2016 年度 後期 2 単位 キリスト教学ⅠB 対 象 学 科 ・学 年: 健康栄養学科1年 (人間学部共通科目) 時 間: 金曜日 3時限 (13:00~14:30) 教 室: 1号館123室 1.担当教員 (1) 名 前 : 加藤 美紀 (かとうみき) (2) 研究室 : 3 号館 3 階 (3) 連絡先: (4) オフィスアワー: 水曜日 13:30~14:30 (5) 主な研究業績 学 歴 : 上智大学(外国語学部ポルトガル語学科)にて学士号取得 東北大学(大学院教育学研究科)にて修士号取得 上智大学(大学院総合人間科学研究科)にて博士号取得 学 位 : 博士(教育学) 業 績 : 博士論文「青年期の生きる意味の探求を支える宗教教育の在り方について」 職 歴 : シスターになる前、JETRO 日本貿易振興機構で 4 年間働きました(総合職) 2.授業の目的 (1) 授業の目的 現代世界に生きる私たちが直面する具体的な課題に対して、イエス・キリストの 生涯がどのような意味で福音(幸いのメッセージ)となりうるのか、キリスト教 的価値観から現実社会の諸問題を捉え直す視点および方法論を学ぶ。 (2) 到達目標 ① 現代世界の諸問題をキリスト教的な価値観から考察する視点を知る。 ② 世界をよりよくするための自分なりのビジョンをはぐくむ。 ③ 自分なりの生きる意味を見出すための手がかりをつかむ。 3.授業の概要 21 世紀に生きる私たちと 2000 年前に生まれたイエス・キリストとは、どのような 関わりがあるのだろうか。後期は、イエスが生きた福音的価値観を通して現代世界 と向き合う態度を学ぶことにより、普遍的かつ個別的な生きる意味を探求する。 4.授業の受け方・勉強の仕方 (1) 授業の心構え この講義は、皆さんをクリスチャンにしようと宗教を押し付けるものではあり ません。自分自身がどのように生きたいと願っているか、心の奥底に潜む本望 に目覚め、その望みに導かれて幸せをつかむためのヒントを提供しようとする 科目です。どうぞ何にもとらわれない「自由な気持ち」で臨んでくださいね。 1 (2) 学習の深め方 「幸せになるために」 (幸福) ・ 「よく生きるために」 (成長)をモットーにして、 毎日の出会いを大切に生きていると、どこかで「神様」に触れるものです。 人生を慈しむ心を養い、自分らしさを磨きながら、あなたの神様を見つけてく ださい。毎晩寝る前に聖書をパラパラっと開いて、出てきた箇所を自分への メッセージとして読むと、朝起きたとき、元気になっていますよ。 5. 受講にあたってのルール (1)受講時のマナー 内職・居眠りについては各自の自覚と責任に任せます。 私語については席を替えるか、退室していただく場合があります。 (2) 遅刻・欠席・早退について 〇遅刻は授業開始後 5 分以降カウントします。遅刻 3 回で欠席 1 回分とします。 〇出席率を重視します。単位が取れるのは欠席 4 回までです。欠席が 5 回以上に なると来年度以降に再履修しなければなりません。 〇特別な事情がある場合は相談に応じます。遠慮せずに申し出てください。 6.授業計画 回 月 日 1 9/24 公開講座に振り替え テ ー マ 現代人の死生観とスピリチュアリティ 内 容 視聴覚教材・備考 2 10/ 7 出張講師による講義 イエス・キリストのたとえ話 3 10/14 福音的価値観とは何か 原則倫理と状況倫理・Doing と Being 「べてるの家」 10/21 白百合祭準備:全学休講 4 10/28 エニアグラム 9つのタイプでみる人間学 「Heal the World」 5 11/ 4 いのちの商品化 人工遺伝子操作・出生前診断 「パンドラの箱」 6 11/11 自分探しの旅① ジブリ作品にみるアイデンティティの確立 「千と千尋の神隠し」Ⅰ 7 11/18 自分探しの旅② ジブリ作品にみるアイデンティティの確立 「千と千尋の神隠し」Ⅱ 8 11/25 現代の価値観の変遷① Disney プリンセス物語にみる世界観 「アラジン」 会場:講堂 9 12/ 2 現代の価値観の変遷② Disney プリンセス物語にみる世界観 「美女と野獣」 10 12/ 9 クリスマス イエスの誕生日:世界の Xmas の祝い方 「クリスマス・キャロル」 11 12/16 クリスマスミサ クリスマスのお祝いとミサを体験する 12 1/ 6 C.S ルイス『四つの愛』 発達心理学からみた人間の愛情形成 「人はなぜ愛するのか」 13 1/13 死刑制度 世界の動向・賛成派と反対派の対話 「Journey of Hope」 14 1/20 ありのままに生きる エリック・バーン:交流分析と人生脚本 「性同一性障害」 15 1/27 ターミナルケア キューブラ・ロス:死の受容5段階モデル 「安楽死・ホスピス」 16 2/ 3 地球と共に生きる 持続可能性を求めたライフスタイル 「ターシャ・テューダー」 講堂 10:40~12:00 ※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。 7.評価方法 (1)課題:毎回提出していただくリアクション・ペーパーは、授業をどの程度聞いていたか、 積極的に参加していたか、どのように感じたり考えたりしていたかを示すチャンスです。 せっかく出席していてもここで評価が分かれるので、気合を入れ て書きましょう。 毎回 A・B・C の 3 段階で評価し、半期 15 回分の平均を算出して点数化します。 (2)受講態度:上記課題の平均点を受講態度によって加減します。 (3)出席率:課題で出席を確認し、課題と受講態度の合計から欠席回数分を減点します。 2
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