革新する医療~希少疾患治療薬の開発を支える遺伝子解析装置

投資環境資料
革新する医療 | 希少疾患治療薬の開発を支える遺伝子解析装置
2016年7月
大手製薬会社が注目 期待される希少疾患治療薬の開発加速
 高血圧症や糖尿病などに比べ、患者数が少なく治療が難しい病気
希少疾患患者数(米国)
である「希少疾患」に対する注目が高まりを見せています。
 希少疾患は、患者数の少なさから、大手製薬会社による開発があ
約
まり進んできませんでした。ただ、開発資金の援助や優先的な審
査、税制上の優遇といった各国当局からの支援を背景に、近年は
3,000
万人
希少疾患の数
希少疾患治療薬の開発への取り組みが進んでいます。
約
7,000
希少疾患の年間平均薬剤費(米国)
希少疾患治療薬は、患者数こそ少ないものの、競合する薬が少ない
ため薬の価格を高額で維持しやすいことから、販売後は一般の医薬
品に比べて高い利益率を確保しやすいという側面があります。
非希少疾患の約
5
倍
希少疾患治療薬の開発に大きく貢献する遺伝子解析装置
 希少疾患の多くは、遺伝的要因が大きく関与していると言われてい
(ご参考)臨床試験開始以降、新薬が承認されるまでの確率
ます。そのため、その疾患の診断・治療薬の開発に当たっては、ま
ず発症原因を明らかにし、疾患が発症するメカニズムを解き明か
9.6%
25.3%
す必要があります。
 これまではその発症原因が明らかになっていなかった希少疾患で
すが、近年では高度な遺伝子解析装置を用いることにより、その
発症原因が明らかになりつつあることから、今後は希少疾患の予
全体
希少疾患
(含む希少疾患)
防や治療の道が開けると期待されます。
2014年に多くの著名人が参加し話題となった「アイス・バケツ・チャレ
ンジ」をきっかけに認知度が高まった筋萎縮性側索硬化症(ALS)
は、遺伝子解析装置を用いた研究が進む希少疾患の1つです。
希少疾患治療薬は、治療方法が確立しておらず、治療しないことによる生命
への危険度が高いことなどから、相対的に高い確率で承認されています。
遺伝子解析装置の開発企業例 | イルミナ
 米国カリフォルニア州で設立され、研究機関や企業に対して遺伝
子解析装置などを提供する医療機器メーカー。世界の遺伝子解析
データの90%超*に、同社の遺伝子解析技術が用いられており、同
社の遺伝子解析装置は、世界の研究所で標準機として使用されて
います。
 これまで専ら研究段階で活用されてきた遺伝子解析装置ですが、
遺伝子を調べて個々の患者に適した薬を選ぶといったテーラーメ
イド医療に取り組む動きも進んでおり、今後、幅広い分野での活用
が期待されます。
有名ハリウッド女優が、遺伝子検査の結果を受けて、乳房や卵巣、
卵管を切除したことは、ニュースでも大きく報じられました。
株価と売上高の推移
(米ドル)
300
(億米ドル)
30
250
売上高(右軸)
25
200
株価(左軸)
20
150
15
100
10
50
5
0
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
(予)
0
出所:Evaluate Pharma、Biotechnology Innovation Organization、Biomedtracker、AMPLION、ブルームバーグ * イルミナの2015年の算出データによるもの。
(上段図)いずれも推計値。年間平均薬剤費は、 Evaluate Pharmaの推計による2014年の米国の売上上位100製品の1人当たりのデータをもとに算出。
(中段グラフ)2006年~2015年の9,985件の臨床試験を対象にしたもの。
(下段グラフ)株価の期間:2011年1月3日~2016年6月末、売上高の期間:2011年~2016年(2016年はブルームバーグ集計のコンセンサス予想)
個別銘柄の推奨を目的として示したものではなく、当該銘柄の上昇を示唆、保証するものではありません。本資料のデータ・分析等は過去の実績や将来の予測、作
成時点における当社および当社グループの判断を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動等を示唆・保証するものではありません。
「投資リスク」「注意事項」「ファンドの費用」を必ずご覧ください。
投資環境資料
お客さまの投資判断において重要な情報ですので必ずお読みください
投資リスク
投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、有価証券の発行会社の業績、財務状況
等により価格が変動するため、投資信託の基準価額も変動し、損失を被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合に
は、為替の変動により損失を被ることがあります。そのため、投資信託は元本が保証されているものではありません。なお、投資信
託は預貯金ではありません。
注意事項
 投資信託によっては、海外の証券取引所の休業日等に、購入、換金の申込の受付を行わない場合があります。
 投資信託によっては、クローズド期間として、原則として換金が行えない期間が設けられていることや、1回の換金(解約)金額に
制限が設けられている場合があります。
 分配金の額は、投資信託の運用状況等により委託会社が決定するものであり、将来分配金の額が減額されることや、分配金が
支払われないことがあります。
ファンドの費用
投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによって異なり、下記以外の手数料がかかること、
また、一部の手数料がかからない場合もあるため、詳細は各ファンドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信託
説明書(交付目論見書)をご覧ください。
投資信託の購入時
購入時手数料(上限3.78%*(税抜3.5%))、信託財産留保額
投資信託の換金時
換金(解約)手数料、信託財産留保額(上限0.5%)
投資信託の保有時
運用管理費用(信託報酬)(上限年率2.052%*(税抜1.9%))
費用の料率につきましては、JPモルガン・アセット・マネジメント(株)が設定・運用するすべての公募投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用にお
ける最高の料率を記載しています。その他、有価証券の取引等にかかる費用、外貨建資産の保管費用、信託財産における租税等の実費(または
一部みなし額)および監査費用のみなし額がかかります(投資先ファンドを含みます)。また、一定の条件のもと目論見書の印刷に要する費用の実
費相当額またはみなし額がかかります。
* 消費税率が10%になった場合は、それぞれ「上限3.85%」「上限年率2.09%」になります。
金融商品取引業者について
投資信託委託会社
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る参考情報を提供することを目的とし、特定の
有価証券の勧誘を目的として作成したものではありません。また、当社が特定の有価証券の販売会社として直接説明するために作成したものではありません。当社
は信頼性が高いとみなす情報等に基づいて本資料を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載された情報を
使用することによりお客さまが投資運用を行った結果被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見通しは表記時点での当社および当社グループの
判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更さ
れることがあります。
「投資リスク」「注意事項」「ファンドの費用」を必ずご覧ください。