米国主要企業の 1-3月期決算は?

2016年5月19日
米国企業の業績
米国主要企業の1-3月期決算は?
「エネルギー」セクターの影響で全体では減益となったもようです。ただし、景気は
拡大基調にあります。資源価格の底打ちなどもあり、業績は回復の見込みです。
■2016年1-3月期決算は、S&P500指数ベースで
前年同期比▲5.3%の減益となったもようです。世
界的な資源価格の下落による「エネルギー」、「素
材」セクター等が引き続き厳しかったためです。一方
で、「一般消費財」や「電気通信」といった内需への
依存度が高いとされるセクターは堅調でした。
【2016年1-3月期業種別増益率実績見込み】
40
▲100
(前年同期比、%) ▲
一般消費財
▲ 20
▲ 10
0
10
20
+9.3
電気通信
+8.5
生活必需品
+0.5
資本財
▲ 0.1
公益事業
▲ 4.3
情報技術
▲ 4.7
S&P500全体
▲ 5.3
金融
(出所)5月18日付トム
ソン ロイターの
資料を基に三井
住友アセット
マネジメント作成
▲ 10.6
素材
▲ 12.0
エネルギー
▲105.6
∬
【景気一致・先行指数と主要500社の純利益】
(ポイント)
(ポイント)
景気拡大継続を示唆
景気一致指数(左軸)
120
30
+23.6
ヘルスケア
■景気一致指数、景気先行指数が緩やかながら上
昇していること、資源価格が下げ止まってきたこと、
利上げのペースが緩慢なものになる見通しであるこ
と、ドル高に歯止めがかかってきたことなどから、今後
も景気拡大は持続、企業収益は増勢に転換する
と予想されます。
130
▲ 30
∬
180
160
110
140
100
120
景気先行指数(左軸)
90
100
80
80
予想
70
主要500社の純利益
60
景気後退期
50
99
00
01
02
(右軸)
03
04
05
06
08
09
10
17年通年
60
16年通年
前年比+14%
40
前年比+7%
景気後退期
07
予想
11
12
13
14
15
16
20
17 (年)
(注)データは景気先行指数が1999年1月から2016年3月まで、純利益が同じく5月まで。純利益はS&P500指数ベースの直近12カ月の一株当たり
利益。予想はBloomberg L.P.による。景気一致指数、景気先行指数は1999年1月を100として指数化。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
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