高度救命救急センター

高度救命救急センター
1. 診療科の特徴
7. 研修責任者・指導医
約1200例/年の重症救急(3次救急)患者が搬入される高度救命救急セン
責任者:高須 修 教授
ターで、外傷・熱傷・循環器救急・脳血管障害・呼吸不全・消化器疾患・中毒・
教育スタッフ
敗血症など、
さまざまな重篤な内因性・外因性疾患患者の治療にあたって
救急医学会指導医2名 専門医10名、
集中治療学会専門医2名
います。ER型の救急部とは異なり、初期診療から集中治療まで、一貫して治
日本外傷学会専門医1名、
日本外科学会専門医3名
療を担当します。診療の場は救命救急センターに限らず、
ドクターヘリやド
日本脳神経外科学会専門医1名、
日本整形外科学会専門医 2名、
クターカーによるプレホスピタルケア
(病院前救急診療)にも積極的に取り
総合内科専門医1名、
認定内科医8名、
麻酔標榜医3名
組んでおり、平成28年4月からは、久留米市を事業主体として、久留米広域
日本循環器学会専門医4名、
日本消化器外科学会専門医1名
消防本部と共同して、医師同乗型のドクターカーの24時間運行を開始しま
日本消化器病学会専門医1名、
日本消化器内視鏡学会専門医1名、
した。
日本肝臓学会専門医1名、
日本消化器内視鏡学会専門医1名
また、当院は災害拠点病院であり、災害時には、
日本DMAT隊として現場か
日本小児科学会専門医1名、
日本脳卒中学会専門医1名、
らの医療や病院支援・広域医療搬送等に広く対応しています。
日本腎臓学会専門医1名、
日本透析医学会専門医1名
急性血液浄化学会認定指導者2名、
日本航空医療学会認定指導者4名
2. 専門医研修の目的・特徴
救急科専門医は、
「病気、けが、やけどや中毒などによる急病の方を診療科
に関係なく診療し、特に重症な場合に救命救急処置、集中治療を行う事を
専門とし」
「適切な診療科と連携して診療にあたり」、更に「救急医療の知識
と技能を生かし、救急医療制度、
メディカルコントロール体制や災害医療に
指導的立場を発揮」できる医師です。
(「 」内は、日本救急医学会ホーム
ページより抜粋) この様な専門医を育成することが研修の目的ですが、他
の領域の専門医研修としても役に立つ部分が多いという特色があります。
平成30年度からスタートする予定の新専門研修プログラムにおいても目的
や特色が変わるわけではありません。
3.到達目標
1)一般目標(GIO)
:
①診療科にかかわらず、急性期の危機的状況にある患者に対する初期対応
8. 研修責任者より一言
福岡県南部およびその隣県地域の最終砦として、診療科にとらわれず、様々
な領域の救急・重症患者の診療に取り組んでいます。
これからの救急医療
を担うべき高い志をもった後期研修医を心待ちにしています。ホームペー
ジを覗いてみて下さい。
http://www.hosp.kurume-u.ac.jp:80/kyumei/
9. 主な関連病院
救急救命九州研修所(ELSTA九州)、沖縄県立北部病院、済生会滋賀県病院、
済生会日田病院、済生会二日市病院、戸畑共立病院、甘木中央病院、
神代病院、嶋田病院、田主丸中央病院、
ヨコクラ病院、中村病院、金子病院、
九州医療センター
10. 連絡先
能力を習得する。 久留米大学高度救命救急センター Tel 0942-31-7643
②救急処置室での初期治療に引き続き、高度侵襲下の病態を考慮した集
担当者e-mail:
中治療が行える能力を習得する。
[email protected] 高須 修
③救急処置室のみならず、
プレホスピタル(病院前)や災害現場で、適切な
または、
[email protected] 山下 典雄
医療を展開できる臨床能力を身につける。
2)行動目標(SBOs)
:
3年で救急科専門医を取得。
その後各人が希望するサブスペシャリティーの
専門医(外傷専門医、集中治療専門医など)
を取得する。平成29年度は現行
専門研修制度の研修開始の最終年度になりますが、平成30年度から始まる
予定の新専門医研修プログラムによって認められる専門医と全く同等の資
格が得られます。
4. 取得できる資格・専門医
救急科専門医・指導医、集中治療専門医、外傷専門医、外科専門医、脳卒中
専門医、航空医療学会認定指導者、
急性血液浄化学会認定専門医など
5. 研修スケジュール
どの診療領域においても同様ですが、新診専門医制度への移行を考慮すれ
ば、確実な研修コースを選択すべきと思われるため、平成29年度開始の救
急科専門医取得コースは3年間専従型のみとします。
6. 必須症例数
急性疾病(神経系、心・血管系、呼吸器系、代謝・内分泌系、泌尿器・生殖器
系、血液・免疫系、運動器系、重症感染症、多臓器不全)20例以上、外因性救
急(外傷、重症熱傷、特殊感染症、熱中症・低体温症など環境障害、異物・窒
息・溺水・刺咬症)20例以上、
ショック5例以上、来院時心肺停止5例以上など
(救急科専門医診療実績表より)