コース概要 外科・消化器外科専攻コース 【プログラムの目的と特色】 プログラムの目的と特色】 将来有能な外科医となるための基礎固め、すなわち人格形成と基本 的知識や手術手技の習得を目指す。日本外科学会専門医の取得を めざす。可能であれば日本消化器外科学会専門医や日本内視鏡外 科学会技術認定医の取得の準備を行う。 医の倫理に基いて手術患者、癌患者とその家族の心に寄り添うこと ができる医師を養成する。 【研修内容と到達目標】 研修内容と到達目標】 1）一定レベルの手術を適切に実施できる能力を修得し、その臨床応 用ができる。 （目標とする手術経験数500例、そのうち術者150例） (1)消化管・腹部内臓：300例 (2) 乳腺：10例 (3) ヘルニア：50例 (4) 肛門疾患：20例(5) 呼吸器：10例 (6)心 臓・大血管：10例 (7) 末梢血管：10例 (8)頭頚部・体表・内分泌：10例 (9) 小児外科：10例 (10) 各臓器の外 傷：10例 (11) 鏡視下手術：50例 （術者としての到達目標） 後期1 後期1年次 虫垂切除術、そけいヘルニア手術、肛門疾患手術、開腹胆嚢摘出術、腹腔鏡下胆嚢摘出術、消化管吻合術、人 工肛門増設術、幽門側胃切除 後期2 後期2年次 総胆管結石手術、胃全摘術、乳癌切除手術、結腸切除術、膵体尾部切除術 後期3 後期3年次 低位前方切除術、直腸切断術、腹腔鏡下結腸切除術、腹腔鏡下胃切除術、膵頭十二指腸切除術、肝切除術 2）外科診療に必要な検査、処置、麻酔手技に習熟し、それらの臨床応用ができる。 (1)腹部超音波検査 (2)各種造影X線検査 （3）消化管内視鏡検査 (5)外傷の初期治療（6）緊急手術の判断と対 応 (6)心肺蘇生法、動脈穿刺、中心静脈カテーテル挿入、人工呼吸管理、気管切開、各種ドレナージなどの外科 的クリテイカルケア(7) 救命、救急治療 (8) 癌の化学療法 (9) 癌に対する緩和医療とターミナルケア 3）外科に関する新たな知識の獲得と発表 (1)学術誌や学会参加等により外科診療に必要な新しい知識を得る習慣を身につける。 (2)外科に関する症例や臨床研究について学会発表、論文作成を行える。 【週間スケジュール】 週間スケジュール】 午前 午後 月 大腸内視鏡 大腸内視鏡 超音波検査 火 手術 大腸内視鏡 手術 水 手術 木 大腸内視鏡 金 手術 手術 超音波検査 手術 ＊外来は（月）から（金）まで毎日の午前中で、後期研修医は週1-2回を担当する。 【カンファレンス】 カンファレンス】 術前検討会（週１回、月曜日）、三科合同消化器カンファレンス（週１回、木曜日） 12 コース概要 【平成２６年手術・検査等診療実績】 平成２６年手術・検査等診療実績】 成26年手術件数 外科の年間手術件数は651件。内訳は食道9例、胃・十二指腸89例、肝胆膵196例、大腸165例、乳腺7例、 ヘルニア105例、虫垂炎46例、肛門22例、腸閉塞11例、その他。 上記のうち腹腔鏡胆嚢摘出術83例、その他の腹腔鏡下手術（胃、大腸、肝臓、脾臓など）146例。 ※日本外科学会、日本消化器外科学会、日本大腸肛門病学会の専門医修練施設である。 ※2011年度より奈良県内2施設目の日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設に認定されている。 ※2011年に奈良県内で初の腹腔鏡下肝切除実施施設として厚生労働省より正式に認可されている。 ●上記手術のほか、外科で検査も担当している。院内で年間約1,500件行われている大腸内視鏡検査は、月曜日 と木曜日が外科の担当であり、内視鏡的ポリペクトミーのほか、EMRやESDといった専門的治療内視鏡も多数行っ ており、手技を習得できる。乳腺と腹部の超音波検査も外科で週10～20件担当しており、手技を習得できる。 【業績（平成２７年）】 発表 ４２件 業績（平成２７年）】 論文 １２件 ●平 【指導医】 指導医】 医師名 役職 医師資格 取得年 所属学会・資格等 専門領域 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、日本がん治療認定 一般外科、 消化器外科（食 渡辺 明彦 集学的がん治 療センター長 昭 55 医機構暫定教育医、消化器がん外科治療認定医、奈良県立医科大学非常勤講師・臨床教 道・胃外科） 授、臨床研修医指導医 部長 日本肝胆膵外科学会高度技能指導医・評議員、日本外科学会指導医・専門医、日本消化 消化器外科(肝臓・膵臓・胆 器外科学会指導医・専門医、日本消化器病学会専門医、 消化器がん外科治療認定医、 道外科、内視鏡外科、脾臓・ 高 済峯 兼 中央内視鏡 昭 62 部長 日本移植学会移植認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医・認定医、奈良県立医科 門脈外科、肝臓移植) 兼 輸血部長 大学非常勤講師、臨床研修医指導医 ヘルニ ア(クーゲル 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、 日本がん治療認 一般外科、ソケイ 法)、消化器外科、特に骨盤内臓外科、 中央手術部長 内視鏡外科と肛門疾患、炎症性腸疾 石川 博文 昭 61 定医機構暫定教育医・認定医、日本大腸肛門病学会評議員・指導医・専門医、日本消化器 内視鏡学会指導医・専門医、英国消化器病学会International member、大腸癌研究会施設 患、進行/再発癌に対する診断と集学 兼 医長 的治療、大腸早期癌に対する内視鏡的 代表、消化器がん外科治療認定医、臨床研修医指導医 治療 一般外科、消化器外科（特に、大腸・肛 向川 智英 医長 日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医、日本内視鏡外科学 門外科）、腹腔鏡下大腸手術、直腸癌に 肛門機能温存手術(ISR:括約筋 会技術認定医、日本大腸肛門病学会指導医・専門医・評議員、日本消化器内視鏡学会指 対する 間切除術を 含む)、大腸内視鏡による 平 2 導医・専門医・近畿支部例会評議員、日本消化器病学会指導医・専門医・近畿支部例会評 診断と治療(大腸ESD:粘膜下層切開剥 議員、日本がん治療認定医機構暫定教育医・認定医、消化器がん外科治療認定医、臨床 離術を含む)、転移/再発大腸癌に対す る手術・化学療法、炎症性腸疾患の外 研修医指導医 科治療(潰瘍性大腸炎、クローン病を含 む) 松阪 正訓 医長 平1 中多 靖幸 医長 平16 切畑屋 友希 竹井 健 定光 ともみ 富田 理子 医員 専攻医 専攻医 専攻医 平22 平24 平25 平25 【取得可能な認定医・専門医】 取得可能な認定医・専門医】 救命救急センター兼任、日本救急医学会専門医、日本ＤＭＡＴ隊員、奈良県メディカルコン 一般外科、消化器外科、救 トロール協議会検証医、ＪＰＴＥＣインストラクター、ＡＣＬＳインストラクター、臨床研修医指 急医学 導医 日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医・消化器がん外科治療認定医、日本肝 一般外科、消化器外科（特 胆膵外科学会高度技能専門医・評議員、日本がん治療認定医機構認定医、日本肝臓学会 に肝・胆・膵） 専門医、日本乳癌学会乳腺認定医、近畿外科学会評議員、臨床研修医指導医 一般外科、消化器外科 一般外科、消化器外科 一般外科、消化器外科 一般外科、消化器外科 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会専門医 日本内視鏡外科学会技術認定医 日本大腸肛門病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医 【学会認定・施設】 学会認定・施設】 日本外科学会専門医制度修練施設 日本消化器外科学会専門医修練施設 日本乳癌学会認定施設 日本大腸肛門病学会認定施設 日本がん治療認定医機構認定研修施設 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設Ａ 13
© Copyright 2024 ExpyDoc
