記事資料在ベトナム日本国大使館平成２８年３月２日件名：平成２６年度日本NGO連携無償協力「女性健康センター設立と助産師能力向上プロジェクト」「女性健康センター」開所式典の開催１．３月１日（火）、フエ市において、「女性健康センター設立と助産師能力向上プロジェクト」（平成２６年度日本 NGO 連携無償協力事業。事業実施団体：公益財団法人ジョイセフ）の一環で設立された「女性健康センター」の開所式典が、ジョイセフおよびベトナム助産師会の共催により開催された。（参考）女性健康センター設立と助産師能力向上プロジェクト概要・ベトナム助産師会と連携の上、女性の生涯にわたる健康を守るための質の良いリプロダクティブヘルスサービスを提供し、包括的かつ女性に優しいサービス提供の施設のモデルとなる「女性健康センター」をフエ市内に設立するとともに、ベトナム助産師会スタッフ等への包括的サービスの技術指導を行う。また、トゥア・ティエン・フエ省、クアンチ省及びクアンビン省内の遠隔地を対象に、コミューンレベルの助産師の再研修、地域へのアウトリーチサービスの実施、遠隔地の村の女性と住民への健康教育の実施等の取組みを行う。２．ベトナムでは近年保健医療の改善への努力や国の経済成長にも後押しされ、妊産婦・乳児死亡率等の保健指標の改善が見られるものの、都市と農村部の保健医療サービスの格差は大きい。また、都市部の妊産婦ケアサービスの状況についても、医療従事者が多忙を極め、ひとりひとりの妊産婦に手をかける余裕や意識が十分でないこともあり、妊産婦が安心して出産できる環境とは言いづらい状況にある。本プロジェクトで研修を受けたベトナム助産師会スタッフにより運営されるこの「女性健康センター」が、ベトナムにおける包括的かつ女性に優しいサービス提供の施設のモデルとなり、今後ベトナム全体の女性の生涯にわたる健康の改善につながることが期待されている。３．式典には、在ベトナム日本大使館鈴木一等書記官、ベトナム保健省グエン・ヴィエト・ティエン保健副大臣、グエン・ドゥック・ヴィン母子保健局長、トゥア・ティエン・フエ省人民委員会グエン・ズン副委員長、ベトナム助産師会ファン・ティ・ハイン会長、ジョイセフ勝部まゆみ事務局次長等が参加した。式典の模様本件に関するお問い合わせ先在ベトナム日本国大使館担当：鈴木書記官電話：＋８４－４－３８４６－３０００ FAX：＋８４－４－３８４６－３０４８