有 償 資 金 協 力 2016年度対ベトナム円借款(1件) 交換公文(E/N

有 償 資 金 協 力
2016年度対ベトナム円借款(1件)
交換公文(E/N)署名・交換
在ベトナム日本国大使館
1.9月6日(火)16時30分より,ハノイの計画投資省において,我が方
深田博史駐ベトナム特命全権大使,ベトナム側グエン・ヴァン・チュン計画投
資副大臣の間で,2016年度案件として供与決定された「第三次経済運営・
競争力強化借款(Economic Management and Competitiveness Credit) (III)) 」
(110億円)に関する交換公文への署名・交換が行われました。
2.本件は、財政支援と政策対話等を通じて,ベトナム政府における経済運営・
競争力強化に係る各種政策・制度の改革の着実な実行を支援するプログラムロ
ーンで,同国の持続的成長及び貧困削減に寄与するものです。
3.式典において、深田大使より,大きなポテンシャルを持つベトナム経済を
さらに発展させるためには、ベトナム政府と民間が一致団結して人材育成や技
術蓄積を進めることが重要であり、こうした分野に対し、日本としても引き続
き支援していく旨の発言をしました。(詳細別添)
4.これに対し,チュン副大臣からは,ベトナムにとって最大のドナー国
である日本が今までベトナムの社会経済発展に大きく貢献してきたことに
対して謝意が述べられたことに加え,今回のプログラムローンをはじめと
した、日本からの対越ODAについて、ベトナム側としても、透明性をも
って、適切かつ有効に活用していく旨の表明がありました。
(了)
公文の交換を行う深田大使(左)とチュン計画投資副大臣(右)
(別添)
深田大使
挨拶概要
本日,グエン・ヴァン・チュン計画投資副大臣と共に,「第三次
経済運営・競争力借款」,総額110億円の円借款の交換公文署名
を無事執り行うことが出来,大変嬉しく思います。
今回署名した案件は,インフラ整備などのプロジェクト借款では
なく,プログラムローン,すなわちベトナム政府が実施する様々な
政策に対して財政支援するものであり,本借款をいかに有効に使う
かはベトナム政府が責任を負うものです。
ベトナム政府に対しては,本借款の透明性を確保した上で,最大
限に有効活用して,ベトナムの金融セクターの安定化,財政規律の
強化等を通じたベトナムの経済発展につなげて頂きたいと思いま
す。
ベトナム経済は大きなポテンシャルを持っています。このポテン
シャルを活用するためにはベトナム政府と民間企業が一致団結し
て,人材育成や技術蓄積を進める必要があります。
こうしたベトナム側の経済発展の取り組みに対し,日本としても
資金協力,技術協力,民間ベースの協力などで貢献できると考えて
おり,こうした協力を通じて両国の絆がさらに深まることを期待し
ます。