道徳教育推進校事業・指定校 本校では、道徳教育の全体計画を作成する際、「道徳アンケート」をもとに、重点化を図る内容項目を 設定しています。道徳アンケートは5月と12月に実施し、道徳性にかかわる生徒の変容を把握するとと もに、教育活動の検証にも利用しています。 □ 道徳アンケートの結果から、重点項目を 設定します。 ◆1-(2):勇気・希望 ◆1-(4):理想の実現 ◆4-(5):社会参画・勤労 重点 □ 道徳教育の重点目標を位置付けた全体計画を作成します。 「学習指導要領解説 総則編(平成27年7月)」 には、全体計画に含める内容として、「基本的把 握事項」と「具体的把握事項」の二つが示されて います。 本校では、このうちの「基本的把握事項」の「生 徒の実態」を「道徳アンケート」による客観的な データに基づき的確に把握しています。 また、アンケートを複数回行うことをとおして、 道徳教育の改善に役立てています。 本校では、学校として道徳の時間のねらいを踏まえた実践を確実に行うためには、学習過程の基本を全 教員が理解することが重要だと考えました。そこで、「学習指導要領解説 道徳編」を踏まえ、基本的な 学習過程を設定しました。その際、各展開で何をねらいとするのかが明確になるよう発問を工夫しました。 導 発問の ねらい 発問例 入 展 開(前半) 終 末 ・ 主 題 に 対 し て 課 題 ・登場人物の行動の要因となっている道 ・導入の課題意識とこれか 意識をもたせるよ 徳的価値を問う。 らの生活のつながりを問 うに問う。 う。 ・「働く」とはどう ・早朝に働きに出かける母を突き動かし ・学んだことを日常生活で いうことなのか考 ているものは何だろう。 生かせる場面はないだろ えよう。 うか。 ※指導過程のねらいに応じた発問例
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