(�) �月��日 日曜日 年) 8 平成2 ����年( 第三種郵便物認可 キッシュ 夏ネギ(坂東市) 中川行夫さん 燕の子育てと巣立ち 大空のレンズ や 「 キ ッ ズ 」 が あ る 。 ベ ー シ ッ ク コ ー と 「 ラ イ ト 」 の ほ か に 「 子 供 会 限 定 」 用 意 さ れ た コ ー ス は 「 ベ ー シ ッ ク 」 て い た 。 る 近 隣 の 生 産 者 ら 約 � 人 が 親 交 を 深 め 時 に 合 わ せ て 、 直 売 所 に 農 産 物 を 納 め き る よ う に な っ た 。 取 材 当 日 は 夕 暮 れ ま で の 「 サ ン セ ッ ト タ イ ム 」 も 利 用 で ム 」 だ け で な く 、 午 後 4 時 か ら 同 8 時 � 時 か ら 午 後 3 時 ま で の 「 ラ ン チ タ イ さ ら に 照 明 を 設 置 す る こ と で 、 午 前 る よ う に な っ た 」 と 話 す 。 人 程 度 収 容 で き る 。 雨 天 で も 利 用 で き の 中 邨 康 代 さ ん ( � ) は 「 最 大 で 1 0 0 的 な 屋 根 付 き の 施 設 を 整 備 し た 。 同 店 る 簡 易 な テ ン ト に 加 え て 、 新 た に 本 格 バ ー ベ キ ュ ー 広 場 は 木 と 木 の 間 に 張 を し て い る よ う な 雰 囲 気 だ 。 に 囲 ま れ た 空 間 は 山 や 高 原 で キ ャ ン プ 森 」 で バ ー ベ キ ュ ー が 楽 し め る 。 木 々 そ の 一 角 に あ る 自 然 豊 か な 「 く ぬ ぎ の 農 い ば ら き が 運 営 す る 農 産 物 直 売 所 。 ポ ケ ッ ト フ ァ ー ム ど き ど き は J A 全 ▱ ▱ な 野 菜 も 味 わ う こ と が で き る 。 作 り ハ ム や ソ ー セ ー ジ を は じ め 、 新 鮮 実 。 県 産 の 常 陸 牛 や ロ ー ズ ポ ー ク 、 手 ル し た ほ か 、 コ ー ス の 食 材 も さ ら に 充 バ ー ベ キ ュ ー 広 場 の 施 設 を リ ニ ュ ー ア ポ ケ ッ ト フ ァ ー ム ど き ど き 茨 城 町 店 は ー ベ キ ュ ー を 楽 し む 夏 が や っ て き た 。 屋 外 で 家 族 や 友 人 た ち と 一 緒 に 、 バ 2 9 ( 2 4 0 ) 7 7 7 7 。 日 。 バ ー ベ キ ュ ー は 完 全 予 約 制 。 ☎ 0 は 茨 城 町 下 土 師 1 9 4 5 。 定 休 は 水 曜 ポ ケ ッ ト フ ァ ー ム ど き ど き 茨 城 町 店 ▱ ▱ ュ ー を 今 後 増 や し て い く 予 定 。 好 む 女 性 た ち の 要 望 に 応 え 、 単 品 メ ニ な ど 、 野 菜 の メ ニ ュ ー は 充 実 。 野 菜 を そ ろ え た 「 シ ェ フ の 気 ま ぐ れ サ ラ ダ 」 ュ ル ー ム の 蒸 し 焼 き 」 、 新 鮮 な 野 菜 を ー ル を か け て シ ン プ ル に 焼 く 「 マ ッ シ ー ム を フ ラ イ パ ン に 載 せ 、 ア ル ミ ホ イ 肉 厚 で 生 で も 食 べ ら れ る マ ッ シ ュ ル も お 薦 め だ 。 っ た 「 地 粉 の も っ ち り ダ ッ チ 蒸 し 麺 」 ら う 」 と 自 信 た っ ぷ り 。 県 産 小 麦 を 使 う ま み を 凝 縮 し た 調 理 法 で 堪 能 し て も か ら 、 調 味 料 が 一 切 い ら な い 。 野 菜 の ン の 塩 味 で 仕 上 げ る 。 素 材 が お い し い 蒸 し 」 に つ い て 、 中 邨 さ ん は 「 ベ ー コ 魅 力 。 「 � 種 の 野 菜 と お 豆 の ベ ー コ ン た ダ ッ チ オ ー ブ ン の メ ニ ュ ー は 大 き な て ほ し い 」 と い う 願 い を 込 め 、 登 場 し 「 茨 城 の 野 菜 を も っ と お い し く 食 べ は 見 た 目 も 個 性 的 だ 。 た 4 重 巻 き の 「 ぐ る ぐ る ソ ー セ ー ジ 」 切 り 分 け る 。 バ ー ベ キ ュ ー 用 に 作 ら れ の み を 使 用 し 、 同 店 の 精 肉 コ ー ナ ー で 食 材 の う ち 肉 は 常 陸 牛 と ロ ー ズ ポ ー ク ー ズ ポ ー ク 、 手 作 り ソ ー セ ー ジ 、 野 菜 。 ム ス テ ー キ 、 野 菜 。 ラ イ ト コ ー ス は ロ ス は 常 陸 牛 と ロ ー ズ ポ ー ク 、 手 作 り ハ トマトジュース 「 大地からのご褒美」 2本セット 自社農園で栽培した甘さたっぷり ※写真はイメージです の完熟「ごほうび」トマトだけを使 ったトマトジュース「大地からのご褒美」。無添加・無塩 %トマトの凝縮された旨みと濃厚な味わい、サラリ 0 0 で1 提供・有限会社大地) ( とした飲み心地が好評です。 「ポケットファームどきどき茨城町店」のリニューアルされた施設でバーベキューを楽しむ人たち=茨城町、村田知宏撮影 大畑のからかさ万灯④ 【応募方法】ハガキに必要事項を記入し郵送してください ■記入事項 郵便番号、住所、氏名( ふりがな) 、年齢、 職業、電話番号、意見・要望 ■応 募 先 〒3 1 0 - 8 6 8 6 水戸市笠原町9 7 8 - 2 5 茨城新聞社テイスト編集室 7/�付プレゼント係 ■締め切り 7/�(火)当日消印有効 ■当選発表 引換券の発送をもって代 えさせていただきます 【賞品引換】直売所「みんなの市場」 (常総市本石下4807 ☎0297 ー42-1902)、引換券持参 � 年)�月��日 日曜日 平成28 ����年( 自慢の「キッシュ」(単品) 日 。 ☎ 0 2 9 ( 2 2 9 ) 1 3 6 0 。 時 ま で ) 。 定 休 は 日 、 月 、 火 曜 日 と 祝 前 � 時 半 ~ 午 後 5 時 ( ラ ン チ は 午 後 2 か 市 佐 和 2 2 5 2 の 3 。 営 業 時 間 は 午 c a f e a k i s s a は ひ た ち な 楽 し め る 。 で 、 ナ ッ ツ や ド ラ イ フ ル ー ツ の 食 感 も グ ラ ッ セ 」 は 、 ハ チ ミ ツ の 甘 さ が 濃 厚 し か 出 さ な い 」 冷 た い お 菓 子 「 ヌ ガ ー よ っ て 変 え て い く 」 と 山 本 さ ん 。 「 夏 「 本 日 の お や つ 」 は 「 季 節 や 気 温 に 味 わ い を 支 え る 。 て い る と 言 う ベ ー コ ン の う ま み が 深 い た っ ぷ り 。 わ ざ わ ざ 遠 方 か ら 取 り 寄 せ プ リ カ 、 ト ウ モ ロ コ シ な ど の 夏 野 菜 が � ラ ン チ は 4 種 類 の プ レ ー ト 。 煮 込 み 少 し ず つ 増 え 、 順 調 」 と 振 り 返 る 。 を 開 き た い と 思 っ て い た 。 常 連 さ ん も 「 カ フ ェ の 文 化 に 興 味 が あ り 、 喫 茶 店 2 0 1 3 年 � 月 に 開 店 し 、 3 年 目 。 ン ス 語 の ラ ジ オ 放 送 が 流 れ る 。 壁 に は 懐 か し い 映 画 の ポ ス タ ー 。 フ ラ 好 き な フ ラ ン ス に 関 す る も の が 並 ぶ 。 子 、 コ ー ヒ ー 、 イ ン テ リ ア の ほ か 、 大 か ら 、 本 棚 を し つ ら え た 。 パ ン 、 お 菓 「 長 く 居 ら れ る よ う に 」 と い う 配 慮 こ の 日 の キ ッ シ ュ は ズ ッ キ ー ニ や パ わ り の 一 つ だ 。 フ レ ン チ プ レ ス に よ る コ ー ヒ ー も こ だ け が さ く っ と し て い る 」 と 山 本 さ ん 。 え 、 カ フ ェ 用 に 焼 い て も ら う 。 「 口 溶 食 パ ン は 日 立 市 の パ ン 店 に 要 望 を 伝 日 、 そ の 週 に よ っ て 食 材 が 変 わ る 。 ッ シ ュ 」 。 ク ロ ッ ク マ ダ ム 以 外 は そ の ロ ッ ク マ ダ ム 」 、 「 サ ン ド イ ッ チ 」 、 「 キ ー ス ト の 一 種 で 目 玉 焼 き を 載 せ た 「 ク な ど ボ リ ュ ー ム の あ る 「 気 ま ぐ れ 」 、 ト 1人分:�キロカロリー 材 料(4人分) 長ネギ1本、キュウリ1/ 2本、ザーサイ �g、塩小さじ1/ 3、しょうゆ少々、ゴ マ油少々、いりゴマ な く 交 わ す 言 葉 を 大 切 に し て い る 。 � 山 本 亜 希 子 さ ん 。 訪 れ た 人 た ち と 何 げ な 場 所 を 作 り た か っ た 」 と オ ー ナ ー の し、分量の塩でもむ。 2 . 軽く水気を切り、しょうゆ、ゴマ油で味 を整え、いりゴマを混ぜ、皿に盛り付け て完成。 アドバイス 材料をきれいに千切りにすると食感だ けでなく、 見た目もきれいになります。 ◇ 窓 が 広 く 、 明 る い 雰 囲 気 だ 。 ー ブ ル を 合 わ せ て 8 席 。 箱 型 の 室 内 は 運 動 公 園 近 く に あ る 。 カ ウ ン タ ー と テ ェ ア キ ッ サ ) は ひ た ち な か 市 の 笠 松 (�) 第三種郵便物認可 「 c a f e a k i s s a 」 ( カ フ 「cafe akis sa」の山本亜希子さ ん。店名は「あき」の 響きを生かした=ひた ちなか市 冷たいお菓子「ヌガーグラッセ」 き ネ ギ が ジ ュ ー シ ー に 味 わ え る 」 さ に 驚 か れ る 。 メ ー ン で 食 べ る な ら 焼 を 作 る 。 「 近 所 の 人 に 食 べ さ せ る と 甘 ラ ン 。 夏 と 冬 は ネ ギ 、 春 と 秋 は レ タ ス さ ん は 就 農 � 年 、 ネ ギ 作 り � 年 の ベ テ 同 園 芸 部 中 川 支 部 副 支 部 長 の 風 見 孝 の 大 手 ス ー パ ー な ど に も 出 し て い る 。 に 北 海 道 か ら 関 西 ま で 出 荷 す る 。 県 内 休 明 け か ら 8 月 ご ろ ま で 首 都 圏 を 中 心 質 な ネ ギ 作 り に 努 め て い る 。 5 月 の 連 の 選 定 や 新 品 種 の 開 発 、 土 作 り な ど 良 管 理 が 大 変 」 と 話 す 。 園 芸 部 で は 品 種 場 に 比 べ て 夏 ネ ギ は 温 度 や 湿 度 が 高 く 人 。 同 J A 営 農 部 長 の 高 橋 剛 さ ん は 「 冬 部 員 の う ち 夏 ネ ギ の 生 産 者 は 3 6 7 地 の 指 定 を 受 け る 。 4 0 0 人 を 超 え る J A 岩 井 園 芸 部 は � 年 以 上 県 銘 柄 産 タ ー ☎ 0 2 9 7 ( � ) 8 3 3 8 。 に 保 存 す る と よ い 。 J A 岩 井 営 農 セ ン う に 、 ぬ ら し た 新 聞 紙 で く る み 冷 蔵 庫 し い 」 と 高 橋 さ ん 。 水 分 が 抜 け な い よ 「 夏 ネ ギ は 水 分 た っ ぷ り で み ず み ず た ネ ギ が 箱 詰 め さ れ て い た 。 は 鮮 や か な 白 と 緑 の 境 目 が く っ き り し 生 育 状 況 に 合 わ せ 3 回 行 う 。 作 業 場 で の が 理 想 。 バ ラ ン ス も 大 事 」 。 土 寄 せ は 青 の コ ン ト ラ ス ト が は っ き り 分 か れ る さ れ た 畑 は 青 み が か っ た 緑 一 色 。 「 白 と か す 。 ネ ギ を 白 く す る た め に 、 土 寄 せ と 長 年 の 経 験 を 質 の よ い ネ ギ 作 り に 生 肥 の 適 量 を 守 る 、 そ の 見 極 め が 大 事 」 を 生 か し 、 余 計 な 肥 料 を や ら な い 。 施 ら 定 植 す る 。 風 見 さ ん は 「 元 の 土 の 力 夏 ネ ギ は � 月 か ら 種 を ま き 、 � 月 か つくり方 1 . 長ネギ、キュウリ、ザーサイを千切りに 「 1 人 で 来 て 、 ゆ っ く り で き る よ う � 薬味や焼き鳥のねぎまなど1年を通して食べ られる長ネギ。坂東市岩井地区は夏ネギの全国 トップクラスの産地として知られる。夏ネギの 出荷作業に忙しい生産農家を訪ねた。 夏ネギを生産する風見孝さん=坂東市 (�) � 第三種郵便物認可 � � � �月��日 日曜日 年) 8 平成2 ����年( なかがわ・ゆきお/��年筑西市(旧関城町)生まれ。 ��年「 里 山を守る会」設立に参加。�年同会がNPO法人認定、副理事長 就任。�年から同会理事長。同市在住。 ル や エ ビ ガ ニ を 捕 ま え る こ と に 、 1 年 生 で 〝 里 山 デ ビ ュ ー 〟 。 カ エ ー ト を し て い ま す 。 子 ど も た ち は こ の 里 山 を 使 い 、 会 員 た ち が サ ポ 関 城 西 小 と 関 城 東 小 で は 授 業 で り 組 ん で い ま す 。 扱 い 作 業 者 安 全 講 習 会 な ど に も 取 キ ャ ン プ の ほ か 、 刈 り 払 い 機 取 り 察 会 、 里 山 フ ェ ス テ ィ バ ル 、 里 山 自 主 事 業 と し て 植 物 や 野 鳥 の 観 日 を 定 例 作 業 日 と し て い ま す 。 っ て い ま す 。 月 に 1 度 、 第 2 土 曜 ヌ ギ や コ ナ ラ が � ~ � 年 の 木 に 育 ち 葉 さ ら い の 目 的 で 植 え ら れ た ク り 、 現 在 6 ㌶ に 広 が り ま し た 。 落 五 郎 助 山 の 整 備 は 2 ㌶ か ら 始 ま 市 辻 ) を 選 定 し ま し た 。 二 つ 目 の 里 山 と し て 「 丸 山 」 ( 同 る 里 山 に 戻 す 作 業 を 始 め ま し た 。 西 市 上 野 ) を 、 子 ど も た ち が 遊 べ 「 五 郎 助 山 」 ( ご ろ す け や ま 、 筑 行 政 と 協 力 し な が ら 、 荒 れ て い た そ の 前 年 に 準 備 会 を 立 ち 上 げ 、 な 狙 い で す 。 び 戻 そ う と い う の が 、 活 動 の 大 き 守 り 、 自 然 の 中 に 子 ど も た ち を 呼 4 月 に ス タ ー ト し ま し た 。 里 山 を 「 里 山 を 守 る 会 」 は 2 0 0 0 年 ( 7 9 0 6 ) 1 0 8 2 。 里 山 を 守 る 会 事 務 局 ☎ 0 9 0 ◇ ( 構 成 ・ 谷 津 馨 、 撮 影 ・ 石 川 典 人 ) い ま す 。 ( 談 ) ち を 今 か ら 育 て い く 必 要 を 感 じ て ー ト 役 に 回 り ま す 。 後 を 継 ぐ 人 た こ の 子 た ち が 中 学 生 に な る と サ ポ と 、 名 人 の 称 号 が 与 え ら れ ま す 。 キ ャ ン プ に 3 年 連 続 で 参 加 す る ち は す ぐ に 仲 良 し に な り ま す 。 と 寝 ま す が 、 一 晩 た て ば 子 ど も た み で す 。 狭 い テ ン ト で 知 ら な い 人 こ と か ら 始 め ま す 。 自 然 体 験 の 極 生 が 参 加 し 、 摩 擦 熱 で 火 を 起 こ す 行 い ま す 。 西 小 と 東 小 の 4 ~ 6 年 今 月 � 、 � 日 に 里 山 キ ャ ン プ を み 思 い ま す ね 。 て い る と 、 あ あ い い な あ と し み じ ち が 歓 声 を 上 げ て 駆 け 回 る 姿 を 見 い れ ば 問 題 あ り ま せ ん 。 子 ど も た 体 験 の 場 所 が あ り 、 リ ー ダ ー さ え と 思 い 切 り 遊 ぶ こ と は 大 切 で す 。 作 も 必 要 で す が 、 体 を 使 っ て 友 達 今 の 時 代 で す か ら 電 子 機 器 の 操 ー シ ョ ン の 感 覚 で し ま す 。 う で す 。 落 ち 葉 さ ら い も レ ク リ エ ほ と ん ど 抵 抗 が な く な っ て い る よ 栃木県小山市から国道�号を筑西市に向かっ ていた。 その日は移動性高気圧が西から近づき、 関東地方は晴れて風は穏やかだった。ふと筑波 山を望むと円盤状の雲がまるでUFOのように 浮かんでいた。「レンズ雲」=写真=だ。 レンズ雲は、筑波山や富士山のような孤立し た山の周辺のほか、かなり離れた風下の上空に も現われる。 凸レンズのように中央部が膨らみ、 縁がシャープな形が多い。 山の真上に懸かる「 笠 雲」や上空からつるされたような「つるし雲」 もレンズ雲の一種。普通、雲は風に流されて移 動するが、ほとんど動かないのが特徴だ。 気流が筑波山のような孤立 仕組みはこうだ。 かつ 斜面で上昇し背後で下降し、 峰に近づくと、 周囲を回りながら風下に吹き去る。 しかし、 気流 と気温の鉛直分布がある条件を満たすと、 上昇・ 下降の場所が山の近傍のみならず、 上空まで波 となって遠くまで及び、 その場所が動かない。 垂 直断面で見ると気流が上下に波打つ現象で「 山 岳風下波」 と呼ばれる。 通常は見えないが、 水蒸 気が適当に含まれていると、 上昇域で凝結が起 きて雲が生まれ、 目に見える。 山に向かう気流や気温の場が変化しない限 レンズ雲 雲はいつまでも同じ場所に留まる。 り、 が現われる時は上空の風が比較的強い場合で、 また適度な水蒸気が必要だ。多すぎると雲が山 全体を覆ってしまい、風が弱すぎても現われな い。レンズ雲はまれに現われる空の芸術品だ。 (元気象庁予報課長、理学博士、鹿嶋市在住) 「里山を守る会」の中川行夫理事長への取材は、木 よ」と、子どものように驚きの声を上げる中川さん。 漏れ日の中でセミの鳴き声を聞きながら行われた。そ こちらも思わずペンを止めて、餌を取ろうと繰り返し ばのトンボ池に視線を移して「カワセミが来ています 水へ入るカワセミにじっと見入ってしまった。(谷) 夢を追い続ける くよくよしない 無理しても笑顔をつくる 口 に 入 れ て ほ し い と ば か り ピ ー 、 ピ ー と 親 ど の 黄 色 い 口 を 開 け 、 誰 よ り も 先 に 自 分 の こ と が わ か っ た 。 狭 い 巣 の 中 で 頭 が 入 る ほ 1 週 間 ほ ど し て ひ な が 5 羽 か え っ て い る お い た 。 カ ラ ス は 寄 り つ か な く な っ た 。 巣 の 傍 に ぶ ら 下 げ 、 更 に ひ も 2 本 を 張 っ て カ ラ ス に 襲 わ れ な い よ う に と C D 板 2 枚 を 深 く 築 い た よ う だ 。 そ し て 再 び 卵 を 産 ん だ 。 親 燕 は 文 句 も 言 わ ず に 巣 を 補 修 し た 。 少 し を 壊 さ れ た 。 2 個 の 卵 が 巣 か ら 落 ち て い た 。 ら い 経 っ た 頃 、 カ ラ ス に 襲 わ れ 、 巣 の 一 部 鳥 が 面 倒 を 見 て い る よ う だ っ た 。 1 週 間 ぐ を し て い た が 、 ま も な く 卵 を 産 み 2 羽 の 親 が も ど っ て き た 。 少 し 補 修 す る よ う な 動 き 6 月 の 初 旬 、 昨 年 作 っ た 巣 に 燕 ( つ ば め ) た 。 自 然 界 の 厳 し さ を 垣 間 見 た 気 が し た 。 7 月 の 上 旬 3 羽 の ひ な は 巣 立 っ て い っ た の か 、 数 日 経 っ て か ご の 底 で 死 ん で い た 。 た 。 衰 弱 が 進 ん だ の か 、 夜 の 冷 え が こ た え た 。 次 第 に か ご の 縁 か ら 顔 を 出 さ な く な っ 揃 い が 十 分 で な く 、 育 ち も 悪 い よ う に 見 え て 時 に 餌 を や っ て い る よ う で あ っ た が 、 毛 こ に 隔 離 し て 置 い て や っ た 。 親 鳥 は 気 づ い が 、 巣 の 横 の 壁 に 小 さ い か ご を 取 り 付 け 、 そ 落 ち た 。 自 然 の 淘 汰 ( と う た ) か も し れ な い 員 が 早 く 気 づ い た の で 巣 に 戻 し た が 、 ま た 数 日 た っ て 、 も う 1 羽 の ひ な が 落 ち た 。 職 中 で 死 ん で い た 。 に 置 い て あ る ふ ん 受 け の ダ ン ボ ー ル の 箱 の 間 に 落 と さ れ た の か わ か ら な い が 、 巣 の 下 燕 の 子 育 て と 巣 立 ち い 巣 な の で 、 自 分 で は み 出 て 落 ち た の か 仲 窮 屈 そ う な 巣 か ら ひ な が 1 羽 落 ち た 。 狭 鳥 の 運 ぶ 餌 を せ が ん で い た 。 � 年)�月��日 日曜日 平成28 ����年( つ 口 と 花 火 が 噴 き 出 す 孔 の ア ッ プ 鈴 木 静 江 さ ん が 手 に す る 竹 製 の 八 先月の6月2日の朝、保存会長の井坂次男さん から電話を頂いた。集落内の家から竹製の八つ口 が見つかったのだという。「まず、岩崎さんにお 知らせしようと思って…。すでにDVDも完成し ん だ イ メ ー ジ カ ッ ト ( ビ デ オ 映 像 ) 「 鷲 神 社 」 に 真 夏 の 太 陽 を 入 れ 込 風 景 ( 白 く 見 え る の は ソ バ の 花 ) 火 の 見 や ぐ ら か ら 見 た 大 畑 地 区 の 比 較 す る と そ の 巨 大 さ が 良 く 分 か る ) 組 み あ が っ た か ら か さ 万 灯 ( 人 物 と � � て 審 査 さ れ た 。 ているのであまり意味がないかな」。製作中に筆 者が、会長に「ぜひ、竹製の八つ口を探してほし い」と頼んでいたのを覚えていらしたのだ。その 日に井坂会長と共に、八つ口を見に行った。 当家の鈴木静江さんによれば、 この花火の筒は、 父がずっと屋根裏にしまっておいたものだとい う。静江さんの父、 鈴木良雄さんは明治�生まれ。 �歳の時に、徴兵検査で甲種合格。「麦と兵隊」 で知られる徐州にも出征したという。当時、八つ 口に火薬を詰めることは名誉とされ、甲種合格者 や出征する兵士が火薬詰めを行ったとのことであ る(井坂健治さん談)。 八つ口を撮影している時、筒の中に新聞紙らし きものが詰められているのを見つけた。新聞なら 日付が分かる可能性がある。お願いして引き出し ていただいた。紙は朝日新聞で、紙を伸ばすと、 「昭和九年九月十八日」の日付が現れてきた。内 心「やった」と思った。この八つ口が作られた時 代が特定できたからだ。使用後、中のもの(粘土 か)が落ちないよう新聞紙を詰め保管したのだろ う。この八つ口は大畑集落の宝として、鈴木家か ら鷲神社に奉納されることになったという。今回 の映像製作がきっかけで、集落の宝が新たに発見 されたことに、 心からうれしく思った次第である。 土手の下に設置した 固定カメラによるロ ーアングルの映像 市 在 住 。 い る 。 稲 敷 評 価 を 得 て ど 常 に 高 い 選 ば れ る な 科 省 特 選 に は す で に � 本 以 上 を 数 え る 。 作 品 は 文 録 を ラ イ フ ワ ー ク と し 、 製 作 し た 作 品 わ る 。 現 在 、 主 に 県 内 の 文 化 財 映 像 記 生 ま れ 。 大 学 在 学 中 よ り 映 像 制 作 に 携 い わ さ き な お や 。 1 9 5 3 年 土 浦 市 著 者 プ ロ フ ィ ー ル 5 ) 7 3 4 7 中 村 南 4 丁 目 � の � 、 ☎ 0 2 9 ( 8 7 オ パ ッ ク 〒 3 0 0 ― 0 8 4 3 土 浦 市 ○ 映 像 製 作 の お 問 い 合 わ せ 茨 城 ビ デ ▼ ナ レ ー シ ョ ン 藤 澤 純 子 ▼ 音 声 井 上 裕 ▼ 照 明 為 貝 幸 弘 ▼ C G 製 作 岩 崎 晃 大 � 記録編のパッケージ裏表紙 ▼ 也 ▼ 博 ▼ ▼ ▼ 月 ▼ 製 撮 物 協 制 企 編 作 影 館 力 作 画 集 期 ・ 他 間 土 ( 文 演 岩 浦 有 化 出 崎 平 市 ) 庁 ・ 航 成 教 茨 シ 大 � 育 城 ナ 年 委 ビ リ 6 員 デ オ 月 会 オ 原 ~ パ 稿 同 土 ッ � 浦 ク 岩 年 市 崎 3 立 真 歴 、 企 画 提 案 書 の 内 容 等 � 項 目 か ら な る 評 価 項 目 に よ っ (�) 第三種郵便物認可 で 決 定 さ れ た が 、 民 俗 文 化 財 の 映 像 記 録 の 実 績 数 、 受 賞 た 所 大 さ い て れ し を で 主 俗 こ 。 在 畑 万 � る 記 が て 「 あ な 文 文 地 ) 灯 年 。 録 高 い 記 る 目 化 化 の を く る 録 。 的 財 庁 ・ と 」 度 映 作 、 。 作 国 は の は 福 「 ( に 像 成 緊 こ 成 は 国 記 平 島 南 昭 映 記 し 急 の 等 、 選 録 成 県 須 和 像 録 、 に 事 の 無 択 作 � 石 釜 � 記 制 保 記 業 措 形 と 成 年 川 の 年 録 作 存 録 は 置 の な の 度 郡 念 � の 業 ・ を 、 を 文 っ 推 か 玉 仏 月 対 務 活 作 選 講 化 て 進 ら 川 踊 � 象 の 用 成 択 ず 財 い 事 「 村 り 日 と 委 を す の べ の る 業 変 大 」 選 な 託 図 る 中 き う 無 」 容 択 っ 字 ( 者 昭 、 た る 必 で 無 ち 形 を の 南 和 は 」 要 も 形 特 の 実 危 須 � 所 の 公 こ が 「 の に 文 施 機 釜 年 在 は 募 と あ 変 文 必 化 し に ) � 地 「 に を る 容 化 要 財 て あ の 月 ・ 大 よ 目 も ・ 財 が の い る 2 8 土 畑 る 的 の 衰 」 あ 映 る 無 件 日 浦 の 書 と に 退 に る 像 。 形 で 選 市 か 類 し つ の 選 も 記 そ の あ 択 大 ら 選 て い 恐 択 の 録 の 民 っ 、 字 か 考 財 映 像 記 録 の 経 験 に 基 づ い て 作 成 し た 。 そ の 企 画 書 が 文 提 出 し た 企 画 書 は 、 長 ら く 携 わ っ て き た 県 内 の 民 俗 文 化 筆 者 が エ ン ト リ ー し た の は 「 か ら か さ 万 灯 」 で あ る 。 ま ず 、 『 花 火 』 と 『 万 灯 』 の そ れ ぞ れ の い わ れ を 伝 承 し と こ ろ は 、 『 花 火 』 と 『 万 灯 』 が 合 体 し て い る 点 に あ る 。 ③ に つ い て は 「 大 畑 の か ら か さ 万 灯 の 最 も ユ ニ ー ク な ▶� と し 、 そ れ ぞ れ 項 目 ご と に 解 説 を 加 え た 。 加 の の ら え 四 比 か 季 較 さ 、 単 の ④ 万 な 景 「 灯 る 観 か の 記 を ら 沿 録 挿 か 革 で 入 さ ② は ⑥ 万 歴 な 雨 灯 史 く 乞 」 的 物 い を 背 語 囃 支 景 性 子 え ③ も 等 て 近 重 の き 隣 視 紹 た の し 介 人 祭 た ― 々 礼 構 の ⑤ 花 成 要 大 火 と 素 畑 と す 等 周 万 る を 辺 灯 」 か さ 万 灯 の 一 連 の 紹 介 だ け で な く 、 ① 鷲 神 社 の 由 緒 と か こ れ に 対 し 、 筆 者 の 提 案 は 、 普 及 編 に つ い て は 「 か ら な ど 芸 体 記 録 が 適 切 に な さ れ る よ う 配 慮 す る 」 と あ っ た 。 作 す る 。 な お 、 民 俗 芸 能 に あ っ て は 、 踊 り の 所 作 や 音 楽 ま え 、 文 化 財 の 記 録 と し て 保 存 す る た め の 映 像 記 録 を 制 夫 や 効 果 も 考 慮 す る 」 、 記 録 編 は 「 現 在 の 伝 承 状 況 を 踏 簡 潔 に わ か り や す く 、 又 、 視 聴 者 の 関 心 を 惹 く よ う な 工 す る と あ り 、 普 及 編 は 「 一 般 の 人 を 対 象 に 当 該 文 化 財 を 文 化 庁 の 仕 様 書 に は 普 及 編 と 記 録 編 の 映 像 記 録 を 制 作 化 庁 か ら 採 択 さ れ た の で あ る 。 す る ス タ イ ル を と る 。 使 用 者 が 使 い や す い よ う に 各 章 ご 説 は 、 現 場 で の 伝 承 者 の 説 明 を 生 か し 、 テ ロ ッ プ で 補 足 録 と 後 継 者 育 成 の 活 用 を 目 的 と し て 製 作 す る 。 映 像 の 解 く 『 準 備 』 『 本 番 』 『 芸 能 』 に 大 別 す る 。 主 に 現 状 の 記 記 録 編 に つ い て は 「 調 査 報 告 書 の 映 像 版 と 捉 え 、 大 き 重 要 と 考 え て い る 」 と 書 い た 。 は 、 現 地 の 人 に 故 郷 の 良 さ を 再 認 識 し て も ら う た め に も 、 る 。 作 品 の 中 に 現 地 の 美 し い 四 季 の 映 像 を 挿 入 す る こ と の 穏 や か な 山 々 を 身 近 に 感 じ る こ と が で き る 地 域 で あ ⑤ に つ い て は 「 大 畑 集 落 が あ る 旧 新 治 村 は 、 筑 波 山 系 好 奇 心 を 満 足 さ せ る 内 容 と し た い 」 と 書 い た 。 な っ た の か を 、 検 証 で き れ ば 明 ら か に し 、 視 聴 者 の 知 的 ま た 、 ど の よ う な 経 緯 で そ の よ う な 形 で 行 わ れ る よ う に 灯 』 が 、 な ぜ 『 花 火 』 と 『 万 灯 』 が 一 体 と な っ た の か 、 て い る 県 内 や 近 隣 の 事 例 を 紹 介 し 、 『 大 畑 の か ら か さ 万 ( 写 真 と 文 茨 城 ビ デ オ パ ッ ク 社 長 岩 崎 真 也 ) な ノ ウ ハ ウ に つ い て 紹 介 し た い 。 常 日 頃 考 え 、 実 践 し て き た こ と で も あ る 。 次 回 は 技 術 的 す 伝 で は 高 を 撮 撮 あ 行 動 る を 芸 元 味 こ 」 え も 、 い 文 収 影 ら り う 力 の 与 能 の を 「 て あ 製 分 化 録 技 な ま に と で え の 人 わ … の ゆ り 作 野 財 す 師 け す は な す 、 伝 々 か ビ メ く ま 者 で の る 、 れ 。 、 る 。 さ 統 に り デ ッ と せ 側 あ 映 に 照 ば 映 文 と そ ら を あ や オ セ い ん に る 像 は 明 な 像 化 確 し に 保 ら す の ー う が 専 と 記 音 技 り も 財 信 て 伝 持 た く 中 ジ 意 、 門 認 録 声 師 ま プ 的 し 引 承 し め ひ で は 志 ふ 的 識 は も の せ ロ 価 て い へ て て も 地 、 筆 が る な さ 映 大 技 ん 用 値 お て の き 『 解 域 者 最 さ 知 れ 像 切 量 。 の を り は 使 た 自 く の が も と 識 て 製 で と そ 高 十 ま 地 命 の 分 こ 無 文 大 の と い 作 す 感 れ 品 分 す 域 感 だ 達 と 形 化 切 文 技 ま の 。 性 に 質 理 。 の を 』 が で 文 財 が は カ 解 … 絆 醸 と こ 、 化 な 化 術 す 中 映 必 カ メ し 撮 を 成 い の そ 財 の や が 。 で 像 要 メ ラ た 影 強 さ う 価 れ の だ 伝 必 文 も 記 で ラ を 上 も め せ 矜 値 を 学 と 統 要 化 か 録 す の 使 で 的 、 る 持 の 伝 術 考 を な 財 な を ( 高 え 的 。 性 用 臨 確 活 こ き え い の の り 行 的 能 し む な 性 と ょ い て 価 て つ は 映 専 う 確 以 美 必 収 化 が う 祭 き 値 お く 言 像 門 上 な 上 し 要 録 の で じ 礼 た や り し う 記 性 で 音 に く が を 原 き ) や 地 意 ま み ま 録 の 、 し て の 心 構 え 」 を 記 す ( 抜 粋 ) 。 最 後 に 、 企 画 書 の 冒 頭 に 書 い た 「 文 化 財 映 像 記 録 者 と 記 録 を 行 っ た か に つ い て 紹 介 し ま す 。 文 化 庁 の 直 轄 事 業 と い う こ と も あ り 、 国 た が 、 今 回 は 文 化 財 と し て の 「 か ら か さ 万 灯 」 を ど の よ う な 理 念 に 基 づ き 映 像 過 去 3 回 は 「 か ら か さ 万 灯 」 の 文 化 財 的 価 値 そ の も の に つ い て 述 べ て き ま し い ま す 。 方 向 性 を 通 し 、 文 化 財 を 映 像 で 記 録 す る こ と の 意 義 に つ い て 述 べ て み た い と 思 が 考 え る 無 形 の 文 化 財 映 像 の 在 り 方 と と も に 、 筆 者 が 目 指 し て き た 映 像 記 録 の 紙 参 照 ) 細 分 化 さ せ た も の と な っ た 。 ( 記 録 編 の パ ッ ケ ー ジ 裏 表 い た 。 ※ 記 録 編 の 最 終 構 成 は 小 メ ニ ュ ー を 増 や し 、 よ り と に メ ニ ュ ー を 付 け 選 択 で 呼 び 出 せ る よ う に す る 」 と 書
© Copyright 2024 ExpyDoc