平成27年度 学校評価書 学校教育目標 山形県立鶴岡南高等学校山添校 『ゆたかなこころの育成(徳育)』 勤労と責任を重んじ、忍耐と克己心に富み、情操豊かで思いやりがあり、互いに協力し合う人間の育成に努める。 『自立のための知性の育成(知育)』 自らの目標を定め、その目標の実現に向かって主体的かつ積極的に学習活動に取り組み、確かな知識・技術を 身につける とともに、生きる力と知性の育成に努める。 『たくましい体の育成(体育)』 自他のいのちを大切にし、健康と安全に留意し、体力の増強に努め、心身ともに調和の取れたたくましい人間の 育成に努める。 1 わかる楽しさを実感できる授業の実践(考える力【思考力】の育成) 考える力の土台となる「基礎・基本」を定着させ、学習意欲の高揚を図ることによって、自ら考えようとする態度を育成する。授業を互いに公 開し研修に努める。 2 目標実現に向け持続的に努力する力の育成(やり抜く力【持久力】の育成) 心身ともに、自己の目標に向かって行動し続けることができる力を、部活動・生徒会活動・資格取得のための学習活動などを通して育成す る。 重点目標 3 規範意識の育成 (思いはかる力【想像力】の育成) 挨拶運動、各種ボランティア活動をとおして、自己有用感を養い、相手を思いやる心、それぞれの場面にふさわしい言動・礼儀を身につけさ せる。 到 達 度 A B C D 達成(8割以上) 概ね達成(6割~7割) やや不十分(4割~5割) 不十分(3割以下) 4 社会力の育成 (ことばの力【コミュニケーション力】の育成) 自分の思いを的確に表現し、相手の意図を正しく理解する力、ことばを通して良好な人間関係を築く力を、SSTや学校内外の様々な機会を 捉えて育成する。 5 通信制とのキャンパス制を確かなものにし、さらに本校との協力体制を確立し、相互交流に努める。 自己評価 番号 評価項目 具体的方策 目標の達成状況、達成に向けた 取組み状況と分析 学校関係者評価 達成度 次年度に向けた課題と改善策 1 ・ユニバーサルデザインの視点に立っ た 授業の実践。 ・ユニバーサルデザインを意識した授業実践が定着している。 授業研究に努め指導力の ・「校内研究授業」「授業公開」を実施 ・ベーシックが基礎学力の定着につながっている。 充実を図り、生徒個々の能 し、 ・ベーシック教材を他学年で活用し効果的であった。 力の伸長を支援する。 教科を超えて情報交換ができるように 努める。 ・「ベーシック」の内容を深化 B 2 校内諸規程のスムーズな ・校内LANを活用し、会議資料の管理 運用を図り、校内LANを活 や引継ぎ業務などの効率化を図る。 用し校務の効率化や適正 化を図る。 A ・定期的なメンテナンスや成績処理シス テムについて、複数の担当者を配置す る体制をとる。 3 保護者や地域と連携し、生 徒の様々な活動を支援し ながら、生徒の生きる力を はぐくむ。 B ・ホームページを活用した情報発信のあ りについての検討 ・職員会議のペーパーレス化により効率性があがった。 業務の引継ぎでも有効である。 ・保護者との連絡を密にし、信頼関係を 大切にし生徒の指導にあたるように努 ・保護者との連携がしっかりと図られていた。 める。 ・地域の方々との連携交流は生徒の成長につながる良い ・情報発信を積極的に行う。 機会となっている。 ・「黒川能」などの伝統芸能に関する学 習や奉仕活動を充実させる。 ・教科を超えた情報交換の充実 ・多様な学習方法の研修を深める ・ベーシック教材の検討 ・教育課程の検討 意見・要望・評価等 ・生徒一人ひとりの個性を認め、励 ましながら指導している姿勢が評 価できる。 ・一人ひとりの実態に合った具体的 な指導(ユニバーサルデザインの 視点を取り入れる)により効果を上 げている。 ・小規模の学校の良さを活かし、少 人数授業によりきめ細やかで丁寧 な指導が行われている。 ・櫛引地域だからこそできる様々な ボランティア活動が行われていて よい。 4 ・「朝の読書」の充実、図書館の書棚の ・学習センターとして、生徒がいろいろな面で活用できる図書 整理など、「読書」が生徒にとって身近 館になっている。 読書に対する生徒の意欲 なものであるように努める。 ・図書館では様々な特集や企画を行い、生徒の読書への興 を高め、心豊かな生徒の ・ipadの有効活用など、図書館の充実 味・感心を高めることができた。 育成に努める。 に努め、一層の利用拡大を図る。 ・iPadの活用について、利用しやすい環境を整えていく。 5 ・生活アンケート調査を行い、いじめの 防止と共に、安全・安心な環境作りを 生徒にとって安心・安全な する。 学校生活であるよう環境を ・各種行事を通じ、ルールや決まりを守 整える。 る態度、社会や対人マナーについて、 良好なコミュニケーションがとれるよう にする。 ・担任団の指導やいじめ調査の面談などにより、早期発見 ・解決、未然防止につながっていると感じる。 ・生徒の個々の状況をふまえた指導ができた。 ・様々な経験を通して人間関係を構築する力をつけてきて いる。 6 ・各行事が全員参加で活気あるものに なるような運営を心がける。 生徒会活動・部活動など生 ・マナーアップ運動や挨拶指導など生徒 徒の特別活動を奨励し、目 会がリーダーシップをとり、明るく規律 標に向かい継続してやり遂 ある学校生活を呼び掛ける。 げる生徒集団を目指す。 ・新体制での部活動が継続的に活動で きるように進める。 ・学校祭やスポーツ大会など、少人数ながら活気のある行事 が行われた。 ・各場面で創意工夫が見られ、生徒は達成感の持つことがで きていた。 ・少人数でも活気のある行事運営だった。 7 ・ボランティア活動の機会を確保し、地 ボランティア活動を通して 域貢献の心を育てる。 自己肯定感や感謝する気 ・部活動や委員会等のボランティア活 持ちを育て社会や地域に 動を、奨励・支援する。 有用な人材を育てる。 ・外部団体との連絡を密にし、これまで の活動を継続させる。 ・ボランティア活動に自主的・主体的に取り組む生徒が多く いた。 ・外部からの要請されたボランティアについては個別の呼び かけにより参加する生徒もいた。 ・地域の方より感謝の言葉をいただくことで、生徒は自己肯 定感を持つことができた。 A ・図書館が多様な役割を担っていける 体制づくり。 ・『おはなし会』などの継続的な実施。 ・iPadの有効活用について検討 B ・アンケートの実施や生徒情報交換を 継続的に行い、安全・安心な環境づく りに組織的に取り組んでいく。 ・日常的な場面で的確な言葉遣いなど 人間関係を築くスキルを高める取組み を行う。 B ・小規模であるメリットを活かした生徒会 活動や行事運営について、さらに改善 をはかる。 A ・外部からの要請については、窓口を一 本化して校内体制を整備する。 ・ボランティア活動の趣旨などをふまえ た主体的な活動となるような指導をを 行う。 8 ・生徒との個別面談を行い、自己理解を 深めさせる。 ・適性検査の結果を面談等と関連させ 進路目標を早期に確立さ ・職場体験や、企業見学、職業体験講座など、外部の社会 て 自己理解に努めさせる。 せ、めざす進路を実現する 人にふれることを通して、進路意識を高められた。 ・職場体験学習、ボランティア活動、企 よう個に応じた支援をする ・昇降口「座れ場」は、進路情報提供などに有効である。 業見学、学校見学、外部講師による 講話等、さまざまな体験学習 を通し 進路意識を高めさせる。 B ・職業体験やインターンシップ、講座、 ガイダンスなど体験を通した「自己理 解」を検討。 9 ・計画的な面接練習を行うことで「面接 力(自己アピール力)」の向上を図る。 「聞く力」「話す力」「書く力」 ・継続的にセレクト作文や行事等の感想文などにしっかり ・セレクト作文を継続し、「作文力」の向 を養い、自己表現力を高め 取組んでいる。文を書く力の向上につながっている。 上を図る。 る ・発表の場を重ねることで力をつけてきている。 ・全体の前で発表する機会を設け、自 己表現力を養う。 A ・「聞く力」「話す力」の育成のために、 各種発表会やプレゼンテーション力 の向上を図る指導を検討する。 10 ・個別指導を重視し、粘り強く継続して 取り組む姿勢を身につけさせる。 人との関わりをとおして、 ・全員「一検定合格」をめざさせる。 社会人として通用する人材 ・社会人講話を実施し、卒業後の社会 の育成を目指す 的、職業的自立を目指す態度を育て る。 ・特別な支援を要する生徒に対する指導を外部機関と連携 をとりながら進めた。 ・保護者との連絡を密にし、外部機関と連携を取りながら進 路実現に向け生徒の指導にあたることができた。 ・資格・検定試験に意欲的に取組み成果が見られた。 ・「読み聞かせ(お話の会)」は保育 園・小学校の子どもたちが楽しみ にしている活動であり、継続を望 む。 ・読書活動、読み聞かせ、地域福祉 施設などとのふれあい交流やクリ ーンキャンペーンの展開、春日神 社での除雪活動などに取組み地 域貢献している。 ・デイサービスとの交流によって、 福祉の仕事の理解をする場とし て活用してほしい。 ・教師と生徒とのコミュニケーショ ンが取れている。あいさつもあり、 学校全体が明るく感じる。 ・特別支援教育の充実やキャリア 教育の充実に期待する。今後も 継続的な取り組みを望む。・ ・職業体験や学校祭、ボランティア 活動、芸術探究等の体験を通し て、協力すること、人の役に立つ 喜びを学べることは、これから社 会人になる生徒にとって貴重な 経験になっている。 ・特色ある学校として存続できるよ う期待したい。 A ・特別な支援を必要とする生徒に対する 進路指導について関係機関との連携を 深めながら計画的に進める。 ・資格・検定試験に挑戦する意欲を喚起 し、合格できるよう指導する。 ・本校と連携し、よい教育環境を持 続させていって欲しい。 自己評価及び学校関係者評 これまでの教育活動を持続させ、さらに良い活動となるように改善を図りながら進めている。地域活動やキャンパス制連携の取組みも成果を上げている。そうした取組 価の改善点 みを客観的に評価していただいけるよう、教育活動の取組み状況などをわかりやすく情報発信・情報提供し、学校関係者による評価を活かしていきたい。
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