損傷により舌に痛覚過敏が発症し,三叉神経節(TG) 節(TG)ニューロンにおける MAPK の一つであ において satellite glial cell(SGC)が活性化するこ る p38 のリン酸化の役割を明らかにすることを目 とを確認した。しかし,舌神経圧迫による神経節細 的とした。 胞と SGC の機能連関については不明な部分が多い。 【 方 法 】C57/BL6 雄 性 マ ウ ス(7W) の 舌 背 に 【方法】LNC モデルを用い,神経細胞体から放出さ TNBS(10mg/ml)を 1 時間処置した。浅麻酔下 れる神経ペプチド calcitonin gene related peptide にて,TNBS 処置後 3 日目より舌背に熱刺激を加え, (CGRP),SGC における ERK のリン酸化,および 熱刺激に対する逃避反射潜時を経日的に計測した。 両者の機能連関について検討した。 さらに,あらかじめ舌に逆行性トレーサーである 【結果】LNC により,CGRP 陽性およびリン酸化 フルオロゴールド(FG)を投与し,TNBS 処置 5 ERK 陽性 SGC に囲まれる神経細胞数が増加した。 日後の FG 標識 p38 陽性またはリン酸化 p38 陽性 特に大型の細胞における CGRP 陽性細胞数の増加 TG ニューロン数を免疫組織学化学的手法により解 が認められた。三叉神経節に CGRP 受容体拮抗薬 または ERK キナーゼの阻害薬を投与すると,痛覚 析した。 【結果】TNBS 処置後 5 日目より 15 日目まで舌へ 過敏発症抑制,CGRP 陽性およびリン酸化 ERK 陽 の熱刺激に対する逃避反射潜時は有意に短縮した。 性 SGC に囲まれる神経細胞数の増加抑制が確認さ TNBS 処置 5 日後,p38 陽性舌投射 TG ニューロ れた。 ン数に変化は認められなかったが,リン酸化 p38 【結論】LNC により CGRP 陽性細胞の表現型の変化 陽性舌投射 TG ニューロン数は有意に増加した。 および CGRP 陽性細胞数増加が生じ,神経細胞体 【結論】以上のことから,舌を TNBS 処置すること からの放出された CGRP により SGC で ERK のリ によって舌投射 TG ニューロンにおいて p38 がリ ン酸化が惹起され SGC が活性化される neuron-glia ン酸化し,これらの TG ニューロン活動が亢進す interaction が疼痛の増悪に関与する可能性が示さ ることによって舌に熱痛覚過敏が発症する可能性 れた。 が示された。 キーワード:舌神経損傷、CGRP、三叉神経節 キーワード:疼痛,三叉神経節,リン酸化 p38 - 49 - 一般演題(ポスター) JB9 末梢-その他(歯周炎モデル) 歯周炎はなぜ痛くないのか?-歯周組織に おける機械痛覚に対する CXCR4 の関与- Why does not periodontitis induce pain? - CXCR4 signaling involves mechanical sensitivity in inflamed periodontal tissue - 〇長嶋 秀和 1),篠田 雅路 2),鈴木 達郎 1), 渡辺 雅弘 1),菅野 直之 1),佐藤 秀一 1), 岩田 幸一 2) 日本大学歯学部 歯科保存学第Ⅲ講座 1), 同 生理学講座 2) 【目的】通常,炎症性疾患では痛みが持続するの に対し,歯周炎では炎症が進行しているにもかか わらず痛みが発症しない。歯周炎の病原菌である P.gingivalis ( P.g. ) の病原因子として知られている 繊毛蛋白が免疫細胞に発現する CXCR4 に対して リガンドとして働くことがわかっている。そこで 本研究では,歯周炎モデルマウスを作製し,歯周 炎による歯周組織の機械痛覚に対する CXCR4 の 役割を検討した。 【方法】C57BL/6 マウス(7w,♂)の上顎第二臼 歯周囲を5-0 絹糸にて結紮しP.g. を播種 (P.g. 群 ) し, 浅麻酔下にて上顎第二臼歯頬側歯肉に機械刺激を 与え,逃避反射閾値を経日的に測定した。さらに, P.g. 群に対し上顎第二臼歯頬側歯肉に CXCR4 中 和抗体を連続投与し,機械刺激に対する逃避反射 閾値の変化を解析した。 【結果】P.g. 群において上顎第二臼歯頬側歯肉への 機械刺激に対する逃避反射閾値に変化は見られな かったが,CFA 群において逃避反射閾値が有意に 低下した。P.g. 群において上顎第二臼歯 ? 側歯肉 への CXCR4 中和抗体の連続投与により,逃避反 射閾値が有意に低下した。 【結論】CXCR4 を介したシグナルが歯周炎におけ る機械痛覚の変調に関与していることが示唆され た。 キーワード:歯周炎,痛み,CXCR4 - 50 - 一般演題(ポスター) JC1 統計 JC2 統計 3次医療機関としての口腔顔面痛外来の 概要 非歯原性歯痛患者の診断までの治療歴の 状況についての検討 Outline of tertiary Orofacial pain clinic in Keio university hospital The survey of the medical histories for the non odontogenic toothache patients 〇井上 真梨子 1),宗像 花楠子 1),木村 萌美 1), 〇坂本 英治 1),石井 健太郎 1),大島 優 1), 岡村 衣里子 1),村岡 渡 1,2),佐藤 仁 3), 加藤 遥 1),江崎 加奈子 1),中島 康経 2), 和嶋 浩一 1) 九州大学 歯科麻酔科 1), 西須 大徳 1),臼田 頌 1),中川 種昭 1), 塚本 真規 1),横山 武志 1) 慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 1), 九州大学歯学研究院 顎顔面病態学講座口腔顎顔 川崎市立井田病院 歯科口腔外科 , 面外科学分野 2) 2) 昭和大学歯学部 口腔外科学講座顎顔面口腔外科 学部門 3) 【目的】慢性の口腔顔面痛に悩む患者は少なからず 存在するが,その実態についての報告は少ない。 【目的】3次医療機関としての口腔顔面痛外来の役割 を把握することを目的に、臨床統計的観察を行い、 患者の受診経緯、疾患内容等の実態を検討した。 今回我々は,非歯原性歯痛(NDTA)患者の診断 に至るまでの治療歴について検討した。 【方法】2011 年 4 月から 2015 年 9 月までに原因 【方法】2014 年 1 月から 2015 年 12 月に慶應義塾 不明の歯痛,顔面痛を主訴として九州大学歯科麻 大学病院歯科・口腔外科口腔顔面痛外来を受診した、 酔科を受診した NDTA 患者が対象である。治療歴 顎関節症を除外した 247 人(男性:53 人,女性: や医療面接から 1)年齢,性別,2)病脳期間:月 3) 194 人) を対象とした。患者背景、 病態、 患者の紹介率、 それまでの歯科,医科の受診歴,4)医科,歯科で 当科受診までの経緯等を調査した。 の治療,検査を抽出した。得られた情報から費や 【結果】9 割以上が医療機関からの紹介で、紹介元は された診療報酬を歯科診療報酬規定(平成 28 年度) 一般開業医、歯内療法専門医、病院歯科、歯科大学 に準拠して算出した。自費の治療歴があれば自己 等であり、地域も北海道から九州と広い範囲であっ 申告での費用も加えた。 た。発症から当科受診までの期間は半年以上がほと 【結果】1)対象は 65 名(男性 / 女性 12/53)で んどで、数年経過しているものもあり、複数の医療 平均年齢 54.8 歳であった。2)病脳期間の中央値 機関を受診していた。ほとんどが原因不明、非歯原 は 33 か月であった。3)複数の受診歴がある症例 性歯痛の疑いであった。全症例の病態の内訳は筋・ では歯科受診歴の平均が 1.72 件で,医科診療科の 筋膜疼痛 94 人(男 16: 女 78,49 歳) ,神経障害性 受診歴は 1.14 件であった。4)抜髄,感染根管処 疼痛 19 人(男 3: 女 16,49 歳) ,筋・筋膜疼痛・神 置が 48 名(75%)に,抜歯が 29 名(45.3%)に 経障害性疼痛合併 37 人(男 4: 女 33,53 歳) ,三叉 行われていた。処置を受けた症例では抜髄,感染 神経痛 22 人(男 9: 女 13,66 歳)が多かった。そ 根管処置の平均が 3.2 本,抜歯は 1.9 本であった。 の他にも帯状疱疹後神経痛,上顎洞炎,各種頭痛な それまでの治療と検査の診療報酬は 12205 点(中 ど約 20 種類と多彩な病態を認めた。 央値)であった。 【結論】口腔顔面痛患者の多くが「早期に適切な診断、 【結論】NDTA の長い病脳期間には複数かつ多種な 治療」という医療の基本的対応を受けていないこと 医療機関の受診歴と治療歴があった。NDTA に対 が明らかになった。一般歯科に対して、非歯原性歯 する診療効率の向上のための環境整備は急務であ 痛をはじめとした口腔顔面痛の一層の啓発活動が必 る。 要であることが示された。 キーワード:非歯原性歯痛,医療費,治療歴 COI 本発表に関して開示すべき COI はない Keyword:口腔顔面痛、受診経緯、三次医療 - 51 - 一般演題(ポスター) JC3 症例 薬 JC4 症例 PHN プレガバリン,トラマドール塩酸塩 / ア セトアミノフェン配合錠および加工附子 末製剤の三剤併用が奏効した口腔顔面痛 の3例 Orofacial Pain Well-Treated with Concomitant Pregabalin, Tramadol Hydrochloride, Acetaminophen, and Powdered Processed Aconite Roots: A Case Series 〇桃田 幸弘 , 高野 栄之 , 可児 耕一 , 松本 文博 , 1) 2) 1) 1) 青田 桂子 1),山ノ井 朋子 1),高瀬 奈緒 1), 宮本 由貴 ,小野 信二 ,東 雅之 1) 2) 1) 徳島大学大学院医歯薬学研究部 口腔内科学分野 1), 徳島大学病院口腔管理センター 2) 水痘帯状疱疹ウイルスの度重なる回帰感 染によりペインコントロールに苦慮して いる1症例 A case who presents difficult pain control due to repeated recurrent infection 〇柏木 航介,野口 智康,中村 美穂,福田 謙一 東京歯科大学 口腔健康科学講座障害者歯科・口 腔顔面痛研究室 【目的】今回われわれは水痘帯状疱疹ウイルス (VZV)の度重なる回帰感染により治療に苦慮して いる症例を経験したので報告する。 【症例】43 歳,男性。右側上顎第 2 大臼歯と右口 蓋の持続痛が出現したため初診 2 日前に近歯科医 【目的】口腔顎顔面の神経障害性疼痛は対応に苦慮す 院でジクロフェナクナトリウムを処方されたが痛 る。プレガバリン・トラマドール塩酸塩 / アセトアミ み改善せず,当科紹介受診。約 2 年前右側三叉神 ノフェン配合錠(T/A 錠) ・加工附子末などが用いら 経第 2 枝に帯状疱疹の既往があった。患者の訴え れる。われわれは,それら三剤の併用が奏効した口腔 ている部位に視覚的及び X 線上でも痛みの原因と 顔面痛を経験した。 思われる所見はなかった。局所麻酔の除痛効果も 【症例 1】81 歳・女性,口蓋痛を訴えたが,器質的変 あいまいであった。酵素免疫法による VZV 抗体価 化はなかった。加工附子末製剤 0.5mg/ 日を投与した。 の著しい上昇が認められた。該当歯周囲にアロデ 14 週 目 に 痛 み は 軽 減 し, プ レ ガ バ リ ン 50mg/ 日 ニアがあり,同部位に帯状疱疹の既往があること を併用した。26 週目に上乗せ効果があり,T/A 錠 から帯状疱疹後神経痛と診断した。 37.5mg/325mg/ 日を併用した。78 週目に痛みは消失 した。 【結果】星状神経節ブロック(SGB)は,痛みを 数時間軽減させた。ドラッグチャレンジテストの 【症例 2】66 歳・女性,4 ┐歯痛を訴えた。同歯は歯 結果は末梢,中枢,交感神経系が関与する神経障 内療法が施行されていた。加工附子末製剤 0.5mg/ 日 害障害性疼痛が考えられた。歯痛に対しては麻酔 とプレガバリン 50mg/ 日を投与した。16 週目に痛み 抜髄処置を施行し,該当歯の疼痛は消失した。ア は軽減し,T/A 錠 37.5mg/325mg/ 日を併用した。55 デノシン三リン酸二ナトリウム水和物持続静注と 週目に痛みは緩解した。 SGB の併用治療を 2 週間毎に施行しているが,時々 【症例 3】50 歳・男性,舌痛および舌知覚・運動麻痺 感を訴えたが,器質的変化はなかった。加工附子末製 同部位に水泡が出現し痛みが増悪するため,アシ クロビルを数ヵ月おきに処方している。 剤 0.5mg/ 日を投与した。8 週目に痛みは軽減し,プ 【結論】帯状疱疹後神経痛の治療は難治性になるこ レガバリン 50mg/ 日を併用した。14 週目に上乗せ効 とが多くペインコントロールに苦慮することがあ 果があり,T/A37.5mg/325mg/ 日を併用した。24 週 るが,その原因の一つとして VZV の複数回の回帰 目に痛みは消失した。 感染が考えられた。 【結果】プレガバリン,T/A 錠および加工附子末製剤 キーワード:水痘帯状疱疹ウイルス,帯状疱疹後 神経痛,回帰感染 を併用し,痛みは緩解・消失した。 【結論】口腔顔面痛に対してプレガバリン,T/A 錠お よび加工附子末製剤の三剤併用は有用であった。 キーワード:口腔顔面痛,プレガバリン,加工附子末製剤 - 52 - 一般演題(ポスター) JC5 症例 firstbite JC6 症例 片頭痛 顎 関 節 症 を 合 併 し た 特 発 性 first bite syndrome の1例 A case of Idiopathic first bite syndrome complicated by temporomandibular disorders 〇千葉 雅俊 ,廣谷 拓章 ,高橋 哲 1) 2) 大崎市民病院 歯科口腔外科 A case of migraine presenting with odontalgia 〇達 聖月,岡安 一郎,鮎瀬 卓郎 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 歯科麻酔学 分野 1) 東北大学大学院歯学研究科 口腔病態外科学講座 顎顔面・口腔外科学分野 1), 歯痛を主訴とした片頭痛の症例 【緒言】片頭痛の原因は不明であるが,三叉神経系 2) が過敏化し,片頭痛による症状を咀嚼筋や歯の痛 みとして感じる場合がある。今回,歯痛を主訴と 【目的】first bite syndrome(FBS)は食事の都度, 咀嚼開始時に耳下腺痛を生じ,咀嚼を続けると痛 した片頭痛の症例を経験したので報告する。 【症例】患者:28 歳,男性。 みが軽快する疾患である。FBS は副咽頭間隙腫瘍 主訴:右下奥歯が痛い。 術後に発症するが,手術既往がない患者にも生じ 現病歴:Χ年 9 月,上記症状が出現し,かかりつ ることがあり,特発性 FBS と呼ばれる。今回,顎 け歯科を受診するも器質的異常は認められなかっ 関節症を合併した特発性 FBS の症例を経験したの た。その後,長崎大学病院・歯周病治療室を受診 で報告する。 したが,原因が不明なため,同日,当科紹介受診 【症例】13 歳女子.200X 年 7 月下旬から両顎に咀 となった。 嚼時痛を生じ,近医で顎関節症と診断され,splint 【経過】診察および検査所見において,咀嚼筋,顔 療法を受けたが,痛みに改善がなく,10 月 7 日に 面皮膚,口腔粘膜,舌,顎骨,歯に異常を認めな 当科を受診した。起立性調節障害を始め多彩な身 かったため,特発性歯痛を疑い,対処療法として 体症状を有していた。耳下腺に腫脹はなく,圧痛 表面麻酔薬を用いたセルフケアを指導した。8 日 があった.開口域は 28mm と制限され,強制開口 後,疼痛は右側上顎や右側側頭部にまで拡大し, で 38mm に増加したが,直ぐに 28mm に減少した。 片側で拍動性の悪心を伴うズキズキとした痛みを 両耳下腺付近に咀嚼開始時に鋭痛が誘発され,痛 訴え,急患で来院した.国際頭痛学会診断基準に みは数値評価スケールで 10/10 と強かった。痛み 照らし,片頭痛が疑われたため,頭痛専門医に紹 は徐々に軽減し消失するまで約 20 分を要し,食事 介し,「片頭痛」と診断され,トリプタン製剤によ の障害度は高度であった。画像検査で顎関節や耳 る管理が開始された。以降,歯痛は消失し,良好 下腺に異常はなく,血液検査でも異常はなかった。 な管理が維持できるようになったため,片頭痛由 酸で舌を刺激すると同側耳下腺に痛みが再現され 来の歯痛であったと診断された。 た。顎関節症(咀嚼筋痛障害)を合併した特発性 【考察】頭痛と口腔顔面痛の多くは三叉神経が関与 しているため,頭痛の関連痛として,歯や咀嚼筋 FBS と診断した。 【結果】習癖の是正と開口ストレッチを励行するよ に疼痛が生じる可能性がある。器質的異常所見が う指示し,薬物療法(ノイロトロピン等)を行い, 認められない歯痛に対しては,頭痛の可能性も考 徐々に痛みの程度と時間が改善した。 慮して診察に当たるべきである。 【結論】特発性 FBS は,顎関節症を合併すること キーワード:歯痛,片頭痛,医療連携 があり,その鑑別診断は慎重に行う必要がある。 キーワード:first bite syndrome,顎関節症,耳 下腺 - 53 - 一般演題(ポスター) JC7 症例 片頭痛 JC8 症例 咳頭痛 歯痛を主訴に受診した片頭痛の 4 例 顎関節症を主訴として来院した咳嗽性頭 痛の 1 例 Migraine as odontalgia : 4cases report 〇渡邉 広輔 ,野間 昇 1,2) A case of primary cough headache that the patient with temporomandibular disorder ,関根 尚彦 , 1,2) 1) 小橋 龍太郎 1),佐藤 有華 1),今村 佳樹 1,2) 日本大学歯学部 口腔診断学講座 1), 日本大学歯学部付属歯科病院 ペインクリニック科 2) 【目的】片頭痛の関連痛はまれに歯痛と類似するこ とがあり、診断に苦慮する場合がある。今回、我々 は発作時に歯痛を呈した片頭痛の4例を経験した ので報告する。 〇関根 尚彦 1),野間 昇 1,2),佐藤 有華 1), 小橋 龍太郎 1),渡邉 広輔 1,2),今村 佳樹 1,2) 日本大学歯学部 口腔診断学講座 1), 日本大学歯学部付属歯科病院 ペインクリニック 科 2) 【目的】咳嗽性頭痛は咳,くしゃみ,またはその他 【症例】症例1:60 歳,女性。頭痛発作時のみ下 のヴァルサルヴァ手技により誘発される稀な頭痛 顎右側臼歯部の歯痛が出現。3 年前に頭痛外来を である。今回我々は顎関節症と併存した咳嗽性頭 受診しインドメタシンを処方されたが症状は改善 痛の 1 例を経験したので報告する。 せず。右側下顎大臼歯に異常は認めなかった。症 【症例】患者は 52 歳男性。右側顎関節雑音を主訴 例 2:29 歳,女性。5 年前より拍動性頭痛を自覚。 に来院。平成 X 年 11 月にくしゃみをした際に突 上顎左側臼歯部に痛みを感じ歯科医院で感染根管 発性に右側側頭部から頭頂部にかけてうずくまる 処置を行い,転院をしても疼痛消失はしなかった。 ほど強い頭痛を自覚。痛みは目の後ろの方からジ 3 ヵ月後から左側頭痛を頻繁に繰り返す。歯の違 ワーと広がり,約 10 分で消失した。悪心,光過敏, 和感は同時に出現している。症例 3:49 歳,女性。 音過敏はない。同年 12 月に某脳神経外科を受診し, 歯痛を自覚すると同時に頭痛を自覚した。疼痛の 異常所見は認められなかった。平成 X +1年 5 月 頻度が増加したため上顎左側第二小臼歯の加療を に顎関節症の疑いで当科を紹介され来院。初診時 受けるが症状の消失には至らなかった。歯痛と頭 の身体所見では右側咬筋,右側側頭筋に圧痛を認 痛は同時に出現し,単独で出現することはない。 め,顎関節に圧痛は認めなかった。最大開口量は 症例 4:45 歳,女性。疲労・飲酒後・月経前に上 51mm で開口時痛はなかった。咳による誘発試験 顎右側臼歯部に拍動性の頭痛を伴う疼痛を自覚。 で頭痛は出現しなかった。当科にて咀嚼筋筋筋膜 同部位に疼痛が出現し近歯科医院にて加療を受け 痛,右側復位性関節円板転位,緊張型頭痛,咳嗽 たが症状改善認められなかった。 性頭痛,一次性運動時頭痛を鑑別診断として挙げ 【結果】全症例は頭痛専門医による片頭痛の診断に より片頭痛予防薬の処方受け,頭痛および歯痛の 疼痛消失を認めた。 た。行動療法と運動療法で経過観察を行ったが, その後も咳嗽時の突発的な頭痛を数回自覚。 【結果】インドメタシン処方後,くしゃみ時,咳嗽 【結論】片頭痛により生じる歯痛は三叉神経枝から 時に発作的疼痛が消失したため,咳嗽性頭痛の疑 の関連痛で生じたものと考えられる。片頭痛患者 いと鑑別診断した。その後,頭痛専門医により咳 は歯科を受診することがあるため神経血管性頭痛 嗽性頭痛の確定診断を得た。 などの非歯原性歯痛に精通する必要がある。 キーワード:歯痛、片頭痛、関連痛 【結論】顎関節症患者は一次性・二次性頭痛を伴っ ていることがあり,歯科医師は頭痛と顎関節症の 鑑別診断が重要である。 キーワード:咳嗽性頭痛、顎関節症、インドメタ シン - 54 - 一般演題(ポスター) JC9 症例 SUNCT JC10 症例 SUNCT 歯科を受診した結膜充血および流涙を伴 う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作 (SUNCT) の 1 例 神経血管減圧術で完全治癒された sunct syndrome の 4 例 Pathogenesis, Surgical Treatment, and Cure for 4 cases of SUNCT Syndrome A case of Short-lasting unilateral neuralgiform headache attacks with conjunctival injection and tearing (SUNCT) consulted dentistry. 野間 昇 2),岡田 明子 2) 〇樋口 景介,千葉 雅俊,山口 佳宏,髙橋 哲 日本大学 歯学部 口腔診断学講座 2) 東北大学大学院歯学研究科 顎顔面・口腔外科学 分野 〇北原 功雄 1),福田 直 1),今村 佳樹 2), 千葉徳洲会病院 脳神経外科 1), 【目的】SUNCT 症候群病態は原因不明である。三 叉神経の root exit zone を脳血管が圧迫すること 【目的】SUNCT は一側性の頭痛発作で,結膜充血 により,sunct syndrome を呈した 4 例を経験し, および流涙を伴うことを特徴とする三叉神経・自 神経血管減圧術で完全治癒されたので,その病態 律神経性頭痛(TACs)である。SUNCT の患者は を報告する。 顎関節症と誤認して歯科を受診することが稀では 【症例】症例 1.52 歳,男性 . 手術所見は椎骨動脈 ない。今回,当科を受診した SUNCT の症例を報 の三叉神経第 1 枝への著しい圧迫を示す。症例 2. 告する。 71 歳,男性 . 手術所見は,三叉神経 1 枝と 3 枝側 【症例】69 歳女性。主訴:左眼~側頭部の痛み。 よりそれぞれ 1 本の血管が著しい圧迫(特に 1 枝 現病歴:2016 年 1 月上旬より左眼~側頭部の発作 側が著明)を認め移動固定し痛み消失する。症例 3. 痛を繰り返すようになり,顎関節症と考えて某歯 68 才女性手術所見は,三叉神経 1 枝と 2.3 枝側よ 科を受診し,2 月 10 日に当科を紹介されて受診し りそれぞれ 1 本の血管が著しい圧迫を認めた。症 た。 例 53 才男性 . 手術所見は,解剖学的,電気生理学 【結果】全身状態良好,左眼瞼は軽度下垂し,眼 的に上小脳動脈が三叉神経第 1 枝の圧迫を認めた。 瞼浮腫や縮瞳は認めなかった。顎関節に痛みや雑 【結果】SUNCT 症候群のなかには,椎骨動脈また 音はなく,開口域 43mm であった。痛みは左眼 は上小脳動脈が三叉神経の root exit zone で三叉 ~側頭部に 1 日 10 回程度の 1 ~ 2 分間の発作痛 神経第 1 枝を圧迫することにより発生する病態が (VAS:75/100)で,流涙を伴うとのことだったが ある。三叉神経 1 枝からの血管圧迫は,椎骨動脈 診察時に発作を確認できなかった。TACs を疑い, が圧迫する場合は,圧迫面積と圧迫強度が強くな インドメタシンを投与したが発作に変化がなかっ る。上小脳動脈が圧迫する場合は,彎曲が強くな たことから SUNCT,あるいは SUNA を疑い,当 り圧迫強度が強くなる。2,3 枝も圧迫している事 院神経内科を紹介した。神経内科で発作中の左結 が多く,多彩な症状を持つ。 膜充血および流涙が確認され,SUNCT と診断さ 【結論】SUNCT 症候群のなかには,血管,殊に椎 れた。クロナゼパムおよびガバペンチンによる薬 骨動脈または上小脳動脈が脳幹の root exit zone 物療法を受け,pain control は良好である。 で三叉神経第 1 枝を圧迫することにより発生する 【結論】SUNCT は顎関節症の鑑別疾患として歯科 病態が在る。これらは三叉神経神経血管減圧術で 医も正しく診断できる知識を持つ必要がある。頭 治癒する。 部自律神経症状を伴う片側の頭痛は TACs を疑い, キーワード:SUNCT 症候群,神経神経血管減圧術, インドメタシンの有効性により細分類を診断した 三叉神経第 1 枝圧迫 上で神経内科に紹介すべきである。 キーワード:SUNCT,三叉神経・自律神経性頭痛 - 55 - 一般演題(ポスター) JC11 症例 心理社会 JC12 症例 心理社会 非定型顔面痛,顔面のチック,顎関節症, 舌痛,下顎のディスキネジアを発症して いた症例 Case Report:Atypical facial pain,Tic,TMD, Sore Tongue,and Mandibular Dyskinesia Co-existed Patient 長崎大学病院におけるリエゾン診療による 舌痛症管理の一症例 A case report of glossodynia managed by liaison system in Nagasaki University Hospital 〇岡安 一郎 1),達 聖月 1),鮎瀬 卓郎 1), 〇高岡 美智子 和気 裕之 1,2) メディカルパレットデンタルオフィス&カウンセリ 分野 1), 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 顎関節治療部, ングオフィス 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 歯科麻酔学 みどり小児歯科 2) 【目的】複数の身体症状を呈し精神科など多くの診 【目的】舌痛症は,口腔顔面痛疾患の中でも特に心 療科を受診している患者に対し,筋緊張緩和のた 理社会的因子や精神疾患との関連性が指摘されて めの緩みの工夫を加えたトレーニングおよび認知 おり,顎関節症とともに,代表的な「歯科心身症」 行動療法などを行い改善した症例を提示する。 として位置付けられている。今回,舌痛症に対す 【症例】40 代,女性,会社勤務.2 年前から顎・舌・ 下唇・下顎前歯・歯肉の強い痛み,下顎のディス キネジア,チック,不眠,肩こり,易疲労感が出現。 る長崎大学病院におけるリエゾン診療の一例を紹 介する。 【症例】患者:62 歳,女性。 歯科,耳鼻科,形成外科,麻酔科,神経内科,精 主訴:舌の先が 24 時間痛い。 神科等を受診したが症状は強くなったと感じてい 現病歴:2014 年 7 月,長崎大学病院・口腔外科で, た。身体化障害の診断を受けておりフルボキサミ 「歯根端切除術」を受ける。その後,上記症状が出現, ン,パロキセチン,クロナゼパム等薬物療法,ボ 持続するようになる。経過観察を行うも症状変わ ツリヌストキシン注射を行っていた。職場で責任 らず,同年 10 月,同科より当科を紹介受診となる。 ある役職に着いた,上司としっくり来ない,また 【経過】診察および各種検査結果から,異常所見は 不安が強い本人の傾向も関与していると考えられ 認められず,「舌痛症」と診断した。医療面接およ た。TCH 是正,筋緊張緩和のための緩みの工夫を び心理テストから,神経症症状が疑われたことか 加えたトレーニング,認知行動療法などを実施し ら,当院・精神神経科と連携し,リエゾン診療で た。 管理を行っていく方針とした。精神科では「うつ 【結果】12 回で舌の痛み VAS10 → 2,時には全く 病」と診断され,抗うつ薬による薬物療法が行われ, 痛くないと改善,チックとディスキネジアはほぼ 当外来では MW 分類に従い,定期的な口腔内の診 消失し顎関節症も気にならなくなった。上司への 察と心身医学療法を行った。翌月より症状の軽減 考え方も変化し,職場で落ち着いてきた。 がみられるようになり,リエゾン診療開始から 6 【結論】緩みを強化したトレーニングで不安・怒り からの緊張緩和の自己コントロールが可能になり, カ月後,抗うつ薬が休薬となった。休薬後も症状 に著変なく,初診から 1 年後に終診となった。 症状出現の悪循環が改善され,心理療法への導入 【結論】舌痛症の評価においては MW 分類が,管 も行いやすくなったと考えられる。このように薬 理においてはリエゾン診療を含め,心身医学的治 物の効果が無く,心理社会的要因のある患者の症 療が有効と考えている。 状改善に筋緊張への対応は効果があることが示唆 キーワード:舌痛症,リエゾン診療,MW 分類 されたと考える。 キーワード:筋緊張緩和,認知行動療法,心理社 会的要因 - 56 - 一般演題(ポスター) JC13 三叉神経痛 JC14 三叉神経痛 当科における三叉神経痛患者の臨床統計 The clinical study of Trigeminal neuralgia OFP clinic in Keio University Hospital 〇木村 萌美 1),井上 真梨子 1),宗像 花楠子 1), 岡村 衣里子 1),村岡 渡 1)2),佐藤 仁 3), 1) A case of trigeminal neuralgia resulting from pericoronitis of wisdom tooth 〇西口 浩明 西須 大徳 ,臼田 頌 ,中川 種昭 , 1) 智歯周囲炎により発症した三叉神経痛の 一例 JA 愛知厚生連 海南病院 歯科口腔外科 1) 和嶋 浩一 , 1) 慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 1), 【緒言】右下 8 埋伏智歯の智歯周囲炎を契機に発症 昭和大学歯学部 歯科口腔外科学講座顎顔面口腔 【症例】42 歳,男性。 川崎市立井田病院 歯科・口腔外科 , 2) 外科学部門 した三叉神経痛を経験したので報告する。 3) 【主訴】右下顎の持続痛と発作痛 【現病歴】初診 3 ヶ月前に右下顎に疼痛出現。そ 【目的】三叉神経痛はカルバマゼピンが特効薬的に の後徐々に疼痛が強くなるため初診 2 ヶ月前に近 奏功するが副作用等により治療に難渋する事も多い。 在歯科受診。智歯周囲炎の診断で,消炎治療とし 三叉神経痛の治療内容を解析し,カルバマゼピンの て抗菌薬および消炎鎮痛剤の内服を行ない一時的 効果、副作用、併用投与の頻度等を明らかにする。 に疼痛軽減したが,初診1ヶ月前から疼痛増強し, 【対象と方法】2014 年 1 月から 2016 年 7 月に慶應 内服治療の効果得られないため精査加療目的に当 義塾大学病院歯科・口腔外科 OFP 外来を受診し三叉 科紹介初診となった。 神経痛と診断された 22 人を対象とし,性別,年齢, 【現症】右側下顎臼歯部の持続的疼痛および右側三 薬物療法の内容および治療結果をレトロスペクティ 叉神経第三枝領域の発作性電撃痛。発作性電撃痛 ブに検討した。 は下顎運動と,右下7遠心舌側歯肉の刺激により 【結果】患者は男性 9 人,女性 13 人で,平均年齢 67.1 歳であった。治療薬はカルバマゼピン単独が 誘発され,持続時間は1分前後であった。 【検査結果】頭部 MRI では異常所見は指摘されな 14 例(63%)で一番多く,バクロフェン単独が 2 例 かった。パノラマにて右下 8 が深部埋伏しており, (9%)であった。カルバマゼピン単独で疼痛発作が 右下 7 近心から右下 8 歯冠部を含む骨吸収像を認 消失した症例は4例のみで、他は多剤併用であった。 併用薬剤はプレガバリン,バクロフェン,ラモトリ めた。CT では右下 8 舌側を圧排された下顎菅が走 行していた。 ギン,ゾニサニドであった。また,カルバマゼピン 【処置および経過】下顎孔伝達麻酔で疼痛の軽減認 の副作用はふらつき・めまいが 10 例,眠気 3 例,動悸, めたが,カルバマゼピン内服では効果が得られな 肝障害,発疹,嘔吐が 1 例ずつであった。治療経過 かった。その後右下 78 抜歯を行なった。抜歯後一 は疼痛コントロール後、漸減し薬物療法終了した症 時的に発作性疼痛の増強を訴えたが,創部の治癒 例が 5 例,薬物療法継続中が 14 例,手術症例が 3 とともにカルバマゼピン内服で除痛が得られるよ 例であった。 うになった。 【結論】三叉神経痛の疼痛コントロールにおいてカル 【考察】智歯周囲炎による炎症性疼痛が先行したこ バマゼピンは有効な薬剤であるが,多くの症例で併 とや,抜歯後に疼痛コントロールが安定してこと 用薬が必要であること,また、投薬継続例が多いこ から,炎症刺激が三叉神経痛に影響している可能 とが示された。学部教育,卒後教育で三叉神経治療 性が考えられた。 の困難さ,薬物療法に対する正しい知識の啓発・普 キーワード:三叉神経痛,智歯周囲炎,カルバマ 及が必要であることが示唆された。 ゼピン COI 本発表に関して開示すべき COI はない Keyword:三叉神経痛、カルバマゼピン、多剤併用 - 57 - 一般演題(ポスター) JC15 三叉神経痛 JC16 三叉神経痛 占拠性病変 ( 脳および頭蓋底腫瘍 ) による 有痛性三叉神経ニューロパチーの 4 例 Painful trigeminal neuropathy attributed to spaceoccupying lesion 4 cases 三 叉 神 経 痛 に 対 す る Microvascular Decompression に お け る 三 叉 神 経 root exit zone Mapping 〇山本 真麻 1,2),野間 昇 1,2),今村 佳樹 1,2), Electrophysiological Mapping of the Trigeminal Nerve Root during Microvascular Decompression 日本大学歯学部付属歯科病院 口腔診断学講座 1), 〇北原 功雄,福田 直,白鳥 寛明 松川 由美子 1,2),高根沢 大樹 1,2),渡邉 広輔 1,2) 同 ペインクリニック科 2) 【目的】占拠性病変 ( 脳および頭蓋底腫瘍 ) による 有痛性三叉神経ニューロパチーの 4 例を経験した。 千葉徳洲会病院 脳神経外科 【目的】特発性三叉神経痛の病態は,頭蓋内の 三 叉神経 root exit zone において , 血管が神経を圧 【症例】症例1は 61 歳女性で,下顎右側臼歯部の 迫することにより疼痛を生じている。圧迫部位で 疼痛を主訴に来院。他科にて下顎右側臼歯部の抜 ある root exit zone での三叉神経分枝の走行と , 歯,骨腫の除去,根管処置を受けたが改善しなか 実際に圧迫されている部位の関連性について , 電 った。MRI 撮影を行い,右側小脳橋角部腫瘤様病 気生理学的に検討し報告する。 変の画像診断を得た。症例 2 は 53 歳女性で,下 【方法】2015 年 12 月より現在まで特発性三叉神 顎左側臼歯部の疼痛を自覚。近医歯科にて下顎左 経痛に対して、 神経減圧術を施行した 11 例が対象。 側智歯の抜歯と下顎左側臼歯の抜髄を受けたが, 平均年齢 70 歳。 男女比 .5:6。 痛みに変化はなく当科来院。MRI 撮影を行い,右 【結果】1.三叉神経痛の痛み部位と,REZ におけ 側小脳橋角部腫瘤様病変の画像診断を得た。症例 る三叉神経分枝配列の mapping はほぼ一致した。 3 は 81 歳女性で,上顎右側歯肉の疼痛を主訴に来 2.REZ( 血管圧迫部位)では三叉神経根の第Ⅰ枝 院。2 年前に,右側顔面痛のため上顎右側小臼歯, は脳幹前面側で左右に変位し分布(走行)した。Ⅱ, 大臼歯の抜歯され,疼痛は消失したがインプラン Ⅲ枝は三叉神経自身の捻れやクモ膜の引きつれに ト治療後から電撃様疼痛を自覚。MRI 撮影を行い, よって大きく分布(走行)が変わる。 右側小脳橋角部腫瘤様病変の画像診断を得た。症 【結論】11 症例すべてが脳幹前側に第 1 枝が走行 例 4 は 75 歳男性で,下顎右側小臼歯部に発作痛 していた。2 枝、 3 枝に関しては,責任血管の圧迫 としびれ感を主訴に来院。発作痛は食事時が主で, により,三叉神経の捻れやクモ膜のひきつれ,角 会話時,洗顔時,歯ブラシ時に出現する。MRI 撮 度によって差が生じ,多様なパターンが存在する。 影により右側小脳橋角部腫瘤様病変を認めた。 キーワード:特発性三叉神経痛,三叉神経分枝走行, 【結果】全症例に対して MRI 撮影を行い,脳神経 root exit zone 外科に対診したところ脳腫瘍(聴神経腫瘍)に起 因する有痛性三叉神経ニューロパチーと診断した。 【結論】占拠性病変による有痛性三叉神経ニューロ パチーの診断には併存する神経症状の有無や病歴 聴取,画像診断が鑑別診断に重要である。 キーワード:占拠性病変,有痛性三叉神経ニュー ロパチー,脳腫瘍 - 58 - 一般演題(ポスター) JC17 BMS JC18 BMS 健常者における舌神経ブロックおよびカ プサイシン舌尖塗布が舌の知覚の歪みへ 及ぼす影響 Influence of lingual nerve block and application of capsaicin on tongue tip for perceptual distortion of tongue in healthy participants 〇本田 実加 1),小見山 道 1,2),飯田 崇 1,2), Somatosensory sensitivity on tongue tip by topical application of capsaicin in healthy participants 〇岡田 恵理子 1),飯田 崇 1,2),本田 実加 1), 神山 裕名 1),吉崎 聡 1),小峯 千明 3),西村 均 2), 牧山 康秀 2),小見山 道 1,2) 神山 裕名 1),西森 秀太 1),西村 均 2), 牧山 康秀 2),川良 美佐雄 1) 健常者のカプサイシンを用いた舌痛症モ デルにおける舌尖の感覚機能の検討 日本大学松戸歯学部 顎口腔機能治療学講座 1), 同 口・顔・頭の痛み外来 2), 日本大学松戸歯学部 顎口腔機能治療学講座 , 1) 日本大学松戸歯学部付属病院 口・顔・頭の痛み 外来 2) 同 歯科臨床検査医学講座 3) 【目的】舌痛症は正常な検査所見にもかかわらず舌 に慢性的な灼熱感や疼痛を主症状とする疾患であ 【目的】知覚の歪みの検討は,持続的な口腔顔面痛 るが,発症するメカニズムや病態は解明されてい を把握する重要な事象となる。本実験では,舌痛 ない。本研究では,舌痛症の病態の解明を目的と 症の病態解明を目的として,舌神経ブロックおよ してカプサイシンの舌尖塗布による舌痛症モデル びカプサイシンの舌尖塗布による舌における知覚 における舌尖の感覚機能を定量的感覚試験(QST) の歪みの発現について検討した。 を用いて検討した。 【方法】被験者は平均年齢 25.5 歳の健常女性 16 【方法】被験者は健常女性 16 人とし測定は 2 日間 人とした。舌への薬剤条件は舌神経ブロック,カ 行うランダム化比較試験とした。1 日目は舌尖に プサイシン塗布,ワセリン塗布(コントロール) おける 13 種類の QST を行った。QST による測定 の 3 種類とし,各日において 1 つの条件にて測定 後舌尖にカプサイシンを塗布し,カプサイシン塗 した。測定部位は舌,下顎前歯,下唇,右手拇指 布中 5 分間における舌尖の疼痛の強さを視覚的ア とした。イラストおよび NRS を用いた知覚の歪み, ナログ尺度 (VAS) にて 30 秒おきに計測した。カプ von Frey フィラメント(舌,下唇,右手拇指)ま サイシン塗布 5 分後から再度舌尖において QST を たは歯髄電気診(下顎前歯)を用いた知覚閾値を 行った。2 日目は 1 日目と同じ実験スケジュール 舌神経ブロックまたは薬剤塗布前,5 分後,15 分後, にて行い舌尖にワセリンを塗布し QST を行った。 30 分後,1 時間後に計測した。 【結果】カプサイシン塗布時における VAS スコア 【結果】舌神経ブロックにおける 5 分後以降の舌の の平均(8.2±0.5)はワセリン塗布(1.9±0.3)と 触覚閾値,イラストおよび NRS による舌の知覚の 比較して有意に高かった(p < 0.05)。カプサイ サイズはブロック前と比較して有意に高い値を示 シン塗布後における冷知覚閾値(CDT),温痛閾値 した(P<0.05)。カプサイシン塗布 5 分後におけ (HPT)はワセリン塗布後と比較して有意に低い値 る NRS を用いた下唇の知覚サイズは,塗布前と比 を示した(p < 0.05)。またカプサイシン塗布後に 較して有意に高い値を示した(P<0.05)。ワセリン おける機械的疼痛閾値 (MPT)はワセリン塗布後 塗布における全測定部位の触覚閾値,舌の知覚の と比較して有意に高い値を示した(p < 0.05)。 サイズは測定時間内に有意差は認めなかった。 【結論】カプサイシン舌尖塗布は舌尖における感覚 【結論】舌における知覚の歪みは,侵害刺激よりも 機能の変化を引き起こす可能性が示唆された。 求心路遮断による体性感覚の変化の影響を受ける キーワード:舌痛症,カプサイシン,定量的感覚 ことが示唆された。 試験(QST) キーワード:舌痛症 , 知覚 , カプサイシン - 59 - 一般演題(ポスター) JC19 BMS JC20 関連痛 JC19Burning Mouth Syndrome 患 者の侵害熱刺激による脳賦活と脳体積の 変化 Brain activity induced by noxiou heat stimuli and changes in brain volume in BMS patients. 〇小橋 龍太郎,篠崎 貴弘,松川 由美子,中谷 有香, 渡邉 広輔,関根 尚彦,佐藤 有華,阿部 郷, 今村 佳樹 咬筋触診時における実験的関連痛の検討 Experimental Referred Pain from Masseter Muscle Palpation in Normal subjects. 〇増田 学,飯田 崇,神山 裕名,西森 秀太, 小見山 道 日本大学松戸歯学部 顎口腔機能治療学講座 【目的】顎顔面領域における関連痛の病態解明を目 的とし,健常者の咬筋における触診時の機械的感 日本大学歯学部 口腔診断学講座 受性と関連痛を検討した。 【方法】被験者は顎顔面領域に異常を認めない 32 【目的】Burning Mouth Syndrome(以下,BMS)は, 名( 男 性 16 名, 女 性 16 名; 平 均 年 齢:28.9± 灼熱感様のピリピリとした疼痛を伴う疾患である。 10.5 歳)とした。被験者の右側咬筋表面を縦横 3 近年の研究から,本疾患の発症には口腔局所の病 ×5 分割した 15 の測定部位に設定し,各部位に 3 態変化だけでなく何らかの中枢神経系の関与が示 種類の強度における 5 秒間の加圧(0.5kg,1kg, 唆されている。今回は,BMS 患者の中枢における 2kg)を加えた。各測定部位における各加圧強度の 疼痛の認識修飾機構について,functional MRI(以 機械的感受性および関連痛を評価した。機械的感 下,fMRI)を用いて,侵害熱刺激による脳賦活に 受性は,加圧時における疼痛・不快感強度を 0-50- 加えて,時間的加重と脳皮質の体積変化について 100 NRS を用いて記録した。関連痛の評価は各加 研究を行った。 圧後に口頭で質問し,関連痛の発生部位をタブレ 【方法】対象は,16 名の女性の BMS 患者と対照と ット上に記録した。 して年齢の一致した 15 名の健康女性とした。右側 【 成 績 】 右 側 咬 筋 に お け る 関 連 痛 は 2kg,1kg, 手掌と右側下口唇に加えた侵害熱刺激の前半部分 0.5kg 加 圧 に お い て そ れ ぞ れ 34.4%,12.5%, と後半部分の脳活動を比較することで時間的加重 3.1% の被験者にて認めた。2.0kg 加圧時における について検討した。加えて脳皮質の体積を BMS 患 関連痛発生人数は,0.5kg および 1.0kg と比較し 者と対照で比較した。統計処理は SPM8 を用い脳 有意に高かったが(P<0.05),測定部位間に有意差 体積の変化については VBM8 により計測した。 は認めなかった(P>0.05)。2kg,1kg 加圧時にお 【結果】右側下口唇に侵害熱刺激を与えた場合の脳 活動は,健常者に比較し BMS 患者で著明に亢進し ける疼痛強度および不快感強度は測定部位間に有 意差を認めた(P<0.05)。 た。口唇ならびに手掌に侵害熱刺激を加えた場合, 【結論】健常者においても,咬筋の触診にて関連痛 BMS 患者,健常者のいずれにおいても後半で脳活 を認めることが示唆された。咬筋の触診において 動の亢進が明らかだった。特に BMS 患者の口唇刺 生じる関連痛は加圧強度と相関関係を認めたが, 激時の脳活動ならびに時間的加重の発現には,脳 測定部位と相関関係を認めないことが示された。 前方の運動系と認知情動系に関わる部位の亢進が キーワード:関連痛,機械的感受性,咬筋 深く関与し,これらの部位では皮質の萎縮もみら れた。以上から BMS 患者の疼痛には,運動系と認 知情動系が重要な役割を果たしていると推測され た。 キーワード:BMF,fMRI,侵害熱刺激 - 60 - 一般演題(ポスター) JC21 症例 MFP 掻痒 JC22 錯感覚 筋・筋膜痛に関連して生じたと考えられ る上顎臼歯部歯肉の掻痒感の一例 A case report of a patient complaining itch sensation in her maxillary molar gingiva likely derived from the remote myofascial pain 冷温交互刺激で生じる錯感覚と Conditioned Pain Modulation (CPM) の関連 The relationship between thermal illusion induced by the cold-heat pulse stimulation and conditioned pain modulation 〇三木 春奈,水口 一,前川 賢治,窪木 拓男 〇久保 英範,松本 勝洋,大野 由夏,小長谷 光 ト再生補綴学分野 分野 1) 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 インプラン 明海大学歯学部 病態診断治療学講座 歯科麻酔学 【目的】上顎臼歯部歯肉の掻痒感を訴え,筋・筋膜 【 目 的 】 冷 温 刺 激 の 交 互 刺 激(cold-heat pulse 痛の症状軽減とともに掻痒感の軽減を示した症例 stimulation:CHPS) に よ り, 冷 刺 激 時 に 温 痛 を経験したので報告する。 覚,温刺激時に冷痛覚が生じる(錯感覚;thermal 【症例】患者は 36 歳女性。本院受診の 9 か月前に 左側上顎第二大臼歯歯肉の違和感と左側頭頸部か ら肩甲骨に及ぶ掻痒感を自覚し,近歯科医院を受 illusion:TI)。定量的熱刺激装置を用いて CHPS を与え,CPM 効果と TI の関連を検討した。 【方法】健康成人 20 人を対象とした。CHPS の冷 診した。左側上顎第二大臼歯の抜髄処置を受ける 温刺激の痛覚閾値温度(VAS70/100)を設定後, も歯肉の違和感は改善しなかったため,本院へ紹 条件刺激として前腕に定量的熱刺激装置を用いて 介受診した。左側上顎第二大臼歯には,X 線なら CHPS を与え反対側前腕で圧痛覚閾値(pressure びに CBCT 検査にて根尖部の透過像を認めたため, pain threshold: PPT)を測定し CPM 効果を算出 根尖性歯周炎を疑い感染根管治療を行った。しか した。CHPS に対する TI の有無を評価した。 し,症状は改善せず,同歯の打診痛と左側上顎臼 【 結 果 】CHPS( 冷 刺 激:1.0±0.5 ℃, 温 刺 激: 歯部の歯頚部歯肉に持続的な掻痒感を認めた。掻 43.5±1.5 ℃) に よ り 56.5±5.3%(mean±SE) の 痒感は,肩凝りと伴に増悪し,その後 2-3 日持続 CPM 効 果 を 認 め た(P < 0.01)。20 名 中 9 名 した。また,左側咬筋,側頭筋,胸鎖乳突筋に圧 で TI を認めた。TI を認めた被験者では,大きな 痛を認め,これらの筋への持続的圧迫により掻痒 CPM 効果を認めなかった (P < 0.05)。CPM 効果 感が再現された。 がない被験者はすべて TI を認めた。 以上の所見より,本症例の掻痒感は,筋・筋膜 【考察】健康成人において CPM 効果と TI の有無に 痛の関連症状である可能性が考えられた。そのた より痛み感覚の識別パターンが複数存在し,CPM め,筋・筋膜痛の軽減を目的に,マッサージ,温 効果と TI の有無には関連性があった。本試験は 罨法など理学療法を行った。さらに,睡眠時ブラ Quantitative sensory testing の1つとして慢性疼 キシズムの自覚があったことから,上顎型スタビ 痛患者における内因性疼痛メカニズムの解明に応 リゼーションスプリントの装着を指示した。 用できる可能性がある。 【結果】筋・筋膜痛の軽減に伴い,左側上顎第二大 キーワード:CPM,錯感覚,冷温交互刺激 臼歯の打診痛ならびに周囲歯肉の掻痒感も消失し た。 【結論】遠隔部位の筋・筋膜痛が,関連痛のメカニ ズムを介して歯周組織に掻痒感を生じさせたと思 われた症例を経験した。 キーワード:筋・筋膜痛,掻痒感,関連痛 - 61 - 一般演題(ポスター) JC23 Painvision 感覚 JC24 荷重再現性 知覚・痛覚定量分析装置 ( ペインビジョン R) を用いた下顎枝矢状分割術後の知覚変化の定 量的評価 An assessment of mental nerve hypoesthia after SSRO using perception/pain sensation analysis device(pain visionR) 荷重測定における簡易型荷重計の再現性の 検討 Repeatability of load measurement using palpometer 〇関端 哲士 1),飯田 崇 1),西森 秀太 1), 本田 実加 1),増田 学 1),吉崎 聡 1), 〇宗像 花楠子 1),村岡 渡 2),佐藤 仁 1), 小峰 千明 3),内田 貴之 2),小見山 道 1) 加藤 伸 1),柴 秀行 1),中川 種昭 1),和嶋 浩一 1) 同 口・顔・頭の痛み外来 2)), 臼田 頌 1),西須 大徳 1),井上 真梨子 1), 慶應義塾大学 歯科・口腔外科教室 1), 川崎市立井田病院 歯科・口腔外科 , 2) 昭和大学 顎顔面口腔外科 3) 日本大学松戸歯学 顎口腔機能治療学講座 1), 同 歯科臨床検査医学講座 3) 【目的】DC/TMD に準じた筋触診検査における簡易 型荷重計の使用方法の確立を目的とし、手指および 【目的】下顎枝矢状分割術(以下 SSRO)後の知 簡易型荷重計による荷重測定の再現性を検討した。 覚 変 化 の 評 価 法 と し て visual analog scale や 【方法】被験者は歯科医師免許取得後 5 年以内の歯科 numerical rating scale(NRS) に よ り, 直 後 か 医師を男性 8 名、女性 8 名とした。簡易型荷重計は ら知覚鈍麻が生じ,次第に回復することが報告さ Palpeter(PP)、荷重測定は電子はかりを用いた。測 れている。今回,NRS と知覚・痛覚定量分析装置 定における荷重の強度は 0.5kg f、1.0kg fとした。 (painvision) を用いて知覚変化を比較検討するこ 測定は、1) ビジュアルフィードバック(VF)なしで とを目的とした。 手指にて 10 回の練習後、手指にて 10 回の測定(MP- 【 方 法 】2012 年 8 月 〜 2015 年 11 月 に 当 科 で MP)、2)VF ありで手指にて 10 回の練習後、手指にて SSRO 実施後にオトガイ部に知覚変化を認めた 18 10 回の測定(MPVF−MP)、3)VF なしで PP を用い 例の 36 側(両側オトガイ部)を対象とした。知 て 10 回の練習後、PP を用いて 10 回の測定(PP-PP)、 覚測定は NRS と painvision を用い,測定は術前, 4)VF ありで PP を用いて 10 回の練習後、PP を用い 術後 1 週間・1 か月・3 か月・6か月で実施した。 て 10 回の測定(PPVF-PP)の 4 条件にて行った。 painvision 測定値は術前を 100%として標準化し 各測定における荷重時間は 2 秒、計測間のインター た。NRS は術前と同じ状態を 10,全く感覚が無い バルは 10 秒、各条件間のインターバルは 2-3 分と 状態を 0 として評価した。 した。各条件における測定の順序はランダムとした。 【結果】36 側の中で術後 6 か月までに術前の状態 に回復したのは NRS では 32 側,painvision では 荷重測定の再現性は各条件における荷重値より変動 係数を算出し、評価した。 28 側だった。術後 6 か月間に painvision の評価 【結果】MP-MP における荷重の平均値は、他の 3 条 で知覚過敏状態を示したのは 36 側中 19 側あった。 件と比較し有意に高かった(P < 0.05)。MP-MP に 【結論】NRS と painvision の比較で途中経過が一 おける荷重の変動係数は、他の 3 条件と比較して有 致しない症例が認められたが,6 ヶ月間の経過は 意に高かった(P < 0.05)。MPVF-MP における荷重 同様の傾向を示した。しかし,painvision では一 の変動係数は PP-PP、PPVF-PP と比較して有意に高 部に知覚過敏を認める例があり,painvision を併 かった(P < 0.05)。PP-PP と PPVF-PP における荷 用することで知覚変化の過程を詳細に評価できる 重の平均値および変動係数は有意差を認めなかった。 可能性が示唆された。 【結論】DC/TMD に準じた筋触診検査において、簡 キ ー ワ ー ド: 知 覚 の 定 量 的 評 価、 知 覚 過 敏、 易型荷重計を用いた筋触診検査は荷重測定の再現性 Painvision を高めることが示唆された。 キーワード:簡易型荷重計,筋触診検査,荷重測定 - 62 - 一般演題(ポスター) JC25 睡眠質問票 JC26 睡眠質問票 ピッツバーグ睡眠質問票を用いて評価し た舌痛症患者の睡眠の質 -ケースコントロールスタディ- 睡眠障害と咀嚼筋痛障害の関連性 ~ピッツバーグ睡眠質問票日本語版を用 いた検討~ Sleep quality of glossodynia patients using Pittsburgh Sleep Quality Index - Case Control Study - Relationship sleep disturbance and myofascial pain ~ Clinical study with Pittsburgh Sleep Qualiry Index ~ 〇安陪 晋 1),桃田 幸弘 2),葉山 莉香 3), 〇清水 博之,小林 大輔 大倉 一夫 ,松香 芳三 3) 3) 徳島大学大学院医歯薬学研究部 総合診療歯科学 分野 1), 同 口腔内科学分野 , 2) 都立多摩総合医療センター 歯科口腔外科 【目的】顎関節症の発症は様々な要因と結びついて おり睡眠障害もその一因とされているが , 因果関 同 顎機能咬合再建学分野 3) 係についてはまだ解明されていない点も多い . そ こで我々は咀嚼筋痛障害を有する患者に対し睡眠 【目的】本研究の目的は舌痛症患者の睡眠が疼痛を 有していない健常者のものと差があるのかを検討す ることである。 障害との関連性について検討を行った。 【方法】対象は 2015 年 4 月 1 日より 2016 年 3 月 31 日までに当科を受診した咀嚼筋痛障害を有する 【方法】調査期間は 2012 年 6 月から 2015 年 12 月 顎関節症女性患者 40 名と健康女性対照群 30 名で , までとした。対象は一次性舌痛症患者,口腔カンジ ピッツバーグ睡眠質問票日本語版 ( 以下 PSQI-J) を ダ症による二次性舌痛症患者のうち,睡眠調査に同 用いて評価した。患者群に対する調査項目は咬筋 意の得られた 32 名(一次性;女性 12 名,男性 1 名, 部圧痛 , 開口時痛 , 自力最大開口量 , 日常生活支障 二次性;女性 14 名,男性 5 名)である。対照群と 度とした。 して全身状態が良好で口腔粘膜に痛みを伴わず,年 【結果】睡眠障害が疑われる症例は対照群で 6.7 齢・男女比が同じ 19 名(女性 15 名,男性 4 名)の %だったのに対し患者群では 82.5%にみられた。 補綴治療希望患者を任意に抽出し,正常被験者と設 PSQI-J スコアは有意に患者群のほうが高かった 定とした。研究資料には診療録と睡眠質問票を用い (P=0.010). また患者群における PSQI-J スコアの合 た.睡眠質問票は日本語版ピッツバーグ睡眠質問票 計値と咬筋部圧痛の VAS 値に関連を認め ,PSQI-J を用い,7 つの睡眠関連項目と睡眠障害の指標とし の項目別では ,「睡眠の質」では咬筋部圧痛 (P = て総合得点を算出した。睡眠関連項目と総合得点に 0.036),「入眠時間」では咬筋部圧痛 (P=0.009),「睡 関しては Kruskal-Wallis 検定を用い,多重比較には 眠時間」では生活支障度で有意な関連 (P = 0.021) ボンフェローニ補正を行い,有意水準は 5%とした。 を認めた。 【結果】年齢には 3 群には有意な差を認めなかっ 【結論】睡眠障害に起因すると考えられているブラ た(p=0.76). 睡 眠 関 連 7 項 目 の 信 頼 性 と し て キシズムが顎関節症,特に咀嚼筋痛障害の発症に Cronbach αは 0.71 であった.睡眠の質に関しては, 関連を持つことが改めて示唆された。 正常者と一次性および二次性舌痛症患者間に有意な キーワード:睡眠障害、咀嚼筋痛障害、ピッツバ 差を認めた(p=0.01,p=0.01) 。また,日常の覚醒 ーグ睡眠質問票 困難と睡眠障害に関しては正常者と二次性舌痛患者 症に有意な差を認めた(p<0.01)。 【結論】舌痛症患者は正常者に比べて睡眠の質が低 下していることが明らかになった。 キーワード:ピッツバーグ睡眠質問票,舌痛症,睡 眠障害 - 63 - 一般演題(ポスター) JC27 運動恐怖 質問票 JC28 スプリント 質問票 日本語版 Tampa Scale for Kinesiophobia for Temporomandibular Disorders(TSKTMD-J) の開発-収束的妥当性に関する予 備的研究- Assessment of the convergent validity of the Tampa Scale for Kinesiophobia for Temporomandibular Disorders(TSK-TMD-J) -Japanese edition: A preliminary study for the convergent validity 〇川上 哲司 ,瓜谷 大輔 ,岡澤 信之 , 1) 桐田 忠昭 2) 1) Effectiveness of occlusal sprint therapy for patients with myofasial pain 〇野口 智康,柏木 航介,中村 美穂,福田 謙一 東京歯科大学 口腔健康科学講座 障害者歯科・ 口腔顔面痛研究室 【目的】咀嚼筋痛の治療にはスプリント療法が提示 されているがその有効性に関しては未だに様々な 1) 議論がなされている。さらに臨床では症状の改善 奈良県立医科大学 口腔外科学講座 1), 畿央大学 健康科学部理学療法学科 咀嚼筋痛患者の病態とスプリント療法の 有効性 が認められるものもあれば認められないものもあ 2) り,ガイドラインでも低い推奨となっている。し かしながら治療効果に影響する患者背景や病態な 【目的】日本語版 TSK-TMD-J の収束的妥当性の評 価を予備的に行うことである。 どを明確に示す研究は少ない。そこで本研究は, 咀嚼筋痛患者に対してスプリント療法を選択する 【 対 象 お よ び 方 法 】 対 象 は, 顎 関 節 症 と 診 断 さ れ た 29 名 で あ り,TSK-TMD-J に 加 え て,Pain 基準を明確にすることを目的として行った。 【方法】DC/TMD の診断基準を参考に筋痛,筋筋 Catastrophizing Scale (PCS),Short-Form Health 膜痛と診断された患者 29 名(女性 23 人,男性 6 人) Survey version 2(SF-36)に回答してもらった。 を対象として,診断用スプリントを用い,睡眠時 TSK-TMD-J は,総得点と activity avoidance(AA) ブラキシズムの有無及びその性状をスクリーニン および somatic focus(SF)の下位項目の得点を グした。また VAS,開口量,患者背景などを調査 算出した。PCS は,反芻,拡大視,無力感の各下 した。スタビライゼーションスプリントを装着し 位項目,SF36 は,全体的健康感等の各下位項目の 2 か月後に満足度,VAS,筋圧痛,開口量を評価した。 得点を算出し,ピアソンの相関係数を算出した。 【結果】低い満足度が 13 人,高い満足度が 16 人 有意水準は 5% とした。 であった。診断用スプリントのファセットの長さ 【 結 果 】TSK-TMD-J の 総 得 点 は,27.8±4.7 点, が 3mm 以上の群は満足度が有意に高かった。低 AA と SF は 15.9±2.9 と 11.9±2.3 点 で あ っ た。 い満足度の群は高い満足度の群と比較して「患者 TSK-TMD-J の総得点は,PCS の無力感(r=0.48) さんの健康に関する質問票(PHQ-9)」の値が有意 と SF36 の全体的健康感(r=-0.51)と有意な関連 に高かった。 を認め,AA は,PCS の無力感(r=0.37)と SF36 【結論】スタビライゼーションスプリントは長いフ の全体的健康感(r=-0.44)と有意な関連を認め ァセットを形成する患者に治療効果が得やすい可 た。さらに SF は,PCS の反芻(r=0.48),無力感 能性が考えられた。また PHQ-9 の高いスコアをも (r=0.53),SF36 の全体的健康感(r=-0.50)と有 つ患者は通常のスプリント治療や理学療法だけで は改善が困難である可能性があると思われた。 意な関連を認めた。 【結論】運動恐怖は,患者の主観的な健康感が低下 キーワード:咀嚼筋痛,スプリント療法 している可能性が示唆された。 キーワード:TSK-TMD-J,顎関節症,収束的妥当性 - 64 - International Congress on Orofacial Pain (ICOP) International Association for the Study of Pain Special Interest Group on Orofacial pain(IASP SIG on OFP) 2016 orders !" Joint meeting of the three organizations The Abstract Book 抄録集 2016. Venue 9.24 25 Sat Sun Kanagawa Dental Association Hall 6-68 Sumiyoshimachi, Naka-ku, Yokohama, 231-003 Japan Prof. Rafael Benoliel Presidents Prof. Koichi Wajima Prof. Koichi Iwata (IASP SIG on OFP) (Asian Academy of Craniomandibular Disorders) (Japanese Society of Orofacial Pain) http://www.assiste-j.net/icop2016/english.html &217(176 *UHHWLQJV 2UJDQL]DWLRQV &RQJUHVV6FKHGXOH *HQHUDO,QIRUPDWLRQ &RQJUHVV)DFLOLW\ 5HJLVWUDWLRQDQG&KHFNLQ %XVLQHVV6RFLDO(YHQWV 6HUYLFHV 5HTXHVWHG&RQVLGHUDWLRQV 3UHVHQWDWLRQ &RPPHUFLDO([KLELWLRQ $EVWUDFWV $$&0'-RLQW6HVVLRQV 6,*6HVVLRQV 3RVWHU$EVWUDFWV GREETINGS ,$636SHFLDO,QWHUHVW*URXS3UHVLGHQW Rafael Benoliel Welcome to ICOP 2016! Dear friends, it is such a pleasure to welcome you all to the joint meeting of the Asian Academy of Craniomandibular Disorders (AACMD), The Japanese Society for Orofacial Pain (JSOP) and the IASP’s OFP Special Interest Group (SIG). As you know the joint meeting is an officially approved satellite of the IASP’s meeting. The focus of the OFP-SIG meeting will be on designing an improved classification for acute and chronic orofacial pain. We are lucky to have attracted some of the best international speakers on the subject matter. I am confident we will enjoy interesting and important discussions following these presentations. As we move forwards we will set up work groups who will continue to collaborate over the next year and hopefully we will meet in the USA during September 2017 for a follow up meeting. The AACMD and the JSOP have been excellent partners and generous hosts and I thank them for their efforts. Specifically Dr. Wajima (AACMD President), Dr. Iwata (JSOP President), and Dr. Imamura who have worked to produce an exciting and rich scientific meeting. I would also like to recognize my partners who worked with me in conceptualizing and organizing the OFP-SIG session. Dr Lene Baad-Hansen, the elected Secretary for the SIG, has been invaluable in her input and practical assistance. I also asked Dr. Peter Svensson to act as a consultant for the meeting. Peter has been very active and has contributed his vast experience to creating an interesting content. I am looking forward to speaking and interacting with you all. Best Regards Rafael Benoliel (OFP SIG President) 1 0HVVDJHIURPWKH3UHVLGHQWVW6FLHQWLILF0HHWLQJRI -DSDQHVH6RFLHW\RI2URIDFLDO3DLQ 3UHVLGHQWRIWKHVW6FLHQWLILF0HHWLQJRIWKH-DSDQHVH6RFLHW\RI2URIDFLDO3DLQ .RLFKL,ZDWD 'HDU2URIDFLDOSDLQ&OLQLFLDQVDQG5HVHDUFKHUV , DP KDSS\ WR ZHOFRPH \RX WR ,QWHUQDWLRQDO &RQJUHVV RI 2URIDFLDO 3DLQ ,&23 LQ <RNRKDPD ,&23 LV RUJDQL]HG E\ VRFLHWLHV WKH $VLDQ $FDGHP\ RI &UDQLRPDQGLEXODU 'LVRUGHUV $$&0' 7KH -DSDQHVH 6RFLHW\IRU 2URIDFLDO 3DLQ -623 DQGWKH ,$63 6SHFLDO ,QWHUHVW *URXS 6,* RQ 2URIDFLDO 3DLQ 2)3 7KLVLVWKHILUVWMRLQWPHHWLQJRUJDQL]HGE\WKHVHVRFLHWLHV 7ZR\HDUVDJRRURIDFLDOSDLQZDVVHOHFWHGDVWKHJOREDO\HDULQWKH,$637KLVLQGLFDWHVWKDWWKH2)36,* LV UHFRJQL]HG DV DQ LPSRUWDQW JURXSLQ WKH ,$63VRFLHW\ $V \RX PD\NQRZWKH 2)3 PHFKDQLVPV DUH PRUHVSHFLILFDQGFRPSOH[LQFRPSDULVRQZLWKWKHVSLQDOFRUGV\VWHP'\VIXQFWLRQRIWKHRURIDFLDOUHJLRQ GXH WR WKH RURIDFLDO FKURQLF SDLQ GLUHFWO\ DIIHFWV WKH TXDOLW\ RI OLIH ,W LV LPSRUWDQW WR XQGHUVWDQG WKH PHFKDQLVPVXQGHUO\LQJFKURQLFRURIDFLDOSDLQDVVRFLDWHGZLWKWULJHPLQDOQHUYHLQMXU\RULQIODPPDWLRQWR WUHDW2)3SDWLHQWVDSSURSULDWHO\:H2)3&OLQLFLDQVDQG5HVHDUFKHUVQHHGWRNQRZ2)3PHFKDQLVPVDV ZHOODVFOLQLFDOWUHDWPHQWV ,QWKLVPHHWLQJPDQ\IDPRXVFOLQLFLDQVDQGEDVLFUHVHDUFKHUVDUHLQYLWHGIURPWKHZKROHZRUOGDQGPDQ\ LPSRUWDQW FOLQLFDO DQG EDVLF UHVHDUFK OHFWXUHV ZLOO EH SUHVHQWHG 3URIHVVRU % 6HVVOH LV LQYLWHG DV WKH SOHQDU\OHFWXUHU3URIHVVRUV((OLDY*+HLUDQG5%HQROLHODUHDOVRLQYLWHGDVWKHJXHVWVSHDNHUV)URP -DSDQ 3URIHVVRU 5 .DNLJL ZLOO JLYH D OHFWXUH RQ IXQFWLRQDO EUDLQ LPDJLQJ RI 3DLQ 7KLV LV D JRRG RSSRUWXQLW\WRJHWQHZLQVLJKWVUHJDUGLQJ2)3PHFKDQLVPVDQGWHFKQLTXHVWRWUHDWSDWLHQWVDQGDOVRD JRRGFKDQFHWRWDONZLWKIDPRXVSDLQFOLQLFLDQVDQGUHVHDUFKHUV 7KDQN\RXIRUMRLQLQJXV/HWಬVGLVFXVV 2)3 2 :HOFRPHPHVVDJHIURPWKH3UHVLGHQWRI$$&0' $VLDQ$FDGHP\RI&UDQLRPDQGLEXODU'LVRUGHUV3UHVLGHQW .RLFKL:DMLPD 'HDU&ROOHDJXHVDQG)ULHQGV 2QEHKDOIRI$$&0'LWLVDJUHDWKRQRUWRFRKRVWWKH,QWHUQDWLRQDO&RQJUHVVRI2URIDFLDO 3DLQLQ<RNRKDPD-DSDQ6HSWHPEHU :HDUHSOHDVHGWRLQYLWH\RXWRWKLVYHU\VSHFLDOPHHWLQJZKLFKLVDQRIILFLDOVDWHOOLWHPHHWLQJRIWKH WK:RUOG&RQJUHVVRQ3DLQ,$63,$63 7KH$VLDQ$FDGHP\RI&UDQLRPDQGLEXODU'LVRUGHUV$$&0'PDGHVRPHVLJQLILFDQWSURJUHVV LQWKHSDVWVHYHUDO\HDUV$FKDQJHLQJHQHUDWLRQRIFRXQFLOPHPEHUVRFFXUUHGDQGWKH FRPPXQLFDWLRQEHWZHHQPHPEHUVEHFDPHFORVH7KHSURJUDPRIWKHVFLHQWLILFPHHWLQJ ZDVVXEVWDQWLDODQGGLVFXVVLRQEHFDPHDFWLYH 7KHWKHPHRIWKLV$$&0'PHHWLQJLVಯ&RRSHUDWLRQIRU,PSURYLQJWKH(GXFDWLRQDQG 7UHDWPHQWRI70'2)3ರ7KHUHDUHFRQFHUQVRI70'DQG2)3LQHDFK$VLDQ FRXQWU\7KHOHYHORIHDFKFRXQWU\ಬVIXWXUHDFWLYLW\LQVSHFLDOIHDWXUHVDGYDQFHPHQWDQG WKHSUHVHQWFRQGLWLRQRI70'DQG2)3ZLOOEHSUHVHQWHGDQGVKDUHGZLWKDOOFRXQWULHV$VD IXWXUHJRDOWKHSUHVHQWFRQGLWLRQRI70'PHGLFDOWUHDWPHQWDQGWKH2)3UHVLGHQWWUDLQLQJ FRXUVHLQ86$DUHH[SODLQHGE\'U*DU\+HLUZKRKDVEHHQLQYLWHGDVNH\QRWHVSHDNHUE\ $$&0' ,ZRXOGOLNHWRH[SUHVVP\KHDUW\WKDQNVWR3URI<RVKLND,PDPXUDWKHFKDLUPDQRIWKH RUJDQL]LQJFRPPLWWHHIRUKLVHQWKXVLDVWLFHIIRUWWRPDNHWKLVPHHWLQJVXFFHVVIXO,DOVR WKDQN3URI5DIDHO%HQROLHOWKHSUHVLGHQWRI,$636,*RQ2)3DQG3URI.RLFKL,ZDWDWKH SUHVLGHQWRI-623DQGWKHLUFRUSRUDWLRQVIRURUJDQL]LQJWKLVMRLQWPHHWLQJ /HWಬVVWDUWGLVFXVVLRQDQGHQMR\LQ<RNRKDPD 3 ORGANIZATIONS 1. International Association for the Study of Pain Special Interest Group on Orofacial Pain (IASP SIG on OFP) Position Name President Rafael Benoliel Treasurer Lene Baad-Hansen Immediate Past President William Maixner 2. Japanese Society of Orofacial Pain (JSOP) Position Name President Keiichi Sasaki Vice President Koichi Iwata, Hirofumi Yatani Secretary Yasushi Sakuma Treasurer Osamu Komiyama Trustee Yoshiki Imamura, Eiji Konfo, Yoshizo Matsuka, Masahiko Shimada, Kenji Seo, Wataru Muraoka Auditor Ryusuke Kakigi, Osamu Nakanishi 4 3. Asian Academy of Craniomandibular Disorders (AACMD) Position President Immediate Past President Name Koichi Wajima Jae-Kap Choi President-Elect Vice President Yunn-Jy Chen Youn-Joong Kim Secretary Treasurer Masakazu Okubo Wataru Muraoka Korea: Country Representatives Jin-Woo Chung Japan: Hirofumi Yatani Taiwan: Tai-Kum Mao Indonesia Laura S. Himawan Philippines Ricardo B. Boncan Committee for Academic Affairs Mee-Eun Kim Korea: Yang-Hyun Chun Yoshiki Imamura Japan: Masakazu Okubo Taiwan: Huey-Yuan Wang Indonesia Ira Tanti Philippines Jonathan Fandialan Committee for International Liaison Jong-Mo Ahn Korea: Hyung-Joon Ahn Yoshihiro Tsukiyama Japan: Osamu Komiyama Taiwan: Chien-Chih Chen Indonesia Carolina Marpaung Philippines Mario Esquillo Committee for Membership Promotion Yun-Heon Song Hyun-Dae Lim Yoshizou Matsuka Kiyoshi Koyano Hsien-Shu Lin Ade Amahorseya David Davila Korea: Japan: Taiwan: Indonesia Philippines 5 CONGRESS SCHEDULE 9/23 Friday 㻌 (5F Conference Room) 13:00 JSOP Board Meeting 14:00 JSOP 15:00 Councili Meeting 16:00 㻌 17:00 AACMD 17:30 Councill Meeting 18:00 (5F Conference Room) 18:30 19:00 㻌 AACMD & JSOP㻌 Banquet Legends Conducted in English Conducted in English or Japanese Conducted in Japanese Simultaneous Translation between English and Japanese 6 9/24 Surtaday 9:00 AACMD Session (B1F Auditorium + 7F Meeting Room) JSOP Session (6F AV Room) Poster Session 䠄5F Rooms 501 & 502) 9:00-9:15 Opening Remarks Koichi Iwata & Koichi Wajima Nociceptive Pain Junichi Kitagawa, AACMD Symposium Masamichi Shinoda Intercommunicating the (9:15-10:15) Advancements in the Poster Exhibition Training Program of Neuropathic Pain 10:15 (in English/Japanese) TMD/OFP in Each Asian Akiko Okada-Ogawa, Country Ayano Katagiri, Kenichi (9:15-12:15) Fukuda 12:15 (10:15-12:15) 12:30 Break 9:15 13:20 Luncheon Lecture Understanding of Pain from Brain Activity Ryusuke Kakigi (12:25-13:15) Break Plenary Lecture What has been learnt about the mechanistic basis of chronic orofacial pain states: A 50-year journey Barry J Sessle 14:15 (13:25-14:15) AACMD Workshop Temporomandibular Demonstration Lesson of Disorders Poster Exhibition Clinical Reasoning for the Akimasa Tashiro, Yoshizo (in English/Japanese) Diagnosis of OFP Matsuka 15:30 (14:15-15:30) (14:15-15:15) 13:25 16:00 17:00 18:00 18:30 20:30 Poster Free Communication / Break AACMD & JSOP (in Englush/Japanese) AACMD, JSOP, SIG OFP Joint Plenary Symposium Brain as a Therapeutic Target in Orofacial Pain Rafael Benoliel, Eli Eliav and Gary Heir (16:00-18:00) Reception 7 8 GENERAL INFORMATION 1. CONGRESS FACILITY All official congress functions for general delegates are located at the Kanagawa Dental Association Hall. Venue: Kanagawa Dental Association Hall 6-68 Sumiyoshi-machi Naka-ku Yokohama 231-0013 Japan Sakuragi-cho St Kanagawa Dental Association Hall 9 10 Cloak 11 Basic location of programs English Sessions (AACMD Sessions, SIG Sessions & Joint Sessions) Main venue: B1F Auditorium Satellite: 7F Meeting Room (Whole day 9/24 & 9/25) 6F AV Room (Luncheon & Plenary Lectures and Joint Symposium) Japanese Sessions (JSOP Sessions) Main venue: 6F AV Room Poster Sessions (AACMD + JSOP) Main venue: 5F Rooms 501 & 502 12 2. CONGRESS REGISTRATION AND CHECK-IN Location The registration desk is located on the 1st (ground) floor of Kanagawa Dental Association Hall. Registration and Check in Hour September 23, Friday: 13:00-17:00 September 24, Saturday: 8:00-17:00 September 25, Sunday: 8:00-16:00 Registration Bag Please bring a copy of the printed registration invoice with you to the registration desk and receive a paper bag that contains an abstract book, your name card printed with the congress receipt and tickets for a lunch box. The invoice was sent to you by e-mail in August. 3. BUSINESS & SOCIAL EVENTS 1) AACMD COUNCIL MEETING Time: September 23, Friday 16:00 – 18:00 Place: Conference room on the 5th floor 2) IASP SIG ON OFP BUSINESS MEETING Time: September 25, Sunday 13:00 - 14:00 Place: Auditorium on the B1 floor. AII IASP SIG on OFP members and other interested persons are invited to attend. 3) Welcome Reception ICOP2016 invites delegates and registered accompanying guests who have registered for the Welcome Reception in advance to the Welcome Reception. A Congress name badge with a mark on it is required for admission to the Welcome Reception. Time: September 24 (Sat), 18:00 - 20:00 Place: Beer Station “Umaya” in the next building to the Kanagawa Dental Association Hall 4. SERVICES CLOAKROOM / LUGGAGE STORAGE Time: September 24 (Sat), 8:00 – 18:00 September 25 (Sun), 8:00 – 17:30 Place: Conference Room on the 5th floor of Kanagawa Dental Association Hall. You must pick up your bags before moving to the welcome reception on Sep 24. SIMULTANEOUS TRANSLATION Simultaneous translation between English and Japanese will be provided for SIG sessions on Sunday, September 25. A translation receiver will be handed at the entrance of the auditorium. Please show your registration number on your name 13 card and receive it. The receiver will be collected at the exit of the auditorium. Don’t forget to return it when you get out of the hall. Lunch Box ICOP2016 will offer a free lunch box each day to pre-registered participants. Those who have pre-registered may receive free tickets for the lunch box at the registration desk. Please exchange the ticket with a lunch box at lunch-time each day. The lunch box will be delivered on the first floor. Please do not leave your garbage inside the hall. We will collect it at the exit of the hall. Thank you for your cooperation. There are many restaurants and coffee shops around the venue. If you have time, there is an excellent Chinese town in a two-stop distance by train from Bashamichi Station. You can enjoy wonderful Chinese cuisine there. This Chinese town is quite clean and safe. MESSAGE BOARDS Message boards are located at the poster exhibition hall for delegates to post or retrieve messages. 5. REQUESTED CONSIDERATION RECORDING MOVIES, AUDIO or TAKING PHOTOGRAPHS Recording lectures and presentations by devices including video cameras, audio recorders, cameras and smartphones are prohibited throughout the congress. MOBILE PHONE Mobile phones should be turned off or put to silent mode during lectures. SMOKING The Kanagawa Dental Association Hall is smoke-free in all areas. Those who want to smoke may ask at restaurants and coffee shops. Some of them have a smoking zone and smoking time. 6. PRESENTATION ORAL PRESENTATIONS (INVITED SPEAKERS) DATA PREPARATION Recommended operating system is Windows 7 and Power Point 2010 / 2013 (PPT). Recommended fonts are TimesύTimes New Roman and Arial (MS Standard) Please state any conflict of interest on the second slide. If you have movies or any other reference files, put all of them in a same folder with your PPT file. Movies should be saved in a WMV file format with bitrate in 10Mbps or less. We recommend you bring the movie files. Backup all files and bring them in a USB memory or a CD-R disk. Be sure you can open and correctly operate the saved files. We recommend that you check it using another PC especially for movies and animations. We promise to delete all the duplicated files on our PC after the congress. 14 SPEAKER PREPARATION ROOM The Speaker Preparation Room for Plenary and Symposium speakers is located in the Room 601 on the 6th Floor. It opens on Saturday September 24 and Sunday September 25, from 08:30 to 16:00. All speakers are required to visit this room at least 1 hour before their scheduled sessions. Check your digital presentation file and provide a backup on the designated PC. The AV manager is not responsible for errors or technical issues with presentation files provided less than 1 hour before a scheduled lecture or symposium. Computers will be available for speakers to preview their presentations. TRANSLATOR’S INTERVIEW Speakers in the SIG sessions are requested to participate in an interview by the translators. This is necessary for them to interpret your presentation correctly. Please visit Room 602 with your computer or an USB memory that contains your presentation file 45 minutes before your presentation. PRESENTATION A monitor, a keyboard, a mouse and a laser pointer will be provided on the podium. Please operate them by yourself. FOR SPEAKERS WHO USE OWN PC In case you use electric devices in your presentation, the standard voltage in Japan is 100V, 50 Hz. Appliances designed for other voltages require a voltage converter and plug adaptor. All sockets in Japan are Type A. You may use D-sub 15pins for video output. Please bring your port replicator if needed (MacBook, Sony VAIO, etc.) Turn off the screensaver and the power saving function. Use an AC adapter to prevent the battery from running down. Bring a backup presentation on a USB stick or a CD-R just in case. Please refrain from using “Speaker Notes Function” of Power Point during the presentation. POSTER PRESENTATIONS POSTER PREPARATION Posters should be no larger than 90cm wide by 150cm long (35 inches wide x 60 inches long). Please note that format is not compatible to WCP2016’s format. 20cm Max 90cm 20cm Max150cm 15 No. Title Affiliation Authors Name Portrait of the presenter Each poster must have a top label indicating the title of the paper, the names of the authors and their affiliations. The size of the characters for the title should be at least one inch (2.5cm) high. Your presentation Graphics should be explicit and brief. Elaboration is best done verbally, just as if it were an oral presentation using slides. The poster display should focus on: Objective, Methods, Results or Outcomes and Conclusions Conflicts of interest should be stated at the bottom of the poster. You may hand out information sheets to those viewing your poster. Electric devices (PC or projectors, etc) are not allowed. POSTER SESSIONS Poster sessions are located in the Room 501 and 502 on the 5th floor. Each poster is on display for two entire days from 08:30 to 18:00 on September 24 and from 08:30 to 16:30 on September 25. Poster presenters must have their posters in place by 08:30 on September 24. Presenters will be allowed to enter the poster exhibition hall at 08:00 on September 24. Please do not remove posters before the end of the second day's poster session. Presenters may pick up pins to hang posters on the poster boards at the Poster Services desk in the poster area. Please note that Velcro tapes are not allowed to use for this purpose. Note: Presenting authors are required to be present at their posters during the daily discussion periods. • Even-numbered poster boards: 15:30-15:45 on September 24 and 12:00-12:30 on September 25, both. • Odd-numbered poster boards: 15:45-16:00 on September 24 and 12:30-13:00 on September 25, both. POSTER AWARDS COMPETITION Referees will select and mark up some candidate posters for the poster awards around 18:00 on September 24. Presenting authors of the candidate posters are requested to stand next to own poster and make an oral presentation of their studies to the audience during 13:00-14:00 on September 25. Assigned time for presentation is 6 minutes and for Q&A 4 minutes. Six posters (3 Basic and 3 Clinical) each will be awarded by AACMD and JSOP, respectively. Poster award winners are requested to attend the closing ceremony. 16 COMMERCIAL EXHIBITION In conjunction with the congress, a vendor exhibition will be held. Please visit Room 501 with your colleagues to view the latest products and services offered by exhibitors. New product information, product demonstrations and equipment demonstrations will be provided in Room 501 on September 24 and 25 from 09:00 to 18:00. List of exhibitors (alphabetical order) 1. Intercross 5-5-21-2801 Nishiikebukuro Toshima-ku Tokyo 171-0021 Japan 2. Ishiyaku Pub Inc. 1-7-10 Komagome, Bunkyo-ku Tokyo 113-8612 Japan 3. Nipro 393 Honjo-nishi Kita-ku Osaka 531-8510 Japan 4. Sunstar Suisse SA Route de Pallatex 11 1163 Etoy Switzerland 17 AACMD Sessions / Joint Sessions Date: Sep 24 Place: B1F Auditorium + 7F Meeting Room 18 6HS6DW Time Abstract No Subject Speaker Opening Change from TMD to OFP 9:00-9:15 Moderator Koichi Wajima, President AACMD AACMD Symposium Intercommunicating the Advancements of TMD/OFP in Each Asian Country Overview of temporomandibular Disorders/Orofacial Pain in Indonesia Update on the Training Program of TMD and OFP in the Philippines Current Topics of TMD/OFP in Taiwan Taiwan Tai-Kum Mao AS-4 Advances in Orofacial Pain and TMD Education in Korea Korea Jin-Woo Chung Laura S. Himawan (Indonesia) AS-5 Conceptual changes in the therapeutic approach for temporomandibular disorders in Japan Japan Hirofumi Yatani Mario Esquillo (Philippines) AS-1 9:15-9:45 AS-2 AS-3 9:45-10:40 10:40-10:50 PL-1 Plenary Lecture Current trend of TMD and OFP in USA Gary Heir Questions and Answers 12:15-12:30 Yuh-yuan Shiau (Taiwan) Youn-Joong Kim (Korea) Break LS-1 Joint Sessions Luncheon Seminar Understanding of Pain from Brain Activity 13:20-13:25 13:25-14:15 Koichi Wajima (Japan) Coffee break and Poster viewing 12:05-12:15 12:30-13:20 Philippines Jonathan Fandialan J Kap Choi (Korea) Questions and Answers 10:50-11:15 11:15-12:05 Indonesia Ira Tanti Ryusuke Kakigi Yoshiki Imamura Barry J Sessle Koichi Iwata Break PL-2 Plenary Lecture What has been learnt about the mechanistic basis of chronic orofacial pain states: A 50-year journey 19 6HS6DW Time Abstrac t No Subject Speaker Moderator AACMD Workshop Demonstration Lesson of Clinical Reasoning for the Diagnosis of OFP 14:15-14:25 Introduction of Clinical diagnostic reasoning Koichi Exercise of clinical 14:25-15:40 diagnostic reasoning * Clinical diagnosticians Wajima through the actual OFP Case presenter Okubo, Muraoka, Wajima & patients. Gary Heir 15:40-15:45 Questions and answers 15:45-16:00 Coffee break and Poster viewing Joint Session / Plenary Symposium Brain as a Therapeutic Target in Orofacial Pain JS-1 16:00-18:00 JS-2 JS-3 Overview of Pain Pathways and their Modulation The Role of Endogenous Pain Modulation in Chronic Orofacial Pain Diagnosis and Treatment The Experience of Pain: Cognitive, Emotional and Motivational Considerations Rafael Benoliel Eli Eliav Rafael Benoliel Gary Heir * Clinical diagnosticians A 㸸 Dr. Sato (Japan), Dr. Jung-Hwan Jo (Korea), Dr. Wilfredo De Ocampo Jr (Philippines), Dr. Yenny Pragustine (Indonesia) B㸸Dr. Saisu (Japan), Dr. Hye-Kyoung Kim (Korea), Dr. Huey-Yuan Wang (Taiwan), Dr. Inge Paramitha (Indonesia) C㸸Dr. Munakata (Japan), Dr. Chien-Chih Chen (Taiwan), Dr. Leslie Odelia Latif (Indonesia) 20 6HS6DW AS 1-1 AACMD Sessions (9/24) AACMD Symposium Intercommunicating the Advanancements in the Training Program of TMD/OFP in Each Asian Country Overview of Temporomandibular Disorders/Orofacial Pain in Indonesia Faculty of Dentistry, Universitas Indonesia, Prosthodontic1) Ira Tanti1) The incidence of temporomandibular disorders/orofacial pain (TMD/OFP) has been increasing recent years. To overcome this problem, almost every dental education center in Indonesia has a gnathology or TMD department which is a part of the Prosthodontic curriculum. Many studies have been done by undergraduate as well as postgraduate students, ranging from epidemiological to, clinical and laboratory study. The Indonesian Dental Association also confirms that Indonesian Academy of Craniomandibular Disorders (IACMD) is responsible for developing and promoting scientific knowledge in diagnosis and treatment of TMD/OFP in Indonesia. All dentists who are interested in TMD/OFP could join us. Diagnostic criteria used in Indonesia are based on the DC/TMD since 2014, besides other indices, which have been created in Indonesia, i.e. “Diagnostic Index for TMD” and “TMD Etiology Index”. The highest concern of the pathological conditions of TMD based on DC/TMD are myalgia and disc displacement; Occlusal abnormality could be an etiology of TMD, but not as the main cause; The most commonly found diagnoses and treatment are the non odontogenic toothache and myofascial pain of the masticatory muscles; Patients with neuropathic pain of the trigeminal nerve are normally referred to neurologist and team. COI and Funding = None Keywords: Orofacial pain, temporomandibular disorders, Indonesia AS 1-2 AACMD Sessions (9/24) AACMD Symposium Intercommunicating the Advanancements in the Training Program of TMD/OFP in Each Asian Country Update on the Training Program of TMD and OFP in the Philippines University of the Philippines College of Dentistry1) Jonathan Fandialan1) Objective: The objective of this presentation is to describe how management of Temporomandibular Disorders and Orofacial Pains are conducted in the Philippines. At present there are no formal research data available but the ground work has already been laid down. The more popular concept of etiology and treatment is still based on a dental and mechanistic view of the disorder. A five month continuing education program in partnership with the University of the Philippines and spearheaded by the Orofacial Pain Association has commenced in the hope to correct this notion and implement evidenced-based practice. The program promotes the use of the DC for TMD in the hope of standardizing the diagnostic procedure as well as collating data which will be used to assess the focus of TMD education in the country. Keywords: TMD, Philippines 21 6HS6DW AS 1-3 AACMD Sessions (9/24) AACMD Symposium Intercommunicating the Advanancements in the Training Program of TMD/OFP in Each Asian Country Current Topics of TMD/OFP in Taiwan Tai-Kum Mao National health insurance is one of the most successful policies with good international reputation applied in Taiwan for more than three decades. However the payment policy for TMD patients is relatively low and only for occlusal splint. One of the side effects is hindered the young dentists from interested in treatment of TMD patients. From the past experience we are convinced that dental society should be engaged or consulted for policy of decisions making even we are not interested. For dental education of TMD patients treatment was mixed with the class of occlusion and been taught in second or third year of dental students which were complained lower efficiency and not concept clearly! Even dental school graduate students complained The knowledge of Neurophysiology to treat TMD patients is relatively not solid enough! Nevertheless the divergent for treatment concept to TMD/OFP patients need to reestablish the Gold-Standard both in diagnosis and treatment. “Dry needle technique” for treatment “trigger zone” of OFP was described and tested with great success in clinical and literature review. AS 1-4 AACMD Sessions (9/24) AACMD Symposium Intercommunicating the Advanancements in the Training Program of TMD/OFP in Each Asian Country Advances in Orofacial Pain and TMD Education in Korea Seoul National University, School of Dentistry, Department of Oral Medicine and Oral Diagnosis1), Jin Woo Chung1) The education of orofacial pain and temporomandibular disorder (TMD) have been developed successfully in Korea. Advanced programs in orofacial pain and TMD have been managed by the Department of Oral Medicine of Korean dental schools since the 1980s producing experts in this field. Pioneers have worked to establish the dental specialty (certificated board by government) since the 1960s, and results have started to appear since 2000. We have planned to bestow specialty boards on the dentists who have started the program in 2004. Thus, the first government certified specialists of Oral Medicine (including orofacial pain and TMD specialty) produced in 2008 and now we have 102 orofacial pain and TMD specialists in 2016. This lecture will present an overview of orofacial pain and TMD education and training programs and its implementation in clinical practice in Korea, and describe how this field has been integrated in dentistry and future aspects. Keywords: Education, Orofacial pain, Temporomandibular disorder 22 6HS6DW AS 1-5 AACMD Sessions (9/24) AACMD Symposium Intercommunicating the Advanancements in the Training Program of TMD/OFP in Each Asian Country Conceptual changes in the therapeutic approach for temporomandibular disorders in Japan Osaka University Graduate School of Dentistry Department of Fixed Prosthodontics1) Hirofumi Yatani1) Owing to the tremendous amount of clinical researches on temporomandibular disorders (TMD), we could finally reach the following universal understandings : 1) TMD is a collective term that consists of several pathological conditions with similar clinical signs and symptoms; 2) TMD is a multifactorial clinical condition whose etiology is based on the biopsychological model; 3) TMD should be treated and managed within the flame of biopsychological model; and 4) Since TMD is a condition that natural remission can be expected, reversible therapies should come first. These understandings have changed the therapeutic concept for TMD from mechanical (occlusal) one to more functional one based on biopsychosocial model. This conceptual change was attained relatively quickly in Japan and TMD is currently considered one of the orofacial pain conditions. My presentation will fully trace the history of the development of the therapeutic approach to the management of TMD in Japan, with emphasis on the conservative approaches. 23 6HS6DW PL 1 AACMD Sessions (9/24) : Plenary Lecture, Review Current trend of TMD and OFP in USA Center for Temporomandibular Disorders and Orofacial Pain, Rutgers University 1) Gary Heir1) The treatment of temporomandibular disorders in the United States has evolved into the broad concept of orofacial pain. Orofacial, as defined by the Orofacial Pain Special Interest Group of the IASP as pain perceived in the face and/or oral cavity. It is caused by diseases or disorders of regional structures, by dysfunction of the nervous system, or through referral from distant sources. Treatment of orofacial pain is a specialty in dentistry in many parts of the world and an emerging area of specialization in others. Orofacial Pain includes etiologies of musculoskeletal, neuropathic, neurovascular and non-organic causes. Therefore, a training program in orofacial pain must include a broad background on pain physiology, biomechanics of the temporomandibular joints, pathology of muscle pain, neurovascular and headache disorders and how to assess for non-organic pain. Currently, the American Dental Association, through the Commission on Dental Accreditation has approved 10 postgraduate programs in the United States as having met its standards for an Advanced Educational Program in Orofacial Pain. These standards will be disused. The minimum competencies of an orofacial pain clinician will be listed, and methods of external validations through the American Board of Orofacial Pain examination will be explained. 24 6HS6DW LS 1 Joint Sessions (9/24) : Luncheon Seminar, Review Pain and itch perception in humans National Institute for Physiological Science, Department of Integrative Physiology, Laboratory of Sensori -Motor Integration 1) Ryusuke Kakigi1) I will review pain and itch perception in humans using neuroimaging methods. To record activities following A-delta and C fiber stimulation related to first and second pain, respectively, I will introduce our new method, intra-epidermal stimulation (IES). Findings showed small but significant differences between A-delta and C fiber stimulation. We developed a new itch stimulus (electrical itch stimulus). Findings using the electrical itch stimulus were similar to those following pain stimulation, but activation of the precuneus occurred only on itch stimulation. Key words㸸 pain, itch, brain 25 6HS6DW PL 2 Joint Sessions (9/24) : Plenary Lecture, Review What has been learnt about the mechanistic basis of chronic orofacial pain states: A 50-year journey Faculties of Dentistry and Medicine, University of Toronto1) Barry J Sessle1) A wide range of chronic orofacial pain states exists, although there is disagreement or inconsistencies in the several classification schemes that have been developed to assist in their diagnosis and management. While the aetiology and pathogenesis of many of these pain states are also still unclear, many advances have been made over the past 50 years in animal and human experimental pain models that bear on possible mechanisms underlying orofacial pain and its modulation. The initial and continuing focus on acute pain processes has been extended in recent decades to encompass also models of chronic orofacial inflammatory and neuropathic pain states and their underlying mechanisms. This presentation will review this 50-year history, concentrating on recent advances that have revealed and characterised the chronic orofacial pain mechanisms. It will outline these mechanisms which include ectopic impulses generated in afferent nerve fibres following trigeminal nerve injury, peripheral sensitization of nociceptive afferent fibres that is especially evident in association with orofacial tissue trauma and inflammation, neuroplastic and phenotypic alterations in trigeminal afferent fibres and nociceptive neurons in the CNS that are expressed as central sensitisation, changes in segmental and descending modulatory influences on trigeminal nociceptive neurons in the CNS, and the involvement of non-neural (eg, glial) as well as neural cells in these processes. The presentation will also address how these mechanisms relate (or not) to the sensory-discriminative, affective and cognitive dimensions of pain and to specific orofacial pain states, and also identify important gaps in knowledge that still need to be addressed. 26 6HS6DW AACMD workshop Demonstration Lesson of Clinical Reasoning for Diagnosis of OFP Step by step chart for clinical diagnostic reasoning Step1 Medical interview Key sign and symptoms Structured medical interview form Step2 Semantic qualifier Step3 Differential diagnosis Examinations for confirmation interview or tests Step4 Tentative result Yes or No Step5 total verification For providing consistent and reasonable diagnosis Final diagnosis Step1-3 Step1 Chief complaint Medical interview Key sign and symptoms Structured medical interview form Step2 Semantic qualifier Differential diagnosis Step3 Examinations for confirmation interview or tests Tentative result Yes or No Step4 Step5 Must be ruled out Common or Most likely Others Step4-5 Step2 Chief complaint Differential diagnosis Step3 Examinations for confirmation interview or tests Tentative total verification result For providing Yes consistent and or reasonable diagnosis No Must be ruled out Common or Most likely Others 27 Final diagnosis 6HS6DW AACMD workshop Demonstration Lesson of Clinical Reasoning for Diagnosis of OFP Case 1: A 67-year-old male with severe toothache and headache Case presenter: Masakazu Okubo Chief Complaints: Severe left maxillary toothache and temple headache History A 67-year-old male presented with complaints of severe, episodic, toothache-like pain on his left upper quadrant and continuous headache on left temple area. The toothache-like pain was spontaneous and triggered by light touch with a finger of painful region, and movement of jaw and chewing food made his headache worse. The patient reported that the toothache first began 1 year ago and it was dull aching pain located in tooth #13. He consulted family dentist and was given a diagnosed as periodontitis. Antibiotics and NSAIDs has been prescribed was ineffective against the pain, then tooth #13 following #12 were extracted. Also, the patient reported that the pain quality was changed to episodic paroxysms after the extraction which spread to lips, nose and lower eyelid, and since this time any jaw movements aggravated his “toothache” and temple headache. The headache was getting worse in severity and frequency which lasted almost all day during last 3months caused weight loss. Since the complaints persisted, he was referred to the orofacial and head pain clinic of NUSDM-hospital for evaluation. Examination Intraoral: The mouth is partially edentulous. No dental or oral source for complaints is found clinically and radiologically. The severe toothache-like pain is triggered by light touch, and lip and mandibular movement. Episodes are accompanied by tearing and rhinorrhea. Opening mouth is restricted to 25 mm without deflection. Passive stretching of elevator muscles can achieve an opening of 55mm and accompanied by pain in the left temporal area replicated familiar headache. Lateral and protrusive movements are normal. TMJs: Both joints are normal clinically and radiologically. The restricted condylar movement appears to be the result of an extracapsular restriction associated with pain in the left temporalis and masseter muscles. Muscles: Palpable tenderness in the left temporalis and masseter muscles. Cervical: Within normal limits Cranial nerves: Although light touch seems to initiate the pain, there is no hyperesthesia, hyperalgesia, or paresthesia. 28 6HS6DW Structured medical interview form for pain patient Please let me know the aspect of your pain according to question items. question item the aspect of your pain 1. Location 2. Event of onset 3. Course 4. Quality 5. Intensity 6. Frequency 7. Duration 8. Temporal property 9. Precipitating or Aggravating factor 10. Improving factor 11. Associated symptoms 12. Pain behavior Step by step chart for clinical diagnostic reasoning Step 1 Step 2 Step 3 Key sign and Semantic Differential Test or interview symptoms qualifier diagnosis for confirmation Result Must be ruled out Common or Most likely Others 29 6HS6DW AACMD workshop Demonstration Lesson of Clinical Reasoning for Diagnosis of OFP Case 2: A 51-year-old male in the right mandibular toothache. Case presenter: Wataru Muraoka Chief Complaint: Dull pain in the right mandibular teeth History A 51-year-old male presented with moderate, variable but continuous, dull pain diffusely located in the right mandibular teeth. The patient reported that the toothache first began 6 months ago and it was provoked by the cold wind on a railroad station platform on the way to work. When he drunk a cup of hot tea in the company, the attack of pain improved within 20 minutes. He consulted family dentist and was given a diagnosed as periodontitis. Some treatments were ineffective against the pain, finally tooth #48 were extracted. After extracted tooth, the area of pain was spread to right neck, throat and shoulder. He consulted his otolaryngologist and was given a diagnosed as within normal limits. Since a few days ago the pain was getting worse associated with cold sweats, he visited to the orofacial pain clinic in our municipal hospital. There is no history of illness. He drinks 6-12 beers each week for over 30 years. He had smoked 2 packs-per-day of cigarettes for over 31 years. Examination Intraoral: The implant fixture embedded in the area of tooth #43 by X-ray. No dental or oral source for complaints is found clinically and radiologically. TMJs: Both joints are normal clinically and radiologically. Muscles: Palpable tenderness in the right masseter muscle. Cervical: Within normal limits Cranial nerves: Within normal limits 30 6HS6DW Structured medical interview form for pain patient Please let me know the aspect of your pain according to question items. question item the aspect of your pain 1. Location 2. Event of onset 3. Course 4. Quality 5. Intensity 6. Frequency 7. Duration 8. Temporal property 9. Precipitating or Aggravating factor 10. Improving factor 11. Associated symptoms 12. Pain behavior Step by step chart for clinical diagnostic reasoning Step 1 Step 2 Step 3 Key sign and Semantic Differential Test or interview symptoms qualifier diagnosis for confirmation Result Must be ruled out Common or Most likely Others 31 6HS6DW AACMD workshop Demonstration Lesson of Clinical Reasoning for Diagnosis of OFP Case 3: A33-year old woman with continuous, and paroxysmal pain Case presenter: Koichi Wajima Chief complaint: Triggered paroxysmal shock-like pain History A33-year old woman presented with mild, continuous, protracted, steady, dull, burning pain diffusely located in the right side of the jaw and face and accompanying by sensitive to touch. The complaint began about 3 months ago. 2 weeks later, the mandibular left second molar was treated restoratively with no relief, because of pain felt on the mandibular left first and second molars. In three weeks, another paroxysmal shock-like pain was triggered by peripheral stimulation of the right mental area on where continuous burning pain was not felt. Soon it was felt as earache. The patient's ENT physician found the ear to be normal. When the complaint persisted, the patient was referred to our hospital for a TMD evaluation. The patient reported that she had continuous, sharp, burning pain in the right side intraoral buccal mucosa and lower jaw gum 6 months ago. It lasted 5 to 6 days and finally disappeared without therapy. Examination Intraoral: The teeth and mouth are clinically and radiographically negative for cause of pain. The right mandibular gum is hypersensitive to touch. There is subjective increase in discomfort with all mandibular movements, but there is no identifiable masticatory dysfunction of any kind. Face: The auricular and buccal areas all seem to be hyperesthetic to touch. TMJs: Both joints are clinically and radiographically normal. Muscles: There is minor tenderness in the right masseter muscle area, which is interpreted to be a secondary response to the chronic pain condition. Cervical: With in normal limits. Cranial nerves: Tissues innervated by the mandibular branch of the right trigeminal nerve are very hyperesthetic. All other sensory and motor functions are within normal limits. 32 6HS6DW Structured medical interview form for pain patient Please let me know the aspect of your pain according to question items. question item the aspect of your pain 1. Location 2. Event of onset 3. Course 4. Quality 5. Intensity 6. Frequency 7. Duration 8. Temporal property 9. Precipitating or Aggravating factor 10. Improving factor 11. Associated symptoms 12. Pain behavior Step by step chart for clinical diagnostic reasoning Step 1 Step 2 Step 3 Key sign and Semantic Differential Test or interview symptoms qualifier diagnosis for confirmation Result Must be ruled out Common or Most likely Others 33 6HS6DW JS 1 Joint Sessions (9/24) : Plenary Symposium Brain As Therapeutic Target In Orofacial Pain, Review Overview of Pain Pathways and their Modulation Rutgers School of Dental Medicine1) Rafael Benoliel1) In this presentation I will overview, in a simplified manner, the nociceptive pathways from the periphery to higher centers in the nervous system. We will examine the role of individual sensory afferents in persistent pain and how these signals may be modulated, inhibited or facilitated, by spinal and other mechanisms. Key words㸸 nociception, pain, pain modulation 34 6HS6DW JS 2 Joint Lectures (9/24) : Plenary Symposium Brain As Therapeutic Target In Orofacial Pain, Review The Role of Endogenous Pain Modulation in Chronic Orofacial Pain Diagnosis and Treatment University of Rochester, Eastman Institute for Oral health1) Eli Eliav1) Pain perception is the result of peripherally generated data transmitted centrally, and modulated in the Central Nervous System (CNS) before its arrival in the cortex, and consciousness. Similar external stimuli may evoke different perceptions among different people, pending on their CNS modulation processes. Inhibitory pain modulation can be activated by a painful stimuli, isometric muscle contraction or exercise. Faulty pain modulation has been linked to various chronic pain conditions as fibromyalgia, irritable bowel syndrome, and headaches. Patients with less efficient inhibitory modulation develop more significant post surgical pain and respond better to certain groups of pain medications, suggesting that pain modulation profile can support personalized or more targeted treatment for patients suffering from chronic pain condition. In the orofacial region, impaired inhibitory pain modulation has been demonstrated in patients with posttraumatic trigeminal neuropathy. TMD patients’ data is more conflicting; some studies demonstrated impaired inhibitory pain modulation while other demonstrated limited or no alteration at all. Further research should study the role of pain modulation in chronic orofacial pain diagnosis, treatment prognosis, as well as a potential treatment modality. 35 6HS6DW JS 3 Joint Sessions (9/24) : Plenary Symposium Brain As Therapeutic Target In Orofacial Pain, Review The Experience of Pain: Cognitive, Emotional and Motivational Considerations Rutgers University School of Dental Medicine, Center for Temporomandibular Disorders and Orofacial Pain1) Gary Heir1) The afferent peripheral nervous system is primarily protective. Through the action of sensors, referred to as nociceptors, the body’s alarm system constantly monitors the external and internal environment for chemical, thermal or mechanical changes. Noxious input warns of a threat. The brain may interpret that threat as a danger of actual or potential tissue damage, or choose to suppress it as innocuous or non-threatening. Signals of changes arrive at the brain by the millions per second and may set off the alarm of danger in the form of actual or potential tissue damage resulting in pain, or may suppress those signals to below the level of consciousness. Signals of a threat begin with a change that may exceed the level of comfort; allodynia and hyperalgesia. These signals activate nociceptors in the periphery resulting in action potentials. However, not all potentially noxious signals achieve recognition as a sign of impending tissue damage. The brain, through memory of past experiences, biophysical, psychological and sociocultural risk factors may make an individual pronociceptive, while others are pain resistant. Furthermore, the positive or negative context in which the signals of actual or potential tissue damage occur actives areas of the brain responsible for inhibition or facilitation of pain. The fact that noxious input is not always perceived as pain is illustrated by circumstances where the CNS can ignore extensive trauma such as sports or battlefield injuries, and conversely, amplifies the most innocuous injuries. Pain is more than a sensory phenomenon it is also perceptual. It’s not pain until the brain says it hurts! This session will include a brief discussion on how the brain reacts to noxious input, how it responds by activation of areas of the brain that can influence cognition and modulation. A discussion regarding treatment strategies will be included. 36 SIG Sessions Date: Sep 25 Place: B1F Auditorium + 7F Meeting Room 37 6HS6XQ Orofacial Pain Special Interest Group Meeting “Towards an Integrated Classification of OFP” Time Subject Speaker 9:009:15am Welcome Rafael Benoliel Dental pain Maria Pigg 9:1510:00am SIG1 Orofacial Neuropathic Pain 10:0011:00am 11:0012:00am 12:00am -1:00pm SIG2-1 Principles of Classification SIG2-2 Critical Review of Trigeminal Neuropathies Rolf-Detlef Treede Eli Eliav SIG3-1 SIG3-3 Neurovascular Headache and Facial Pain Neurovascular Headache Neurovascular Facial Pains? Arne May Rafael Benoliel SIG4-1 Muscle and TMJ Myalgia- A critical appraisal SIG4-2 Arthralgia- A critical appraisal 1:002:00pm 2:003:00pm Peter Svensson Boudewijn Stegenga 4:005:00pm 5:00pm Koichi Wajima & Koichi Iwata Tai-Kum Mao & Jin-Woo Chung SIG Meeting Working Lunch SIG5-1 Idiopathic Pain Persistent Idopathic Facial Pain SIG5-2 Idiopathic oral pain Charly Gaul Lene Baad-Hansen OFP, TMDs, Headache and Comorbid dities 3:004:00pm Moderator SIG6-1 Facial Pain and Comorbidities SIG6-2 Headache and the risk of first-onset TMD William Maixner Inna Tchivileva Q&A and Discussion Speakers Closing Ceremony Rafael Benoliel Organizing Committee: Dr. Lene Baad Hansen, Dr. Peter Svensson, Dr. Rafael Benoliel 38 Yoshiki Imamura & Masakazu Okubo Rafael Benoliel 6HS6XQ SIG 1 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP Dental Pain, Review Dental Pain Malmö University, Endodontics1), Malmö University, Orofacial Pain and Jaw Function2) Maria Pigg1,2) Perhaps the most frequent orofacial pain is dental pain, with a reported prevalence of at least 12% but possibly as high as 40% in community-dwelling adults. The lecture aims to give an overview of acute pain originating from dental or surrounding tissues and caused by dental pathology. The main focus is on endodontically related pain. Pain mechanisms, relevant terminology, and diagnostic as well as treatment considerations will be discussed from the perspective of pain in general, in particular orofacial pain, and from the perspective of optimizing dental health. Keywords:dental pain, diagnosis, endodontic pain 39 6HS6XQ SIG 2-1 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP Orofacial Neuropathic Pain, Review Orofacial Neuropathic Pain: Principles of Classification IASP President1) Chair of Neurophysiology, Medical Faculty Mannheim, Heidelberg University, Germany2) Rolf-Detlef Treede1,2) In ICD10, orofacial pain syndromes are classified in the headache section of neurology, while neuropathic pain syndromes are not grouped at all. WHO is currently finalizing ICD11 for which a distinction between primary and secondary chronic pain syndromes including a section on neuropathic pain have been proposed (Treede et al. 2015, Pain 156: 1003-7). Trigeminal neuralgia is an interesting entity, since it is considered both a classical neuropathic pain syndrome and a classical headache syndrome. A recent paper has made proposals how to better integrate trigeminal neuralgia into the nosology of pain and headache syndromes by defining patient-reported provoked attacks as sensory signs and reviewing the evidence for detecting neuro-vascular contacts with MRI techniques prior to neurosurgery (Cruccu et al. 2016, Neurology 87: 220-8). In parallel, the grading system for neuropathic pain diagnostics has been streamlined for better clinical utility (Finnerup et al. 2016, Pain 157: 1599-606). This presentation will outline, how thee recent developments are supposed to fit together for better classification of orofacial neuropathic pain syndromes. 40 6HS6XQ SIG 2-2 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP Orofacial Neuropathic Pain, Review Painful Trigeminal Neuropathies, Diagnostic Issues University of Rochester, Eastman Institute for Oral health1) Eli Eliav1) Painful trigeminal neuropathies (or Neuropathic Orofacial Pain) share mechanisms and features with other neuropathic pains, yet it demonstrates inimitable characteristics. The exact prevalence of trigeminal neuropathies is unknown; partially since there is no classification system that satisfies the needs of researchers and clinicians dealing with this condition. The various classification systems will be discussed with emphasis on 2 of the most challenging diagnoses: Burning Mouth Syndrome and persistent continuous neuropathic pain in the dentoalveolar region. Post Traumatic Trigeminal Neuropathy, Persistent Dento Alveolar Pain, Idiopathic Trigeminal neuropathic Pain and Atypical Odontalgia are some of the terminologies used by various classification systems (IHS, AAOP, RDC) to describe persistent continuous neuropathic orofacial pain. These terms probably describe overlapping conditions with common mechanisms. Similarly, chronic burning oral sensation is described as Burning Mouth Syndrome, Burning Mouth Disease/Disorder, Glossodynia and is often confused by symptoms induced by other conditions. A common system relying on existing classifications for neuropathic pain with emphasis on the special requirements of the trigeminal system is essential for the development of new treatment strategies and related research. Acknowledgments / Funding sources and COI: I have no conflicts of interests. I am the Editor-in-Chief of Quintessence International since 2008. Over the years I had research support from: Celgene Cellular Therapeutics, Johnson & Johnson, Ethicon, Pharmos, Neurogene and the National Institute for Oral Health (NIH). The data that will be presented in my lectures is not related to the industry research support. Some of the data may be related to NIH grant support. Keywords: Neuropathic Pain, Diagnosis 41 6HS6XQ SIG 3-1 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP Neurovascular Headache and Facial Pain, Review Trigemino-Autonomic Cephalgias University of Hamburg, Dept. of Systems Neuroscience1) Arne May1) The updated IHS classification published in 2013 summarises different headache syndromes as TACs 1. Headaches classified as TAC have two characteristics in common: short-lasting pain attacks and associated autonomic symptoms. Autonomic symptoms such as lacrimation, conjunctival injection, rhinorrhoea, nasal congestion, hyperhidrosis and eyelid oedema occur only on the ipsilateral side to the pain 2 and are only absent in 3% of the cases. According to the IHS the following syndromes are currently classified as TACs: • Episodic and chronic cluster headaches (CH) • Episodic and chronic paroxysmal hemicrania (PH) • Hemicrania continua (HC) • SUNA-syndrome (short-lasting unilateral neuralgiform headache with autonomic symptoms) • SUNCT-syndrome (short-lasting unilateral neuralgiform headache with conjunctival injection and tearing) The talk will cover classification issues and will discuss TACs as an examle. Key words㸸 classification, TAC, Cluster headache 42 6HS6XQ SIG 3-2 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP Neurovascular Headache and Facial Pain, Review Neurovascular Facial Pain Rutgers School of Dental Medicine1) Rafael Benoliel1) The term NVOP encompasses a number of pain syndromes that present exclusively around the lower two-thirds of the face and diplay typical symptoms associated with migraine and/or trigeminal autonomic cephalgias (TACs). Based on the clinical phenotype many of these patients may indeed be diagnosed as atypically located migraines. These have been referred to in the literature as ‘lower half migraine’, ‘facial migraine’ or ‘isolated facial migraine’. Alternatively the phenotype may resemble one of the TACs. Often these have been recognized as ‘lower cluster headache’ and others as anatomical variations of the shortlasting unilateral neuralgiform headache attacks (SUNHA). Others may not be neatly classified into either of these groups and may be a new entity. These presentations have caused widespread misdiagnosis as ‘sinusitis’. ‘dental pain’, and ‘jaw problem’ depending on the exact pain location and professional consulted. Therefore a distinct classification of these seems to be essential for clinicians. Key words㸸 migraine, cluster headache, facial pain 43 6HS6XQ SIG 4-1 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP Muscle and TMJ, Review Myalgia Section of Orofacial Pain and Jaw Function, Aarhus University1), Dental Medicine, Karolinska Institutet2), Scandinavian Center for Orofacial Neurosciences3) Peter Svensson1,2,3) The current classification of myalgia according to Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders (DC/TMD) details myalgia, local myalgia, myofascial pain with spreading and myofascial pain with referral. The diagnoses are simply based on combinations of patient reports of pain in the masticatory structures (muscles), pain modified by function, movements or parafunction in addition to examiner-based confirmation of the pain reports, familiar pain on palpation or maximum jaw opening and specific criteria for spreading or referred pain on palpation. The sensitivity and specificity for myalgia is 0.84 / 0.95 and for myofascial pain with referral 0.85 /0.98 which is excellent. Thus DC/TMD provides clinicians and researchers with a well-tested and well-described tool to diagnose pain in the jaw-muscles. From a broader perspective these common types of pain can be viewed as primary chronic orofacial pain, i.e., without a known cause. But what do we know about the pathophysiology of jaw muscle pains? And what is so special about referred pain from jaw muscles? The talk will provide a brief review on muscle pain mechanisms and discuss implications for the diagnostic criteria. Keywords: Orofacial pain, TMD, Trigeminal 44 6HS6XQ SIG 4-2 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP Muscle and TMJ, Review Classification of orofacial pain: arthralgia University Medical Center Groningen, Department of Oral & Maxillofacial Surgery1) Boudewijn Stegenga1) Classifying orofacial pains should focus on identifying the structures and systems from which pain originate, the mechanisms that play a role in the processing of pain, and on factors that address patient variability and the impact of the pain. To be a useful aid in the diagnostic process in order to provide for a solid basis for subsequent treatment, articular pain classification depends on the innervation of the structures that make up the joints, the pain mechanisms involved and the contributing risk factors. Free nerve endings are the major receptors that detect noxious stimulation and are mainly present in the fibrous capsule, ligaments and periosteum. Joint pain usually indicates an inflammatory process or may indicate neuropathic process. Besides loading, factors that contribute to the development of chronic pain should be taken into account. The currently used classifications for temporomandibular disorders, with the focus on articular pain, are appraised based on these requirements. Key words: classification, arthralgia 45 6HS6XQ SIG 5-1 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP Idiopathic Pain, Review Persistent idiopathic facial pain Migraine and Headache Clinic Königstein, Headache and Pain1) Charly Gaul1) Persistent idiopathic facial pain and its subtype atypical odontalgia (persistent dento-alveolar pain disorder) are very disabling. Often patients report delayed diagnosed and therefore missing of adequate therapy. As both disorders are clinically insufficiently characterized diagnosis is made by exclusion. As a consequence, a lot of patients undergo unnecessary diagnostic and therapeutic procedures which may worsen the symptoms. Pathophysiological mechanisms resulting in the facial pain syndrome are still enigmatic. In contrast to trigeminal neuralgia a microvascular contact is not relevant in persistent idiopathic facial pain. Based on more recent neurophysiological findings neuropathic alteration is suspected as an essential aspect of pathogenesis. Therapeutic strategies are mainly based on clinical experiences and expert statements. Randomized clinical trials regarding treatment of persistent idiopathic facial pain are missing. Based on case reports antidepressants such as amitriptyline might be effective. Psychotherapeutic intervention seems to be effective regarding the high frequency of psychiatric comorbidities (especially depression) in these patients and should be implemented early in the course of disease. Invasive procedures and repeated dental treatments should be avoided. Keywords: Persistent idiopathic facial pain, persistent dento-alveolar pain disorder, neuropathic pain 46 6HS6XQ SIG 5-2 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP Idiopathic Pain, Review Idiopathic oral pain Aarhus University, Section of Orofacial Pain and Jaw Function, Department of Dentistry1), Scandinavian Center for Orofacial Neurosciences2) Lene Baad-Hansen1) This talk will focus on issues related to taxonomy and classification of those intraoral pain conditions, which often have been referred to as idiopathic or primary. Conditions presently or earlier termed atypical odontalgia (AO) or persistent dentoalveolar pain (PDAP) by different groups of researchers and burning mouth syndrome will be reviewed and discussed in terms of taxonomy, classification, putative pain mechanisms and possible overlap with other conditions such as for example painful post-traumatic trigeminal neuropathy (PTTN). 47 6HS6XQ SIG 6-1 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP OFP, TMDs, Headache and Comorbidities, Review Facial Pain and Comorbidities School of Dentistry, University of North Carolina at Chapel Hill, Center for Pain Research and Innovation1) William Maixner1) 48 6HS6XQ SIG 6-2 SIG Lectures (9/25) Towards an Integrated Classification of OFP OFP, TMDs, Headache and Comorbidities, Review Headache and the risk of first-onset TMD in the OPPERA study School of Dentistry, University of North Carolina at Chapel Hill, Department of Endodontics1), School of Dentistry, University of North Carolina at Chapel Hill, Center for Pain Research and Innovation2), University at Buffalo, Department of Oral Diagnostic Sciences3), University of Florida, Department of Community Dentistry & Behavioral Science4), School of Dentistry, University of Maryland, Department of Neural and Pain Sciences5), School of Dentistry, University of Maryland, Brotman Facial Pain Center6), Duke University, Center for Translational Pain Medicine7), Duke University, Durham, Department of Anesthesiology8), School of Dentistry, University of North Carolina at Chapel Hill, Department of Dental Ecology9) Inna Tchivileva1,2), Richard Ohrbach3), Roger Fillingim4), Joel Greenspan5,6), William Maixner7,8), Gary Slade2,9) While cross-sectional studies have demonstrated an association between headache and temporomandibular disorder (TMD), whether headache can predict the onset of TMD is unknown. We evaluated contribution of headache to the risk of developing TMD and described patterns of change in headache types over time. An initially TMD-free cohort of 2,410 persons completed quarterly questionnaires assessing TMD and headache symptoms over a median 3.0-year follow-up period. First-onset TMD was confirmed by clinical examination in 199 participants. Baseline reports of migraine (HR=1.67, 95% CI: 1.06-2.62), mixed headache (HR=4.11, 95% CI: 1.47-11.46), or headache frequency (HR=2.13, 95% CI: 1.31-3.48) predicted increased risk of developing TMD. Additionally, headache dynamics prior to the TMD onset were evaluated in a nested case-control study where 248 incident TMD cases were matched to 191 TMD-free controls. Both headache prevalence and frequency increased across the observation period among those who developed TMD but not among controls. TMD cases were more likely to experience worsening in headache type compared to controls. The clinical implication of these findings is that adequate treatment of migraine may reduce the risk for developing TMD. Acknowledgment: Finding for this study was provided by the National Institutes of Health (NIH)/National Institute of Dental and Cranial Research (NIDCR) U01-DE017018 and K12-DE022793 grants. COI Statement: Drs. Slade, Fillingim, and Maixner have equity ownership in Algynomics Inc., a company providing research services in personalized pain treatment and diagnostics. Dr. Maixner is President of the company and has equity holdings in Proove Biosciences Inc. and Orthogen. All other authors declare no financial relations that might represent a possible conflict of interest. Keywords: orofacial pain, migraine, tension-type headache. 49 Poster Presentations Date: Sep 24 㸤 25 Place: 5F Room 501 + 502 Communication Time Each presenter is required standing by the poster • Even-numbered poster boards: 15:30-15:45 on September 24 and 12:00-12:30 on September 25, both. • Odd-numbered poster boards: 15:45-16:00 on September 24 and 12:30-13:00 on September 25, both. 50 6HS ID EB1 Poster Title and Presenters Central Pain Mechanism An ultrastructural evidence for the expression of P2X3 receptor in astrocytes in the rat trigeminal caudal nucleus School of Dentistry, Kyungpook National University, Department of Anatomy and Neurobiology1) Won Mah1), Sang Man Lee1), Yi Sul Cho1), Jin Young Bae1) EB2 Changes of insular cortical local circuits in the model rats that receive ablation of unmyelinated primary sensory fibers by capsaicin injection School of Dentistry, Nihon University, Department of Endodontics 1) School of Dentistry, Nihon University, Department of pharmacology 2), Division of Oral and Craniomaxillofacial Research, Nihon University 3) Division of Advanced Dental Treatment, Dental Research Center, Nihon University 4) Shota Murayama1), Masayuki Kobayashi2,3), Bunnai Ogiso1,4) EB3 Changes of neural activity responding to stimulation in an inferior alveolar nerve transection model dental pulp Nihon University School of Dentistry, Department of Pharmacology 1) Nihon University School of Dentistry, Department of Pediatric Dentistry 2), Nihon University School of Dentistry, Department of Orthodontics 3) Satoshi Fujita1), Risako Kato1), Hiroko Nakamura2), Mari Kaneko3), Masayuki Kobayashi1) EB4 Spatiotemporal profiles of cortical excitation induced by mechanical stimulation of the periodontal ligament during experimental tooth movement Nihon University School of Dentistry, Orthodontics1) Nihon University School of Dentistry, Pharmachology 2) Mari Kaneko1,2), Eri Horinuki1,2), Noriyoshi Shimizu1), Masayuki Kobayashi2) EB5 Peripheral interactions between cannabinoid and opioid receptor agonists in a model of inflammatory mechanical hyperalgesia University of Maryland School of Dentistry, Neural and Pain Sciences 1) Kyung Hee University, School of Dentistry, Oral Medicine 2) Q-Schick Auh2), Yang Hyun Chun2), Ohannes K Melemedjian1), Jin Y Ro1,2) EB6 Unknown transcripts regulated by capsaicin application in rat trigeminal ganglion Matsumoto Dental Univsity Hospital1), Matsumoto Dental University, Oral Anatomy & Neuroscience 2) Emi Ohki1), Masayo Okumura2), Osamu Tadokoro2), Eiji Kondo2) 51 6HS EC1 Peripheral Pain Mechanism First statistical analysis of 1,005 patients diagnosed at an Orofacial Pain-Liaison Clinic Shizuoka City Shimizu Hospital, Department of Oral Sugery 1), Tokyo Women's Medical University Medical Center East 2) Hiroko Ikeda1), Masako Ikawa1), Kazuo Yamada2), Aya Michibara1), Kouji Takamori1), Shinobu Ikeuchi1) EC2 Prevalence and associated factors of orofacial pain in children and adolescents: a questionnaire study Faculty of Dentistry, Trisakti University, Prosthodontics1), Academic Center of Dentistry Amsterdam, Oral Kinesiology2) Carolina Marpaung1,2), Maurits van Selms2), Frank Lobbezoo2) EC3 Statistics The use of pre-treatment analgesia by patients receiving root-canal-treatment in the National Dental Practice-Based Research Network University of Minnesota, School of Dentistry, Div of TMD and Orofacial Pain1), University of Minnesota, School of Medicine, Neurology 2), HealthPartners Institute for Education and Research3), University of Minnesota, School of Dentistry, Division of Endodontics4), The Dental Specialists, Private Practice5), University of Minnesota, School of Public Health, Division of Epidemiology and Community Health6) Flavia P Kapos1), Donald R Nixdorf1,2,3), Alan S Law4,5), Ruby H Nguyen6) EC4 Case Report Orofacial pain and headache attributed to acute glaucoma Nihon University School of Dentistry, Department of Oral Diagnostic Sciences 1), Nihon University Dental Hospital, Division of Orofacial Pain Clinic 2) Mariko Ikeda1,2), Noboru Noma1,2), Yoshiki Imamura1,2), Naohiko Sekine1,2), Ryutaro Kohashi1,2) EC5 Facial pain induced by narrowing of the parotid duct: Two case report Nihon University School of Dentistry, Department of Oral Diagnostic Sciences 1), Tomomi Yamadera1), Akiko Okada1), Haruna Kono1), Ryutarou Kohashi1), Yoshiki Imamura1) EC6 A study on recurrent orofacial pain after neurovascular decompression surgery for trigeminal neuralgia Nihon University School of Dentistry, Department of Oral Diagnostic Sciences 1) Haruna Kono1), Akiko Okada1), Tomomi Yamadera1), Yuka Sato1), Yoshiki Imamura1) EC7 Orofacial pain due to Eagle’s syndrome and temporomandibular disorders: A case report Kyung Hee University School of Dentistry, Orofacial Pain and Oral Medicine1) Mi-Jin Hwang1), Yeon-Hee Lee1), Q-Schick Auh1), Jung-Pyo Hong1), Yang-Hyun Chun1), Soo-Kyung Kang1) EC8 A case of giant-cell (temporal) arteritis that presented difficulty in diagnosis Keio University, School of Medicine, Department of Dentistry and Maxillofacial Surgery1), Showa University, School of Dentistry, Department of Oral and Maxillofacial Surgery2), Kawasaki Municipal Ida Hospital, Department of Dentistry & Oral surgery 3) Hitoshi Sato1,2), Mariko Inoue1), Hironori Saisu1), Wataru Muraoka3), Tastuo Shirota2), Taneaki Nakagawa1), Koichi Wajima1) 52 6HS EC9 Sleep Evaluation of the compliance and sleep quality of oral appliances fabricated by different materials for patients with OSAS: A pilot study Kyushu Dental University, Division of Occlusion & Maxillofacial Reconstruction1) Eri Makihara1), Ryuichiro Miyajima1), Toshihiro Kawano1), Shogo Tsuda1), Yoshito Shima1), Takafumi Watanabe1), Shin-ichi Masumi1) EC10 Sleep related breathing disorders treatment of temporo-mandibular disorders patient with anterior repositioning splint: A case report Kyung Hee University School of Dentistry, Orofacial Pain and Oral Medicine 1), Tok Talk Dental Clinic2) Jin-Suk Kim1,2), Mi-Jin Hwang1), Chi-Hyuk Ahn1), Yeon-Hee Lee1), Q-Schick Auh1), Yang-Hyun Chun1), Jung-Pyo Hong1), Soo-Kyung Kang1) EC11 BMS Evaluation of sleep quality using self-reported questionnaires in patients with burning mouth syndrome School of Dentistry, Chonbuk National University, Department of Oral Medicine 1), School of Dentistry, Chonbuk National University, Institute of Oral Bioscience 2) Jung-Yong Jin1), Bong-Jik Suh1,2), Kyung-Eun Lee1,2) EC12 Trigger point injection of the anterior belly of digastric muscle for burning mouth syndrome: A case report Kyung Hee University, School of Dentistry, Oral Medicine1) Chi-Hyuk Ahn1), Mi-Jin Hwang1), Yeon-Hee Lee1), Soo-Kyung Kang1), Q-Schick Auh1), Yang-Hyun Chun1), Jung-Pyo Hong1) EC13 Spatial and temporal brain responses to noxious heat thermal stimuli in burning mouth syndrome Nihon University School of Dentistry, Department of Oral Diagnostic Sciences 1) Takahiro Shinozaki1), Ryutaro Kohashi1), Akiko Okada1), Noboru Noma1), Yoshiki Imamura1) EC14 Heat, capsaicin sensation and TRPV1 genome SNPs in human Matsumoto Dental University, Oral Anatomy & Neuroscience1), Matsumoto Dental Univsity Hospital2) Nozomu Okamoto1), Masayo Okumura1), Emi Ohki2), Osamu Tadokoro1), Eiji Kondo1) Saliva EC15 Metabolomic profiling in saliva of healthy Malaysian adults University of Technology MARA, Oral Medicine1), Hospital Sultan Haji Ahmad Shah Dentistry2), Bundaberg Base Hospital, General Medicine 3), International Medical University, School of Pharmacy 4), Bruker (Malaysia) Sdn Bhd5) Yoshinobu Shoji1), Han Hing Lee2), Lee Chee Yen3), Chee Onn Leong4), Iven Yap4), Chin Hoe Teh5) EC16 Factors influencing on the xerostomia symptom in the patients with temporomandibular disorder Kyungpook National University, Dental Hospital, Department of Oral Medicine 1) Ki-Mi Kim1), Jin-Seok Byun1), Jae-Kwang Jung1) EC17 MRI diagnosis of 1526 TMJs: disc displacements and osteoarthrosis Osaka University Graduate School of Dentistry, Fixed Prosthodontics 1) Ryota Takaoka1), Daisuke Moriguchi1), Yukiko Koishi1), Yuki Senzaki1), Koichiro Uno1), Shoichi Ishigaki1), Hirofumi Yatani1) 53 6HS EC18 TMJ degenerative changes as an occult finding in Cone-beam CT scans for routine dental assessment Facial Pain and Sleep Center (Private Practice)1), Columbia University2), Aristotle University3), University of Geneva4) Ghabi Kaspo1), Christos Angelopoulos2)3), Stavros Kiliaridis4) EC19 The long-term effect of anterior reposition splint for temporomandibular joint disc displacement with reduction Mackay Memorial Hospital , Department of Prosthodontics1), Mackay Memorial Hospital , Department of Radiology2) Huey-Yuan Wang1), Sho-Jen Cheng2) EC20 Therapeutic mouth rehabilation training improves maximal nterincisor opening and alleviates pain in temporomandibular joint disorder patients College of Medicine, Korea University, Dept of Oral and Maxillofacial Surgery1) Aaron Besana1), Hak-Gi Lee1), Ho Kyeong Lim1), Choi Hyok1), Eui Seok Lee1) EC21 Tests Repeatability of measurements of surface EMG variables during maximum voluntary contraction of the temporalis and masseter muscles in normal adults Chonnam National University Dental Hospital, Gwangju, Korea, Department of Oral Medicine1), GnS International, Daejeon, Korea2), Gwangju Health College, Gwangju, Korea, Department of Dental Hygiene 3), School of Dentistry, Chonnam National University, Gwangju, Department of Dental Education4), School of Dentistry, Chonnam National University, Gwangju, Korea, Department of Oral Medicine5) Yeong-Gwan Im1), Sang-Ho Han2), Ji-Il Park3), Hoi-Soon Lim4), Byung-Gook Kim5), Jae-Hyung Kim5) EC22 A novel test for assessing oral stereognosis ability - methods and preliminary results School of Dentistry, National Yang-Ming University, Department of Dentistry 1), School of Dentistry, National Yang-Ming University, Department of Dentistry 2) Kai-Hsiang Chuang1), Chia-shu Lin2) EC23 Analyzing relationship between jaw stiffness and heart rate variability Keio University, Department of Dentistry and Oral Surgery 1) Kawasaki Municipal Ida Hosital Department of Dentistry and Oral Surgery Showa University Department of dentistry and oral surgery 3) Kanako Munakata1) Wataru Muraoka1,2) Hitoshi Sato3) Hironori Saisu1) Sho Usuda1) Mariko Inoue1) Taneaki Nakagawa1) Koichi Wajima1) EC24 2) Validation of the Indonesian version of the oral health impact profile for TMDs (OHIP-TMDs-ID) Prosthodontic Universitas Indonesia1), Vivi Wira1), Laura S Himawan1), Ira Tanti1), Nina Ariani1) 54 6HS EB1 Poster Presentations (9/24 &25) Central Pain Mechanism An ultrastructural evidence for the expression of P2X3 receptor in astrocytes in the rat trigeminal caudal nucleus School of Dentistry, Kyungpook National University, Department of Anatomy and Neurobiology1) Won Mah1), Sang Man Lee1), Yi Sul Cho1), Jin Young Bae1) P2X3 is a nonselective cation channel that is implicated in chronic pain. Its expression has been presumed to be confined to nociceptive primary afferent terminals. However, little is known about the expression pattern of P2X3 in trigeminal sensory nucleus. To address this, we investigated the expression of P2X3 in the trigeminal caudal nucleus (Vc) by light- and electron-microscopic immunohistochemistry. Immunoreactivity of P2X3 was consistently observed in somata and processes of astrocytes as well as dendrites and central axon terminals in Vc. Astrocytic P2X3 was functional as the application of α,β-meATP increased Cl- current of the astrocytes in the Vc, which was reversed by A-317491. In the Vc of CCI-ION rats, the P2X3 expression was increased in the astrocytic small processes, suggesting the involvement of astrocytic P2X3 receptor in CCI-ION induced central sensitization. The increased expression of astrocytic P2X3 in CCI-ION rats was reduced by MPEP which ameliorated CCI-ION induced mechanical allodynia. These results suggest that nerve injury increases the expression of astrocytic P2X3 by mGluR5 activation, the process of which might be associated with the neuropathic chronic pain. Keywords: Trigeminal, P2X3, Astrocyte EB2 Poster Presentations (9/24 &25) Central Pain Mechanism Changes of insular cortical local circuits in the model rats that receive ablation of unmyelinated primary sensory fibers by capsaicin injection School of Dentistry, Nihon University, Department of Endodontics 1) School of Dentistry, Nihon University, Department of pharmacology 2), Division of Oral and Craniomaxillofacial Research, Nihon University 3) Division of Advanced Dental Treatment, Dental Research Center, Nihon University 4) Shota Murayama1), Masayuki Kobayashi2,3), Bunnai Ogiso1,4) Objective: Nociceptive signals in the orofacial region are conveyed to the secondary sensory neurons in the spinal trigeminal nucleus via myelinated Aδ and unmyelinated C fibers. Materials & Methods: The model rat whose unmyelinated C fibers are partially ablated by capsaicin (CAP, 100 mg/kg) injection 1-2 days after birth is quite useful to discriminate Aδ and C fiber-mediated nociceptive information in the central nervous system. Whole-cell patch-clamp recording from layers II/III pyramidal (Pyr) and fast-spiking neurons (FS) in the insular cortical slice preparation were obtained 20-25 days after CAP treatment. Miniature IPSCs (mIPSCs) were recorded under application of CNQX (20 μM) and tetrodotoxin (1 μM). Results: Both Pyr and FS of the CAP-treated rats showed a suppression of the amplitude of mIPSCs without changing their frequency. Our V-M analysis suggests that quantal size of GABA release is smaller in the CAP model in comparison to that of control. [Conclusion] These results suggest ablation of unmyelinated primary sensory fibers suppresses GABAergic inputs to Pyr and FS in the insular cortex. Grant: JSPS KAKENHI Grant Numbers 16K15783 and 16H05507. COI: None declared. Keywords: ablation of unmyelinated C fiber, Insular cortex, Whole-cell patch-clamp recording 55 6HS EB3 Poster Presentations (9/24 &25) Central Pain Mechanism Changes of neural activity responding to dental pulp stimulation in an inferior alveolar nerve transection model Nihon University School of Dentistry, Department of Pharmacology 1) Nihon University School of Dentistry, Department of Pediatric Dentistry 2), Nihon University School of Dentistry, Department of Orthodontics 3) Satoshi Fujita1), Risako Kato1), Hiroko Nakamura2), Mari Kaneko3), Masayuki Kobayashi1) Objective: It is not fully understood how the neural activity in the cortex is changed in neuropathic pain model animals. To explore the neural activity in inferior alveolar nerve transection (IAN) rats, we performed calcium imaging by a two-photon microscopy. Materials & Methods: Five-week old vesicular GABA transporter Venus transgenic rats received an IAN. One week later, the rats received a small craniotomy on the dorsal part of insular cortex under urethane anesthesia. After injections of a calcium indicator, Oregon Green 488 BAPTA-1, responses to electrical stimulation of the maxillary molar pulp were recorded and compared to responses in naive rats. Results: The number of responding neurons in IAN rats increased in both excitatory and inhibitory neurons. In IAN rats, the duration of calcium responses increased in excitatory neurons, although the amplitude of calcium responses increased in inhibitory neuron. Conclusion: These results suggest that inhibition by inhibitory neurons decreased in IAN rats. Funding Source: KAKENHI (16K11491, 16K15783, and 16H05507); MEXT-Supported Program for the Strategic Research Foundation at Private Universities, 2013-2017 COI: None declared. Keywords: Insular cortex, calcium imaging, toothache EB4 Poster Presentations (9/24 &25) Central Pain Mechanism Spatiotemporal profiles of cortical excitation induced by mechanical stimulation of the periodontal ligament during experimental tooth movement Nihon University School of Dentistry, Orthodontics1) Nihon University School of Dentistry, Pharmachology2) Mari Kaneko1,2), Eri Horinuki1,2), Noriyoshi Shimizu1), Masayuki Kobayashi2) Objective: We performed optical imaging to identify the cortical regions responding to mechanical stimulation of the maxillary first molar periodontal ligament (PDL), and examined whether experimental tooth movement (ETM) changes the cortical responses to mechanical stimulation. Materials & Methods: Orthodontic force was applied using a closed-coil spring ligated between the maxillary first molar and incisors. Optical imaging was performed 1 day, 3 days, and 7 days after ETM. Results: Mechanical stimulation of PDL evoked excitation in the primary, secondary somatosensory cortex, and in the insular oral region. One day after ETM, the cortical responses were significantly increased. The facilitation of responses gradually recovered to the control level 3 to 7 days after ETM. Conclusion: Although the initially activated regions by mechanical stimulation were different from those responding to electrical stimulation, the temporal profile of ETM-induced facilitative response to mechanical stimulation was similar to those of electrical stimulation. These findings support our hypothesis that ETM does not induce long-lasting plastic changes in the cortex. Funding Source and COI: KAKENHI Grant Number 16K15873 and 16H05507. Keywords: Mechanical Stimulation, Neuro physiology, cortex 56 6HS EB5 Poster Presentations (9/24 &25) Peripheral Pain Mechanism Peripheral interactions between cannabinoid and opioid receptor agonists in a model of inflammatory mechanical hyperalgesia University of Maryland School of Dentistry, Neural and Pain Sciences1) Kyung Hee University, School of Dentistry, Oral Medicine 2) Q-Schick Auh2), Yang Hyun Chun2), Ohannes K Melemedjian1), Jin Y Ro1,2) Objective: We examined whether combinations of opioid and cannabinoid receptor agonists directed at the injured site would enhance therapeutic effectiveness. Materaials & Methods: DAMGO (1Pg ~ 1mg) or ACPA (1Pg ~ 2mg) were administered into the inflamed paw when mechanical hyperalgesia was fully developed. When administered individually, DAMGO and ACPA dose-dependently reversed the mechanical hyperalgesia. Results: DAMGO displayed a lower ED50 value (57.4 ± 2.49 Pg) than ACPA (111.6 ± 2.18 Pg), but ACPA produced longer lasting antihyperalgesic effects. Combinations of DAMGO and ACPA also dose-dependently attenuated mechanical hyperalgesia, but the antihyperalgesic effects were partial and transient even at high doses. Using isobolographic analysis, we determined that combined treatment with DAMGO and ACPA produced sub-additive effects with the observed ED50 of 191.8 ± 2.53 Pg. Conclusion: Our findings showed that MOR and CB1 agonists directed at the inflamed site effectively attenuate mechanical hyperalgesia when administered individually, but exert opposing effects when administered together. The sub-additive interactions between the two classes of drugs at the inflamed site suggest distinct mechanisms unique to peripheral nociceptors or inflamed tissue. Keywords: DAMGO, ACPA, mu opioid receptor EB6 Poster Presentations (9/24 &25) Peripheral Pain Mechanism Unknown transcripts regulated by capsaicin application in rat trigeminal ganglion Matsumoto Dental Univsity Hospital1), Matsumoto Dental University, Oral Anatomy & Neuroscience 2) Emi Ohki1), Masayo Okumura2), Osamu Tadokoro2), Eiji Kondo2) Objective: Capsaicin application is a nociceptive stimulus for sensory neurons, and the activation of neurons can alter gene expression. The aim of this investigation is to examine the relationship between capsaicin stimulus and transcripts. Methods: Microarray analysis has shown many genes to be up-regulated or down-regulated after capsaicin application including both well-defined genes and unidentified sequences, and we focused on the unidentified sequences. Capsaicin was applied to the whisker pads of rats and total RNAs were extracted from the trigeminal ganglia. The expressions of the target transcripts were confirmed by PCR, and up-regulation after capsaicin application was examined by real-time PCR. Results: Microarray analysis showed 48 up-regulated transcripts (24 transcripts from the intron region of identified genes, and the other 24 transcripts from the long inter-gene region ), and only 1 transcript was down-regulated, after capsaicin application. 6 transcripts from intron regions were confirmed to be up-regulated, which were transcripts from the intron regions of rat Tra2a, Cadm1, LOC685917, Gnas, RBm39, Ccln1. Conclusions: Gene expression alterations induced by capsaicin application included many transcripts from the intron region or inter-gene region. Keywords: capsaicin, trigeminal ganglion, gene expression 57 6HS EC1 Poster Presentations (9/24 &25) Peripheral Pain Mechanism First statistical analysis of 1,005 patients diagnosed at an Orofacial Pain-Liaison Clinic Shizuoka City Shimizu Hospital, Department of Oral Sugery 1), Tokyo Women's Medical University Medical Center East 2) Hiroko Ikeda1), Masako Ikawa1), Kazuo Yamada2), Aya Michibara1), Kouji Takamori1), Shinobu Ikeuchi1) Purpose: To determine the clinical characteristics of patients who attended the Orofacial Pain-Liaison Clinic at Shizuoka City Shimizu Hospital for the first time. Methods: We analyzed the age distribution, male-to-female ratio, and diagnoses of 1,005 patients who initially attended the clinic between January 2009 and March 2016. Results: The patients comprised 204 males and 801 females who ranged in age from 10 to 92 years (average, 56.7 years; mode, 61.0 years). Among them, 73.5% did not have structural disorders and 47.6% had idiopathic oro-facial pain such as persistent idiopathic facial pain (PIFP; 28.0%) and burning mouth syndrome (BMS; 19.6%). A total of 83.0% of patients with PIFP had a chief complaint of odontalgia, and 57.0% of patients with BMS had glossodynia. The 25.9% of patients had somatization of a mental disorder manifesting as orofacial pain. The remaining 24.2% of patients had physical disorders. Conclusion: Most patients attending the clinic had diseases beyond the scope of standard dental knowledge and PIFP, BMS, and the somatization of mental disorders are quite prevalent. Keywords: capsaicin, trigeminal ganglion, gene expression EC2 Poster Presentations (9/24 &25) Statistics Prevalence and associated factors of orofacial pain in children and adolescents: a questionnaire study Faculty of Dentistry, Trisakti University, Prosthodontics1), Academic Center of Dentistry Amsterdam, Oral Kinesiology 2) Carolina Marpaung1,2), Maurits van Selms2), Frank Lobbezoo2) Introduction: A high prevalence of orofacial pain found among children and adolescents has raised concerns to the community, and knowledge was scarce. Biopsychosocial model approach was used in this study to gain information on its prevalence and risk factors among Indonesian children and adolescents. Materials and Methods: The presence of orofacial pain was assessed from parental and self-reported questionnaire. Demographical, bio-behavioral, and psychological aspects were evaluated for their roles as predictors. Logistic regression analysis was used to identify associations between predictor variables and TMD pain. Results: Among 1200 participants, 22.8% of children, and 36.9% of adolescents had orofacial pain complaints. Logistic regression model identified that oral habit (OR:1.87), Multiple pain (OR:2.27), and psychological problems (OR:2.31) were associated in children, while multiple pain (OR:1.51), sleep problem (OR:1.69), Alcohol consumption (OR:1.87), sleep bruxism (OR:1.95), and 3-4 psychological problems (OR:3.42) were associated with orofacial pain complaint in adolescents Conclusions: Orofacial pain complaints were common among Indonesian children and adolescent. Bio-behavioral and psychological aspects played an important role in pain existence among children and adolescents, and need further explorations. Acknowledgements and/or Funding Source: None Keywords: Orofacial pain, children, adolescents 58 6HS EC3 Poster Presentations (9/24 &25) Statistics The use of pre-treatment analgesia by patients receiving root-canal-treatment in the National Dental Practice-Based Research Network University of Minnesota, School of Dentistry, Division of TMD and Orofacial Pain 1), University of Minnesota, School of Medicine, Neurology 2), HealthPartners Institute for Education and Research3), University of Minnesota, School of Dentistry, Division of Endodontics 4), The Dental Specialists, Private Practice5), University of Minnesota, School of Public Health, Division of Epidemiology and Community Health 6) Flavia P Kapos1), Donald R Nixdorf1,2,3), Alan S Law4,5), Ruby H Nguyen6) Objective: The majority of patients (65%) report moderate-to-severe pain within 1 week after initial orthograde root-canal treatment (RCT). Pre-treatment analgesia (PA) has been suggested to reduce post-operative pain. This observational study described the types of PA, proportion of use, and its determinants in patients receiving RCT. Methods: 62 dentists enrolled 708 RCT patients in the U.S. and Scandinavia; both dentists and patients completed questionnaires. PA was defined as analgesics or anxiolytics used by patients within 8 hours before and during RCT visits. Adjusted odds ratios identified determinants of PA use. Results: 17% of patients received some form of PA. The most common types were non-opioids (6%) and nitrous oxide (6%). Patients who were significantly more likely to use PA had higher education (adj. OR=1.4 every category increase, 95% CI: 1.4-1.8) and reported pain on biting (adj. OR=2.0, 95% CI: 1.3-3.2). Conclusion: While most RCT patients experienced moderate-to-severe post-operative pain, only a minority (17%) received some form of PA; suggesting PA may be underused. Research on pre-operative risk factors and post-operative pain treatments in RCT patients is needed. Acknowledgments/Funding Source: UMN GPS Alliance International Travel Grant, NIH grants K12-RR023247, U01-DE016746, U01-DE016747, and U19-DE022516. one Keywords: Analgesia, Pain, Postoperative, Root Canal Therapy EC4 Poster Presentations (9/24 &25) Case Report Orofacial pain and headache attributed to acute glaucoma Nihon University School of Dentistry, Department of Oral Diagnostic Sciences1), Nihon University Dental Hospital, Division of Orofacial Pain Clinic2) Mariko Ikeda1,2), Noboru Noma1,2), Yoshiki Imamura1,2), Naohiko Sekine1,2),Ryutaro Kohashi1,2) Objective: we experienced a rare case of acute glaucoma with orofacial pain Case: A 77-year-old female patient presented to the Orofacial Pain Clinic for the treatment of a left side facial pain and headache. Extraoral examination revealed conjunctival injection, lacrimation and eyelid edema in the left eye. Magnetic resonance imaging (MRI) and computed tomography (CT) were performed, and results were negative for any intra or extra-cranial pathologies. A diagnosis consistent with possible trigeminal autonomic cephalagias was considered, and indomethacin was prescribed. However, indomethacin did not reduce headache. She was referred to an ophthalmologist because of complaining visual disturbances (bleariness). Intraocular pressure was 13 mm Hg in the right eye and 67 mm Hg (normal value: 10-21mm Hg) in the left. Acute glaucoma was diagnosed. Although she has been treated with eye drops, glaucoma and cataract surgery procedures were performed since intraocular pressure elevated gradually. Results: She became completely free of symptoms with 13mm Hg of intraocular pressure in the left eye. Conclusion: Dentists need to consult appropriate medical specialists or refer such patients for specialized care. Acknowledgements/ Funding Source and COI: None Keywords: orofacial pain, headache, glaucoma 59 6HS EC5 Poster Presentations (9/24 &25) Case Report Facial pain induced by narrowing of the parotid duct: Two case report Nihon University School of Dentistry, Department of Oral Diagnostic Sciences 1), Tomomi Yamadera1), Akiko Okada1), Haruna Kono1), Ryutarou Kohashi1), Yoshiki Imamura1) Objective: Both parotid gland stenosis and trigeminal neuralgia cause a transient pain at the beginning of eating. These similar symptoms of diseases sometimes lead to misdiagnosis. We aim to report two cases of parotid gland stenosis confused with some diseases such as trigeminal neuralgia. Case: A 45-year-old and a 41-year-old men visited our department with pain from front of the ear to lower jaw at the beginning of eating. They could not find any specific findings in the clinical examination Results: Carbamazepine did not have any effect on these patients. It was difficult to inject the contrast agents to parotid ducts Conclusion: The results suggest that the parotid duct was expanded by insertion of the catheters for ptyalography Acknowledgements/ Funding Source and COI: None Key Words: Trigeminal neuralgia, Parotid duct stenosis, Orofacial pain EC6 Poster Presentations (9/24 &25) Case Report A study on recurrent orofacial pain after neurovascular decompression surgery for trigeminal neuralgia Nihon University School of Dentistry, Department of Oral Diagnostic Sciences 1) Haruna Kono1), Akiko Okada1), Tomomi Yamadera1), Yuka Sato1), Yoshiki Imamura1) Objective: More than 90 % of trigeminal neuralgia is curable by neurovascular decompression for a long term. However, trigeminal neuralgia-like pain may occur after surgery, and is generally difficult to manage. The purpose of this study is to characterize the cases of recurrent orofacial pain after surgery. Materials & Methods: A total of 6 patients who visited our department had a recurrent orofacial pain after receiving a microvascular decompression surgery (MVD).We investigated their age, type of pain, reasons of having the surgery, recurrence time and subsequent pain management. Results: The reasons patients had surgery were mostly drug resistance. Natures of pain were transient haphalgesia, occlusal pain, and burning pain. Management method of the pain after MVD included medication such as carbamazepine and pregabalin and trigeminal nerve blocks. Conclusion: Recurrent orofacial pain after MVD is atypical and requires a pain management that is specific to the case. Acknowledgements/ Funding Source and COI: None Keyword: trigeminal neuralgia, MVD, Postoperative pain 60 6HS EC7 Poster Presentations (9/24 &25) Case Report Orofacial pain due to Eagle’s syndrome and temporomandibular disorders: A case report Kyung Hee University School of Dentistry, Orofacial Pain and Oral Medicine1) Mi-Jin Hwang1), Yeon-Hee Lee1), Q-Schick Auh1), Jung-Pyo Hong1), Yang-Hyun Chun1), Soo-Kyung Kang1) Objective: Since the orofacial pain due to eagle’s syndrome (ES) is non-specific and overlaps with the pain due to temporomandibular disorders (TMD), it is difficult to separate the patient’s symptoms to each diagnosis. This case report aims to describe the treatment of the patient with orofacial pain due to ES and TMD concurrently. Case results: A 54-year-old female patient who presented with a neck pain and stiffness of right temporomandibular joint (TMJ) when opening the jaw, tinnitus, and headache visited our clinic. On the clinical and radiological examination, the patient was diagnosed with myofascial pain in the masticatory muscles and arthritis in both TMJs according to the Research Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders (RDC/TMD). On cone-beam computerized tomography (CBCT), elongated styloid processes were identified. The physical therapy, medication, and stabilizing splint treatment were performed. Subsequently, the calcified stylohyoid ligament on right side was surgically removed and excisional biopsy was performed. The result diagnosis was heterotopic bone formation. Conclusion: Multifactorial approach is crucial for the patient with TMD and ES concurrently. Under the conservative treatment, additional surgical approach can be considered for quick pain release. . Acknowledgements & Funding Source and COI : none Keywordss: Eagle’s syndrome, orofacial pain, TMD EC8 Poster Presentations (9/24 &25) Case Report A case of giant-cell (temporal) arteritis that presented difficulty in diagnosis Keio University, School of Medicine, Department of Dentistry and Maxillofacial Surgery1), Showa University, School of Dentistry, Department of Oral and Maxillofacial Surgery 2), Kawasaki Municipal Ida Hospital, Department of Dentistry & Oral surgery 3) Hitoshi Sato1,2), Mariko Inoue1), Hironori Saisu1), Wataru Muraoka3), Tastuo Shirota2), Taneaki Nakagawa1), Koichi Wajima1) Objective: Giant-cell arteritis (GCA) which is commonly known as temporal arteritis is a chronic granulomatous vasculitis, and it affects predominantly extracranial branches of the carotid artery. We describe a case of GCA which had no abnormality of the superficial temporal artery but the patient had jaw claudication. Case: A 78-year-old man was referred to our department with facial pain associated with mastication. He had been hospitalized to investigate an unidentified fever in department of rheumatology. A blood test revealed an increased C-reactive protein level and a high erythrocyte sedimentation rate (70 mm/h). Although ultrasonography and CT angiography of the temporal region showed no findings specific for GCA, based on the pain characteristics we determined that it arose from jaw claudication. Results: Histopathological examination by temporal artery biopsy showed intima thickening with disruption of elastic lamina, and were consequently diagnosed GCA. Conclusion: We describe a case of GCA that presented difficulty in diagnosis. Acknowledgments: We wish to thank Dr. Hiroya Tamai for his efforts in the correct differential diagnosis. Conflict of interest: None of us have any conflict of interests to declare. Keywords: Giant cell arteritis, jaw claudication, temporomandibular disorder 61 6HS EC9 Poster Presentations (9/24 &25) Sleep Evaluation of the compliance and sleep quality of oral appliances fabricated by different materials for patients with OSAS: A pilot study Kyushu Dental University, Division of Occlusion & Maxillofacial Reconstruction 1) Eri Makihara1), Ryuichiro Miyajima1), Toshihiro Kawano1), Shogo Tsuda1), Yoshito Shima1), Takafumi Watanabe1), Shin-ichi Masumi1) Objective: The purpose of this study was to improve oral appliances (OA) to achieve high-level compliance in patients with OSAS. Materials & Methods: Two types of OAs were fabricated based on the same therapeutic jaw position for four patients. Patient responses regarding sensation and sleeping conditions when each appliance was fitted were compared. Results: Discomfort was greater for the soft-type appliance than for the hard-type appliance in the following patient-assessed variables: Ill-fitting; Difficulty closing lips; and Difficulty sleeping. Conversely, discomfort was greater for the hard-type appliance in the following variables: Difficulty wearing; and Teeth pain. Only one patient exhibited a complete match between results of sleep data and the type of OA that the patient wanted to continue using. Conclusions: This study was conducted on a small population of four patients, so future research needs to target more patients and to collect sleep data prior to fitting the OA in order to clarify the properties of each of these two types of experimental OAs. Acknowledgments: None Funding Source and COI: None of the authors have any conflicts of interest to declare. Keywords: obstructive sleep apnea syndrome, oral appliance, sleep conditions EC10 Poster Presentations (9/24 &25) Sleep Sleep related breathing disorders treatment of temporomandibular disorders patient with anterior repositioning splint: A case report Kyung Hee University School of Dentistry, Orofacial Pain and Oral Medicine1), Tok Talk Dental Clinic2) Jin-Suk Kim1,2), Mi-Jin Hwang1), Chi-Hyuk Ahn1), Yeon-Hee Lee1), Q-Schick Auh1), Yang-Hyun Chun1), Jung-Pyo Hong1), Soo-Kyung Kang1) Objective: Sleep related breathing disorders (SRBD) patients with temporomandibular disorders (TMD) may have difficulties using mandibular advancement devices (MAD). In this case, anterior repositioning splint (ARS) could be an alternative to MAD, so we would like to report a case of snoring patient who had chronic TMD. Case Results: A 64-year-old male patient who had been treated for chronic TMD was complained of snoring and arousal during sleep. He told that in spite of received uvulopalatopharyngoplasty about 10 years ago, he has still snoring. He was diagnosed as Axis I: Group IIIb Osteoarthritis on left temporomandibular joint (TMJ) and Group IIIc Osteoarthrosis on right TMJ by Research Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders (RDC/TMD), and had lost right mandibular second molar. He was evaluated about sleep quality by sleep questionnaires (STOP-BANG, Epworth Sleepiness Scale, Pittsburgh Sleep Quality Index) and provisionally diagnosed to SRBD. Due to his TMJs condition, he could not use the MAD, so we applied an ARS (maxillar) to him. He improved the quality of sleep and TMJ pain after using ARS. Conclusion: It could be considered to use of ARS to SRBD patients with TMD, instead of MAD. Acknowledgments /Funding Source and COI: None Keywords: Temporomandibular disorders, Anterior repositioning splint, Sleep related breathing disorders 62 6HS EC11 Poster Presentations (9/24 &25) BMS Evaluation of sleep quality using self-reported questionnaires in patients with burning mouth syndrome School of Dentistry, Chonbuk National University, Department of Oral Medicine1), School of Dentistry, Chonbuk National University, Institute of Oral Bioscience2) Jung-Yong Jin1), Bong-Jik Suh1,2), Kyung-Eun Lee1,2) Purpose: Burning mouth syndrome (BMS) is ambiguous and enigmatic oral condition. Sleep disturbance is one of the most prevalent complaints of patients with chronic pain. Aim of this study was to evaluate sleep quality in BMS patients. Methods: A total of thirty BMS patients and thirty healthy control subjects were investigated from August 2015 to July 2016. Self-reported measures of sleep quality were conducted using Epworth Sleepiness Scale (ESS) and Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI). Results: BMS patients and control subjects were classified into good sleeper and poor sleeper according to cutoff score recommended in ESS and PSQI. Poor sleepers in BMS patients were more than those in control subjects in both ESS and PSQI. BMS patients also showed statistically significant poor sleep quality compared with control subjects in both ESS (p=0.012) and PSQI (p=0.038). Conclusions: The results support that BMS patients exhibited significantly more sleep disturbance compared with the control group. Therefore, we suggest that evaluation of sleep disturbance should be encouraged in management of BMS.patients. Keywords: BMS, sleep quality EC12 Poster Presentations (9/24 &25) BMS Trigger point injection of the anterior belly of digastric muscle for burning mouth syndrome: A case report Kyung Hee University, School of Dentistry, Oral Medicine1) Chi-Hyuk Ahn1), Mi-Jin Hwang1), Yeon-Hee Lee1), Soo-Kyung Kang1), Q-Schick Auh1), Yang-Hyun Chun1), Jung-Pyo Hong1) Objective: Burning mouth syndrome (BMS) is a symptom of burning sensations in oral cavity and alterations of taste perception. We present a case report of trigger point injection of anterior belly of digastric muscle as a treatment for BMS. Case results: A 66-year-old healthy female complained of 6 month of burning sensation in the anterior tongue and lower lip mucosa. Her visual analog scale (VAS) was 9.0. Despite the severity of pain, All medical trials to alleviate pain were failed. After that, Physical examination revealed myofascial pain of anterior belly of digastric muscle according to the Research Diagnostic Criteria for TMD (RDC/TMD). Trigger point injection with local anesthetic (1% lidocaine, 0.2 mL) was bilaterally performed in the standard manner using a 23 gauge needle. Injection was repeated weekly for two times. After the first and second injections, VAS was 4.8, 2.9 respectively. Conclusion: Trigger point injection of anterior belly of digastric muscle may have a role in treating BMS. Further studies are needed to elucidate the understanding mechanical bases for interactions between referred pain and BMS. Keywords: burning mouth syndrome, trigger point injection, myofascial pain 63 6HS EC13 Poster Presentations (9/24 &25) BMS Spatial and temporal brain responses to noxious heat thermal stimuli in burning mouth syndrome Nihon University School of Dentistry, Department of Oral Diagnostic Sciences 1) Takahiro Shinozaki1), Ryutaro Kohashi1), Akiko Okada1), Noboru Noma1), Yoshiki Imamura1) Objective: The pathophysiology of burning mouth syndrome (BMS) is not clearly understood, central and peripheral neuropathic mechanisms are thought to be involved. We compared brain response to noxious heat stimuli to investigate primary BMS condition. Methods: 16 right-handed women younger than 65 years old with a diagnosis of BMS and 15 right-handed sex and age-matched healthy controls participated. Thermal stimulation was applied with a computer controlled thermal generator. A session included a complete thermal cycle that comprised four of these sequences of baseline, warm, baseline, and noxious heat.The thermal cycle was repeated four times. Conclusions: An fMRI study with a psychophysical test of BMS patients and pain-free controls revealed pathophysiological changes in brain activity in BMS patients. Specific brain responses in BMS patients to repetition (1st to 4th) of thermal sequence probably reflect BMS pathophysiology. Repetitive tonic heat stimulus revealed involvement of both the central and peripheral nervous systems. The cingulate cortex (ACC, MCC, and PCC) appeared to be specifically involved in trigeminal pain processing/modulation in BMS patients. Funding Source: Grants-in-Aid for Scientific Research (24593065, 15K11326) COI: None Keywords: BMS, fMRI, pain EC14 Poster Presentations (9/24 &25) BMS Heat, capsaicin sensation and TRPV1 genome SNPs in human Matsumoto Dental University, Oral Anatomy & Neuroscience 1), Matsumoto Dental Univsity Hospital2) Nozomu Okamoto1), Masayo Okumura1), Emi Ohki2), Osamu Tadokoro1), Eiji Kondo1) Objective: TRPV1 is a receptor for both heat sensation and hot taste sensation. However, awareness of these sensations obviously differs from person to person. The aim of this investigation is to elucidate the personal differences of heat and capsaicin sensations, and their relationships with TRPV1 genome sequences. Methods: Thirty healthy adults participated in this investigation including questionnaire, hot plate test for heat sensation, capsaicin test for oral capsaicin sensation, and genome sequence analysis of TRPV1 gene. Results: Few subjects showed an especially high threshold for the heat sensation, for the capsaicin sensation, or for both. Genome analysis revealed many 63 SNPs in their TRPV1 gene, and 6 SNPs were significantly related to the heat sensation. In particular, M315I showed a significant difference. Isoleucine type subjects were more sensitive to heat than Methionine type subjects. Conclusions: Human heat sensation and capsaicin sensation did not show a clear correlation. Many SNPs were detected in the human TRPV1 gene, and some of them were significantly related to heat sensation but not to capsaicin sensation. Keywords: Capsaicin, TRPV1, SNP 64 6HS EC15 Poster Presentations (9/24 &25) Saliva Metabolomic profiling in saliva of healthy Malaysian adults University of Technology MARA, Oral Medicine1), Hospital Sultan Haji Ahmad Shah Dentistry2), Bundaberg Base Hospital, General Medicine3), International Medical University, School of Pharmacy4), Bruker (Malaysia) Sdn Bhd5) Yoshinobu Shoji1), Han Hing Lee2), Lee Chee Yen3), Chee Onn Leong4), Iven Yap4), Chin Hoe Teh5) Objectives: Metabolomics provide an analysis of changing metabolite levels in biological samples. Salivary metabolomics have been applied to a number of important diseases such as Crohn’s disease, cancer and genetic inborn errors of metabolism. The aim of this study is to assess the metabolomic profile of saliva in healthy Malaysian adults. Materials & Methods: Saliva samples were collected from 50 healthy individuals (30 female and 20 male), aged 12 to 64 (median age of 38 years). We measured the salivary metabolite by using nuclear magnetic resonance (NMR) spectrometer, Bruker Avance III operating at 500 MHz. Multivariate data analysis was used for NMR data analysis. Results: We have identified a number of key metabolites such as Proprionate, Acetate, Alanine, Lactic acid, Tyrosine, Phenylalanine and Formate. There was no significant inter-individual and inter-sex variations of the key metabolites observed among the samples. Conclusion: The metabolomic profile of saliva in healthy Malaysian adults could be used to identify new biomarker for early diagnosis of some specific diseases. Acknowledgements: A part of this study was supported by the grant IMU #917/2012. Keywords: Metabolomics, Saliva, Biomarker EC16 Poster Presentations (9/24 &25) Saliva Factors influencing on the xerostomia symptom in the patients with temporomandibular disorder Kyungpook National University, Dental Hospital, Department of Oral Medicine 1) Ki-Mi Kim1), Jin-Seok Byun1), Jae-Kwang Jung1) Objective: To investigate factors influencing the xerostomia symptom in the patients with temporomandibular disorder Material & Methods: Eighty-six participants over the age of twenty were randomly enrolled from patients with tempromandibualar disorder (TMD)-related symptoms. Revised Symptom Checklist (SCL-90R), subjective dry mouth symptom questionnaire were filled out and unstimulated salivary flow rate (USFR), and oral moisture were measured. Results: The patients who had above the mean of the TMD pain VAS had significantly higher scores on the stress VAS (p=0.003), the sum of the VAS of six questions to evaluate the degree of dry mouth (Sub-sum6) (p=0.000) and somatization (SOM) in SCL-90R (p=0.023) than the opposite group. The patients who had pain for more than three months(chronic group) had significantly higher scores on TMD pain VAS (p=0.002), Sub-sum6 (p=0.010) and SOM (p=0.013) than the acute group. The patients who had above the mean of the stress VAS had significantly higher scores on the TMD pain VAS (p=0.013), Sub-sum6 (p=0.009), all SCL-90R items except Phobia. Conclusion: The severity, the duration of TMD pain and stress significantly affected the subjective dry mouth symptoms, but did not significantly affect the unstimulated salivary flow rate and oral moisture. Acknowledgments: None Funding Source and COI (Basic and Clinical researches): This research was supported by Basic Science Research Program through the National Research Foundation of Korea (NRF) funded by the Ministry of Science, ICT & Future Planning (NRF-2014R1A1A1003214). There is no COI. Keywords: Temporomandibular disorders, Xerostomia, Stress 65 6HS EC17 Poster Presentations (9/24 &25) TMD MRI diagnosis of 1526 TMJs: disc displacements and osteoarthrosis Osaka University Graduate School of Dentistry, Fixed Prosthodontics 1) Ryota Takaoka1), Daisuke Moriguchi1), Yukiko Koishi1), Yuki Senzaki1), Koichiro Uno1), Shoichi Ishigaki1), Hirofumi Yatani1) Objective: To consecutively investigate the intra-articular joint disorders in patients with temporomandibular disorders (TMD) based on the diagnosis of magnetic resonance imaging (MRI). Materials & Methods: Study samples were consecutively obtained from 763 TMD patients who visited Osaka University Dental Hospital from 2009 to 2015. A total of 1526 joints were assessed and classified into four groups based on their MRI diagnosis: disc replacement with reduction (DDwR), disc displacement without reduction (DDw/oR), osteoarthrosis (OA) and no abnormality (N/A). Results: Of these MR images, 392, 362, 107 and 665 TMJ showed DDwR (25.7 %), DDw/oR (23.7 %), OA (7.0 %) and N/A (43.6 %), respectively. In 107 OA joints, 103 were diagnosed as having DDw/oR. In particular, all the joints with erosion and osteophyte were diagnosed as having DDw/oR. Conclusion: This MRI investigation shows that there is a great occurrence of disc displacement in TMD patients, although not a few joints with disc displacement are asymptomatic and that the occurrence of osteoarthrosis is strongly related to disc displacement without reduction. Acknowledgements: The authors thank the Department of Diagnostic Imaging and Radiotherapy for its collaboration. Funding Source and COI: The authors declare that they have no conflict of interest. Keywords: intra-articular joint disorders, Magnetic resonance imaging, osteoarthrosis EC18 Poster Presentations (9/24 &25) TMD TMJ degenerative changes as an occult finding in Cone-beam CT scans for routine dental assessment Facial Pain and Sleep Center (Private Practice)1), Columbia University2), Aristotle University3), University of Geneva4) Ghabi Kaspo1), Christos Angelopoulos2)3), Stavros Kiliaridis4) The goal of this study is to assess the incidence of TMJ degenerative changes in CBCT scans made for routine dental assessment in a period of 4 years. The radiologic reports of 9,374 CBCT scans included and reviewed retrospectively (over a period of 4 yrs) The CBCT scans were extended FOV ( the vast majority of the scans included both articulations) and were acquired by a variety of CBCT scanners All scans were prescribed for routine dental assessment (impacted teeth, implants, jaw pathology etc) Scans which were prescribed for TMJ assessment were excluded Based on the radiologic appearance the TMJ changes were classified as:No significant changes or within normal limits Mild degenerative changes Moderate degenerative changes Severe degenerative changes Conclusion:The incidence rate of TMJ degenerative changes is high TMJ should be included in the standardized review of a CBCT scan despite the prescription of the exam The radiologist should be alert for the appropriate recommendations if the observed findings are out of the ordinary Keywords: TMJ, Degenerative Changes, Occult findings 66 6HS EC19 Poster Presentations (9/24 &25) TMD The long-term effect of anterior reposition splint for temporomandibular joint disc displacement with reduction Mackay Memorial Hospital , Department of Prosthodontics1), Mackay Memorial Hospital , Department of Radiology2) Huey-Yuan Wang1), Sho-Jen Cheng2) Purpose: To evaluate the long-term effect of a modality of anterior repositioning splint (ARS) for TMJ disc displacement with reduction (DDwR) in clinical and MRI display. . Materials and methods: Retrospectively review ARS treated patients since 2007 to 2012. This modality was whole-day wearing ARS for at least 2 weeks and then progressively diminishing the wearing time to only sleep. The 20 experimental subjects had at least 4-week follow-up and the 2 control subjects had less than 1-week follow-up or no follow-up. Recall patients to take TMJ clinical and MRI examination in average period of 6.3 years (2.75 years to 8.5yers). Results: The average initial visiting age was 25.3 years. In the experimental group most had at least 3-month follow-up. In the first 2-week follow-up, 60% of subjects had joint sound (JS) and 45% of subjects had posterior open bite (POB). Continuing follow-up, 40% of subjects had no JS and no POB, 35% of subjects had JS and no POB, and 25% of subjects had no JS and had POB. All initial 34 DDwR joints became to normal in 14.7% and to DDw/oR in 14.7% & maintained DDwR in 70.6%. Conclusion: For TMJ DDwR, this modality of ARS was effective. Funding source: Mackay Memorial Hospital (MMH104-095). Keywords: disc displacement with reduction, anterior reposition splint, disc displacement without reduction EC20 Poster Presentations (9/24 &25) TMD Therapeutic mouth rehabilation training improves maximal interincisor opening and alleviates pain in temporomandibular joint disorder patients College of Medicine, Korea University, Department of Oral and Maxillofacial Surgery1) Aaron Besana1), Hak-Gi Lee1), Ho Kyeong Lim1), Choi Hyok1), Eui Seok Lee1) Objective: Aim of this study is to show evidence for safety and effectiveness of therapeutic mouth rehabilitation (TMR) training when used for treatment of TMJ patients. Methods: The electronic medical records of 70 patients at Department of Oral and Maxillofacial Surgery, Korea University Medical Center, Guro Hospital (ages 17-68 years) underwent therapy for TMD was separated into three groups: I) TMR training (group 1, n=20), II) Therapy with lidocaine iontophoresis (group 2, n=31) and III) The occlusal stabilization splint therapy (group 3, n=19) were included in the analysis. The effectiveness of TMR training was assessed through the comparison of maximal interincisor opening (MIO) before and after treatment, and utilization of the visual analogue scale for measurement of both TMJ pain and clicking. Results: Within each group, we identified statistically significant differences between the level of TMJ pain observed when pre-treatment and post-treatment levels were compared Conclusion: In this study, TMR training was confirmed to be an effective and safe initial treatment of TMD; however, future prospective controlled studies were required. Keywords: TMJ, rehabilitation, TMD 67 6HS EC21 Poster Presentations (9/24 &25) Tests Repeatability of measurements of surface EMG variables during maximum voluntary contraction of the temporalis and masseter muscles in normal adults Chonnam National University Dental Hospital, Gwangju, Korea, Department of Oral Medicine 1), GnS International, Daejeon, Korea2), Gwangju Health College, Gwangju, Korea, Department of Dental Hygiene3), School of Dentistry, Chonnam National University, Gwangju, Department of Dental Education4), School of Dentistry, Chonnam National University, Gwangju, Korea, Department of Oral Medicine 5) Yeong-Gwan Im1), Sang-Ho Han2), Ji-Il Park3), Hoi-Soon Lim4), Byung-Gook Kim5), Jae-Hyung Kim5) This study evaluated the intra-examiner repeatability of the measurements of surface electromyography (EMG) variables and of functional indices of the myoelectric signals from the masseter and temporalis muscles bilaterally in 15 healthy men. The test was repeated on two different days without templates. The resting muscle activity was recorded once, and two kinds of maximum voluntary contraction (MVC) tasks were performed and recorded three times. The two MVC tasks were clenching the teeth and biting down on two cotton rolls bilaterally with the posterior teeth. The intra-class correlation coefficient (ICC) of the root-mean-square (RMS) amplitude was greater than 88%, and that of the median frequency was greater than 95% during the two MVC tasks, but not in the resting condition. The ICC of the asymmetry and activity indices during the two MVC tasks was greater than 76%. The Bland-Altman analysis revealed no significant differences in the amplitude or frequency, or in the two indices between the 2 days during the MVC tasks. In conclusion, the measurements of the surface EMG variables and of the indices obtained according to the study protocol were highly repeatable in healthy men. Further studies using templates and intra-examiner measurement errors in both men and women subjects are required for full validation of these findings. Acknowledgements and COI: This study was not funded. No conflict of interest has been reported by the authors or by any individual in control of the content of this article. Keywords: repeatability, surface electromyography, maximum voluntary contraction EC22 Poster Presentations (9/24 &25) Tests A novel test for assessing oral stereognosis ability - methods and preliminary results School of Dentistry, National Yang-Ming University, Department of Dentistry1), School of Dentistry, National Yang-Ming University, Department of Dentistry 2) Kai-Hsiang Chuang1), Chia-shu Lin2) Objective: Oral stereognosis ability (OSA), i.e., the intraoral ability to recognize and discriminate forms, is pivotal to mastication and swallowing in the elderly people. The study aimed to establish a clinical test for assessing OSA. Methods and Materials: We fabricated 9 flat resin discs that differ in diameters (8,10,12 mm) and thickness (2,3,4 mm). Five discs were selected for the current study. The participants evaluated the size of the discs intraorally (O) and manually (H), for 3 and 2 trials, respectively. The accuracy (Acc) and the response time (Rt) required to identify the size of the discs were indexed as OSA scores. Results: Twenty-three healthy participants (15 females and 8 males, mean age: 37.4±15.2) have completed the pilot study. In the first trial, RtO was positively correlated with RtH (Spearman’ rho rs=0.71, P<0.001). In contrast, in the second trial, AccO was positively correlated with AccH (rs=0.43, P=0.042). In the second trial, age was negatively correlated with AccO (rs=-0.47, P=0.024). Conclusion: The preliminary results revealed that test accuracy from the second trial may reflect the age-dependent decline in OSA. Keywords: oral stereognosis 68 6HS EC23 Poster Presentations (9/24 &25) Tests Analyzing relationship between jaw stiffness and heart rate variability Keio University, Department of Dentistry and Oral Surgery1) Kawasaki Municipal Ida Hosital Department of Dentistry and Oral Surgery Showa University Department of dentistry and oral surgery 3) 2) Kanako Munakata1) Wataru Muraoka1,2) Hitoshi Sato3) Hironori Saisu1) Sho Usuda1) Mariko Inoue1) Taneaki Nakagawa1) Koichi Wajima1) Aim: Jaw stiffness is a significant symptom seen in TMD patients. We have been trying to quantify the stiffness and adopt it in clinical practice as a biomarker. The OPPERA study showed that Heart Rate Variability is one of autonomic risk factors in chronic TMD patient. We focused on whether any relationship will be found between jaw stiffness, HRV and emotional stress. Material and methods: The analysis included 10 females, 20 years who underwent the measuring protocol: 1) measurement of autonomic profile, 2) measurement of jaw stiffness, 3) emotional intervention, during stress or relaxation, 4) measurement of autonomic profile, 5) measurement of jaw stiffness. This measuring was done twice in a week and the first time emotional stress was loaded and the second time autogenic training was done in 3) period. HRV was measured by digital pulse volume monitoring for evaluating the autonomic nervous system Results: After stress loaded in 3) period, 5 cases showed exacerbation of jaw stiffness and 4 cases of them showed decline of parasympathetic nerve activity. After autogenic training, 4 cases showed subside of jaw stiffness and 3 cases of them showed decline of parasympathetic nerve activity. Discussion: It was indicated that jaw stiffness, HRV and emotional stress have some relationship. Conflict of Interest (COI) of the Principal Presenter㸸No potential COI to disclose KEYWORDS: Heart Rate Variability, Jaw stiffness, TMD EC24 Poster Presentations (9/24 &25) Tests Validation of the Indonesian version of the oral health impact profile for TMDs (OHIP-TMDs-ID) Prosthodontic Universitas Indonesia1), Vivi Wira1), Laura S Himawan1), Ira Tanti1), Nina Ariani1 Objectives: The aim of this study was to evaluate the reliability and validity of Indonesian version of OHIP-TMDs (OHIP-TMDs-ID). Methods: The methodology involves translation, back-translation, pre-tested, cross cultural adaptation and evaluation of its measurement properties. The questionnaire was administered to 202 participants with temporomandibular disorders (TMDs). The reliability of OHIP-TMDs-ID was evaluated using internal consistency coefficient (Cronbach’s alpha) and test-retest methods (ICC value). Convergent validity and Spearman correlation coefficient was used to assess validity. Results: Cronbach’s alpha value (internal reliability) for OHIP-TMDs-ID was 0.951 and the intraclass correlation coefficient value (test-retest reliability) was 0.930. In terms of convergent validity, significant correlation between the total scores of OHIP-TMDs-ID and self-perceived oral health was identified. Spearman correlation coefficients showed a moderate to high association between subscales score of OHIP-TMDs-ID, with a positive correlation. All subscales were significantly correlated (p<0,05). Conclusion: OHIP-TMDs-ID has good reliability and validity, thus may be used as a valuable instrument in Indonesia. Acknowledgments / Funding sources and COI : none declared Keywords: OHIP-TMDs-ID, Indonesian version, validation 69 Special thanks to: Sunstar Suisse SA for their commercial exhibition Nipro Co., Ltd. for their commercial exhibition Ishiyaku Pub Inc. for their commercial exhibition and advertisement Intercross Co., Ltd. for their advertisement Kanagawa Dental Association for offering the venue Japanese Association for Dental Sciences for their aegis Japanese Denatal Association for their aegis Japanese Dental Hygienists’Association for their aegis (Random order) 70 ICOP2016 Office Assiste Japan Co., Ltd. Manoa Daiei 1F, 11-20 Sumiyoshi-cho, Shinjuku-ku Tokyo, 162-0065 Japan E-mail: [email protected] Organizing Committee of the ICOP 2016 Yoshiki Imamura, DDS, PhD (Chair) cc. Department of Oral Diagnostic Sciences Nihon University School of Dentistry 1-8-13 Kandasurugadai, Chiyoda-ku Tokyo, 101-8310 Japan E-mail: [email protected] 71 口腔顔面痛の 診断と治療 ガイドブック 2 第 版 日本口腔顔面痛学会 編 口腔顔面痛に関心を抱く 歯科医師,医師のために── 疼痛の機序から具体的な 口腔顔面痛治療までを 系統立ててまとめた成書の改訂版 ● 日本口腔顔面痛学会編集による「口腔顔面痛の診断と治 療ガイドブック」の改訂版.前版の三部構成から,今版 では「痛みの発生メカニズム」, 「痛みの病態生理学」, 「口 腔顔面痛の評価と診断」 , 「口腔顔面痛の治療法」,「口腔 顔面痛の管理」 , 「口腔顔面痛の関連疾患」の 6 部構成と し,口腔顔面領域の難診断疼痛をより理解できるように 解説しています. ● 基礎では神経解剖,心理状態と痛み,痛みの個人差,関 連痛,睡眠と痛み等の新規項目を追加.臨床では物理療 法,運動療法,認知行動療法などの新規項目を起こすと ともに,各種障害について発症機序,病態整理,診察・ 診断,治療の内容でまとめ直しました.また,口腔顔面 痛の関連疾患では,疼痛を引き起こす全身疾患,精神疾 患の解説も行いました.口腔顔面痛の臨床的な把握に新 たな切り口でアプローチしています. ● 前版で取り上げていたテーマについても,ほとんどの項 目で系統的に書き下ろし,最新知見にアップデートして います. ■ B5 判/264 頁/2 色刷 ■ 定価(本体 8,600 円+税) ISBN978-4-263-44478-8 ● CONTENTS 第 1 章 痛みの発生メカニズム 第 2 章 痛みの病態生理学 第 3 章 口腔顔面痛の評価と診断 第 4 章 口腔顔面痛の治療法 第 5 章 口腔顔面痛の管理 第 6 章 口腔顔面痛の関連疾患 〒113-8612 東京都文京区本駒込 1-7-10 TEL03-5395-7630 FAX03-5395-7633 http://www.ishiyaku.co.jp/
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