吉井川流域 DMO 設立支援業務仕様書

吉井川流域 DMO 設立支援業務仕様書
1 業務の目的
本業務は、吉井川流域の地域において、点在する観光資源等を活かした広域連携による周遊・
滞在型観光圏を形成するため、市場の調査・分析、資源の収集・整理、周遊ルート設定等を行
うとともに、観光関係者をはじめとする多様な分野の合意形成を進め、吉井川流域の観光を担
う「吉井川流域DMO」の設立を支援することを目的とする。
2 業務の概要
(1)業務名
吉井川流域 DMO 設立支援業務
(2)業務対象範囲
本業務の対象範囲は、瀬戸内市、赤磐市及び和気町とする。
(3)業務内容
① 設立の合意形成に向けた業務
・DMO設置の要否や設置に対する喚起を促すため、当エリアの規模を踏まえ、先進事例
の収集等を行う。
・流域内の観光関連事業者等の意向把握のためのアンケート調査を実施する。
・DMOの理念や役割を広く周知し参画意識を醸成するため、観光関連事業者等を対象と
した講演会等を開催する。
・準備会合の業務を円滑に推進するため、設立準備会議、有識者会議に使用する資料の作
成を行う。
② 観光・消費動向の実態と訪日外国人等旅行者の意識調査
・飲食業、宿泊業、交通事業等の観光関連事業者に対して、アンケート調査等により観光
マーケットの現状や課題、要望等を調査・分析する。
・訪日外国人等旅行者に対して、アンケート調査等により観光へのニーズや観光消費額、
リピーター率等の調査を実施する。
③ 地域資源の収集・整理
・自立・自走を可能とする周遊・滞在型の観光圏を確立するため、地域資源を多様な視点
から掘り起こし、新たな観光コンテンツとして収集・整理を行う。
④ モニタリングツアーの実施
・訪日外国人旅行客や国内旅行客の動向、観光客のニーズ等を踏まえ、テーマ性やストー
リー性をもった魅力的な広域周遊ルートを設定する。
・観光関連事業者等を対象にモニタリングツアーを企画・実施し、設定周遊ルートに関す
る評価や課題を抽出する。
・参加者によるワークショップ等を開催し、設定ルートに対する評価・分析等を実施する。
⑤ DMO 設立方針と組織構成・事業設計案の策定
・既存の観光関係組織との役割等を明確にしつつ、自立・自走を前提としたマネジメント
能力のある組織の設立・活動方針案を設定する。
・DMO 設立に向け、最適な法人形態、運営における法的整理を行う。
(4)履行期間
契約締結の日から平成 29 年2月28日まで
(5)事業費
15,000,000円(消費税を含む)を上限とする。
(6)成果品
① 業務報告書
3部
② 業務報告書データ
一式
※具体的な内容に関しては受託者と協議の上、定めるものとする。
3 業務に関する条件
(1)受託者は、本業務の遂行にあたっては責任者及び担当者を置き、発注者の指示に迅速に
対応できる業務体制を組むこと。
(2)本業務における成果品及び業務上の作成資料等については、全て発注者に帰属するもの
とし、指定する期限までに速やかに引き渡すこと。また、発注者の許可なく複製、公表又
は第三者に提供してはならない。
(3)受託者は、業務実施過程で疑義が生じた場合は、すみやかに発注者に報告又は協議を行
い、その指示を受けること。
(4)業務に関わる条件に違反したとき又は業務を完了する見込みのないときは、契約を解除
し、損害が生じた場合はその損害を賠償させる場合がある。
(5)受託者は、業務の一部を第三者に委託することができる。その場合は、再委託先ごとの
業務内容、再委託先の概要及びその体制と責任者を明記の上、事前に書面にて報告し、発
注者の承諾を得なければならない。
(6)発注者は、業務実施過程で本仕様書記載の内容に変更の必要が生じた場合は、受託者に
協議を申し出る場合がある。この場合、受託者は委託料の範囲内で、できる限り仕様の変
更に応じること。
4 個人情報の取扱い
受託者は、本業務(再委託した場合を含む。)を通じて知り得た情報を機密情報として扱い、
契約の目的以外に利用し、又は第三者に提供してはならない。また、本業務に関して知り得た
情報の漏えい、滅失、棄損の防止、その他適正な管理のために必要な措置を講じなければなら
ない。契約終了後もまた同様とする。