米国企業の業績 (三井住友アセットマネジメント)

2016年7月13日
米国企業の業績
米国主要企業の4-6月期決算は?
「エネルギー」の影響で全体では減益となったもようです。一方で、景気拡大の
進行とともに「資本財」が増益に転換しました。資源価格も底打ちしつつあること
などから、業績は回復の見込みです。 【2016年4-6月期業種別増益率実績見込み】
■2016年4-6月期決算は、S&P500指数ベースで
前年同期比▲5.0%の減益となったもようです。資
源価格の低迷から「エネルギー」セクターが、引き続
き大幅減益を余儀なくされたためです。一方で、景
気拡大の進行とともに、「資本財」セクターが小幅な
がらも増益に転換したのが注目されます。
■景気拡大の影響が「資本財」セクター以外にも幅
広く浸透してくると予想されるうえ、資源価格が下げ
止まりつつあることなどから、今年下半期から企業
収益は増勢に転換すると予想されます。16年通年
では前年比7%程度の増益となる見通しです。
130
(前年同期比、%) ▲80
▲ 40
▲ 30
▲ 20
▲ 10
0
一般消費財
+4.4
資本財
+2.8
公益事業
+1.6
電気通信
▲ 1.3
生活必需品
▲ 1.3
S&P500全体
▲ 5.0
情報技術
▲ 5.8
金融
▲ 6.7
素材
▲ 9.3
エネルギー
▲79.1
(出所)7月12日付トム
ソン ロイターの
資料を基に三井
住友アセット
マネジメント作成
∬
(ポイント)
景気拡大継続を示唆
景気一致指数(左軸)
120
20
+8.7
ヘルスケア
【景気一致・先行指数と主要500社の純利益】
(ポイント)
10
∬
180
160
110
140
100
120
景気先行指数(左軸)
90
100
80
80
予想
70
60
主要500社の純利益
景気後退期
50
99
00
01
02
(右軸)
03
04
05
06
07
09
10
17年通年
60
16年通年
前年比+14%
40
前年比+7%
景気後退期
08
予想
11
12
13
14
15
16
17
20
18 (年)
(注)データは景気先行指数が1999年1月から2016年5月まで、純利益が同じく7月まで。純利益はS&P500指数ベースの直近12カ月の1株当たり
利益。予想はBloomberg L.P.による。景気一致指数、景気先行指数は1999年1月を100として指数化。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
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