米国主要企業の 4-6月期決算の改善度合いは?

2016年8月24日
米国企業の業績
米国主要企業の4-6月期決算の改善度合いは?
「エネルギー」の影響で全体では減益となりましたが、景気拡大の進展に伴い
「資本財」に続いて「情報技術」が増益転換しました。資源価格の下げ止まりなど
から、今後は全体の業績も回復の見通しです。
■2016年4-6月期決算は、S&P500指数ベースで
前年同期比2.2%の減益となったもようです。資源
価格の低迷から、「エネルギー」セクターが引き続き
大幅な減益を余儀なくされたためです。一方で、景
気拡大の進行とともに、「資本財」、「情報技術」セ
クターが小幅ながら増益になりました。
■純利益に先行する景気先行指数が上昇している
ことから、今後は企業収益も増勢に転換すると予
想されます。業種別には、「資本財」セクターをはじ
めとする景気敏感セクターの改善持続に加え、資
源価格の下げ止まりによる「エネルギー」セクターの
回復も見込まれます。
130
【2016年4-6月期業種別増益率】
40 ▲ 30 ▲ 20 ▲ 10
▲80
(前年同期比、%)▲
∬
一般消費財
ヘルスケア
公益事業
資本財
情報技術
生活必需品
電気通信
S&P500全体
金融
素材
∬
エネルギー
▲84.8
0
10
▲ 1.2
▲ 2.2
▲ 5.0
▲ 7.2
(出所)8月23日付トム
ソン ロイターの
資料を基に三井
住友アセット
マネジメント作成
(ポイント)
景気拡大継続を示唆
景気一致指数(左軸)
120
30
+13.8
+7.4
+4.6
+3.2
+1.2
+1.0
【景気一致・先行指数と主要500社の純利益】
(ポイント)
20
180
160
110
140
100
120
景気先行指数(左軸)
90
100
80
予想純利益
70
60
主要500社の純利益
景気後退期
50
99
00
01
02
(右軸)
03
04
05
06
07
08
09
10
予想純利益
17年通年
60
16年通年
前年比+13%
40
前年比+8%
景気後退期
80
20
11
12
13
14
15
16
17
(注)データは景気先行指数と景気一致指数が1999年1月から2016年7月まで、純利益が同じく8月まで。純利益はS&P500指数ベースの
直近12カ月の1株当たり利益。予想はBloomberg L.P.による。景気一致指数、景気先行指数は1999年1月を100として指数化。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
18 (年)
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