産婦人科 1. 診療科の特徴 4. 取得できる資格・専門医 産婦人科学は、婦人科腫瘍、周産期、生殖内分泌、女性医学の4つのカテゴ 基本領域:日本産科婦人科学会産婦人科専門医 リーを集学的に取り扱う科です。産婦人科では、内科的な診断学から外科 Subspeciality:日本周産期新生児学会周産期専門医、 日本婦人科腫瘍学会婦 的な手術、更に周産期における分娩介助まで幅広い学問を研修出来ます。 人科腫瘍専門医、 日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、 日本超音波医学会 各分野の特徴: 超音波専門医、 日本臨床細胞診学会細胞診専門医、 日本生殖医学会生殖医療 婦人科腫瘍分野においては診断、治療、研究面で全国的にも有数の実績を 専門医、 日本人類遺伝学会 日本遺伝カウンセリング学会臨床遺伝専門医 残してきました。周産期分野では平成10年より総合周産期母子医療セン ターが開設され、胎内診断(胎児心臓超音波) 、 胎児治療、 並びに妊娠と内分 泌代謝(妊娠糖尿病など)などの分野に積極的に取り組んでおります。生殖 内分泌分野では平成7年度より現在まで体外受精、胚移植を実施していま す。女性医学分野では女性の更年期からのQOLを内分泌学や腫瘍学の立 場から女性ヘルスケア専門医による専門外来にてカウンセリングや治療を 行っています。 2. 専門医研修の目的・特徴 5. 研修スケジュール 3年間の後期研修により、産婦人科専門医取得に必要なすべてを習得でき ます。初年度は大学病院で研修を行い、産科病棟、婦人科病棟をローテー ションします。2年目からは専門医取得に向けて多くの手術、分娩症例をこ なすため、第一線の二次三次医療機関である出向病院での研修開始となり ます。当教室は福岡県内、熊本県内に主な産婦人科専門医研修施設(聖マ リア病院、九州医療センター、小倉医療センター、熊本市民病院など)があり ます。3年間の研修期間中に大学病院、出向病院のローテーションを行い、 当科の研修では、産科、婦人科を均等にローテーションし産婦人科の基礎 産婦人科専門医取得に必要な分娩・手術などの症例を十分に経験していく を学んで行きます。研修にあたっては、 自分の担当の症例を教授や上級医 ことが可能です。 師と、 カンファレンス、回診にてディスカッションを通じて共に治療方針を検 討してきます。 婦人科:放射線科医、病理医と合同カンファレンスを毎週行い診断、治療を 集学、多角的に検討しています。良性疾患や子宮体癌において積極的に腹 腔鏡下手術を取り入れております。 また腹腔鏡シミュレーターを用いて手術 のオフサイトトレーニングを行う事が可能です。 また腹部開腹手術では、基 本手技から解剖にそった骨盤外科手技を伝授します。子宮頸癌、子宮体癌、 6. 必須症例数 日本産科婦人科学会産婦人科専門医取得に必要な分娩症例は100例で す。他に必要な手術症例に関しては、帝王切開術執刀30例、単純子宮全 摘術手術執刀10例などです。3年の研修期間で必ず必要症例数を満たす 経験が出来ます。 7. 研修責任者・指導医 卵巣癌における化学療法、手術療法、放射線治療など集学的治療を学び、 研修指導責任者:牛嶋 公生 (産婦人科学講座主任教授) 癌治療における全般的な知識と治療経験を積む事が出来ます。 また、治験 産婦人科専門医数:59名 や臨床試験を多数行っており、 最先端の治療に触れる事が出来ます。 所属医師数:79名 産科:診断、治療方針の検討としてNICU医師、小児外科医と毎週合同カン ファレンスを行っております。分娩に関わる介助や産科救急への対応につ いて、担当医師として指導医のサポートのもと、 しっかりと研修出来ます。 研修を通じて、担当した1つ1つの症例を深く考える姿勢を身につけて、産 婦人科診療の基礎を学んで行きます。 3.到達目標 1)一般目標(GIO) : 初期臨床研修と産婦人科ローテートで身に着けた土台の上に、産婦人科研 修を行い、 日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医に必要な臨床能力を 8. 研修責任者より一言 我々は、教室員一人一人が生き生きと仕事を楽しく行い、やりがい、達成感 を感じことができる教室づくりを目指しています。研修開始後は指導医が しっかりとサポートし責任をもって一人前の産婦人科医に育てて行きます。 少しでも産婦人科に興味のある方、 もっと詳しく話を聞きたい方、教室の雰 囲気を見てみたい方、 いつでもご遠慮なく下記までご連絡下さい。 夏休みを 利用した臨床研修 (見学) なども可能ですので、 気兼ねせずご連絡ください。 9. 主な関連病院 身につける。 聖マリア病院、熊本市民病院、国立病院機構九州医療センター、国立病院機 ①産婦人科疾患の全般的な知識を身につけ、診断、治療方針の立案から症 構小倉医療センター、久留米総合病院、大牟田市立病院、公立八女総合病 例管理が出来るようになる。 院、 済生会日田病院、 社会保険田川病院、 国立病院機構佐賀病院 ②外科的手技として開腹術、 腟式手術、 腹腔鏡の基本的な手技が行えるようなる。 ③正常分娩はもとより異常分娩に対して的確な対応が出来るようになる。 10. 連絡先 2)行動目標(SBOs) : 〒830-0011 久留米市旭町67 基本領域:3年で日本産科婦人科学会産婦人科専門医、 その後5年で日本産 久留米大学医学部産科婦人科学教室 科婦人科学会産婦人科指導医が取得できます。 Tel:0942-31-7573 (医局直通) Subspecialty領域:基本領域取得後、3−5年で日本周産期新生児学会周産 西尾 真 (内線3563) 期専門医、 日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医、 日本産科婦人科内視鏡 E-mail:[email protected] 学会技術認定医、 日本生殖医学会生殖医療専門医などが取得できます。
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