平成 27 年度 施策評価結果 (第二次雫石町総合計画前期基本計画の総括) 平成 28 年9月 雫石町 目 次 平成 27 年度施策評価結果総括 ・・・ 1 ・・・ 7 (第二次雫石町総合計画前期基本計画の総括) 施策評価判定一覧 施策評価結果 《施策大綱1》 環境を守り育てるまち ・・・ 13 《施策大綱2》 心豊かに暮らせるまち ・・・ 19 《施策大綱3》 健やかでやすらぎあるまち ・・・ 28 《施策大綱4》 産業力を高め合い 活力みなぎるまち 《施策大綱5》 安全に安心して暮らせるまち ・・・ 37 ・・・ 49 平成 27 年度施策評価結果について 1.はじめに (1)雫石町総合計画について 総合計画は、長期的な展望に立って地方自治体の目指すべき将来像を描き出し、そ の実現に向けて総合的かつ計画的な行政運営を行うための指針を示すものです。 雫石町(以下、 「本町」という。)は、平成 22 年度に、平成 27 年度を目標年次とし た「第二次雫石町総合計画 前期基本計画」(以下、「前期基本計画」という。)を策定 しました。 前期基本計画では、図1に示すとおり、まちの目指すべき将来像「みんなが主役 誇 らしく心豊かなまち しずくいし」を実現するため、 「自主・自立」 「人材育成」 「交流・ 連携」の3つの視点の下、5つの「施策大綱」、12 の「基本施策」、39 の「施策」を設 け、 「施策大綱」の実現のために「基本施策」を、 「基本施策」の実現のために「施策」 を展開するというように、それぞれが目的と手段の関係にあります。さらに、「施策」 の下に「施策の基本方向」 、「事務事業」を設定し、実施計画を毎年度見直しながら計 画的な推進を図っています。 (2)施策評価について 雫石町の施策評価は、総合計画の進捗管理を行い、施策やその構成事務事業をより 効果的に展開することを目的に、図1に示すとおり、39 の施策とその下にある 189 の 「施策の基本方向」を対象として、現状と課題の把握、課題への改善策を検討するも のです。 施策評価は平成 18 年度から実施しており、今回は第二次雫石町総合計画前期基本計 画(平成 23 年度~27 年度)の総括としての点検を行い、その結果について公表するも のです。 図1 施策評価概念図 《町の将来像》 「みんなが主役 3つの視点 誇らしく心豊かなまち 自主・自立 理念を実現するため 上位 目的 の手段 人材育成 施策大綱 12 基本施策 基本施策を実現 するための手段 39 施策 施策の基本方 向を実現する ための手段 189 施策評価 施策の基本方向 約 700(うち評価対象事 業 H23:392→H27:302) - 1 - 交流・連携 それぞれが上位目的 を達成するための手 段になっています。 施策大綱を実現す るための手段 施策を実現す るための手段 個別 手段 5 しずくいし」 事務事業 事務事業評価 2.評価方法 それぞれの施策目標を達成するため、平成 27 年度においては、302 の事務事業につい て、必要性や成果、効率性の観点から事務事業評価を実施し、課題の抽出と改善策の 検討を行っています。 事務事業評価実施後、施策ごとに関係する課長が、事務事業評価を基に施策評価を 実施し、政策評価会議にて検証し、評価内容の最終決定をしました。 施策評価調書には、各施策の「施策の基本方向」について、進捗状況をa~eの5 段階で評価を行い、課題や改善策を記載し、それらを踏まえて「施策」の総合的な進 捗状況をA~Eの5段階で評価しています。 図2 評価方法のフロー図 《各事業担当者》 《各課長》 《庁内組織》 事務事業評価 施策評価 政策評価会議 施策評価内容 の決定 事務事業評価を基 に 189 の「施策の 基本方向」を評価 302 事業を評価 施策の基本方 向を基に 39 の 「施策」を評価 公 表 《関係団体等》 外部評価 それぞれの立場で改善策の検討を行っています。 3.評価結果 (1) 「施策」の評価結果 ①A・B判定(順調・概ね順調)の施策が H23→H27 で約7割→約9割に向上 表1に示すとおり、前期基本計画の 39 施策についての評価結果を年度毎に見ると、 順調(A判定)は平成 23 年度1施策だったのに対し、平成 27 年度は6施策となり、 概ね順調(B判定)も平成 23 年度の 26 施策に対し、平成 27 年度は 29 施策と増加し ています。また、平成 23 年度は3施策あったD判定は、平成 25 年度以降は0施策と なり、C判定も平成 23 年度9施策から平成 27 年度は4施策と減少し、全体として改 善傾向にあります。 表1 施策評価結果 評価段階(進捗の目安) A(順調である … およそ 80~100%) B(概ね順調である … およそ 60~80%) C(やや遅れている … およそ 40~60%) D(遅れている … およそ 20~40%) E(特に遅れている … およそ 0~20%) 合 計 H23 施策 H24 施策 H25 施策 H26 施策 H27 施策 1 施策 3 施策 4 施策 4 施策 6 施策 26 施策 26 施策 24 施策 28 施策 29 施策 9 施策 9 施策 11 施策 7 施策 4 施策 3 施策 1 施策 0 施策 0 施策 0 施策 0 施策 0 施策 0 施策 0 施策 0 施策 39 施策 39 施策 39 施策 39 施策 39 施策 - 2 - ②全ての分野に改善傾向が見られるものの、課題が残る 表2に示すとおり、施策を5つの大綱別に、平成 23 年度と平成 27 年度の比較でみ ると、 「1:環境分野」においては、平成 23 年度にC判定があったものが平成 27 年度 には全てB判定となり、 「2:教育分野」においては、平成 23 年度全てB判定だったも のが、平成 27 年度には1施策がA判定となり、 「3:保健福祉分野」においては、平成 23 年度全てB判定だったものが、平成 27 年度には2施策がA判定に、 「4:産業分野」 においては、3施策あったD判定がC判定以上になり、「5:防災生活環境分野」にお いては、C判定がゼロとなり、A判定が2施策増となっています。 全体的に改善傾向にありますが、全ての施策がA判定に至っておらず、社会経済情 勢の影響を受けやすい産業分野においてはC判定があるなど、後期計画への課題が残 っています。 表2 施策大綱別 施策評価結果 施策大綱名 該当施策数/各大綱施策数 判定 H23 年度 施策数 1:環境を守り育てるまち (環境保全、土地利用、景観形成、 資源循環、エネルギー) 2:心豊かに暮らせるまち (学力向上、教育環境、生涯学習、 スポーツ、文化芸術、歴史文化) 3:健やかでやすらぎあるまち (健康づくり、地域医療、児童福 祉、高齢者福祉、障がい者福祉、 地域福祉) 4:産業力を高め合い活力みなぎる まち (農林業、観光、商工、産業間連 携) 5:安全に安心して暮らせるまち (防犯対策、交通安全対策、消 防・防災体制、道路環境、水道、 下水道、人に優しいまちづくり、 居住環境、交通対策) 計 H27 年度 割合 施策数 割合 A B C D E A B C D E A B C D E A B C D E A B C D E 0/6 5/6 1/6 0/6 0/6 0/6 6/6 0/6 0/6 0/6 0/7 7/7 0/7 0/7 0/7 0/10 0/10 7/10 3/10 0/10 1/10 8/10 1/10 0/10 0/10 0.0% 83.3% 16.7% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 70.0% 30.0% 0.0% 10.0% 80.0% 10.0% 0.0% 0.0% 0/6 6/6 0/6 0/6 0/6 1/6 5/6 0/6 0/6 0/6 2/7 5/7 0/7 0/7 0/7 0/10 6/10 4/10 0/10 0/10 3/10 7/10 0/10 0/10 0/10 0.0% 100.0% 0.0% 0.0% 0.0% 16.7% 83.3% 0.0% 0.0% 0.0% 28.6% 71.4% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 60.0% 40.0% 0.0% 0.0% 30.0% 70.0% 0.0% 0.0% 0.0% A B C D E 1/39 26/39 9/39 3/39 0/39 2.5% 66.7% 23.1% 7.7% 0.0% 6/39 29/39 4/39 0/39 0/39 15.4% 74.4% 10.2% 0.0% 0.0% ※小数点第二位以下、四捨五入。 - 3 - (2) 「施策の基本方向」の評価結果 39 の施策の下には、189 の「施策の基本方向」が設定されています。 (1)の施策の 評価結果は、その施策の基本方向の評価結果の積み上げを基に総合的に判定していま す。以下のとおり、表3及び表4に施策の基本方向の評価結果を示します。 ①環境を守り育てるまち a、b判定の割合が平成 23 年度から平成 27 年度で 85.2%から 96.3%に 11.1 ポ イント上昇し、平成 23 年度に3事業あったd判定も平成 27 年度ではゼロとなって います。ただし、 「土地の有効活用」については平成 27 年度もc判定となるなど、 後期計画では取り組みの強化が必要です。 ②心豊かに暮らせるまち a、b判定の割合が平成 23 年度から平成 27 年度で 82.8%から 91.5%に 8.7 ポイ ント上昇し、平成 23 年度に1事業あったd判定も平成 24 年度からはゼロとなって います。ただし、 「特色ある学習活動の実施」、 「指導員育成及び競技スポーツの振興」 、 「文化芸術の情報発信及びネットワーク構築」の3事業が平成 27 年度においてもc 判定となるなど、課題が見られます。 ③健やかでやすらぎあるまち a、b判定の割合が平成 23 年度から平成 27 年度で 85.3%から 94.1%に 8.8 ポイ ント上昇し、平成 23 年度に5事業あったc判定も平成 27 年度では2事業と減少し ていますが、c判定となっている「生活習慣予防の推進」と「自死遺族への支援」 については、体制の整備・充実や継続した支援が必要です。 ④産業力を高め合い活力みなぎるまち a判定はありませんが、 b判定が平成 23 年度から平成 27 年度で 19.2%から 57.7% に 38.5 ポイント上昇し、平成 23 年度にd判定が 12 事業、e判定が1事業あったも のが、平成 27 年度ではゼロとなっています。どの施策においても改善傾向にあるも のの、c判定も 22 事業で 42.3%と5つの施策大綱の中で最も多く、後期計画では、 それぞれの施策の課題解決に更に取り組む必要があります。 ⑤安全に安心して暮らせるまち a、b判定の割合が平成 23 年度から平成 27 年度で 67.7%から 81.5%に 13.8 ポ イント上昇し、平成 23 年度にd判定が 17 事業、e判定が1事業あったものが、平 成 27 年度ではゼロとなっています。ただし、「交通安全計画の推進」、 「交通安全意 識の啓発」、「除排雪体制の整備推進」、「住宅情報の提供による定住支援」、「二次交 通対策による利便性の確保」など7事業がc判定となっており、交通安全や生活環 境の向上に向けた改善が必要です。 - 4 - 表3「施策の基本方向」(基本事業)評価結果 評価段階(進捗の目安) a(順調である … およそ 80~100%) b(概ね順調である … およそ 60~80%) c(やや遅れている … およそ 40~60%) d(遅れている … およそ 20~40%) e(特に遅れている … およそ 0~20%) 合 計 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 27 事業 37 事業 41 事業 44 事業 49 事業 101 事業 100 事業 98 事業 105 事業 105 事業 43 事業 44 事業 45 事業 38 事業 35 事業 17 事業 8 事業 6 事業 2 事業 0 事業 1 事業 0 事業 0 事業 0 事業 0 事業 189 事業 189 事業 190 事業 189 事業 189 事業 表4 施策大綱別「施策の基本方向」評価結果 施策大綱名 H23 年度 判定 事業数 1:環境を守り育てるまち (環境保全、土地利用、景観形成、 資源循環、エネルギー) 2:心豊かに暮らせるまち (学力向上、教育環境、生涯学習、 スポーツ、文化芸術、歴史文化) 3:健やかでやすらぎあるまち (健康づくり、地域医療、児童福 祉、高齢者福祉、障がい者福祉、 地域福祉) 4:産業力を高め合い活力みなぎ るまち (農林業、観光、商工、産業間連 携) 5:安全に安心して暮らせるまち (防犯対策、交通安全対策、消 防・防災体制、道路環境、水道、 下水道、人に優しいまちづくり、 居住環境、交通対策) 計 H27 年度 割合 事業数 割合 a b c d e a b c d e a b c d e a b c d e a b c d e 5/27 18/27 1/27 3/27 0/27 11/35 18/35 5/35 1/35 0/35 0/34 29/34 5/34 0/34 0/34 0/52 10/52 29/52 12/52 1/52 11/41 26/41 3/41 1/41 0/41 18.5% 66.7% 3.7% 11.1% 0.0% 31.4% 51.4% 14.3% 2.9% 0.0% 0.0% 85.3% 14.7% 0.0% 0.0% 0.0% 19.2% 55.8% 23.1% 1.9% 26.8% 63.4% 7.3% 2.5% 0.0% 8/27 18/27 1/27 0/27 0/27 15/35 17/35 3/35 0/35 0/35 8/34 24/34 2/34 0/34 0/34 0/52 30/52 22/52 0/52 0/52 18/41 16/41 7/41 0/41 0/41 29.6% 66.7% 3.7% 0.0% 0.0% 42.9% 48.5% 8.6% 0.0% 0.0% 23.5% 70.6% 5.9% 0.0% 0.0% 0.0% 57.7% 42.3% 0.0% 0.0% 43.9% 39.0% 17.1% 0.0% 0.0% a b c d e 27/189 101/189 43/189 17/189 1/189 14.3% 53.4% 22.8% 9.0% 0.5% 49/189 105/189 35/189 0/189 0/189 25.9% 55.6% 18.5% 0.0% 0.0% ※小数点第二位以下、四捨五入。 - 5 - 4.今後に向けて 今後は、これらの評価結果に基づき、後期基本計画の取り組みを進めるとともに、毎年 度策定する総合計画実施計画及び予算編成に反映させながら、「計画(Plan)→実施(Do)→ 評価(Check)→改善(Action)」の「マネジメント・サイクル」の考えを基本とする政策評価 の手法により、成果重視の行政運営、効率的な行財政運営に努め、社会情勢の変化に的確 に対応しながら、総合計画に掲げる「みんなが主役 誇らしく心豊かなまち しずくいし」 の実現に向けて取り組んでいきます。 【総合計画の構造】 基本構想 平成23年度~平成31年 計画 (Plan) 進捗管理・改善 基本構想 (Action) 前期:平成23年度~平成27年度 後期:平成28年度~平成31年度 評価 (Check) 実施 (Do) 評価 政策評価 施策評価 (Check) 事務事業評価 実施計画 改善 3カ年(毎年ローリング) (Action) 【マネジメント・サイクルによる進捗管理】 計 画 Plan 改 善 Action 実 施 総合計画 評 価 Check - 6 - Do 平成27年度 施策評価判定結果一覧 コー ド 中分類 コー (基本施策) ド 1 1 豊かな自然を保全 し、活用するまちづ くりをします 2 小分類 (施策) 豊かで良質な水 資源・森林資源を 保全、活用します 特性に合わせた 有効な土地利用 を行います 評価結果 H23 H24 H25 B C B B B B コー 総括 ド H26 H27 B B B B 1 2 地球にやさしいエコ なまちづくりをしま す 2 3 美しい風景や景 色を守り育てます 資源循環を促進 し持続可能な循 環型社会の構築 を図ります 省エネルギーの 推進と新エネル ギーの導入の普 及に努めます 美しく豊かな環境 の保全と創造に 努めます B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B -7- H23 H24 H25 H26 1 森林保全の促進 2 森林の適切な更新 3 水質保全の促進 4 河川環境の保全の促進 5 野生生物の保護 6 生物多様性の周知と保全 1 土地利用調整の推進 2 乱開発の防止 3 各種土地利用計画の推進 4 3 土地の有効活用 岩手県景観計画に沿った景観 の形成 景観住民協定及び景観形成地 区の拡充 花と緑のまちづくり活動の推進 4 景観と観光の連携強化 1 ごみの減量化と資源化の促進 2 ごみの広域的処理 3 廃家電処理適正化の促進 4 し尿処理の適正化 5 使用済み食用油の再資源化 1 省エネルギーの推進 2 新エネルギーの推進 3 環境保全教育の推進 1 環境基本計画の推進 2 自然環境教育機会の拡充 3 自然保護の啓発 4 公害防止対策の強化 5 不法投棄の未然防止 1 3 基本方向の判定 施策の基本方向 2 総括 H27 a d b a b b b c b d a a d b a b b b b b c a a c b a b b b b b d a a c b a b a b b b d a a b b a b a b b b c a d b b b a b a b b b b b b b b b d a b c a b a b b b b b b b b b c b b b a b a b b a b b b b b b b b b b a b a a b a b b b b b b b b b b a b a a b a b b b b b b 平成27年度 施策評価判定結果一覧 コー ド 中分類 コー (基本施策) ド 小分類 (施策) 評価結果 H23 H24 H25 コー 総括 ド H26 H27 7 1 心身を育む教育の向上 2 健康教育の充実 3 心のサポート体制の充実 4 相談機能対策の強化 5 基礎体力の向上 6 健康な食生活の実践 7 安全対策の充実 8 校舎等施設の維持管理 1 学習環境の充実 2 生涯学習メニューの充実 3 特色ある学習活動の実施 4 教育振興運動の推進 5 読書活動の推進 6 国際理解の推進 1 3 スポーツ活動機会の確保 指導員育成及び競技スポーツ の振興 体育施設の維持管理 4 健康づくり活動の推進 5 スポーツ合宿や大会の誘致 総合型地域スポーツクラブの 育成 表現の場の確保 2 1 1 B B B A 4 5 未来を担う子どもた ちの生きる力を育 むまちづくりをしま す 6 2 1 2 3 B 健やかな心身を 育む教育環境を 整備します 活力ある地域社 会をつくる生涯学 習の環境整備と 活動の支援をしま す B B B B B B B B B B いきいきと輝く生涯 学習のまちづくりを します 2 誰もが生涯を通し てスポーツに親し める環境づくりを します 2 B B B B B 6 1 3 歴史文化を継承し 多様な文化芸術と ふれあうまちづくり をします 2 文化芸術活動を 通して生きる喜び と創造性や感性 を育みます 町に伝わる貴重 な文化財の保存 継承に努め紹介 します 1 B B B B B 2 1 鑑賞の機会の充実 文化芸術の情報発信及びネッ トワーク構築 埋蔵文化財の保存と活用 2 文化財の後継者育成 3 歴史文化資源の観光活用 4 歴史学習機会の創出 5 歴史民俗資料館の管理運営 3 B A B B B -8- H23 H24 H25 H26 特色ある開かれた学校づくり の推進 確かな学力を伸ばし生きる力 を育む教育の推進 教職員の資質向上対策 社会変化に対応できる人材の 育成 学校適正規模の検討 情操教育の拡充と体験・交流 の推進 校種間連携の強化 1 確かな学力と豊 かな心を持ち強く たくましく生きる力 を育みます 基本方向の判定 施策の基本方向 総括 H27 b b b a a c b b c a a a a b b b a a b b c c b b a a b a b b b b b c a a d b b c b b a a a a b b b b a a b b b c b a a a c a a b b a b c a a b a b c b b a a a a a b b b a a b a b c b a a a c a b a b b b c a a c b b b b b b a a b b b b b a a b a b c b a a a c a b b b b b c a a c a b a b b a a a b b b b b a a b a b c b a a a c a b b b b b c a a b a b 平成27年度 施策評価判定結果一覧 コー ド 中分類 コー (基本施策) ド 小分類 (施策) 評価結果 H23 H24 H25 コー 総括 ド H26 H27 1 1 B B B B 体と心の健康を支 えるまちづくりをし ます 3 4 健康づくり活動の推進 5 2 食育推進計画の推進 検診体制整備による受診率の 向上 各種予防接種事業の実施 3 生活習慣予防の推進 4 精神保健体制の整備・充実 5 自死遺族への支援 1 母子保健、育児支援体制の充 実 b b b b b 子育てニーズに即したサービ ス提供 子育て支援体制の整備 児童虐待防止への支援体制 強化 安心子育て医療費助成事業の 継続 高齢者の生きがいづくり推進 シルバー人材センターへの支 援 高齢者への生活支援サービス の充実 独居等高齢者支援体制の整 備 地域ケアシステムの確立 b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b b a a b b b b b b b b a a a b b b b b a a a a a b b b b b a a a a a b b b b a a a b b b b b b b b b b b c b b b c c b b b a a c c a a b b a a 1 2 1 心身の健康を維 持する相談・予 防・検診・支援体 制を強化します 子どもを産み育て やすい環境を整 備します B B B B B 2 B B B B B 3 4 5 1 2 2 高齢者が安心し て元気で暮らせる ための環境を整 えます B B A A A 3 4 5 2 6 誰もがいきいきと暮 らせるまちづくりを します 2 介護福祉サービスの充実 ノーマライゼーション社会の実 現 障がい者の社会参加促進 3 相談体制の充実 4 2 ユニバーサルデザインの推進 地域コミュニティ体制と福祉教 育の充実 相談体制の充実 住民参加による地域福祉活動 の推進 ひとり親世帯への支援体制の 充実 低所得世帯の経済的自立支 援 情報提供によるトラブルの未然 防止 子どもへの啓発活動の強化 3 相談体制の充実 4 消費者救済支援の実施 1 3 障がい者が生活 しやすい環境を整 えます B B B B B 1 2 4 みんなで支える地 域社会をめざしま す B B B B A 3 4 5 1 5 消費生活トラブル から住民の暮らし を守ります B C A B B -9- 総括 H27 b b b c b c b c b c 2 B H23 H24 H25 H26 健康センターの運営 広域圏連携による医療体制の 充実 地域医療体制の充実 1 安心して暮らせる 医療体制を整え 健康づくり活動を 推進します 基本方向の判定 施策の基本方向 b b b c b c b c a c b b b b b b b c b c b b b b b b b c b c b b b b b b b c b c 平成27年度 施策評価判定結果一覧 コー ド 中分類 コー (基本施策) ド 1 2 1 持続的に発展可能 で魅力的な農林業 を展開するまちづく りをします 3 4 小分類 (施策) 人材の育成ととも に収益性の高い 経営基盤を強化 します 農産物の品質を 高めブランド化を 図るとともに他業 種との連携を推 進します 地産地消の推進 と販路拡大による 農産物の消費拡 大を進めます 「植える、育てる、 利用する」森林の 循環を促進します 評価結果 H23 H24 H25 C C C D C B B C C C C C コー 総括 ド H26 H27 B C B C B C B B 組織営農の推進 2 4 意欲ある経営体の育成 農家経営意識醸成と経営指導 体制の強化 農村活動環境の整備 5 農地の保全及び活用推進 1 産業間連携の強化 2 農産物のブランド化の推進 3 栽培技術指導の強化 4 環境に配慮した農業の推進 5 農産加工品の開発支援 6 地域内発型加工の促進 7 郷土料理活用の支援 1 農産物安定供給対策の促進 2 地産地消流通システムの活用 3 教育との連携強化 4 農業体験の推進 5 販路の拡充 6 冬野菜の栽培拡充 1 森林循環の促進 2 森林の適正管理指導 3 町・県産材の活用推進 木質バイオマスエネルギーの 活用 生産基盤の整備 森林レクリエーションと木育の 促進 観光メニュー開発と新たな観 光拠点づくりの推進 3 4 6 1 1 2 地域資源を活かし た魅力あふれる観 光のまちづくりをし ます 2 3 4 「雫石」を効果的 に情報発信し周 辺自治体と連携し た観光誘客に努 めます 積極的な誘客活 動と交通アクセス の充実に努めま す 外国からの観光 誘客をすすめ外 国人観光客の受 入態勢の充実を 図ります 4 体験・滞留・滞在型観光の強 化 地産地消と食の連携による観 光メニューの確立 「もてなし」の地域づくり 5 観光担い手等育成支援 1 観光情報提供の拡充 2 観光サインの統一 3 観光資源の連携強化 4 県境を越えた広域連携の推進 1 誘客活動の強化 2 民間活力の支援 3 大都市圏からの誘客増加 4 二次交通アクセスの整備 1 3 外国人対応メニューの開発 外国人へ向けた情報発信の強 化 外国人受入態勢の整備 4 広域連携の推進 2 C C C C C 3 C C C C C C B C B B 2 D C C B B 3 特性を活かした地 域産業と魅力的な 商業のまちづくりを します 2 賑わいと魅力ある 商店街づくりに取 り組みます D C D C C C C C C c b c c c b c c c b c c b c c c c d c c b c c b b b c c b b c b c b b c b b b c b c c c b c c b b b b b b b c c c b b c b b b c b c b c b c b b c c c d c c c b b c c c c c c d b c b c d e b d b b c c c c c b c b c c d b d b b c c c c c b c b c d c b d b b c c b c c b c b c c c b c b b c c b c c b b b b c c b c b b b b b b c c c c c b c c b b c c b b c c b b c c b 4 地域ブランドづくりの推進 5 中小企業の経営支援 1 中心市街地活性化事業の推 進 c c c b b 2 商店街人材育成 3 各種イベントとの連携強化 「まちづくり拠点施設」の有効 活用 空き店舗対策の支援 c b d d c b d d c b d d b b c c b b c c 4 5 - 10 - c b c c c b b b c c b c b b b c c d d b c c c c 3 2 C c c c c c d d c c c c c b c b c c d d c d d d c b c c b 1 1 総括 H27 花巻空港利便性向上への要 望 産業と人材の育成による雇用 促進 町の特性を活かした企業誘致 活動の継続 地場産業の市場開拓支援 5 地域産業の育成 による雇用促進と 魅力ある特産品 の開発・販売促進 に取り組みます H23 H24 H25 H26 1 5 魅力ある観光メ ニューを確立し多 様 なニーズ に対 応できる人材の 育成と受入体制 を整備します 基本方向の判定 施策の基本方向 平成27年度 施策評価判定結果一覧 コー ド 1 中分類 コー (基本施策) ド 犯罪や事故がなく 災害に強いまちづく りをします 小分類 (施策) 1 防犯活動を推進 し犯罪のない安 全なまちをつくり 2 交通安全対策を 推進し安全なまち をつくります 3 自然災害に強い まちをつくります 評価結果 H23 H24 H25 B B B B B B コー 総括 ド H26 H27 A B A B B B A A 防犯意識の啓発 2 防犯体制の強化 1 交通安全計画の推進 2 1 交通安全意識の啓発 道路、歩道、交通安全施設等 の整備 治水砂防事業の早期実施 2 危険個所の周知 3 森林管理の促進 4 防災協定の締結 5 地域防災計画の推進 基本事業に該当しない事業 (災害復旧への取り組み) 6 4 1 消防・防災体制を 充実強化し住民 生活の安全確保 に努めます 快適で便利な道 路環境を整えま す B B B B B B B B B B 1 救急需要への的確な対応 2 円滑な消防活動の確保 3 地域の自主防災体制整備 4 危機管理意識の普及啓発 5 防災情報伝達体制の充実 6 災害の応急、復旧体制の確立 1 道路整備と適切な管理 2 道路愛護活動の支援 3 2 除排雪体制の整備推進 給水施設整備によるサービス の向上 漏水防止対策の強化 3 災害時の給水体制強化 4 水道普及活動の推進 5 水源の確保と保護 1 2 良質な水道水を 安定して提供しま す B A A A A 4 汚水処理施設整備による水質 の保全 水洗化の促進 汚水処理施設の適切な維持管 理 流域下水道整備の促進 心のユニバーサルデザインの 推進 協働によるユニバーサルデザ インの推進 施設(建物)のユニバーサルデ ザインの推進 安全で快適な交通体系の整備 1 安心できる住宅づくり支援 2 町営住宅等の適切な管理 3 公園施設の適正な管理 住宅情報の提供による定住支 援 ICT利活用の推進 1 3 下水道などの普 及を進め快適な 生活を確保します B B B B B 2 3 4 2 快適で便利な住環 境が整うまちづくり をします 1 4 5 人に優しいまちづ くりを推し進めま す 快適で安らぎある 居住環境の保 全、整備を推し進 めます A A A B B 2 3 B B B B B 4 5 6 1 6 利便性の高い交 通体系を整備しま す C C C C B 2 3 - 11 - H23 H24 H25 H26 1 3 B 基本方向の判定 施策の基本方向 高速情報通信網の活用推進 地域資源を活用した生活交通 事業の展開 二次交通対策による利便性の 確保 鉄道交通対策による利便性の 向上 総括 H27 a b b b b a a b b b a b b b a a a b b a b b b b a a a b a a a a b b a a a b a a a a c c a a a b a a ― ― b ― ― b b b b b b b b c b a a b a b b b b b b b a c a b a b a b b b b b b b a c b b a a a a b b b b b b a c b b a a a a b b b b b b a c b b a a a b b a a a b b a a a b b a c a b b a b a b b a b a a a a a a b b b b b b c b a b b b b b b c b b b b b b a b c b b b b c b a b b b b b b c b a c a a b d c c c c c c c c c - 12 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 1 環境を守り育てるまち 基本施策 1 豊かな自然を保全し活用するまちづくり 施策 1 豊かで良質な水資源・森林資源を保全、活用します 施策の目的 次の世代につながる豊かな森づくりを進め、自然環境や野生生物を大切に守り続ける健全な森林を保全す るとともに、水質・水量・水生生物・水辺地など、豊富で良質な水資源を総合的に保全、活用します。 進捗状況説明 進捗状況 森林の無断伐採、無秩序な林地開発は行われていませんが、森林が持つ水源涵養などの多面 的機能を発揮させるための間伐事業は、公有林については計画どおり実施しているものの民有 林については進まない状況であり、町の間伐材搬出促進事業費補助金の見直しが必要です。ま た、公共下水道等の整備や河川環境の保全対策により町内の河川の水質は良好であり、自然環 境や野生生物を守り続ける健全な森林の保全対策と良質な水資源の保全対策は、概ね順調に進 捗しました。 B 施策の方向 森林保全の促進 森林の適切な更 新 水質保全の促進 河川環境の保全 の促進 野生生物の保護 生物多様性の周 知と保全 施策の方向の説明 判定 森林の伐採届出について周知し、雫石町地域森林整備計画に基づき適切な 伐採施業となるよう審査しました。また、未届けの伐採、林地開発事案の発 生はなく、森林の保全は順調に推移しました。 平成27年度から新たに伐採後の造林及び保育事業への補助制度を創設し、 森林資源の循環に向けた生育管理や適切な更新に向けた支援を強化し、実績 も出ていることから、概ね順調な進捗となっています。 生活排水については、河川の水質汚染を防止するため、公共下水道などの 整備が進んでいます。油漏れについては、交通事故による車両からの油漏れ が年に数件発生し、関係機関と連携し迅速に対応しました。さらに、水質保 全意識の高揚のため小学校において河川の水質状況を確認する水生生物調 査を実施しており、水質保全の推進については、概ね順調です。 雫石町土地改良区及び、13水路維持管理委員会ほかの協力をいただきなが ら、管理河川の雑草木の除去、空き缶等不燃物除去作業を適切に実施してお り、河川環境の保全は順調に進捗しました。 県が行う野生動植物調査に協力する機会はありませんでしたが、野生動植 物に関する情報を収集し、保護に係る情報に注視しています。また、高山植 物の保護のため環境省と連携し野生植物外来種の駆除作業を行いました。後 期計画では、特定外来生物の情報や駆除の方法について周知するとともに、 地域や関係機関と連携して駆除を進めます。 県指定の天然記念物である白沼の「モリアオガエル」繁殖地パトロールや 町指定の天然記念物である「チョウセンアカシジミ」の生息地パトロールと 産卵調査を実施するとともに、その食樹となる「デワノトネリコ」の生育管 理を行ったところ、いずれも良好な繁殖状況を確認しています。また、白沼 に建てている説明板を更新し、計画的にデワノトネリコを小学校敷地へ植樹 するなど、生物多様性の周知と保全は、順調に進んでいます。 a b b a b a 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 水質環境基準達成率 目標値 - 100% 100% 100% 100% 100% (BOD、COD) 実績値 100% 100% 100% 100% 100% 100% 目標値 - 2校 3校 3校 8校 10 校 実績値 3校 2校 6校 3校 3校 2校 目標値 - 49,702 ㌶ 49,702 ㌶ 49,702 ㌶ 49,702 ㌶ 49,702 ㌶ 実績値 49,702 ㌶ 49,681 ㌶ 49,681 ㌶ 49,681 ㌶ 49,681 ㌶ 49,681 ㌶ 水生生物調査参加校 森林面積 - 13 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 1 環境を守り育てるまち 基本施策 1 豊かな自然を保全し活用するまちづくり 施策 2 特性に合わせた有効な土地利用を行います 施策の目的 本町の持つ豊かな自然環境と生活・生産活動等の調和・共生を図りつつ、住民の暮らしやすさを基本とした 長期的展望に立った総合的かつ計画的な土地利用を推進します。 進捗状況説明 進捗状況 無秩序な土地等の開発を防止し、町土の適正かつ合理的な利用と開発を進めるため国土利用 計画雫石町計画(目標年次:平成32年)を平成23年度に改定しています。また、違法土地取引 件数については前期基本計画期間中、3~6件(年度)発生しており、土地売買の届出や開発許 可等の制度について継続して啓発に努める必要がありますが、審議案件がある場合は土地開発 調整委員会を開催し土地利用未調整によるトラブルは発生していません。乱開発や無秩序な開 発はなく、農地再生面積についても増加していることから、特性に合わせた有効な土地利用は 概ね順調に進捗しました。 施策の方向 土地利用調整の 推進 乱開発の防止 施策の方向の説明 判定 町土利用の基本計画となる国土利用計画雫石町計画の見直し作業を行い 平成23年度に改定しており、それに基づいた計画的な土地利用の推進は概ね 順調です。 b 土地売買等届出制度、開発許可制度、建築確認手続等について広報やホー ムページにより住民や事業者へ周知を図っていますが、住民の認識不足によ る土地売買に関する無届け取引が続いていますので改善が必要です。なお、 これらの取引案件については事後指導により適切な処理を行い、乱開発は防 止されています。 b 国土利用計画雫石町計画の見直し作業を行い、県計画を基本としながら都 各種土地利用計 市エリア、農山村エリア、自然維持エリアの3類型に整理し町土利用の基本 となる方向性などを定めた計画を平成23年度に議決を得て改定しています。 画の推進 (都市計画、農業振興地域整備計画、森林計画等との整合性を有していま す。 ) 土地の有効活用 B 農地利用状況調査並びに現地調査により、農地再生は目標を上回って進展 していますが、一方で農業経営者の減少や高齢化に伴う遊休農地が増加傾向 にあり、農地の遊休化の防止対策が必要です。 b c 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 違法行為件数(無許可 目標値 - 0件 0件 0件 0件 0件 開発、農地違反転用等) 実績値 1件 10 件 6件 6件 3件 5件 目標値 - 211 ㌃ 251 ㌃ 291 ㌃ 321 ㌃ 350 ㌃ 実績値 171 ㌃ 171 ㌃ 435 ㌃ 435 ㌃ 532 ㌃ 972 ㌃ 農地再生累計面積 - 14 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 1 環境を守り育てるまち 基本施策 1 豊かな自然を保全し活用するまちづくり 施策 3 美しい風景や景色を守り育てます 施策の目的 本町を取り巻く奥羽山系の山並み、そこに源を発する河川と御所湖、そして豊かな実りをもたらす田園風景 が雫石の基本的な景観を構成しています。これらの地域特有の景観を保全するとともに、地域の特性を活かし た人々の心と暮らしを大切にした潤いのある景観のまちづくりを推進します。 進捗状況説明 進捗状況 景観住民協定については、関心のある地域を掘り起こし、協定締結に向けて支援していきま す。また、フラワーロードや駅前花壇の植栽、自主防災組織による植栽活動によって地域景観 づくりに努めており、潤いのある景観のまちづくりは順調です。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 岩手の景観の保全と創造に関する条例に基づく届出に係る照会に意見を 付して回答した結果、景観に配慮した建物の建築がなされました。 a 新たに景観住民協定を締結した団体が平成25年度に1団体、平成27年度に1 団体増え計4団体となっています。 b 地域コミュニティ形成推進事業の「花と緑のまちづくり活動」への取り組 花と緑のまちづく みは、平成26年度で補助が終了したことから平成27年度に取り組んだのは25 組織となりました。組織数は減少したものの活動の必要性は十分理解されて り活動の推進 います。 b 岩手県景観計画 に 沿った景観の 形成 景観住民協定及 び景観形成地区 の拡充 景観と観光の連 携強化 国道46号沿線のフラワーロードの取組みや駅前花壇の植栽により景観と 観光の連携強化に努めています。 b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 景観住民協定認定件 目標値 - 2 団体 2 団体 3 団体 3 団体 4 団体 数(累計) 実績値 2 団体 2 団体 2 団体 3 団体 3 団体 4 団体 花と緑のまちづくり活 目標値 - 30 団体 31 団体 32 団体 33 団体 35 団体 動実施数 実績値 29 団体 35 団体 40 団体 40 団体 41 団体 25 団体 - 15 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 1 環境を守り育てるまち 基本施策 2 地球にやさしいエコなまちづくりをします 施策 1 資源循環を促進し持続可能な循環型社会の構築を図ります 施策の目的 限られた資源を無駄にせずごみを資源に変え、環境にできるだけ負担をかけない循環型社会の実現に向け て、ごみの抑制と資源リサイクルを基本とした地域社会づくりを推進します。 進捗状況説明 進捗状況 循環型社会構築を目指すごみの減量化と資源化においては、リサイクル率は増加しているも のの、ごみの排出量は増加している状況にあることから、 「3R」の更なる推進と分別の徹底を図 る必要があります。ごみ処理については滝沢・雫石環境組合において、し尿処理については盛 岡地区衛生処理組合において適正に処理されているとともに、資源化に努めており資源循環対 策は、概ね順調です。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 集団資源回収事業奨励金交付、古着の回収等を継続実施したほか、新たに 3R運動推進のため婦人団体と大型小売店との懇談会やマイバック街頭キャ ごみの減量化 と ンペーンの実施及び環境推進会議におけるごみ減量化の協議を行っていま す。平成27年度のごみの総排出量は6,266tで平成23年度より70t増加し、 資源化の促進 一人1日あたり排出量は、1,035gで平成23年度より59g増加しています。 リサイクル率は27.4%で前年を1.9ポイント上回り、集団資源回収量は345t であり、資源化対策は概ね順調です。 b ごみの広域的処理については、滝沢・雫石環境組合において適正かつ安定 ごみの広域的処 的な廃棄物処理が行われているとともに焼却後にメタル、スラグを回収し、 リサイクルしています。また、さらなる広域化を目指し、3市5町を対象とし 理 た県央ブロックごみ・し尿処理広域化基本構想を策定し、組合設立に向け準 備を進めており、ごみの広域的処理については順調です。 a 不法投棄は後を絶たず、テレビをはじめとする家庭用機器を回収している ものの、家電リサイクル法に基づく引き渡しは定着しており、廃家電処理の 適正化の促進は概ね順調です。 b 盛岡市、滝沢市、雫石町の3市町の構成による盛岡地区衛生処理組合にお いて、し尿処理は順調に適正処理されているとともに汚泥を堆肥化していま す。 a 町内17ヶ所の拠点回収による回収は、平成23年度と比較して約450リット ル増加し、年間2,000リットルを回収しており、使用済み食用油の拠点回収 は順調です。 a 廃家電処理適正 化の促進 し尿処理の適正 化 使用済み食用油 の再資源化 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 29% 30% 30.5% 31% 31% 実績値 29.7% 26.6% 24.5% 25.9% 25.5% 27.4% 一人一日当たりごみ 目標値 - 945 ㌘ 940 ㌘ 935 ㌘ 930 ㌘ 924 ㌘ 排出量 実績値 949 ㌘ 976 ㌘ 1,008 ㌘ 1,002 ㌘ 992 ㌘ 1,035 ㌘ 目標値 - 320 ㌧ 340 ㌧ 370 ㌧ 385 ㌧ 400 ㌧ 実績値 301 ㌧ 291 ㌧ 259 ㌧ 298 ㌧ 298 ㌧ 345 ㌧ 使用済み食用油拠点 目標値 - 1,700 ㍑ 1,750 ㍑ 1,800 ㍑ 1,850 ㍑ 1,900 ㍑ 回収量 実績値 1,593 ㍑ 1,535 ㍑ 1,686 ㍑ 2,209 ㍑ 2,153 ㍑ 1,939 ㍑ リサイクル率 集団資源回収量 - 16 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 1 環境を守り育てるまち 基本施策 2 地球にやさしいエコなまちづくりをします 施策 2 省エネルギーの推進と新エネルギーの導入の普及に努めます 施策の目的 温室効果ガスの排出の抑制に努め、省エネルギー運動を推進するとともに、地球環境にやさしい新エネル ギーの普及に努めます。 進捗状況説明 進捗状況 省エネルギーの推進については、雫石町地球温暖化対策実行計画(第Ⅲ期実行計画)に基づ く取り組みにより町の施設において排出される温室効果ガスを率先して削減し、目標値を達成 しています。また、小学生を中心とした省エネ学習等の取り組みにより普及・啓発を図ってい ます。新エネルギーの導入については、町民の太陽光発電設備及び木質燃焼機器導入に対する 助成制度により確実に普及しています。また、新エネルギービジョンに基づき公共施設への太 陽光発電設備及び蓄電池を計画どおり整備しており、省エネルギーの推進と新エネルギーの導 入普及対策は、概ね順調です。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 省エネルギー推進については、町自ら事務事業において地球温暖化対策実 行計画に基づき温室効果ガス排出量削減のため省エネに取り組んでいます。 省エネルギーの また、町広報に関連記事を掲載し省エネルギーに対する意識高揚に努めてい ます。さらに町内小学校では家庭でできる身近な省エネルギー活動として 推進 「地球温暖化を防ごう隊」や電気料金測定機器「エコワット」での学習に取 り組んでおり省エネルギー推進は概ね順調です。 b 町民のクリーンエネルギー導入を推進する雫石町クリーンエネルギー導 新エネルギーの 入事業補助金の交付実績は、平成24年度からの累計では、太陽光発電設備86 件、木質燃料燃焼機器74件となっています。また、防災拠点となる公共施設 推進 への太陽光発電設備及び蓄電池の整備を計画どおり実施しており、新エネル ギーの推進は順調です。 a 環境保全教育の 推進 環境保全と創造に係る基本的知識の会得のため町民環境講座(全5回)や 町女性5団体との「環境を考える会」を開催し、環境保全に対しての理解と 関心を高め、環境保全教育の推進対策に努めています。 b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 二酸化炭素排出量 目標値 - 3033t-CO2 2990t-CO2 2947t-CO2 2904t-CO2 2861t-CO2 (役場) 実績値 4,540 t-CO2 2632t-CO2 2714t-CO2 2555t-CO2 2601t-CO2 2390t-CO2 環境報告会実施企業 目標値 - 1社 2社 3社 4社 5社 数 実績値 2社 1社 1社 1社 1社 1社 - 17 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 1 環境を守り育てるまち 基本施策 2 地球にやさしいエコなまちづくりをします 施策 3 美しく豊かな環境の保全と創造に努めます 施策の目的 自然との調和を優先とした諸施策を展開しながら保全活用に努め、町の自然環境を良好な状態で将来に引 き継いでいきます。 進捗状況説明 進捗状況 豊かな自然環境を守り、育て、次世代に継承していくために環境基本計画の進捗管理が適正 に行われ、小学校の環境教育への取り組みや自然公園保護管理員の配置及び網張ビジターセン ターの活用により環境保全意識、自然保護意識の高揚が図られています。また、不法投棄につ いては、定期的なパトロールの実施や県、警察と連携し対応しており、美しく豊かな環境の保 全対策は、概ね順調です。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 環境基本計画の個別施策の進捗管理を行い、毎年度環境報告書を作成し公 「維持」「悪化」 環境基本計画の 表しました。環境指標に対する平成27年度の状況を「向上」 の3段階で評価した結果、28指標中「向上」が16指標、 「維持」が7指標、 「悪 推進 化」が5指標であり、 「向上・維持」が82%を占めていることから環境基本計 画の推進は、概ね順調です。 自然環境教育機 b 自然環境教育は、小学校において全校が実施しています。成人向けとして は、町民環境講座等を開催し、学習機会を提供しています。 b 自然公園内の保全を図るため、自然公園保護管理員を5人配置し、年間延 べ510日の巡回により保護活動を実施し登山者へのマナー向上や登山道の管 理を行ったほか、看板やホームページでの啓発や網張ビジターセンターでの 自然環境学習や自然観察会などを開催し、自然保護啓発に努めています。 b 住民により水質汚濁や悪臭等についての公害苦情がありました。水質汚濁 公害防止対策の は、交通事故による油漏れが大半を占め、その処理にあたっては関係機関と 連携し、迅速に対応しました。また、継続案件である低周波、騒音問題につ 強化 いては未解決となっています。 b 不法投棄防止対策として不法投棄監視員2名による巡回パトロールを週1 不法投棄の未然 回の割合で実施し、不法投棄物を回収するなど不法投棄防止対策に努めてい ます。また、不法投棄があった場合や不法投棄の情報があった場合は、関係 防止 機関と連携して適切に対応しています。 b 会の拡充 自然保護の啓発 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 8件 8件 9件 10 件 12 件 実績値 7件 7件 7件 7件 7件 7件 目標値 - 5回 5回 5回 5回 4回 実績値 - 5回 5回 5回 5回 5回 公害防止協定締結数 環境講座開催数 - 18 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 2 心豊かに暮らせるまち 基本施策 1 未来を担う子どもたちの生きる力を育むまちづくりをします 施策 1 確かな学力と豊かな心を持ち強くたくましく生きる力を育みます 施策の目的 個々の児童生徒の習熟段階に応じた学習指導により、基礎学力が確実に定着するようにします。また、児 童生徒の豊かな感性を磨き、純粋な心を育成する教育を推進し、多様な体験・交流によって強くたくましく生き る力を養います。 進捗状況説明 進捗状況 「確かな学力を育む環境づくり」は順調に推移しており、特にも成果指標としている岩手県 学習定着度調査において、小学校は県平均を上回っており、中学校は県平均並みですが若干下 回っている教科もあります。 「豊かな心を育む環境づくり」では、校種間等連携、情操教育は順 調に推移しており、また「学校適性規模の検討」では、統合の合意形成にはまだ問題があるも のの御所地区統合準備委員会が設置され統合への協議が始まり順調に進捗しました。 A 施策の方向 施策の方向の説明 各小学校において、地域の人材、地域の自然や文化など特色・特性を活か し、創意工夫による特色ある学校づくりに取り組んできたところです。また、 た学校づくりの推 地域住民による学校評議員からの意見提言を学校経営に活かしながら特色 ある学校づくりを推進してきたところです。特色ある学校づくりは順調で 進 す。 全国学力調査では、小学校6年は県平均並みで国語A問題B問題の両方で 改善が見られ、算数B問題は前年県と3.1ポイントあった格差が0.3ポイント 確かな学力を伸 と縮まり、理科は県全国のいずれも上回りました。中学校3年は全教科が県、 全国を下回りました。県学習状況調査では、小学校5年は全教科で県平均を ばし生きる力を 育む教育の推進 上回り、中学校1年は県平均並みでしたが、若干下回る教科もありました。 これまで小学校から中学校へと学年が進むに従って定着状況は低くなる傾 向にありましたが、中1では県平均並みに改善してきたところです。 教育実践に即した校内研修、町教育研究会及び教育実践研究会が充実して 教職員の資質向 きたところです。また、中学校に5教科の学力向上指導員を配置し、教員の 指導力向上に取り組んできた結果、日常の授業に直結した実践的指導力を持 上対策 つ教員が育ってきております。学校教育研究対策は概ね順調です。 判定 特色ある開かれ 社会変化に対応 できる人材の育 成 国際的視野をもった子どもの育成のため、ALT(外国語指導助手)及び地 域人材講師を活用し英語活動の充実に努めてきたところです。また、中学校 においては、正しい情報を選択できるよう情報モラル研修を行い、さらに継 続して各小中学校において、環境教育、キャリア教育を実施してきたところ です。社会変化に対応できる人材の育成は概ね順調です。 小学校の統合計画は平成28年4月でしたが、統合の合意形成に至らなかっ たことから、統合準備委員会参加への合意を得ている御所地区は平成29年4 学校適正規模の 月、御明神地区、西山地区は平成30年4月へ統合時期を延長しました。小学 校の統合は町の教育環境の仕組みを大きく変える重要度の高い事業であり、 検討 統合の合意形成にはまだ課題はあるものの、御所地区は統合準備委員会設置 後、役員会2回、準備委員会2回を開催し、委員会での協議内容が充実したこ とで統合への実現が見えてきたところです。 各小中学校において、農作業体験(学校農園)活動、社会奉仕活動、資源 情操教育の拡充 回収活動、地域伝統芸能伝承活動、運動会・敬老会等を通じた地域との交流 と体験・交流の推 活動、防災教育活動等を実施したことにより、情操教育の拡充と体験・交流 の推進が図られてきたところです。情操教育の充実と体験・交流の推進は順 進 調です。 - 19 - a a b b a a 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 校種間連携の強 化 幼児期から学童期、そして学童期から思春期への円滑接続を行うため、 保・幼・小・中がそれぞれ情報交換を行いながら連携を深めるため、「中一 ギャップ」対策として町内の小学校6年生が相互に交流し好ましい中学校生 活を送れるよう小学校相互の交流学習会を実施してきたところです。また、 教育相談員や適応支援相談員を年間配置し校種間連携体制を充実させ情報 交換や相談、支援を強化してきたところです。校種間連携は順調です。 a 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 学習定着度調査数値 目標値 67.3 ㌽ 70.3 ㌽ 71.6 ㌽ 72.7 ㌽ 65.0 ㌽ 63.1 ㌽ (小5国語) 実績値 64.0 ㌽ 69.1 ㌽ 66.2 ㌽ 67.3 ㌽ 59.9 ㌽ 65.7 ㌽ 学習定着度調査数値 目標値 68.3 ㌽ 69.9 ㌽ 70.5 ㌽ 73.2 ㌽ 72.4 ㌽ 73.1 ㌽ (小5算数) 実績値 66.6 ㌽ 67.9 ㌽ 60.1 ㌽ 64.6 ㌽ 62.6 ㌽ 77.7 ㌽ 学習定着度調査数値 目標値 68.9 ㌽ 65.8 ㌽ 59.9 ㌽ 68.7 ㌽ 62.9 ㌽ 66.2 ㌽ (中2国語) 実績値 61.1 ㌽ 66.5 ㌽ 55.4 ㌽ 67.6 ㌽ 66.2 ㌽ 62.5 ㌽ 学習定着度調査数値 目標値 56.6 ㌽ 51.6 ㌽ 52.7 ㌽ 55.2 ㌽ 54.8 ㌽ 52.8 ㌽ (中2数学) 実績値 54.3 ㌽ 43.2 ㌽ 46.0 ㌽ 61.2 ㌽ 50.7 ㌽ 52.5 ㌽ 目標値 - 11 校 11 校 11 校 11 校 11 校 実績値 11 校 11 校 11 校 11 校 11校 11 校 体験学習実施学校数 ※「学習定着度調査数値」については、目標値を県平均以上としています。 - 20 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 2 心豊かに暮らせるまち 基本施策 1 未来を担う子どもたちの生きる力を育むまちづくりをします 施策 2 健やかな心身を育む教育環境を整備します 施策の目的 個々の児童生徒の成長段階に応じた健やかな心身の発育・発達を育むための教育環境を整備します。ま た、安全な教育環境の整備とともに、不登校や問題行動に対する児童生徒指導、相談体制の整備を推進し、 安心して教育を受けることのできる環境づくりを推進します。 進捗状況説明 進捗状況 心身を育む教育、健康な食生活の実践、安全対策の充実等の部分ではほぼ予定どおりの成果 が現れています。健康教育、心のサポート体制、相談機能対策等はより充実するよう努めてい るところであり、学校施設維持管理についても、学校生活に支障がないよう対応していること から、「健やかな心身を育む環境整備」の施策は概ね順調です。 B 施策の方向 心身を育む教育 の向上 健康教育の充実 心のサポート体 制の充実 相談機能対策の 強化 基礎体力の向上 健康な食生活の 実践 施策の方向の説明 各小中学校において、自然の中で豊かな感性を育むため、グリーンキャン プ、自然観察、宿泊研修などの体験活動を実施してきたところです。また、 学校支援員の配置により学習指導や生活介助が行われ児童生徒が安心して 学習できる環境を整備してきたところです。心身を育む教育環境対策は概ね 順調です。 薬物の恐ろしさを正しく理解し薬物に関する正しい知識を身につけるこ とが大切であるため、各小中学校において年1回薬物乱用防止教育を実施し てきたところです。また、健康推進課、学校保健委員会及び家庭が連携し、 学校保健会報などによりう歯についての正しい知識の普及啓発活動を実施 してきたところです。健康教育の充実は概ね順調です。 「町いじめ防止等の基本的な方針」を策定しその方針に基づく対策連絡協 議会を組織し、2回の開催で関係機関及び団体が連携した情報交換を行って きたところです。各小中学校では「学校いじめ防止基本方針」に従い、1学 期ごとにアンケート調査等により実態を把握し、面談等適切な対応に取り組 んできたところです。さらに、中学校に県費によりスクールカウンセラーを 配置し週1回児童生徒、保護者等の抱える悩みの相談を受け、心のサポート 体制の充実に努めてきたところです。いじめ対策は概ね順調です。 教育相談員を配置しての適応指導教室どんぐり広場の開設、中学校への適 応支援相談員の配置、県スクールカウンセラーの派遣、専門家の招へいによ る研修会の実施等を行い、再登校や社会的自立に向けた相談・指導を行う相 談体制を強化してきたところです。教育相談は概ね順調です。 学校での体育の授業の充実を中心とした運動能力向上や体力づくりに取 り組んできたところです。全校体力・運動能力調査では、小学校5年は男女 とも全国の合計得点を上回り概ね良好です。中学校2年男子は全国、県の合 計得点を上回っており良好です。女子は全国の合計得点を上回り、県平均と ほぼ同値です。体格については、小5中2は、身長体重ともに県・全国を上回 っており、肥満傾向については、小学校では男子の中等度、高度の肥満傾向 がやや高く見られ、中学校では女子にその傾向が見られます。 健康で豊かな食生活や食習慣を育むため、継続して給食に地場産物の野菜 の使用や米飯給食を実施してきており、年々使用割合が上昇し平成27年度の 地場産の野菜の使用割合は34.6%と目標を達成しました。また、栄養士が学 校訪問し児童・保護者への食に関する指導を実施しながら健康な食生活の促 進に努めてきたところであり、全国学力・学習状況調査から、朝食を毎日食 べている割合は小中学校とも全国、県を大幅に上回り改善が見られました。 健康な食生活の実践は順調です。 - 21 - 判定 b b b b b a 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 安全対策の充実 校舎等施設の維 持管理 「交通安全実践委員会」を関係団体で組織し、通学路の点検を行い安全確 保に努めてきたところです。また、携帯電話やスマートフォンを活用した「学 校連絡網システム」を整備し、常に学校と家庭の円滑な情報伝達に努めてき たところです。さらに、登下校時の児童の安全を確保するため、継続してス クールガードによる見守り活動を実施してきたおり、安全対策の充実は順調 です。 町内の小中学校は老朽化が進んでおり、経年劣化による破損箇所の改修・ 修繕工事を実施してきたところですが、使用不能な教員住宅の取り壊しがま だ未着手の状態です。中学校においては、文部科学省のスーパーエコスクー ル実証事業による町産材を使用した木質化等による学習環境の改善、学校図 書館を中心とした創造性を育む豊かな教育環境及び必修化された武道を行 うための武道場新設のための実施設計を行いました。施設の維持管理は概ね 順調です。 a b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 小学校不登校児童生 目標値 徒の出現率(年間 30 日 実績値 以上欠席者) 中学校不登校児童生 目標値 徒の出現率(年間 30 日 実績値 以上欠席者) 体力運動能力調査 目標値 (小6) (男女各8項目、 実績値 計 16 項目) 体力運動能力調査 目標値 (中3) (男女各8項目、 実績値 計 16 項目) 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 0.19% 0.71% 0.15% 0.19% 0.19% 0.3% 0.53% 0.11% 0.24% 0.12% 0.13% 0.4% 2.19% 2.16% 2.02% 2.30% 2.50% 2.67% 1.45% 1.82% 3.22% 2.80% 2.95% 2.7% - 8 項目 8 項目 8 項目 8 項目 8 項目 6 項目 9 項目 6 項目 11 項目 7 項目 7 項目 - 8 項目 8 項目 8 項目 8 項目 9 項目 4 項目 7 項目 3 項目 7 項目 4 項目 11 項目 学校給食における地 目標値 - 30.0% 30.0% 30.0% 38.0% 33.0% 元食材(野菜)の割合 実績値 27% 25.7% 26.3% 26.6% 27.2% 34.6% - 22 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 2 心豊かに暮らせるまち 基本施策 2 いきいきと輝く生涯学習のまちづくりをします 施策 1 活力ある地域社会をつくる生涯学習の環境整備と活動の支援をします 施策の目的 住民一人ひとりの学習意欲の高まりに応えるため、生涯学習推進体制の充実や生涯学習の普及奨励に努 め、いつでも、どこでも、誰でも学べる学習活動の機会を確保します。 進捗状況説明 進捗状況 成果指標としている「公民館利用者数」及び「図書館の図書貸出冊数」は、人口減少や社会 経済情勢の影響等により目標値を下回っていますが、後者にあっては過去最高の実績値となり、 また、個別の基本事業は概ね良好に推移していることから誰でも学べる学習活動の機会は概ね 順調です。 施策の方向 学習環境の充実 生涯学習メニュ ーの充実 特色ある学習活 動の実施 施策の方向の説明 B 判定 中央公民館、御所公民館、西山公民館、御明神公民館の太陽光発電設備新 設工事、図書館空調機天井ユニット交換工事等、また、中央公民館プロジェ クター購入とスクリーン取付、展示パネル等購入、雫石公民館図書展示室ア コーディオンカーテン購入、図書管理システム更新等、計画どおり施行し、 住民が気軽に学習活動やコミュニティ活動をできる環境づくりは、順調に進 んでいます。 趣味・教養講座等を開催し、参加者からは好評を得ており、生涯学習メニ ューの充実は、概ね順調に進んでいます。一方で、町民には多様なニーズが あるため、サークル・同好会の活動情報を提供し、住民の主体的な学習活動 を支援する必要があります。 町生涯学習人材バンク登録制度を設置しましたが、登録者は2人に止まり、 その活用ができているとはいえません。町が有する人材、自然、歴史、文化 芸術等の教育資源を有効に活用した特色ある学習活動を推進する必要があ ります。 a b c 共通課題として「テレビ視聴時間・ゲーム時間削減」と「読書活動の推進」 に継続して取り組み、各実践区で推進するため、子育て講演会、実践交流会、 地域リーダー研修会等を実施したところ、参加者は増加傾向にあり、教育振 興運動の推進は、概ね順調に進んでいます。 b 読書活動の推進 幼児・小学生を対象としたおはなし会の開催、また、各保育所(園)・小 学校へ読み聞かせボランティアを派遣する読書啓発事業や乳幼児(10ヶ月 児)を対象としたブックスタート事業も継続し、さらに、一般を対象にした 講座や「しずくいし図書隊」の活動を本格化させ、読書の啓発に努めたとこ ろ、図書貸出冊数は増加し、読書活動の推進は、順調に進んでいます。 a 国際理解の促進 毎年、高校生や中学生を交換留学生としてドイツに派遣し、相互交流が図 られています。また、この活動が町民の国際理解の意識・高揚にもつながっ ており、国際理解の推進は、順調に進んでいます。 a 教育振興運動の 推進 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 115,000 人 116,300 人 117,500 人 118,800 人 120,000 人 実績値 152,558 人 103,256 人 100,267 人 93,276 人 118,194 人 105,397 人 図書館の図書貸出冊 目標値 - 74,800 冊 75,100 冊 75,400 冊 75,700 冊 76,000 冊 数 実績値 74,347 冊 69,990 冊 65,465 冊 62,536 冊 57,160 冊 67,123 冊 公民館利用者数 - 23 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 2 心豊かに暮らせるまち 基本施策 2 いきいきと輝く生涯学習のまちづくりをします 施策 2 誰もが生涯を通してスポーツに親しめる環境づくりをします 施策の目的 社会体育施設の整備充実と指導者、スポーツ団体の育成に努めるとともに、生涯スポーツ推進体制の確立 によるスポーツ振興活動を促進し、子どもから高齢者まで多くの住民が個人の適性や健康状態、能力に応じて 気軽に楽しめるスポーツ活動の場を提供します。 進捗状況説明 進捗状況 住民意向調査では週1回以上スポーツに親しんでいる人の割合は「39.8%(※平成26年度調査 値)」へ上昇しており、健康志向も相まってスポーツに対する関心が高まっています。「国体出 場人数」は、この5年間に「27人」まで増加していて、体育施設の維持管理や学校施設の開放な ど、施設設備の整備も予定どおり実施し、また、各種スポーツ教室開催に係る指導体制も構築 しています。競技スポーツの振興強化、スポーツ教室の参加者増加への工夫は必要ですが、ス ポーツに親しみやすい環境の整備は、概ね順調に実施できています。 B 施策の方向 スポーツ活動機 会の確保 指導員育成及び 競技スポーツの 振興 施策の方向の説明 各地区体育会・町体育協会と連携しながらスポーツの振興・普及に努める とともに、学校施設開放利用事業による施設の有効活用を図りながら、多く の町民がスポーツに取り組みやすい環境を提供しており、スポーツ活動機会 の確保は、順調に進んでいます。 指導員育成については、町体育協会がスポーツ少年団指導者を対象に指導 技術の向上を図るため、年2回、研修会を開催していますが、全員の出席が 得られないため、その開催方法等に工夫が必要です。また、競技スポーツの 振興や競技力の向上には、ジュニア期からの運動への取り組みと発育段階に 合わせた指導が重要で、スポーツ指導者、競技団体などが連携・協力し、選 手の育成・強化に取り組む仕組み・制度づくりが必要です。 判定 a c 体育施設の維持 管理 経年劣化により、修繕を要する箇所が発生していますが、日常点検を強化、 速やかに修繕し、利用者の安全確保に努めるとともに、ニーズに応じた施設 設備の改修を行っていて、体育施設の維持管理は、順調に進んでいます。 a 健康づくり活動 の推進 スポーツ推進委員を講師として、軽スポーツ体験教室健康教室を開催する とともに、高齢者を対象とした筋力向上教室を町体育協会と共同実施し、健 康づくり活動の普及に取り組んでおり、健康づくり活動の推進は、概ね順調 に進んでいます。一方で、参加者数に伸び悩みが見られ、その開催方法等に 工夫が必要です。 b スポーツ合宿や 大会の誘致 宿泊施設が誘致主体となったスポーツ合宿等は実施されていますが、利用 者の固定化が見られ、また、宿泊施設だけでは、利用客の大幅な増加は見込 めない状況にあります。なお、スキー競技などの大会誘致については、概ね 順調に進んでいます。 b 総合型地域スポ ーツクラブの育 成 町体育協会が町民を対象とした体験スポーツ教室を開催し、地区体育会に おいても独自に軽スポーツ教室等を実施するなど、初心者から愛好者に渡る スポーツの機会を提供しており、町体育協会及び種目別協会がそれぞれ競技 スポーツの競技力向上に努めています。また、地域住民により自主的・主体 的に運営されている「地域総合型スポーツクラブ」が新たに1団体設立され、 合わせて2団体が、スポーツを通じた地域づくりに取り組んでいて、総合型 地域スポーツクラブの育成は、概ね順調に進んでいます。 b - 24 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 17% 17% 17% 18% 18% 実績値 16.7% 16.7% 16.3% 16.3% 39.8% ― 目標値 - 18 人 18 人 20 人 20 人 20 人 実績値 16 人 20 人 19 人 19 人 26 人 27 人 スポーツ実施率 国体出場人数 ※指標の「スポーツ実施率」については、住民意識調査による実績値を使用していますが、27 年度は町民意 識調査を実施していません。 - 25 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 2 心豊かに暮らせるまち 基本施策 3 歴史文化を継承し多様な文化芸術とふれあうまちづくりをします 施策 1 文化芸術活動を通して生きる喜びと創造性や感性を育みます 施策の目的 多様な文化芸術活動の振興を図るため、創作・発表・鑑賞機会の拡充や心豊かな子どもたちを育む文化芸 術活動の推進、文化芸術団体の育成に努めます。 進捗状況説明 進捗状況 本事業の成果指標である「自主的・自発的活動参加者数(総合芸術祭への出展・出演者数) 」 及び「文化芸術団体数(公民館で活動するサークル数)」は目標を下回っていますが、前者にお いては、前年度から増加しました。住民が自主的・主体的に取り組む文化芸術活動の表現の場 の確保については、実行委員会を組織しての町民劇場・ふるさと民謡舞踊まつりや町民音楽祭 を開催しています。観賞の場の確保については、小中学校芸術鑑賞教室、東京芸術大学合宿召 聘事業及び総合芸術祭などを開催しており、文化芸術活動の推進は概ね順調です。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 表現の場の確保 住民の自主的・主体的な活動により、総合芸術祭、町民劇場、町民音楽祭 やふるさと民謡舞踊まつりなどが開催され、表現や活動の場の確保は、概ね 順調に進んでいます。 b 小・中学生を対象とした芸術鑑賞教室、東京芸術大学合宿招聘事業及び総 合芸術祭などを開催し、鑑賞の機会の充実は、概ね順調に進んでいます。一 方で、東京芸術大学合宿招聘事業の野菊ホールでのメインコンサートは、集 客のための方策を、さらに検討する必要があります。 b 文化芸術の情報発信については、広報、チラシ及びホームページ等を活用 して広く情報提供をしていますが、イベント開催のみの発信であり、学習意 発信及びネットワ 欲のある住民のための文化芸術団体の情報発信が不足しているため、その方 ーク構築 法等に工夫が必要です。 c 鑑賞の機会の充 実 文化芸術の情報 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 自主的・自発的活動 目標値 - 320 人 340 人 360 人 380 人 400 人 者数 実績値 310 人 297 人 286 人 233 人 225 人 239 人 目標値 - 31 団体 32 団体 33 団体 34 団体 34 団体 実績値 30 団体 27 団体 26 団体 26 団体 19 団体 19 団体 文化芸術団体数 - 26 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 2 心豊かに暮らせるまち 基本施策 3 歴史文化を継承し多様な文化芸術とふれあうまちづくりをします 施策 2 町に伝わる貴重な文化財の保存継承に努め紹介します 施策の目的 町に古くから伝わる文化財(有形・無形文化財、民俗文化財、記念物等)は、町の貴重な財産であることか ら、保存、継承に努めるとともに、積極的な活用と情報発信に取り組みます。 進捗状況説明 進捗状況 埋蔵文化財については、平成14年から小日谷地ⅠB遺跡の発掘調査を継続してきましたが、調 査を完了し、伏甕など多数の学術的価値のある成果を得ることができました。今後は、発掘資 料の分類整理を重点的に進めます。また、指定文化財のうち有形文化財については保存状況が 良好な状況にあり、無形文化財についても一部団体において後進の育成に苦慮しているものの、 特段継承活動に支障は生じていません。文化財全般においては、町の貴重な財産としての有効 活用方策の立案に遅れが見られますが、町有文化財の保存継承は概ね順調に行われています。 施策の方向 埋蔵文化財の保 存と活用 文化財の後継者 育成 歴史文化資源の 観光活用 歴史学習機会の 創出 歴史民俗資料館 の管理運営 B 施策の方向の説明 判定 小日谷地ⅠB遺跡の埋蔵文化財発掘調査は、電柱移設未施工部分を行い、 計画どおり終了しました。数多くの遺構・遺物が発見され、学術的にも価値 のある成果が得られ、順調に進んでいます。 a 「岩手山神社の夫婦杉」を町文化財指定した後、新たな指定はありません が、平成23年度に実施した町内各種文化財再確認調査結果を基に、文化財保 護を計画的に実施しています。無形文化財の後継者育成については、無形文 化財芸能祭の開催により活動しやすい環境がつくられており、順調に進んで います。 民族資料や伝統行事の詳しい内容の町ホームページへの掲載や観光パン フレットとの連携が、平成26年度までの課題となっていましたが、平成27年 度において掲載や連携等した結果、歴史民俗資料館利用者数の増加、また、 来町客の観光ルートの厚みが増しており、概ね順調に進んでいます。 a b 滴石史談会との共催により町民を対象とした郷土史教室を開催するとと もに、史談会主催の少年少女歴史教室の開催を支援し、雫石の歴史・文化の 学習機会の創出に努めました。また、本町の先人である戸沢氏に関係する5 市町が一堂に会する「戸沢サミット」に参加し、広域的な歴史研究の機会を 提供するなど、歴史学習機会の創出は、順調に進んでいます。 a 収蔵資料の電子化及び映像資料のDVD化が概ね完了し、収蔵資料の調査 研究は概ね順調に進んでいます。一方、町民の来館者が少ないことから、 「歴 史と文化の学習拠点」とはなり得ておらず、また、収蔵資料の保管場所が課 題となっています。 b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 34 件 34 件 35 件 35 件 36 件 実績値 33 件 34 件 34 件 34 件 34 件 34 件 歴史民俗資料館利用 目標値 - 2,080 人 2,200 人 2,300 人 2,450 人 2,600 人 者数 実績値 2,080 人 1,657 人 2,371 人 2,080 人 2,191 人 2,407 人 指定文化財数 - 27 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 3 健やかでやすらぎあるまち 基本施策 1 体と心の健康を支えるまちづくりをします 施策 1 安心して暮らせる医療体制を整え健康づくり活動を推進します 施策の目的 患者個々の状況に応じた良質の医療サービスが受けられるようにするとともに、病気にかからないための健 康づくり運動により増加する医療費を抑制します。 進捗状況説明 進捗状況 健康センターを中心として保健・医療・福祉(介護)の切れ目ないサービスを提供できるよ うにするため、雫石診療所の常勤医師2名体制とし訪問診療に取り組み、健康センター内の訪問 看護ステーションと連携し在宅医療を推進するとともに、地域包括ケアを推進するために、雫 石診療所の土曜診療の開始及び医療機関のない御明神及び西山地区に雫石診療所出張診療所を 開設し地域医療の充実に努めました。また、町民の健康づくりのため、平成27年3月に作成した 「さわやか健康しずくいし21・食育推進計画(第2次)」に基づき関係機関と連携して事業を推 進しています。さらに、地域医療格差解消のため患者輸送バスは、あねっこバスへの平成28年 度からの編入が決定しており、安心して暮らせる医療体制や健康づくり活動は概ね順調ですが、 高額療養費対象者の増加により医療費の抑制には至っていない状況です。 施策の方向 健康センターの 運営 広域圏連携による 医療体制の充実 地域医療体制の 充実 健康づくり活動 の推進 食育推進計画の 推進 B 施策の方向の説明 判定 健康センターに保健・医療・福祉の機能を集約し、健康の保持増進、疾病 予防、介護予防に一体となり取り組みました。 b 町民が、夜間や休日などの緊急時にも受診できるように、救急医療等確保 事業を盛岡医療圏の指定病院や岩手西北医師会に委託実施し、広域圏連携に よる医療体制の充実は概ね順調に進捗しました。 雫石診療所の運営や地域医療のあり方などを調査・審議、答申する町地域 医療協議会を開催し、また、交通機関の運行のない地域で「患者等輸送バス」 を運行し、医療機関のない御明神及び西山地区に雫石診療所出張診療所を開 設し地域医療の充実に努めました。町民が安心して必要な医療を受けられる よう「安心子育て医療費助成」を継続しながら制度の充実を図っており医療 費給付対策は概ね順調です。平成26年度中に滝沢市の栃内第二病院にも輪番 制休日当番医に加入いただき、祝日等の医療体制の充実を図りました。 生活習慣病を予防するため、平成28年3月に策定した「町国保データヘル ス計画」において健康課題の分析を行い、高血圧や脂質異常等の重症化予防 対策など保健事業に取り組みました。また、保健推進員によるがん検診の受 診勧奨や各地区での健康教室・健康相談、高齢者の歯科検診、運動を中心と したさわやか健康教室も継続して開催しましたが、医療費の抑制には至って いない状況です。また、 「さわやか健康しずくいし21・食育推進計画(第2次)」 を作成して概要版を全戸配付し取り組んでいます。 保育所、学校、地域へ食を通じた健康教室、地場産を活用したおやつ作り 教室、みそ汁の塩分測定など、食生活改善推進員と連携した活動を実施し食 育の普及啓発は概ね順調です。 b b b b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 52% 51.5% 51% 50.5% 50% 実績値 52.6% 59% 53.4% 56.5% 57.3% ― 一人当たりの医療費 目標値 - 499,570 円 504,972 円 502,413 円 501,505 円 499,629 円 (国保・後期高齢者医療分) 実績値 515,775 円 499,386 円 525,964 円 531,215 円 548,617 円 565,225 円 三大疾病死亡率 ※「三大疾病死亡率」の平成 27 年度実績は、現時点で未確定です(H29 年 3 月頃確定予定)。 - 28 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 3 健やかでやすらぎあるまち 基本施策 1 体と心の健康を支えるまちづくりをします 施策 2 心身の健康を維持する相談・予防・検診・支援体制を強化します 施策の目的 疾病の早期発見早期治療へつながる検診体制を強化するとともに、ストレスや不安を原因とした心の悩み を持つ人に対する相談・支援体制を強化します。 進捗状況説明 国保特定健診は受診率向上のため、新たに受診者に抽選で温泉入浴券が当選する取り組みを 講じましたが、目標受診率には至りませんでした。健診後の特定保健指導は積極的支援、動機 付け支援ともに参加率が低迷しています。また、予防接種は法改正や変更の周知不足及び予防 接種の種類が増加したことにより予防接種の理解が難しくなっています。精神保健については、 「心の健康づくり対策連絡会議」を中心に自殺予防活動や「自殺予防町民フォーラム」の開催、 啓発としてうつスクリーニング、傾聴ボランティア活動支援、ゲートキーパー養成講座を開催 し、自殺と関係が深いうつ病への理解と対応方法についての周知活動に取り組んだことにより 相談・支援体制強化につながっており概ね順調です。 施策の方向 検診体制整備に よる受診率の向 上 各種予防接種事 業の実施 生活習慣予防の 推進 精神保健体制の 整備・充実 自死遺族への支 援 進捗状況 B 施策の方向の説明 判定 各種がん検診は、土日検診及び未受診者のための検診日設定など受診機会 を増やすとともに、広報や保健推進員による受診勧奨も実施、特に受診率の 低い胃がん検診は対象地区前日に広報車による周知を行い受診率向上に努 めました。また要精検者への電話や個別訪問による受診勧奨を継続実施しま したが、受診率は100%には至っていない状況です。 b 感染症に対する正しい知識を広報やホームページ等を利用し情報提供し ています。また、予防接種法の改正や疾病を予防するため、予防接種の必要 性、種類、実施回数など個別通知により周知を図りました。予防接種は全て 個別接種とし、いつでも接種を受けることができる体制としたことにより、 予防接種事業は概ね順調です。 b 特定健診事業は実施医療機関を拡大し、受診しやすい環境の整備など受診 率向上に努めましたが目標受診率には至りませんでした。また、生活習慣病 の原因である内臓脂肪を減少するため、特定健診で腹囲と血液所見で指導が 必要と判定された方に対し、6ヶ月の積極的支援、動機付け支援として計画 的指導を実施してきました。内服治療となる前に疾病を予防し、健康で安心 した生活ができるように支援していますが、参加率が低迷しています。 c 平成18年に「心の健康づくり対策連絡会議」を立ち上げ、様々な検討のも とに地域づくり活動の一環として、中学生や組織・団体への講演会や全町民 を対象とした「自殺予防町民フォーラム」の開催、傾聴ボランティアの活動 支援、「ゲートキーパー養成講座」を開催し、自殺と関係が深いうつ病への 理解と対策方法について周知活動を実施し、自殺者も減少したことから精神 保健推進体制の整備・充実は概ね順調です。 b 岩手県主催の「自死遺族サロン」について広報による周知や傾聴活動を実 施していますが、個々に関わる時期の判断が難しく、自死遺族者への関わり やケアが不足しています。 c - 29 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 80% 80.5% 81% 81.5% 82% 実績値 79.6% 71.1% 46.7% 67.3% 77.2% 74..3% 目標値 - 30% 30.5% 31% 31.5% 32% 実績値 29.7% 32.7% 36.1% 34.8% 34.8% 33.4% 自殺者数(人口 10 万 目標値 - 65 60 55 45 40 人当たり) 実績値 2.8 67.3 45.3 46 11.6 - 予防接種率 各種検診受診率 ※指標「予防接種率」については、法改正により生ポリオ予防接種が不活化ポリオの予防接種に変更となり、 平成 24 年度より集団接種から個別接種に移行となったこと及び3種混合から4種混合へと変更となったこと など、制度が大きく変更となったことから低率となったと推測されます。 ※指標「自殺者数」の平成 27 年度実績は、現時点で未確定です(H29 年 3 月頃確定予定)。 - 30 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 3 健やかでやすらぎあるまち 基本施策 2 誰もがいきいきと暮らせるまちづくりをします 施策 1 子どもを産み育てやすい環境を整備します 施策の目的 家庭や地域社会が連携し、安心して子どもを産み育てることができる環境を整えます。 進捗状況説明 進捗状況 乳幼児健康診査の未受診者、年度途中における低年齢児が保育所入所できないケースなどが 生じてきておりますが、乳幼児から中学生まで、多様化する子育て意識や家庭・就業状況等に 応じた各事業が実施されており、子育てを社会全体で支える体制づくり、子ども達が健やかに 育つ環境づくりは概ね順調です。 B 施策の方向 母子保健、育児 支援体制の充実 子育てニーズに 即したサービス の提供 子育て支援体制 の整備 児童虐待防止へ の支援体制強化 安心子育て医療 費助成事業の継 続 施策の方向の説明 判定 母子の健康管理のため行っている乳児・妊婦一般健康診査は、医師会及び 委託医療機関と契約し順調に実施できました。個別相談では様々なケースが ありますが、ことばや心理発達検査、幼児教室など子育てにおける不安への 対応による子育て支援を実施しており、安心して子どもを産み育てられる環 境づくりに努めています。 多様な保育ニーズに対応するため、病後児等保育事業のほか各保育施設に おいて延長・休日・一時預かり等の特別保育を実施するなど、各種保育サー ビスの提供に努めるとともに、保育士や看護師の適正配置に努め可能な限り の受入に取り組んできました。また、保育園は民間活力を生かしながら積極 的かつ柔軟な保育運営が円滑に行われています。そのほか、養育が一時的に 困難となった児童を児童福祉施設等で受入れる子育て短期支援事業に取り 組み、養育・保育支援体制の充実に努めており概ね順調です。 子育て支援ネットワーク会議を定期的に開催し、情報交換・情報発信の場 として、また専門機関による出前講座や課題解決に向けた話し合いを実施す るなど、関係機関・団体の子育て支援に関わっている者のスキルアップと連 携強化が図られており概ね順調です。 要保護児童対策協議会代表者会議・ケース対応チーム会議を定期的に開催 し、関係機関等の連携及び情報共有、早期発見・早期対応などに向けた支援 に取り組みました。また、新たな事案や支援継続中の家庭・児童の状況変化 に即応するための個別ケース会議、リスク家庭の早期発見及び情報共有等の ための定例情報交換会を開催したほか、各施設から児童・生徒に係る情報提 供票を提出してもらうなど児童虐待防止に取り組んでいます。 町民が安心して必要な医療を受けられるよう、県補助基準の医療費助成事 業の他に町単独補助分の「安心子育て医療費助成」を加え制度の充実を図っ ています。 b b b b b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 82.4% 83.0% 83.7% 84.3% 85% 実績値 81.7% 88.4% 91.2% 79.3% 77.8% 74.3% 乳幼児健康診査受診 目標値 - 92.9% 93.5% 94% 94.5% 95% 率 実績値 92.4% 94.1% 90.1% 90.6% 89.8% 89.2% 児童福祉施策に対する 目標値 - 39.0% 45.0% 51.0% 60.0% 65.0% 満足度(隔年調査) 実績値 33.1% - 42.8% - 42.2% ― 早期妊婦届出率 - 31 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 3 健やかでやすらぎあるまち 基本施策 2 誰もがいきいきと暮らせるまちづくりをします 施策 2 高齢者が安心して元気で暮らせるための環境を整えます 施策の目的 高齢者が住みなれた地域の中で生きがいを持って自立した健康な暮らしができるようにします。また、増加 する要介護認定者へ介護サービスの周知を行うとともに、要支援者へは要介護状態への進行を予防する介護 予防サービスの適正利用を推進します。 進捗状況説明 進捗状況 老人クラブやシルバー人材センターの活動等を通じて、高齢者が地域の中で生きがいを持っ て暮らせるための多様な事業を展開して来ました。シルバー人材センター述べ人数は目標値に 達していませんが、これは法改正によりシルバー人材センターの派遣業務から除外されたこと によるもので、実質的には例年並みに就労しているものであり順調に推移しています。また、 介護予防事業、ケアプラン作成、総合相談事業、認知症総合事業、各種生活支援サービスに加 え平成27年度から実施したお互いさま情報交換会等により各地区で地域包括ケアシステムの説 明を行うなど地域包括ケアの確立に着実に取り組んできており、高齢化率が上昇している状況 で、指標の「65歳以上で自立している人の割合」及び「重度要介護認定者の在宅介護を受けて いる人の割合」も変動はあったものの高くなってきており、高齢者が安心して元気で暮らせる ための環境づくりは順調に進捗しました。 A 施策の方向 高齢者の生きが いづくり推進 シルバー人材セ ンターへの支援 高齢者への生活 支援サービスの 充実 独居等高齢者支 援体制の整備 施策の方向の説明 老人クラブは各地域の状況に応じた社会貢献活動や軽スポーツ活動等、自 主的に活動が実施されており生きがいづくりへの取り組みが行われていま す。 敬老会事業の参加者数は前年度と比較し微増し、関係機関の連携・協力に より事故等もなく円滑に実施され多くの敬老者に喜んでいただきました。ま た、老人憩いの家は癒しやレクリエーション等を通じ健康増進・憩いの場と して良好な管理・運営が行われていることから、高齢者の生きがいづくり推 進は概ね順調に進捗しました。 シルバー人材センターの会員数は安定しています。また述べ人数は目標値 に達していませんが、これは法改正により派遣業務から除外されたことによ るもので、実質的には例年並みに就労しているものであり順調に推移してい ます。また、安全就業に心がけ作業事故もなく事業運営が良好であり、高齢 者が培った知識・技能等を活かした生きがいづくりと社会参加が推進されて おりシルバー人材センターへの支援は概ね順調に進捗しました。 老人ホーム入所措置事業、高齢者生活支援事業(緊急通報体制等整備事業 他6事業)、任意事業(在宅高齢者紙おむつ給付事業他3事業)により高齢者が 安心して在宅生活が送れるよう支援しました。また、低所得高齢者住まい・ 生活支援事業で自立した生活を送ることが困難な高齢者を社会福祉法人に 委託し住まい確保及び生活支援を行いました。町広報紙「ほうかつの窓」で サービスの周知に努めていますので、高齢者への生活支援サービスは概ね順 調に進捗しました。 緊急通報装置の設置と昼食サービスの提供の他、民生委員や介護支援専門 員及び地域包括支援センターブランチ職員、地域コミュニティと連携し見守 り体制を継続しており、独居等高齢者の見守り体制は順調に進捗しました。 - 32 - 判定 b b b a 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 地域ケアシステ ムの確立 介護福祉サービ スの充実 高齢者を対象とした介護予防事業、ケアプラン作成、総合相談事業、権利 擁護事業、認知症総合支援事業、生活支援体制整備事業に取り組みました。 また平成27年度からは地域包括ケアシステムについてお互いさま情報交換 会において説明を行い周知に努め、雫石診療所出張診療所(御明神、西山) では健康教室で介護予防の重要性を説明するなど高齢者が健康でいきいき とした生活を送ることができるよう支援しており地域包括ケアシステムの 確立は順調に進捗しました。 a 訪問調査、認定審査の判定結果と主治医意見書を考慮した要支援・要介護 認定者へのケアプランに基づき、適正なサービス利用に繋がるよう取組みま した。地域密着型サービスでは、事業所毎の運営推進会議に毎回出席し利用 者の状況確認をするとともに、運営状況把握や良好な運営のための助言・指 導を行いました。また第1号被保険者や来庁相談者へパンフレット等で説明 を行い、毎月65歳到達した第1号被保険者へ説明会を実施し介護保険制度の 周知に努めており介護福祉サービスへの充実は順調に進捗しました。 a 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 65 歳以上で自立して 目標値 - 83.2% 83.2% 83.2% 83.2% 83.2% いる人の割合 実績値 83.2% 81.3% 79.7% 80.2% 81.0% 81.2% 重度要介護認定者の 目標値 - 30.2% 31.0% 31.8% 32.6% 33.3% うち在宅介護を受け 実績値 29.4% 29.5% 28.8% 26.6% 24.5% 27.2% る人の割合 シルバー人材センタ 目標値 - 3,670 日 4,000 日 4,350 日 4,670 日 5,000 日 ー就労延べ日数 実績値 3,335 人 4,059 日 4,258 日 4,592 日 4,650 日 3,004 日 - 33 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 3 健やかでやすらぎあるまち 基本施策 2 誰もがいきいきと暮らせるまちづくりをします 施策 3 障がい者が生活しやすい環境を整えます 施策の目的 障がい者が住みなれた地域の中で安心していきいきと自立した暮らしができるようにします。 進捗状況説明 進捗状況 新規に手話奉仕員養成事業に取り組むなど各事業の取り組みは概ね順調に推移しています。 また障がい福祉サービス利用率も年々増加しており、障がい者が安心して生活しやすい環境づ くりは概ね順調です。 B 施策の方向 ノーマライゼーシ ョン社会の実現 障がい者の社会 参加促進 相談体制の充実 ユニバーサルデ ザインの推進 施策の方向の説明 判定 町広報誌及びホームページへ関連情報を掲載して町民への制度周知と障がい 者への理解の増進に努めました。 また、障がい者スポーツ大会等への参加促進、身体障害者福祉協会・手をつな ぐ親の会との交流事業、精神保健ボランティアと家族会との合同交流会等、心の バリアフリーを推進しました。 b 障がい者個々の多様なケースに対応できるよう関係部署(保健センター、 雫石診療所、福祉課等)が随時連携・連絡調整を行っています。必要に応じ て入所施設管理者や相談支援事業所等とケース会議を開催し、情報共有及び 適正な支援に努めました。また、町身体障がい者福祉協会への加入勧誘、障 がい者スポーツ大会、芸術祭などの地域活動への積極的な参加を呼び掛けま した。 b 相談支援専門員の家庭訪問、町障がい者相談員、広域市町村共同の相談窓 口「障がい者虐待防止センター」を設置し携帯電話での受付・相談及び健康 推進課と虐待対応検討チームを編成する等、切れ目のない相談支援体制に取 り組んでいます。全ての利用者に作成が義務付けられたサービス等利用計画 についても作成し、さらに手話奉仕員養成研修事業については7名の参加者 のもと手話奉仕員養成講座を開催し、7名すべての方に手話奉仕員登録をし ていただきました。 b 小学生対象の講座の開催や総合学習に取り組み普及啓発に努めました。また、 中学校の総合学習(キャップハンディ体験)にも参加し啓発に努めました。今後 もユニバーサルデザインへの意識が深まるように講座等の内容を見直しながら 取り組みます。 b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 障害福祉サービス利 目標値 - 80.0% 95.0% 95.0% 97.0% 100.0% 用率 実績値 87.15% 94.5% 93.8% 87.4% 89.8% 96.7% - 34 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 3 健やかでやすらぎあるまち 基本施策 2 誰もがいきいきと暮らせるまちづくりをします 施策 4 みんなで支える地域社会をめざします 施策の目的 住民、事業者、行政が連携し、互いに支え合い、助け合う地域社会をつくります。また、ひとり親世帯や低所 得世帯が安心して暮らし、経済的に自立できるよう支援します。 進捗状況説明 進捗状況 民生児童委員、社会福祉協議会、地域コミュニティ・ボランティア組織、保育所(園)小・ 中・高校など、福祉団体及び関係機関が連携・協力して福祉・ボランティア活動、相談・支援 活動に取り組みました。また新たに「お互いさま情報交換会」を開催していることから、みん なで支え合い、助け合う体制づくりは順調に進捗しました。 A 施策の方向 地域コミュニティ 体制と福祉教育 の充実 相談体制の充実 住民参加による 地域福祉活動の 推進 ひとり親世帯への 支援体制の充実 低所得世帯の経 済的自立支援 施策の方向の説明 判定 地域コミュニティ組織全てにおいて「お互いさま情報交換会」を開催しました。 (平 成27年度) 。民生児童委員の学校訪問、人権擁護委員の小学校児童への「人権の花」 植栽や啓発資材の配布等福祉に対する理解と思いやりの心を育む活動を行いまし た。また、ボランティア事業に取り組む保育園、小・中・高校へボランティア協力 校・モデル指定校として活動費を支援したほか、青少年ボランティアスクールの開 催など社会福祉活動に児童・生徒がボランティア参加し福祉教育の充実に努めまし た。 民生児童委員を町内全地域に配置し、地域における身近な相談窓口として町社協 と一体となった相談対応と支援及び行政との連絡・調整等の活動に取り組むととも に、人権擁護委員による人権相談、弁護士・各種専門相談員による相談ごと全般を 受け付ける「総合相談所」の定期的な開設、消費トラブルに係る専門相談員を配置 し相談対応しました。さらに毎月「よろず相談所」を開設したほか年2回「出張よろ ず相談所」を開設し多様な相談に迅速・適切に対応する相談体制の充実に努めまし た。 平成27年度より「お互いさま情報交換会」を開催しゆるやかな見守り体制構築に 努めました。町社協ボランティア活動センター運営協議会において多様な活動を実 施したほか、各ボランティア団体との意見交換会による相互の連携・調整、参加意 欲のある人材の発掘・登録、情報発信(ホームページ、情報誌発行)を行うなど、 活動の普及・啓発、支援に努めております。ふれあいサロンについては開設数が増 えてきました。 民生児童委員及び社会福祉協議会等の活動を通じて、経済的な支援や福祉サービ ス情報の提供、相談対応・助言を行うなど、関係機関と連携し適切な支援に繋がる よう努めました。 民生児童委員及び社会福祉協議会等の活動を通じて、経済的な支援や福祉サービ ス情報の提供、相談対応・助言を行うなど、関係機関と連携し適切な支援に繋がる よう努めました。生活困窮者自立支援制度のモデル事業として学習支援事業と相談 支援事業が行われており順調です。 a a a b b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 ボランティア登録者 目標値 - 560 人 600 人 640 人 680 人 680 人 数 実績値 551 人 594 人 601 人 676 人 609 人 594 人 ボランティア団体登 目標値 - 47 団体 48 団体 49 団体 50 団体 45 団体 録数 実績値 44 団体 38 団体 39 団体 45 団体 44 団体 44 団体 地域福祉活動実施自 目標値 - 45 団体 52 団体 59 団体 67 団体 63.団体 治会数 実績値 38 団体 43 団体 47 団体 44 団体 44 団体 63 団体 - 35 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 3 健やかでやすらぎあるまち 基本施策 2 誰もがいきいきと暮らせるまちづくりをします 施策 5 消費生活トラブルから住民の暮らしを守ります 施策の目的 住民の消費生活の安全と利益を擁護し、消費に係るトラブルが減少するよう、意識啓発や暮らしの情報提 供、苦情相談、処理体制の整備に努めます。 進捗状況説明 進捗状況 盛岡市消費生活センター(盛岡広域市町村共同設置)における相談窓口体制と、町単独での 消費生活相談員を継続して配置し、研修等によるスキルアップを図りながら相談・支援体制を 強化しました。また、消費者債務の整理、消費者被害の救済等に要する資金確保のための公金 預託事業を行うなど、消費トラブルから住民の暮らしを守る施策は概ね順調です。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 情報提供による 広報しずくいしお知らせ版に消費トラブルに関する情報を隔月で掲載し 消費啓発活動に取り組みました。またお互いさま情報交換会の際に出前講座 を開催するなどトラブルの未然防止に努めました。 b トラブルの未然 防止 子どもへの啓発 活動の強化 相談体制の充実 消費者救済支援 の実施 広報しずくいしお知らせ版による消費者トラブルに関する情報周知、中学 校向けにパンフレットを作成(平成25年)し啓発を行いました。学校におい ても、携帯電話の使用によるトラブルを未然に防ぐための取り組みが行われ ました。 盛岡市消費生活センター(盛岡広域市町村共同設置)による相談窓口体制 と町単独の消費生活相談員を継続して配置し、研修等によるスキルアップを 図りながら相談・支援体制を強化したほか、解決のための助言や関係機関へ の情報提供、困難事例等は専門機関からの助言・指導を得るなど、消費者ト ラブル相談等への迅速・的確な支援に取り組んでおり消費者トラブル対策は 順調です。 消費者債務の整理、消費者被害の救済等に要する資金を確保(借入)する ため、岩手県消費者信用生活協同組合に対し債務整理資金及び生活再建資金 として事業運用できるよう公金預託を行いました。 b a a 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 111 件 113 件 115 件 117 件 53 件 実績値 109 件 34 件 21 件 53 件 50 件 53 件 消費者救済資金利用 目標値 - 52 件 54 件 56 件 58 件 45 件 者数 実績値 49 件 21 件 44 件 45 件 45 件 34 件 消費生活相談件数 - 36 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力がみなぎるまち 基本施策 1 持続的に発展可能で魅力的な農林業を展開するまちづくりをします 施策 1 人材の育成とともに収益性の高い経営基盤を強化します 認定農業者や営農組織など意欲ある経営体を確保・育成するとともに、意欲ある経営体への農地利用集積 など農地の集約、拡充による有効活用を推進しながら、収益性を高める経営基盤を強化します。 施策の目的 進捗状況説明 進捗状況 認定農業者の経営面積は年度ごとに増加してきており高齢化等による農業者数の減少と担い手への農 地集積による規模拡大が進んでいます。家族経営協定は目標には達していませんが微増しています。平成 26年産米価の下落もあり稲作経営安定対策としての低コスト生産に向けた直播や密播などの導入の動き も増えてきており、稲作のみならず野菜や花卉、菌茸、畜舎増設など機会設備導入支援等も実施してきて おり、価格や収益そのものは市場動向等に左右されるものの、収益向上に向けた経営体質強化については 概ね順調に推移しました。 B 施策の方向 組織営農の推進 意欲ある経営体の 育成 農家経営意識醸成 と経営指導体制の 強化 農村活動環境の整 備 農地の保全及び活 用推進 施策の方向の説明 判定 新たな集落営農組織の立ち上げはありませんでしたが、平成26年度から人・農地 プランの地区懇談会を開催し、集落営農組織や農業法人、認定農業者などが離農す る小規模農家の受け手として地域営農を推進しており、組織営農の推進は概ね順調 に推移しています。また、農畜産物の付加価値を高めるための起業促進については、 加工セミナーから起業志望者のセミナー、起業した方のサポートセミナーとステッ プアップの支援を通じ、参加者の商品づくりや意識も高まっており、概ね順調です。 b 平成26年度からの農地中間管理事業により2年間で担い手への貸付が94haとなり、 小規模農家の経営転換協力金制度による営農リタイヤによる貸付が多くなっていま す。また、後継者や新規参入者について平成27年度に新規就農支援チーム会議を3回 開催し、町及び関係機関団体との情報交換会を実施したほか、町単独の親元就農青 年への奨励金制度を新たに創設し1名に交付しました。新規就農者を含めた後継者は まだまだ不足していますが、担い手への農地集積や情報提供については概ね順調で す。 農業指導センター専門指導員を中心としながら認定農業者の農業経営改善計画の 更新時等には経営改善に向けた助言等を行うとともに、自らの農業経営の改善につ なげるためのパソコンソフトを活用した農業経営簿記記帳の促進を継続実施してき ています。経営としての営農への取り組みについての農家個々の差はまだまだあり ますが、関係機関との連携による指導体制は強化されてきており、概ね順調です。 家族経営協定の締結数は目標値を下回ってはいますが、連続して一定数の締結数 が確保されているので、概ね順調に推移しています。農業振興青年クラブ活動は若 手経営者を招いた研修会を企画開催し、クラブ員以外の参加も得ながら担い手とし て自らの意欲を高める活動がみられるようになってきています。農村女性組織活動 は、主に農産加工に取り組む女性らによる組織も立ち上がり意欲的に取り組んでい ます。これらのことから農業青年や農村女性らの活動環境づくりは概ね順調です。 農地の多面的機能維持保全活動は平成26年度からの多面的機能維持支払制度とな り、平成27年度は8組織が新たに取り組み、町内で35組織、水田の83%を超える活動 となり、概ね順調です。また、耕作放棄地についても、農業委員会によるパトロー ルや農家指導を強化しており、平成27年度は新たに4ha以上の耕作放棄地解消事業も 実施され、農地の有効活用についても概ね順調です。 b b b b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 認定農業者の経営面 目標値 - 3,389ha 3,416ha 3,443ha 3,470ha 3,500ha 積 実績値 3,362ha 3,472ha 3,662ha 3,552ha 3,509ha 3,552ha 目標値 - 11 組織 12 組織 13 組織 13 組織 13 組織 実績値 11 組織 11 組織 12 組織 11 組織 11 組織 11 組織 農業法人数 - 37 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 56 組 61 組 64 組 67 組 70 組 実績値 46 組 52 組 53 組 54 組織 56 組織 58 組 目標値 - 211a 251a 291a 321a 350a 実績値 171a 171a 435a 435a 532a 972a 目標値 - 11 組織 9 組織 9 組織 9 組織 9 組織 実績値 - 11 組織 12 組織 9 組織 9 組織 9 組織 家族経営協定数 農地再生累計面積 集落営農組織数 - 38 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力がみなぎるまち 基本施策 1 持続的に発展可能で魅力的な農林業を展開するまちづくりをします 施策 2 農産物の品質を高めブランド化を図るとともに他業種との連携を推進します 施策の目的 農産物の品質を向上させブランド化を図るとともに、農産物そのものの出荷にとどまらず加工により価値を 付加するため他業種と連携した地域資源の活用を推進します。 進捗状況説明 進捗状況 平成25年の豪雨災害の翌年度に農産物のブランド化検討の会議を設置し検討しましたがブランド化の 具体策には至りませんでした。特定の作物や加工品に限らず各分野での取り組みにより、雫石スープカレ ー、雫石牛は定着してきており、女性起業者共同による折詰弁当など新たな取り組み、産物認証等制度に ついても改善し、消費者への周知などに取り組んできております。また、町内の農産物と物産工芸品等連 携させ、 観光商工業と連携し盛岡近郊消費者及び首都圏観光エージェントにPRする事業も継続して実施 してきており、他業種間の連携は進んでいますが、ブランド化されたとまでは言えない状況です。 C 施策の方向 産業間連携の強化 農産物のブランド 化の推進 栽培技術指導の強 化 環境に配慮した農 業の推進 農産加工品の開発 支援 地域内発型加工の 促進 施策の方向の説明 「雫石スープカレー」の取り組みは2月のフェアへの参加店も増え、常時提供店も あり年々定着してきています。また、お土産商品としてレトルト版も商品化され販 売が開始されました。雫石牛の地元定着についても雫石牛フェアとして焼き肉店の ほか町内大手スーパー2店での販売も加え取り組みを拡充しました。盛岡市内及び首 都圏でも観光と食を絡めたイベントの開催を継続しており、これらの取り組みによ る農業と観光・商工業との結びつき強化促進は概ね順調です。 JA生産部会主催により町長等も参加したトップセールスが米と、野菜、肥育牛 部門で実施され、産地雫石と市場や卸との関係は良好に維持されています。雫石牛 は平成26年度から地元をターゲットとした消費拡大PRによりブランド化が進んで います。野菜類はトマト・キュウリ・ネギを中心とした多品目栽培、コメは新品種 「銀河のしずく」の今後のブランド化という状態であり、現時点ではブランド化と 認識されるには至っていません。 果樹や花卉の栽培指導については、町内リンゴ生産者の廃業もあり果樹栽培はご く一部に限られ、新規導入も難しい状況です。花卉は町事業とJA事業によりH24~ 26の3年間で130a実施面積が拡大し、県事業でお盆用リンドウ品種マジェル導入も 実施され、出荷量、販売額とも拡大しております。後期計画では果樹の積極的な振 興は難しいものの、花卉栽培は継続して振興していきます。また、水稲の低コスト 生産技術などの指導も実施していきます。 農業用廃プラスチックは年2回の集団回収で適正に処理しました。エコファーマー はメリットが環境保全型農業直接支払制度活用者に限られ人数減となりました。ア グリリサイクルセンター堆肥利用は25年の豪雨災害で大幅に減少しましたが、その 後は年々増加しており、堆肥利用や土壌分析実施等を含めた農産物認証制度キャン ペーンを26年度から実施し町内農産物のPRをしていますが、後期計画では、引き 続き耕畜連携による品質向上と価値向上及び地産地消の推進に取り組んでいきま す。 国体おもてなしメニューでもある雫石スープカレーに町も積極的に関与して取り 組み、お土産商品のレトルト商品の製造販売が開始されました。六次産業化に取り 組む起業家は女性が多く、女性のアイディアや郷土料理などのアイディアを活かし た共同グループ(デルクイ)を立ち上げ活動するなど、加工による付加価値UPや 商品開発、女性等のアイディアが発揮できるような環境づくりについては概ね順調 です。 6次産業化サポートセミナーを継続しながら起業者の商品価値と販売ノウハウの 向上に努め、参加者の意識は高まっていますが、個々がそれぞれ生産から加工・流 通・販売までを行うことは非常に困難であり、また、町内に食品加工業者等が限ら れるなかで全てを地域産とすることには体制的にも厳しいものがありました。後期 基本計画では、これまでの加工への取り組みなどが継続されるよう狭義の地域に固 執することなくエリアを含め取り組んでいきます。 - 39 - 判定 b c c c b b 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 郷土料理活用の支 援 平成26年度から実施の首都圏観光商工イベントや、盛岡市内での地産イベントで 「重っこ料理」等の郷土料理の提供を実施してきていますが、町内宿泊施設等での 重っこ料理提供はごく僅かに限られています。しずくいし料理研究会によるスープ カレーが開発され飲食店・宿泊施設での提供や、27年度にお土産としての製品化と 販売が行われ一定の成果もでておりますが、全体として郷土料理活用メニュー開発 は後期計画において引き続き改善に取り組む必要があります。 c 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 エコファーマー認定 目標値 - 146 人 146 人 147 人 147 人 148 人 者数 実績値 146 人 144 人 147 人 136 人 25 人 30 人 目標値 - 64 戸 73 戸 82 戸 91 戸 100 戸 実績値 55 戸 45 戸 41 戸 30 戸 31 戸 26 戸 農産物提供店認定店 目標値 - 44 店 48 店 52 店 56 店 60 店 舗数 実績値 40 店 46 店 43 店 36 店 36 店 37 店 目標値 - 28 人 29 人 29 人 30 人 30 人 実績値 27 人 31 人 32 人 32 人 32 人 32 人 農産物認証農家数 起業者数(延べ) - 40 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力がみなぎるまち 基本施策 1 持続的に発展可能で魅力的な農林業を展開するまちづくりをします 施策 3 地産地消の推進と販路拡充による農産物の消費拡大を進めます 施策の目的 積極的に農産物を売り込むため、町内観光施設等への地産地消流通システムの強化とともに、町域を越え た新規流通経路の開拓や新たな消費者の掘り起こしを行います。 進捗状況説明 進捗状況 観光施設等へ農産物を供給する地産地消流通システムは、現在県外への供給は行われていませんが、町 内及び盛岡にある厨房に供給しており、保冷車導入により雫石牛や加工品なども取扱いできる体制とな り、町内産の各種農畜産物の供給による地産地消の推進と販路拡充にもつながっています。また、都市圏 向けの流通は系統出荷中心で、市場や卸へのトップセールスを生産者とともに実施しながら、安定生産と 安定供給による信頼関係を構築しており、全体としては概ね順調に推移しました。 B 施策の方向 農産物安定供給対 策の促進 地産地消流通シス テムの活用 教育との連携強化 農業体験の推進 施策の方向の説明 判定 農家の人口の減少や高齢化などで需要に見合う生産が難しい面もありますが、J A部会を中心に生産体制及び品質確保に努めており、市場関係者や仲卸業者への町 も参加したトップセールスも継続実施し情報交換しながら需要に応じた生産を実施 しており、農産物安定供給については概ね順調に推移しました。 b 町内とその近郊の宿泊施設等への町内産農畜産物の食材提供事業は、計画期間内 に町内での豪雨災害発生や消費税増税などの影響もありましたが、雫石牛など冷蔵 品の扱いを開始し、雫石駅と道の駅の産直統合による供給体制の強化、小口取引厨 房開拓などにより取引は平成27年度実績で前年度の110%と増加しており、概ね順調 です。 町内小学校の学校農園の取り組みは全校で継続実施され、毎年、産業まつりで展 示し広く紹介しました。給食食材の地産地消はコメの全量地元産は継続のほか、学 校により異なるものの一部では産直生産者からの野菜等の給食食材提供も行われて います。学校側でも毎月1回地場産品を使った給食提供も行っており、概ね順調で す。 県外からの教育旅行客数は25年の豪雨災害もあり、東日本大震災前の水準には戻 らず、平成27年度実績も前年度を下回りました。後期計画においては、新たな観光 交流活性化行動計画に基づくグリーン・ツーリズムの取り組みを推進していきます。 b b c 販路の拡充 JAの各部会と連携しトップセールスを通じて県外の主要な卸売業者や市場関係 者への売り込みの実施により、JA系統出荷品目の販路は確保できています。また、 地産地消の夕べによる近隣消費者への食材等のPRや農産物食材提供供給事業によ る町内外飲食店や宿泊施設への農産物販路拡充、雫石牛フェアを通じた流通業者と の連携も進んでおり、概ね順調に推移しました。 b 冬野菜の栽培拡充 周年出荷体制の構築に向けた県事業活用により、ビニールハウス栽培による冬季 葉物やきのこ類の施設導入支援をしていますが、冬期間の出荷量の確保は十分とは いえません。冬季間の生産出荷品目、出荷量はどうしても少なくなり、加工による 商品化も十分とはいえない状況にあり、改善が必要です。 c 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 13 施設 14 施設 14 施設 14 施設 15 施設 実績値 13 施設 13 施設 14 施設 14 施設 14 施設 14 施設 地産地消流通システ 目標値 - 68 店舗 72 店舗 76 店舗 78 店舗 80 店舗 ム活用店舗数 実績値 64 店舗 42 店舗 51 店舗 48 店舗 63 店舗 70 店舗 新規流通経路開拓店 目標値 - 12 店舗 14 店舗 16 店舗 18 店舗 20 店舗 舗数 実績値 10 店舗 4 店舗 5 店舗 5 店舗 19 店舗 0 店舗 町内産直施設数 - 41 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力みなぎるまち 基本施策 1 持続的に発展可能で魅力的な農林業を展開するまちづくりをします 施策 4 「植える、育てる、利用する」森林の循環を促進します 施策の目的 森林の持つ活力を最大限に発揮できる環境を整備し、「植える→育てる→利用する」という森林の循環を促 進します。 進捗状況説明 進捗状況 間伐促進から伐採及び伐採後の植林を推進し、平成27年度からは森林資源循環を促進するた め、植林及び植林後の保育作業の支援に切り替え、平成27年度は前年度より大幅に下がりまし たが、植林面積は5ha増加しております。民間住宅及び公共施設への町産木材利用についても町 単補助による支援、雫石中学校の改修及び武道館建築に向けた連携により今後の利用が見込ま れています。木質バイオマス利用の新たな取り組みは無かったものの、全体として森林資源の 循環促進に向けての取り組みは概ね順調に推移しました。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 森林循環の促進 町有林、財産区有林以外の民有林の森林資源循環を促進するため、平成27年度か ら従前の間伐支援事業を見直し、伐採後の植林・育樹を促進する助成に組み替えて の支援事業としたことにより、植林による造林も徐々に行われてきており、森林資 源の循環は概ね順調です。 b 森林所有者変更時の届出制度や伐採届出制度の周知を町広報紙等で実施するほ か、公有林について平成27年度に林業対策専門員を雇用し森林経営計画の策定に向 けた調査を開始しています。林業従事者の育成と確保については事業者毎の対応に とどまっており、実際の森林所有者の適切な森林管理や林業従事者の確保の成果が 得られるまでには至っておりません。 c 平成26年度から町産木材を利用して建築する住宅への補助制度をスタートさせ、 26年度1件、27年度1件の実績となりました。中学校の改修事業と武道館建築事業計 画について学校教育課と連携しながら町産材を供給できる体制を確保しました。公 共施設や個人住宅への木材利用促進については概ね順調に推移しました。 b 前期計画期間中における新たなチップボイラー設備導入やバイオマス施設導入は ありませんでしたが、既存2施設(県営温水プール、雫石診療所)でのチップボイラ ーは継続利用されています。家庭における木質燃焼機器の導入者は増えており薪需 要も見込まれますが、農業用施設への気質燃料による加温設備は石油価格の下落も あり、進んでいないのが実態です。 c H25.8月の豪雨災害による林道災害復旧は、復興整備課主体により平成27年度内に 完成しました。また、林道の適正維持管理のための修繕も実施しており、林道施設 はかつてない規模の災害から短期間で復旧を終えたことから概ね順調といえます。 b 七ツ森森林公園の森林下刈りや散策道の補修等の管理を状況に応じて毎年実施 し、森林関係者により開催してきた育樹祭の開催を平成27年度から小学生と地域住 民の参加による植樹とすることで町民が森林にふれあう機会を創出するなど、木育 促進は概ね順調です。 b 森林の適正管理 指導 町・県産材の活 用推進 木質バイオマス エネルギーの活 用 生産基盤の整備 森林レクリエーシ ョンと木育の促進 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 ― 25% 30% 35% 38% 40% 実績値 21.6% 31% 42% 63% ― ― 目標値 ― ― ― ― 50% 50% 実績値 19.3% ― ― ― 59.06% 36.24% 間伐材搬出率 植林率 - 42 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力みなぎるまち 基本施策 2 地域資源を活かした魅力あふれる観光のまちづくりをします 施策 1 魅力ある観光メニューを確立し多様なニーズに対応できる人材の育成と受入態勢を整備します 施策の目的 多様化する観光ニーズに対応し、新たな観光資源の発掘と拠点の整備による観光振興策を講じ、快適な観 光を支える人材の育成と受入態勢を整備します。 進捗状況説明 進捗状況 継続した観光振興策に加え農業分野との連携に取り組みましたが観光客入込数、宿泊数とも に目標値に達していません。観光推進体制を強化するため観光まちづくり組織(DMO)の形成に 取り組む必要があるほか、多様なニーズに対応できる人材の育成と受入れ態勢の整備が遅れて います。 C 施策の方向 観光メニュー開 発と新たな観光 拠点づくりの推 進 体験・滞留・滞在 型観光の強化 地産地消と食の 連携による観光 メニューの確立 「もてなし」の地 域づくり 観光担い手等育 成支援 施策の方向の説明 判定 しずくいし観光協会の事業支援及び着地型旅行商品の販売に取り組んだ ほか、雫石よしゃれ祭やいわて雪まつり、南部よしゃれ全国大会等の集客イ ベントを鋭意実施し、観光客入込数は2,126千人回で対前年比103.7%に増加 しましたが、目標値に達していません。 c 町グリーン・ツーリズム推進協議会の支援を通じて教育旅行受入れに取り 組みましたが、受入者数は553人で対前年比61%の実績にとどまりました。 民間事業者が取り組む自然資源を活かしたエコツーリズムは、充実した事業 展開により利用者数は増加傾向にあります。 「しずくいし料理研究会」による新たな料理メニューの開発や「雫石地産 食楽部」の開催、雫石まるごとグルメフェアで開発された雫石スープカレー の常時提供のほか、町グリーン・ツーリズム推進協議会の重っこ料理開発を 支援し、雫石の食と観光の連携による取り組みに努めています。 しずくいし観光協会事業の支援を通じて、町内観光地を説明でき案内でき る接客向上や会話や態度など心がこもった接遇向上に取り組んでいますが、 一部ではクレームも寄せられており全体的なレベルアップが必要です。 しずくいし観光協会、鶯宿温泉観光協会、町グリーン・ツーリズム推進協 議会など関連組織の支援を通じて態勢強化を行いましたが、宿泊施設の休廃 業や事業の縮小などによる自主財源の脆弱化が進んでいます。観光の担い手 については、観光ガイド養成が実践的訓練の段階に入っています。 c b c c 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 243.1 万人 246.0 万人 252.0 万人 256.0 万人 260.0 万人 実績値 243.1 万人 207.3 万人 222.3 万人 223.0 万人 205.1 万人 212.6 万人 目標値 - 48.1 万人 48.5 万人 49.0 万人 49.5 万人 50.0 万人 実績値 48.1 万人 33.3 万人 38.9 万人 38.9 万人 36.1 万人 35.6 万人 グリーンツーリズム 目標値 - 29 軒 32 軒 35 軒 37 軒 40 軒 受け入れ農家数 実績値 27 軒 29 軒 27 軒 31 軒 33 軒 29 軒 目標値 - 22 人 24 人 26 人 28 人 30 人 実績値 20 人 20 人 20 人 21 人 21 人 21 人 農産物提供店認定店 目標値 - 44 店舗 48 店舗 52 店舗 56 店舗 60 店舗 舗数 実績値 40 店舗 46 店舗 43 店舗 36 店舗 36 店舗 37 店舗 観光客入込数 宿泊客数 観光ガイド登録数 - 43 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力みなぎるまち 基本施策 2 地域資源を活かした魅力あふれる観光のまちづくりをします 施策 2 「雫石」を効果的に情報発信し周辺自治体と連携した観光誘客に努めます 施策の目的 町の観光情報を効果的に提供し、周辺自治体との広域的連携による魅力を高めた誘客に努めます。 進捗状況説明 進捗状況 観光専用ポータルサイトの立ち上げや広告プロモーション事業の展開、観光大使の増員によ る情報発信のほか、県境を越えた広域観光連携の推進については順調に事業を展開できていま すが、観光サインの統一、観光資源の連携強化は取り組みが遅れています。 B 施策の方向 観光情報提供の 拡充 観光サインの統 一 観光資源の連携 強化 県境を越えた広 域連携の推進 施策の方向の説明 判定 町ホームページ上に観光情報専用のポータルサイト「雫石ファンクラブネ ット」を立ち上げ、観光関連施設とリンクさせ観光情報を迅速に提供してい るほか、広告プロモーション事業で動画配信によるPRに努めています。観 光大使の活用については、観光大使設置要綱を定め平成24年度から運用を開 始し、委嘱者数は21人に拡大が図られています。 b 標識の設置状況について、現況調査を実施しましたが、統一デザイン導入 の検討段階には至っておらず、必要性も含め町としての整備方針を検討する 必要があります。 c しずくいし観光協会が取得した第2種旅行業を活かし着地型旅行商品の造 成に取り組みましたが、総体的な観光客入込数の増加にはつながっていませ ん。雫石スキーリゾートエリア協議会の活動を支援し、町内3つのスキー場 の共通リフト券発行事業等を展開しましたが、スキー客入込数は雪不足の影 響を受け前年度を下回りました。 c 盛岡八幡平広域観光推進協議会や秋田岩手広域観光推進協議会、雫石・田 沢湖・角館地域誘客促進事業実行委員会に参画し共同パンフレットの製作や 県外キャンペーンの展開で県境を越えた広域連携に努めています。 b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 観光協会ホームペー 目標値 - 310,000 件 320,000 件 330,000 件 340,000 件 350,000 件 ジアクセス数 実績値 299,410 件 654,000 件 946,902 件 1,005,287 件 1,071,632 件 1,389,661 件 目標値 - - 1人 2人 3人 4人 実績値 - - 16 人 16 人 21 人 21 人 観光大使委嘱人数 - 44 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力みなぎるまち 基本施策 2 地域資源を活かした魅力あふれる観光のまちづくりをします 施策 3 積極的な誘客活動と交通アクセスの充実に努めます 施策の目的 観光商品を売り込む誘客活動を積極的に展開するとともに、すべての観光客が来遊しやすい環境を整備し ます。 進捗状況説明 進捗状況 観光客入込数は目標値の達成には至らず、秋田新幹線の停車本数の増便が実現していないこ とや観光二次交通アクセスの整備については取り組みが遅れていますが、しずくいし観光協会 や鶯宿温泉観光協会の誘客活動支援、町内の観光施設と首都圏観光エージェントとをつなぐ商 談会を開催するなど、各種事業を展開しました。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 誘客活動の強化 八幡平国立公園協会や岩手県が主催する商談会に参加しプロモーション 活動を展開したほか、町内の観光関連施設・団体と連携し首都圏観光エージ ェントとの商談会を開催、首都圏への観光販売促進実践アドバイザーの設 置、プレミアム旅行券の発行等に取り組み、観光客入込数は目標値に達して いないものの、2,126千人回で対前年比103.7%に増加しました。 b 民間活力の支援 小岩井農場と主要なつなぎ温泉宿泊施設、鶯宿温泉宿泊施設が参画してい る地産馳走プロジェクトを側面から支援した他、東京都で首都圏観光・商工 イベントを展開し、町内民間施設のPR活動を支援しました。 b しずくいし観光協会による第二種旅行業を活かし首都圏や仙台圏をター ゲットとした観光メニューや着地型旅行商品の開発に取り組んでおり、県外 からの観光客入込数は750千人回と対前年比で101.8%に増加しました。 b 雫石駅で乗降する観光客の増加をめざし、観光二次交通対策として観光ワ ンコインタクシー事業とレンタサイクル事業に取り組みましたが、企画、運 用に時間を要し、また、企画内容の周知不足から低調な利用実績となったほ か、鴬宿温泉観光協会が実施していた無料シャトルバス運行貸切バス料金の 高騰を理由に運行を断念しており、二次交通アクセスの環境は十分ではあり ません。 c 大都市圏からの 誘客増加 二次交通アクセ スの整備 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 観光協会取扱い旅行 目標値 - 1,000 人 2,000 人 3,000 人 4,000 人 5,000 人 者数 実績値 - 3,751 人 2,060 人 7,339 人 1,391 人 1,001 人 県外からの観光客入 目標値 - 968,000 人 976,000 人 984,000 人 992,000 人 1,000,000 人 込数 実績値 959,950 人 759,434 人 869,165 人 824.982 人 736,846 人 750,186 人 - 45 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力みなぎるまち 基本施策 2 地域資源を活かした魅力あふれる観光のまちづくりをします 施策 4 外国からの観光誘客をすすめ外国人観光客の受入態勢の充実を図ります アジアを中心とした旅行需要に適切に対応するため、外国人観光客を対象とした情報発信の強化や受入態 勢の充実を図ります。 施策の目的 進捗状況説明 進捗状況 英語、韓国、中国、台湾に対応した多言語パンフレットの作成や多言語ホームページの開設、 台湾観光プロモーション、タイ市場開拓事業に取り組み、雫石町の魅力を情報発信し、外国人 観光客は台湾を主体として徐々に増えています。今後も台湾、タイをターゲットに情報発信を 展開するほか、個人旅行客に対応した受入態勢の整備が必要です。 施策の方向 外国人対応メニ ューの開発 外国人へ向けた 情報発信の強化 外国人受入態勢 の整備 広域連携の推進 花巻空港利便性 向上への要望 B 施策の方向の説明 判定 町グリーン・ツーリズム推進協議会が主体となり、外国人向けの体験メニ ューの研究に取り組んでいますが、その体験メニューを盛り込んだ観光ルー トの販売までには至っていません。 c 英語版、韓国語版、繁体字版の観光パンフレットの作成や多言語ホームペ ージの開設、盛岡広域振興局と連携した台湾観光プロモーション事業、タイ 市場開拓事業に取り組み、雫石の観光情報の積極的な発信に努めており、台 湾を中心に外国入観光客数は徐々に増えています。 b 観光物産センターと道の駅雫石あねっこが日本政府観光局 (JNTO) から 外国人観光案内所の認定を受け、両施設の施設案内に英語表記を加え、公衆 無線LAN(Wi-Fi)の整備を進めたほか、しずくいし観光協会が英語で対応で きるスタッフを設けていますが、道路に設置されている誘導案内標識の英語 等表記は十分と言える状態ではありません。 c 秋田岩手広域観光推進協議会、雫石・田沢湖・角館地域誘客促進事業実行 委員会に参画するとともに、秋田空港利用促進協議会に加入し、秋田空港を 利用する外国人観光客の誘客に努め、台湾からの訪日観光客は増加傾向にあ ります。 b 空港のハード面での大幅な機能向上が図られ、外国からのチャーター便受 け入れ態勢が改善され、台湾からの来訪者数は上昇しています。 b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 26,927 人 30,200 人 33,400 人 36,700 人 40,000 人 実績値 26,927 人 8,113 人 7,652 人 10,649 人 13,856 人 15,924 人 外国人観光客数 - 46 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力みなぎるまち 基本施策 3 特性を活かした地域産業と魅力的な商業のまちづくりをします 施策 1 地域産業の育成による雇用促進と魅力ある特産品の開発・販売促進に取り組みます 恵まれた自然環境を活かした本町ならではの産業の育成と雇用の促進に努めるとともに、地元からの内発 的産業起こしを支援し、魅力ある特産品の開発や販売経路の拡大と効率化、迅速化を促進します。 施策の目的 進捗状況説明 進捗状況 食品製造卸売業者の誘致が順調に進み、中小企業の経営支援対策も概ね順調ですが、地場産 業の市場開拓支援や内発型産業の育成については成果が不十分であり、特産品の開発・販売促 進は地域ブランドとしての確立までには至っていません。 C 施策の方向 産業と人材の育 成による雇用促 進 町の特性を活か した企業誘致活 動の継続 地場産業の市場 開拓支援 地域ブランドづく りの推進 中小企業の経営 支援 施策の方向の説明 判定 農業の6次産業化支援並びに物産振興支援に取り組んでいますが、内発型 産業の拡充には至っていません。 c 盛岡広域地域産業活性化協議会及び在京盛岡広域産業人会での活動に参 画し企業誘致活動を継続して行っており、食品製造卸売業者の誘致を進めま した。 b 町単独で物産等販売促進活動費を助成し特産品の販路拡大に取り組んで います。また、雫石商工会が商品の魅力発信やネット販売に取り組んでおり ましたが、平成27年度をもって取り組みを終了しています。 c 特産品販売促進活動費補助事業により新商品が開発されていますが、商品 としての品質向上や販路開拓のほか、商品の認知度アップ活動の展開が必要 です。 c 設備改善利子補給や小規模小口資金保証料補給、東日本大震災復興資金保 証料補給、経営改善資金利子補給、中小企業災害復旧資金等利子補給により、 町内中小企業の経営支援を行いました。 b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 7 事業所 7 事業所 7 事業所 7 事業所 8 事業所 実績値 7 事業所 7 事業所 7 事業所 7 事業所 7 事業所 8 事業所 目標値 - 100% 100% 100% 100% 100% 実績値 97.9% 97.6% 100% 100% 100% 100% 県アンテナショップ商 目標値 - 4件 5件 5件 6件 6件 品取扱い件数 実績値 4件 4件 5件 5件 5件 5件 誘致企業数 新規高卒者の就職率 - 47 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 4 産業力を高め合い活力みなぎるまち 基本施策 3 特性を活かした地域産業と魅力的な商業のまちづくりをします 施策 2 賑わいと魅力ある商店街づくりに取り組みます 施策の目的 中心商店街に特色ある商店を増やし誘客を促進するとともに、観光客との交流により活力ある商業活動が 行われるよう魅力ある賑わいと潤いに満ちた商店街の形成に取り組みます。 進捗状況説明 進捗状況 軽トラック市の来場者は増加傾向にあり中心市街地の賑わいづくりは順調です。軽トラック 市の企画運営には商店街の若手店主等が率先して携わっており、商店街の人材育成の観点にお いても概ね順調ですが、まちづくり拠点施設の有効活用における成果が不十分であり、空き店 舗対策を含め日常的な賑わいと魅力ある商店街づくりは遅れています。 C 施策の方向 中心市街地活性 化事業の推進 商店街人材育成 各種イベントとの 連携強化 「まちづくり拠点 施設」の有効活 用 空き店舗対策の 支援 施策の方向の説明 判定 雫石商工会が主体となって行う軽トラック市やあねさん市の開催、来客用 駐車場設置を支援し、軽トラック市は年間7回開催し、来場者数は延べ25,800 人で対前年比1,000人増(104%)となり、年々増加傾向にあります。 b 商店街の若手事業者が軽トラック市実行委員会の役員となり企画・運営に あたっており、「全国軽トラ市」への参加により多方面の企画・運営方法を 習得するなど、イベントの企画力や実行力は向上しています。 b 軽トラック市は全国軽トラ市を介して全国のネットワークが構築されて きており、通常の軽トラック市に他県の特産品が並ぶなど相乗効果が図ら れ、来場者数は年々増加傾向にあり、商店街活性化に貢献しています。 b まちおこしセンターは、指定管理業務において地場産品研究開発、まちな か情報発信、郷土芸能等普及宣伝、伝統工芸紹介・体験事業を展開したほか、 自主事業でうたごえ喫茶事業の展開やランチバイキングをはじめ食の提供 イベントの開催など実施しましたが、来館者数の大幅な増員には至っていま せん。指定管理者である雫石商工会の申し入れにより、協定年度途中であり ましたが指定管理を取り消すこととなりました。 c まちおこしセンターの厨房貸出事業により起業者支援を行いましたが、空 き店舗が増加傾向にあります。地域住民や商店主等で構成する「よしゃれ通 りまちづくり推進会議」で協議・検討を進め、中心商店街の活性化に向けて 行動する住民組織「雫石よしゃれ通り活性化委員会」が設立されました。 c 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 地元購買率(品目総 目標値 - 60% 61% 61% 62% 63% 合) 実績値 58.4% 58.4% 58.4% 58.4% 58.4% 58.4% 目標値 - 158.0 億円 158.0 億円 159.0 億円 159.0 億円 160.0 億円 実績値 157.5 億円 157.5 億円 157.5 億円 157.5 億円 157.5 億円 115.3 億円 中心商店街の営業店 目標値 - 47 店舗 48 店舗 48 店舗 49 店舗 50 店舗 舗数 実績値 47 店舗 51 店舗 48 店舗 49 店舗 49 店舗 48 店舗 年間商品販売額 - 48 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 1 犯罪や事故がなく災害に強いまちづくりをします 施策 1 防犯活動を推進し犯罪のない安全なまちをつくります 施策の目的 防犯意識の高揚と地域防犯体制の強化により、犯罪の発生、被害を減らします。 進捗状況説明 進捗状況 刑法犯総数は減少傾向で推移しています。犯罪のない安全な町づくり実現のため、鍵かけモ デル地区の指定や青色回転灯防犯パトロールの実施、地域における見守り活動などにより、防 犯対策事業は順調に推移しました。 A 施策の方向 施策の方向の説明 判定 防犯意識の啓発 犯罪発生件数は減少傾向で推移しています。犯罪のない明るい街づくりに 向けて、鍵かけモデル地区の指定などを通じ、住民の意識啓発を進めていま す。 a 防犯体制の強化 青色回転灯防犯パトロールの実施や地域における見守り活動により、防犯 対策活動の推進は順調です。 a 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 犯罪認知件数(刑法 目標値 - 120 件 120 件 120 件 0件 0件 犯罪発生数) 実績値 75 件 45 件 44 件 52 件 37 件 27 件 - 49 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 1 犯罪や事故がなく災害に強いまちづくりをします 施策 2 交通安全対策を推進し安全なまちをつくります 施策の目的 安全な歩行者空間や各種交通安全施設の整備充実を図るとともに道路の危険箇所を改良し、交通事故を 未然に防止します。また、交通安全意識の高揚に努め、交通事故を減らします。 進捗状況説明 進捗状況 関係機関や団体と連携した交通安全啓発活動に取り組んでいますが、人身事故については年 により増減し、交通死亡事故も発生しています。また、未だに飲酒運転による検挙者があるほ か、高齢者の関係する事故も増加傾向にあります。 防犯交通安全施設の整備については、有識者による設置検討懇談会に諮ったうえで設置して いるほか、防犯街灯については、極力、電柱添架式として経費の削減にも努めており、概ね順 調に推移しています。 B 施策の方向 交通安全計画の 推進 交通安全意識の 啓発 道路、歩道、交 通安全施設等の 整備 施策の方向の説明 判定 関係機関や団体と連携した啓発活動など交通安全への取り組みを進めて いますが、人身事故については年により増減し、交通死亡事故も発生してい る状況です。 c 交通指導員による交通安全教室の開催や町防犯交通安全協会連合会によ る啓発活動に取り組んでいますが、未だに飲酒運転による検挙者があるほか 高齢者の関係する事故が増加傾向にあります。 c 防犯交通安全施設の整備については、有識者による設置検討懇談会に諮っ たうえで設置しているほか、防犯街灯については、極力、電柱添架式として 経費の削減にも努めており、概ね順調に推移しています。 a 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 40 件 40 件 40 件 40 件 0件 実績値 44 件 37 件 47 件 31 件 26 件 38 件 目標値 - 0人 0人 0人 0人 0人 実績値 2人 5人 0人 4人 2人 6人 目標値 - 0人 0人 0人 0人 0人 実績値 0人 1人 3人 0人 0人 4人 交通事故発生件数 飲酒運転検挙者数 交通事故死者数 - 50 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 1 犯罪や事故がなく災害に強いまちづくりをします 施策 3 自然災害に強いまちをつくります 施策の目的 水害、土砂災害等の発生を抑制するとともに、自然災害が発生した場合の被害を最小限に止め、災害に強 い安全なまちをつくります。 進捗状況説明 進捗状況 安全に安心して暮らせるまちづくり実現のため、国に対して砂防事業の促進を要望するとと もに、土砂流出防止や水源涵養、小学生や地域住民による植樹による森林管理を促進しました。 また、町地域防災計画の見直しや土砂災害に係る避難勧告等の判断・伝達マニュアルの改訂、 土砂災害危険箇所の指定にかかる説明会により災害対応への認識を高めたほか、他自治体との 災害時相互応援に関する協定や民間事業者との災害時における協定の締結により災害対応力向 上に向けた取り組みを進めています。 A 施策の方向 施策の方向の説明 判定 治水砂防事業の 国の八幡平山系に係る直轄砂防事業として着実に砂防堰堤が整備されて おり、治水砂防対策は順調に進捗しました。 a 早期実施 危険個所の周知 森林管理の促進 防災協定の締結 地域防災計画の 推進 土砂災害に係る避難勧告等の判断・伝達マニュアルを改訂したほか、危険 箇所の指定にかかる対象地域への説明会により災害対応への認識が高めら れました。 土砂流出防止や水源涵養など保安林の維持・管理は適正に行われていま す。また、民有林の森林管理の促進のため間伐促進助成を見直し平成27年度 からは伐採後の植林・育樹を促進する助成に組み替えて実施しているほか、 七ツ森町有林内で地元小学生と地域住民による植樹を実施するなど、森林管 理の促進は概ね順調に推移しました。 静岡県富士市、千葉県富里市、戸沢氏ゆかりの4市との災害時相互応援に 関する協定、町内福祉4法人との福祉避難所の設置運営に関する協定、民間 事業者との災害時における協定の締結により、災害対応力向上に向けた取り 組みを進めています。 災害対策基本法の一部改正や県地域防災計画の見直しを反映したほか、平 成23年3月11日の東日本大震災や平成25年8月9日の大雨洪水災害対応を踏ま えて、各課等から町地域防災計画見直し作業チーム員により、組織をあげて 町地域防災計画の見直しを行ったほか、町総合防災訓練を通じて災害対応力 向上に努めています。 a b a a 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 火 災・ 災害に よ る 死 目標値 0人 0人 0人 0人 0人 0人 傷者数 実績値 1人 0人 2人 1人 1人 1人 目標値 3,000 人 3,000 人 3,000 人 3,000 人 3,000 人 3,000 人 実績値 2,268 人 2,661 人 2,470 人 1,900 人 2,365 人 2,437 人 防災訓練参加者数 - 51 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 1 犯罪や事故がなく災害に強いまちづくりをします 施策 4 消防・防災体制を充実強化し住民生活の安全確保に努めます 施策の目的 複雑化、大規模化の傾向にある近年の災害形態に対し、円滑な消防・防災活動の支援と地域に密着した地 域防災力の強化により住民生活の安全を確保します。 進捗状況説明 進捗状況 救急業務や消防業務は有事の際に支障なく行われています。消防団員数は、ここ数年同数程 度で推移していますが、消防操法協議会や消防演習などを通じて消防技術の向上や防火意識の 高揚を図るとともに、装備品についても計画的に更新しているほか、情報伝達をより確かなも のとするために、防災ラジオを1,700台を有償配布しており、消防・防災体制充実強化による住 民生活の安全確保への取り組みは概ね順調です。 また、町地域防災計画の見直し、各自主防災会の災害時活動マニュアルの作成や自主防災訓 練の開催支援を通じて地域防災力の向上に向けて取り組んでいるほか、他自治体との災害時災 害時相互応援協定の締結や民間事業者との災害時における協定の締結により災害対応力の向上 に努めています。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 救急需要への的 地域住民の生命財産を守るための消防・救急活動は適正に遂行されており、救急出 動についても支障なく実施されています。 a 確な対応 円滑な消防活動 の確保 地域の自主防災 体制の整備 危機管理意識の 普及啓発 防災情報伝達体 制の充実 災害の応急、復 旧体制の確立 消防団員数は、ここ数年同数で推移しています。 消防操法協議会や消防演習、研修を通じて消防団員の消防技術や防火意識の高揚 が図られているほか、装備品の更新についても計画的に進めており、概ね順調に推 移しております。 地域コミュニティ形成推進事業創設以来、自主防災組織の設置率(対行政区)は 86.4%に達しており、各組織とも防災訓練などを通し、有事の際の対応や日頃の備え に対する意識が高まっていますが、未組織の地域があり、組織化を促す必要があり ます。 平成23年3月の東日本大震災や平成25年8月の大雨洪水災害等、実際の経験を通し て有事の際の対応や日頃の備えに対する意識が高まっているほか、防災訓練を通じ て自主防災組織における危機管理意識の醸成は概ね順調に推移していますが、未組 織地域の組織化を促す必要があります。また、火災は盛岡地区広域消防組合管内に おいて高い出火率であることから、自主防災組織や関係機関及び消防団と連携し、 防火意識の高揚を図る必要があります。 防災情報の多様な情報伝達手段整備の視点から、防災行政無線の内容を随時確認 できるように電話応答サービスを運用するとともに、いわてモバイルメールや町ホ ームページ、ツイッターでも防災行政無線の放送内容を確認できるようにしていま す。また、防災ラジオについては、ニーズを想定して1,700台を有償配布したことに より、防災情報伝達体制の推進は概ね順調です。 大雨等による自然災害に対応するため、他自治体との災害時相互応援協定の締結 や民間業者との災害時における協定の締結により災害対応力の向上に努めたほか防 災訓練などを通じて知識と技術の普及に努めており、概ね適切に対応しています。 b b b b b 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 0件 0件 0件 0件 0件 実績値 5件 2件 13 件 11 件 7件 11 件 目標値 - 74 組織 74 組織 74 組織 74 組織 74 組織 実績値 50 組織 63 組織 64 組織 64 組織 64 組織 64 組織 火災発生件数 自主防災組織の数 - 52 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 2 快適で便利な住環境が整うまちづくりをします 施策 1 快適で便利な道路環境を整えます 広大な町土の地域間・集落間を有機的に連結する循環道路網の整備を推進するとともに、住民生活に密着 した生活関連道路の安全の確保を図り、道路景観に配慮した潤いのある快適な道路空間を形成します。 施策の目的 進捗状況説明 進捗状況 生活道路の改良や舗装工事等の整備要望は多数ある状態ですが、道路改良率は目標値をほぼ 達成していることから、快適な道路空間の形成は概ね順調です。 B 施策の方向 施策の方向の説明 判定 道路整備と適切 道路整備及び管理については、ほぼ計画どおりの成果となっており、概ね 順調に推移しました。 b 道路愛護活動は74行政区全てが事業実施していただき、良好な道路環境が 保たれました。 a 体制については発注者と受託者が連携し地域の状況に応じて業務を実施 しましたが、住民からの苦情・要望もあることから、今後も迅速かつ丁寧な 作業に努めます。また、住民との協働については小型除雪機貸出、燃料費の 助成、住宅地での作業協力について、ほぼ計画通りですが、今後更に推進し ていきます。 c な管理 道路愛護活動の 支援 除排雪体制の整 備推進 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 64.3% 64.4% 64.5% 64.6% 64.7% 実績値 64.2% 64.1% 64.3% 64.3% 64.4% 64.5% 目標値 - 50.6% 50.7% 50.8% 50.9% 51% 実績値 50.5% 51.2% 51.4% 51.4% 51.4% 51.5% 道路改良率 道路舗装率 - 53 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 2 快適で便利な住環境が整うまちづくりをします 施策 2 良質な水道水を安定して提供します 施策の目的 住民がいつでも安心して水道水を使用することができるようにします。 進捗状況説明 進捗状況 災害時に備え各施設の点検及び機器の更新を実施し、安心・安全な水道水の提供を行なって います。また、水道未普及地域に対しては生活用水確保事業として、補助金制度を創設し支援 しています。 A 施策の方向 給水施設整備に よるサービスの 施策の方向の説明 判定 水道未普及地域については、生活用水確保事業補助金により支援していま す。 b 漏水防止対策として配水管の更新工事、突発的な漏水による修理、漏水調 査結果による修理を実施しています。 b 災害時に備え、中央浄水場の改築整備を実施しており、防災対策は順調に 進んでいます。 a 小学生の施設見学や中高生の体験学習の受入れを実施し、子どもたちの水 道の役割について理解を深めています。また、広報等による啓発活動を行っ ています。 a 各水源については、毎年の環境整備と年2回の水質検査を行い保護・管理 に努めています。 a 向上 漏水防止対策の 強化 災害時の給水体 制強化 水道普及活動の 推進 水源の確保と保 護 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 81.4% 81.5% 81.7% 81.8% 82% 実績値 81.2% 80.7% 81.7% 83.5% 85.9% 85.5% 水道普及率 - 54 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 2 快適で便利な住環境が整うまちづくりをします 施策 3 下水道などの普及を進め快適な生活を確保します 施策の目的 快適な生活環境をつくり、生活排水で河川等の公共用水域が汚れないようにします。 進捗状況説明 進捗状況 下水道事業・浄化槽事業については、概ね順調に整備及び接続がなされていますが、農集排 事業については、世帯の高齢化が進み次世代による新築・改築と同時に接続を予定している世 帯が多く、なかなか接続が伸びていない状況にあります。また、県が実施している流域下水道 鴬宿幹線の整備が遅れていましたが、戸沢橋への添架工事が完了し、天戸西地区までが供給開 始となりました。 B 施策の方向 汚水処理施設整 備による水質の 施策の方向の説明 判定 下水道等普及率は、概ね目標を達成し順調ですが、流域下水道鴬宿幹線及 び公共下水道御所地区の整備が計画より遅れています。 b 汚水処理3事業全体としては、接続率が目標を達成し順調ですが、農業集 落排水区域においては水洗化率が68.8%と伸び悩んでおります。 b 農業集落排水施設からの発生汚泥は適正に処理されています。個人浄化槽 の設置・維持管理に対する補助事業も順調に推移しており、5ヶ年で設置98 基、維持管理154件に補助金を交付しました。 a 県の流域下水道鴬宿幹線事業の戸沢橋への添架工事が完了し、天戸西地区 まで供用開始となりました。 b 保全 水洗化の促進 汚水処理施設の 適切な維持管理 流域下水道整備 の促進 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 75.1% 76.1% 77.6% 78.7% 80.5% 実績値 72.6% 75.6% 76.8% 78.3% 78.7% 79.7% 目標値 - 78.5% 79.3% 80.0% 80.8% 81.5% 実績値 77.8% 83.7% 83.8% 84.3% 85.1% 85.8% 目標値 - 63.3% 64.5% 65.9% 67.5% 69.5% 実績値 - 63.3% 64.4% 66.0% 67.0% 68.4% 下水道等普及率 下水道等接続率 水洗化率 - 55 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 2 快適で便利な住環境が整うまちづくりをします 施策 4 人に優しいまちづくりを推し進めます ユニバーサルデザインに配慮した公共施設の改修を推進するとともに、「すべての人にとって快適である」と いう視点に立ち、住民誰もが暮らしやすく、また、訪れるすべての人に優しいユニバーサルデザインによるまち づくりを推進します。 施策の目的 ※ユニバーサルデザイン:文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害、能力の如何を問わずに利用することが できる施設・製品・情報の設計(デザイン)。 進捗状況説明 進捗状況 お互いを思いやる気持ちを育むために、小学生を中心にユニバーサルデザインの考え方の普 及に努めています。また、民間事業者や各種団体で構成するユニバーサルデザイン推進会議委 員が率先して指導を行っております。更に広報や民間事業者が主催するセミナー等を通じて普 及に努めており、後期計画では特に幅広い年齢層に理解してもらえるように取り組みます。 B 施策の方向 心のユニバーサ ルデザインの推 進 協働によるユニ バーサルデザイ ンの推進 施設(建物)のユ ニバーサルデザ インの推進 施策の方向の説明 判定 お互いを思いやる気持ちを育むために、小学生を中心に講座を行いユニバ ーサルデザインの考え方の普及に努めています。 a ユニバーサルデザイン推進会議委員が率先して指導を行っています。ま た、広報や民間事業者が実施するセミナー等を通じてユニバーサルデザイン の趣旨の普及に努めました。 a 公共施設はオストメイトの設置等トイレの改善が進み、多くの方が使いや すい施設となっています。また、新しく建設される商業施設等は初めからユ ニバーサルデザインに配慮された建物になっています。 b 安全で快適な交 通体系の整備 b 歩行者の安全に配慮した歩道整備等は概ね順調に整備されています。 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 ユニバーサルデザイ 目標値 - 195 人 200 人 200 人 200 人 200 人 ン講座参加人数 実績値 191 人 998 人 928 人 624 人 517 人 308 人 ユニバーサルデザイ 目標値 - 30% 35% 40% 45% 50% ン認知度 実績値 23.5% - 22.4% - - 41.4% ※ユニバーサルデザイン認知度については、町民意識調査等で把握しておりますが、平成 25、26 年度については 調査未実施のため、認知度を把握していません。 - 56 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 2 快適で便利な住環境が整うまちづくりをします 施策 5 快適で安らぎのある居住環境の保全、整備を推し進めます 施策の目的 公営住宅等の計画的な更新を推進するとともに、地域に密着した公園・緑地等を適切に管理し、住民や町を訪 れる人々も安らげる住環境の整備と、住民が知りたい、知る必要がある情報を随時得ることができる環境づく りを推進します。 進捗状況説明 進捗状況 木造住宅の耐震診断については、実績が無く耐震工事には至っていません。町営住宅及び公 園管理については効率的な管理ができ概ね順調です。誰でも快適で便利な情報サービスが利用 できる環境については、全町で光ファイバーによる高速情報通信網が整備され約5割の世帯が利 用しており概ね順調です。 B 施策の方向 施策の方向の説明 安心できる住宅 平成26年度から木造住宅耐震診断、耐震改修とも実績が無く、原因としては東日 本大震災で大きな被害を受けなかったため、耐震に対する意識の低下が考えられま すが、各地で地震が頻発していることから今後も啓発に取り組みます。 全般的な管理・運営については、町条例・長寿命化計画に基づき適切に実施しま した。老朽住宅の建替え計画については、平成26年に入居者説明会を行いましたが、 福祉的な面で検討が必要となり、後期計画では検討を行い事業に取り組みます。 づくり支援 町営住宅等の適 切な管理 公園施設の適正 な管理 住宅情報の提供 による定住支援 ICT 利活用の推 進 高速情報推進網 の活用推進 判定 c b 公園内遊具施設の点検を行い、危険度の高い遊具については補修を実施し、安全 対策は順調に進捗しました。 a 定住促進住宅の入居率は低下しており、改善が必要なことから、後期計画では入 居率向上に向けた対策に取り組みます。また、空き家バンクへの登録が少なく定住 希望者に対し、有効な情報を提供できないため、今後、空き家調査の結果を基に、 活用可能な空き家の洗い出しを行います。 c 児童用コンピュータ適正配置による学校教育を通じたICT能力向上体制は整備さ れており、生涯教育でもパソコン教室を開催しています。また、ICTを活用した公共 サービスの充実については、平成25年度からはSNSを活用した情報発信、平成26年度 には町ホームページのリニューアルに取り組み、スマートフォンへの対応など、町 民が必要な行政情報等を適時的確に得られるように取り組みました。 a 光ファイバーによる高速情報通信網が整備され快適で便利な情報サービスが利用 できるようになり、利用者も着実に増えていることから(光通信接続率H23:32% ⇒H27:47%) 、高速情報通信網の活用促進については順調に進捗しました。また、 スマートフォンの普及により、誰でも手軽にインターネットに接続し、快適で便利 な情報サービスが利用できる環境になりました。 a 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 目標値 - 100% 100% 100% 100% 100% 実績値 96.3% 92.5% 90.45% 92.12% 88.38% 85% 公園に対する苦情件 目標値 - 0件 0件 0件 0件 0件 数 実績値 0件 0件 0件 1件 1件 0件 インターネットを利用 目標値 - 36% 37% 38% 39% 40% (接続)している人の 実績値 29.2% 32.0% 37.6% 45.4% 48.5% 47% 町営住宅入居率 割合 - 57 - 第二次総合計画前期基本計画 施策評価結果 施策大綱 5 安全に安心して暮らせるまち 基本施策 2 快適で便利な住環境が整うまちづくりをします 施策 6 利便性の高い交通体系を整備します 施策の目的 住民の生活交通を確保し、住民にとって利便性の高い公共交通システムを構築します。 進捗状況説明 進捗状況 あねっこバスは、患者等輸送バスの廃止に伴い平成28年度から町内全域を対象とする運行に 見直しを行い、さらに運行経路や停留所も併せて見直しを行い、利便性の向上に努めています。 また、二次交通対策として、雫石駅で乗降する観光客の増加をめざし、しずくいし観光協会 が実施する観光ワンコインタクシー事業とレンタサイクル事業を支援しましたが低調な利用実 績となるなど観光二次交通アクセスの整備については取り組みが遅れています。 鉄道交通対策においては、秋田新幹線の雫石駅停車本数増便などの要望を継続していますが、 実現の目途が立っておりません。在来線のダイヤも近年大きな改正はなく、全般的に利便性は 向上していません。 C 施策の方向 施策の方向の説明 判定 地域資源を活用 あねっこバスは、利用者からの要望により停留所の増設を実施し、年1回 運行ダイヤの見直しを行い、利便性の向上を図っています。利用者数は減少 していますが、事故等も無く安定稼働を維持しています。今後も住民ニーズ を把握しながら見直しや改善に対する検討が必要です。 b した生活交通事 業の展開 二次交通対策に よる利便性の確 保 鉄道交通対策に よる利便性の向 上 雫石駅で乗降する観光客の増加をめざし、観光二次交通対策として観光ワ ンコインタクシー事業とレンタサイクル事業に取り組みましたが、企画、運 用に時間を要し、また、企画内容の周知不足から低調な利用実績となったほ か、鴬宿温泉観光協会が実施していた無料シャトルバス運行が貸切バス料金 の高騰を理由に運行を断念しており、二次交通アクセスの環境は十分ではあ りません。 JR東日本に対しては岩手県を通じ、雫石駅への新幹線停車本数増便など を毎年要望していますが、実現しない状況が続いており、在来線の運行ダイ ヤも近年大きな改正はなく、全般的に鉄道交通の利便性は向上していませ ん。 c c 施策目標(指標)の達成状況 指標名 計画策定時 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 公共交通機関の利便 目標値 - 30% 25% 0件 0件 0件 性に対する不満足度 実績値 35.9% - 25.6% 3件 3件 0件 ※公共交通機関の利便性に対する不満足度について、平成 24 年度は町民意識調査で把握しておりますが、平成 25 年度以降は調査未実施のため、25 年度以降の指標は、投書や電話等による苦情件数としています。 - 58 -
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