クドア・セプテンプンクタータ による食中毒に注意しましょう。 近年、全国的に食後数時間で一過性のおう吐や下痢 等を発症する原因不明の事例が報告されておりましたが、 寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」を原因とする食中 毒と判明しました。 クドア・セプテンプンクタータとは? クドア属は、魚類に寄生する寄生虫で、ヒトには 寄生せず、一般にゴカイ等を介して魚に感染すると 考えられています。 クドア・セプテンプンクタータ(以下クドアと略 します)は、特定の条件下でヒラメに感染すること が確認されており、ヒトの体内には多数取り込まれ た場合のみ、おう吐や下痢を起こすと考えられてい ます。 寄生しているヒラメの率はおおむね低く、寄生し ていたとしてもクドアの数は必ずしも多いとは限り ません。 クドアの粘液胞子 資料:山形県衛生研究所 症状は? これまでの事例から、クドアが寄生した 予防対策は? 食品を生で食べることにより、必ずしも発 症するものではありません。 食後数時間(4~8時間)で、おう吐、下 痢、胃の不快感等が認められますが、症状 は軽度で、速やかに回復し、ヒトからヒト へは感染しないとされています。 発症量は不明ですが、約100万個/g以上で ①-15~-20℃で4時間以上凍結。 ②中心温度75℃で5分以上加熱。 ③飲食店、魚介類販売業者等は、 ヒラメの養殖魚は、出荷前検査 でクドアの規制がないことの確 認を行う。 発症するという報告があります。 問合せ先:山形県 危機管理・くらし安心局 食品安全衛生課 TEL 023-630-2677
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