足元の相場上昇基調を受けて(PDF/423KB)

アジア マンスリーウォッチ
(2016年8月)
情報提供資料
2016年8月3日
足元の相場上昇基調を受けて
6月に行われた英国の国民投票の結果、欧州連合(EU)離脱派が勝利してから約1ヵ月が過ぎました。市場関
係者の大半の予想を覆す結果に、当初は世界的なリスク回避の動きが強まり、先進国や新興国の株式や通貨が大
きく下落しました。また、政治や経済、金融など様々な観点で、その悪影響の波及度合いが懸念されました。
しかしながら、ここ1ヵ月間、アジアを含む新興国株式市場は上昇を続け、新興国通貨も対米ドルで概ね良好
な推移を続けました。
下記のような要因により投資家心理が改善し、短期的に新興国市場への資金流入につながったとみられます。
今後は、アジア域内の好材料が増加していることもあり、好調な相場がしばらく継続することが期待されます。
しかし、アジア各国において四半期業績発表を受けた株価の変動幅が大きくなり始めていることや、米国の利
上げが複数回に渡った場合の財務的な健全性が劣る国の通貨の動き、さらなる原油価格の下落により資源関連銘
柄や資源通貨および市場全体に警戒心が高まることには留意が必要と思われます。
主なアジア株価指数の推移
新興国市場の上昇要因
(2015年7月31日~2016年7月29日、日次)
120
足元の相場上昇の背景には、下記のようなものが
あると考えられます。
インドネシア
(1)英国のEUからの離脱問題については、来
年から本格化するとの見方が高まったこと
中国
100
90
(2)英国を含めた海外市場の先行き不透明感も
あり、米国の追加利上げペースは緩やかに
なるとの観測が高まったこと
80
70
(3)中国では、民間企業の設備投資が減速して
いるものの、政府によるインフラ投資の積
極化もあり、景気の安定化に向け漸進して
いること
※2015年7月末を100として指数化。
60
15年7月
15年11月
16年3月
16年7月
※インドネシア: MSCI Indonesia Index 、インド:MSCI India
Index、中国:MSCI China Indexを使用。
結果として、投資家心理が改善し、短期的に新興
国市場への資金流入につながったとみられます。英
国と金融や経済の結びつきの強い国々の株式市場や
通貨も値を上げました。
今後は、上記のような要因から好調な相場がしば
らく継続することが期待されます。中国では、石炭
や鉄鋼などの過剰生産設備の削減や、国有企業の合
併など構造改革が進展しています。インドネシアで
は閣僚刷新により政策実行に弾みがつき、インドで
は税制改革が実現する見通しが強まり、アジア域内
にも好材料が増えています。
インド
110
主なアジア通貨(対米ドル)の推移
(2015年7月31日~2016年7月29日、日次)
90
インドネシアルピア
95
インドルピー
人民元
100
105
110
※2015年7月末を100として指数化、逆目盛。
115
15年7月
15年11月
16年3月
16年7月
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来における主なアジア株価指数およびアジア通貨(対米ドル)
の推移を示唆、保証するものではありません。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
1/7
今後の新興国市場の留意点
WTI原油先物価格の推移
ただし、足元の上昇を受け、利益確定目的の売り
圧力が強まりやすい、やや神経質な展開になること
も予想されます。
株式市場では、景気に対する感応度の高い銘柄を
中心に多くの銘柄が値を上げましたが、四半期業績
が事前予想を下回った銘柄が大きく下落するなど、
株価の変動幅がやや大きくなり始めています。
米国の利上げペースについては、雇用環境の改善
度合いによっては、米連邦準備制度理事会(FRB)
が年内に複数回の追加利上げに動く可能性もあり、
その場合、新興国市場の株式や通貨に下押し圧力が
生じるリスクもあります。特に、財務的な健全性が
劣る国の通貨の動きには注意が必要と思われます。
足元では、供給過剰観測から原油価格が軟調に推
移しています。さらなる原油価格の下落が進んだ場
合には、資源関連銘柄や資源通貨に対してだけでな
く市場全体に警戒心が高まることも想定されます。
したがって、相場が調整するきっかけとなるよう
な事象が発生していないかを注視し続ける姿勢が、
しばらくは求められると考えます。
( 2013年7月31日~2016年7月29日、日次)
(米ドル/バレル)
120
100
80
60
40
20
13年7月
14年7月
15年7月
16年7月
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来におけるWTI原油先物価格の推移を示唆、保証するものでは
ありません。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
2/7
アジア株式市場
◆2016年7月のアジア株式市場動向
中国
各国・地域の株価指数の推移
中国市場は上昇しました。月初より相場は一進
一退が続きましたが、米国の追加利上げ観測の後
退や英国のEU離脱問題への懸念の後退から、中
旬以降、相場は上昇基調となりました。国有企業
の再編観測から関連銘柄が注目されたほか、好調
な販売状況から自動車関連銘柄などが物色されま
した。
(2013年7月末~2016年7月末、月次)
160
150
140
中国
インド
ASEAN
130
120
110
100
インド
90
インド市場は上昇しました。海外市場が好調で
あったことや、物品・サービス税の導入に向け進
展が見られたことなどが好材料となりました。良
好な四半期業績を発表した大手自動車メーカーや
英国を含む欧州事業の再編を発表した大手鉄鋼
メーカーの株価が上昇した一方、事前予想を下回
る四半期業績を発表した大手情報サービス会社や
医薬品メーカーの株価が大きく下がりました。
80
13年7月
※2013年7月末を100として指数化。
14年7月
15年7月
16年7月
※中国:MSCI China Index、インド:MSCI India Index、
ASEAN: MSCI AC South East Asia Indexを使用。
(ご参考)
各国・地域の株価指数の
期間別騰落率
騰落率
2016年7月末
ASEAN
1ヵ月
ASEAN市場は上昇しました。海外市場の影響
もあり、投資家のリスク許容度が短期的に改善し
ました。インドネシアでは、内閣改造による政策
執行能力の向上が期待され、食品や銀行などの主
要銘柄も値を上げました。タイでは、銀行や通信
など大型銘柄が物色されました。フィリピンでは、
引き続き新政権や堅調なマクロ経済への注目は高
く、不動産や食品、複合企業など同国を代表する
銘柄が上昇しました。一方、シンガポールでは大
手銀行や農業関連企業の軟調な四半期決算などが
嫌気されました。マレーシアでは政府系投資会社
を巡る不正資金疑惑が再び浮上し、政治的不透明
感が嫌気されました。
上海総合
1年
3年
2,979.34
1.7%
▲ 18.7%
49.4%
ハンセン指数
21,891.37
5.3%
▲ 11.1%
0.0%
ムンバイSENSEX30種
28,051.86
3.9%
▲ 0.2%
45.0%
シンガポールST
2,868.69
1.0%
▲ 10.4%
▲ 11.0%
ジャカルタ総合
5,215.99
4.0%
8.6%
13.1%
マレーシアKLCI
1,653.26
▲ 0.0%
▲ 4.1%
▲ 6.7%
タイSET
1,524.07
5.5%
5.8%
7.1%
フィリピン総合
7,963.11
2.1%
5.5%
19.9%
18,432.24
2.8%
4.2%
18.9%
1,322.74
6.2%
▲ 20.3%
16.9%
NYダウ平均
TOPIX
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問
が作成。
※上記は、将来における各国・地域の株価指数の推移および騰落率
を示唆、保証するものではありません。
※上記コメントは、MSCI指数を参考にして執筆したものです。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
3/7
◆アジア株式市場の見通し (2016年7月末現在)
中国株価指数と
製造業購買担当者指数(PMI)の推移
中国
中国当局の政策や中国景気動向の影響を受けやす
い相場展開が続いています。本土株式市場では売買
代金が伸び悩み、横ばい推移が続いていますが、政
策当局の対応もあり、さらに相場が下値を切り下げ
るリスクは限られていると思われます。マクロ経済
面では、供給サイド改革※による影響や民間企業によ
る投資の伸び悩みなどがあるものの、インフラ投資
や個人消費が景気を下支えする状況が継続すると考
えます。今後も、国有企業の再編や供給サイド改革、
高齢化対策、インターネットなどの関連銘柄が注目
されると思われます。米国の早期追加利上げ実施観
測や英国のEU離脱問題への懸念の後退により、相場
が短期的に上昇したことから、利益確定を目的とし
た売り圧力が強まりやすい環境にあります。した
がって、上昇基調が期待される一方で、やや神経質
な相場展開になると想定します。
(2013年7月末~2016年7月末、月次)
150
55
株価指数(左軸)
140
54
製造業購買担当者
指数 (右軸)
130
53
120
52
110
51
100
50
90
49
※株価指数:MSCI China Indexを使用。
80
13年7月
※中国の全国人民代表大会(全人代)で決定された重点政策の一つ
で、鉄鋼や石炭、非鉄など過剰生産能力を淘汰する施策のこと。
14年7月
15年7月
48
16年7月
インド卸売物価指数(前年同月比)と
政策金利の推移
インド
(2013年7月末~2016年7月末、月次)
(%)
10
長年の課題であった物品・サービス税の導入によ
る税制改革の進展は、市場にとって好材料です。就
任時のモディ首相の注目度が非常に高かったことも
あり、市場の期待感が徐々に剥落していました。今
回の税制改革により、再びモディ氏の指導力に注目
が集まれば、インド市場への期待感も再度浮上する
要因になると思われます 。一方、市場の信任が厚
かったインド準備銀行のラジャン総裁が任期満了を
持って退任すると発表したことは、不安材料の一つ
で、次期総裁の選出とその方針を確認するまでは、
投資家はやや慎重な見方を続けると見込まれます。
グローバルな投資資金の流れから、インドの株式市
場も影響を受けやすい環境が続くと予想します。短
期的にはここ数ヵ月の上昇を受け、利益確定を目的
とした売り圧力が強まる局面も想定されますが、中
期的に相場は緩やかな上昇基調となることが期待さ
れます。
8
6
4
2
0
▲2
政策金利
▲4
卸売物価指数
▲6
※卸売物価指数は2016年6月まで。
▲8
13年7月
14年7月
15年7月
16年7月
ASEAN株価指数の推移
(2013年7月末~2016年7月末、日次)
2,400
ASEAN
2,300
ASEAN市場は他の新興国と同様に海外市場の影響
を受けやすい状況が続くと見込まれます 。シンガ
ポールを除くと、同地域は英国や欧州との経済面で
の結びつきは大きくないため、今後、英国のEU離脱
問題が進展しても直接的な影響は限定的と予想しま
す。ただし、世界経済の減速や金融市場の不安定化
による影響には注意を要します。インドネシアでは、
内閣改造もあり、政策の実行や景気浮揚効果、財政
再建など期待感が高まっています。マレーシアでは、
不正資金疑惑を含め、政治的不透明感を払拭できる
かが焦点です。タイでは、銀行の収益性動向などに
注目が集まります。シンガポールは、相対的に海外
経済の影響を受けやすい環境にあることから、その
度合いが注視されます。フィリピンでは、新政権に
よる政治・経済面での運営力に期待が高まっていま
す。
2,200
2,100
2,000
1,900
1,800
1,700
13年7月
14年7月
15年7月
16年7月
※ASEAN: MSCI AC South East Asia Indexを使用。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来における中国株価指数と製造業購買担当者指数(PMI)の推
移、インド卸売物価指数(前年同月比)と政策金利の推移およびASEAN
株価指数の推移を示唆、保証するものではありません。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
4/7
アジア債券
アジア現地通貨建て債券(除く日本)の
パフォーマンス推移
◆ 2016年7月のアジア債券市場動向
(2013年7月末~2016年7月末、月次)
106
7月のアジア諸国の10年国債利回りは、グロー
104
バルな金融緩和環境継続に対する期待感などを受
102
け、投資家のリスク許容度が高まったことなどか
100
ら、おおむね低下(価格は上昇)しました。
98
インドネシアの10年国債利回りは、租税特赦 ※
96
法案が先月成立したことに関し、米大手格付け会
94
社が同国の格付けにプラスとの見解を示したこと
92
などを受けて買われ、低下しました。インドの10
90
13年7月
年国債利回りは、インド準備銀行の次期総裁が金
融緩和に動くとの期待感が高まったことなどから、
14年7月
15年7月
16年7月
※アジア現地通貨建て債券(除く日本):Markit iBoxx Asia Local
Bond Index(トータルリターン、ヘッジなし・米ドルベース)を
使用。
低下しました。マレーシアの10年国債利回りは、
世界経済の下振れ懸念を警戒し、マレーシア中銀
米国 10年国債利回りの推移
が市場予想に反して政策金利引下げを実施したこ
となどから低下しました。一方、タイの10年国債
(%)
2.2
利回りは、米大手格付け会社が同国の自国通貨建
長期債格付けを引下げたことにより売られたこと
(2016年1月末~2016年7月末、日次)
2.0
や、海外投資家による売り圧力が強まったことな
1.8
どが、上昇要因となりました。
※資産や所得を正しく申告していなかった納税者が自主的に開
示・申告を行った場合に、これに本来ならば課される加算税等
を減免したり刑事告発を免除したりする制度。
1.6
1.4
1.2
16年1月
16年3月
16年5月
16年7月
各国・地域の10年国債利回り
(%)
(2016年7月末現在)
10
8
7.2
6.9
6
3.6
4
3.2
2.8
2.1
2
1.4
1.0
0.7
香港
(AAA)
台湾
(AA-)
0
インド
(BBB-)
インドネシア マレーシア
(BB+)
(A)
フィリピン
(BBB)
中国
(AA-)
タイ
(A-)
韓国
(AA-)
※S&P社の現地通貨建て長期債務格付けを使用。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来におけるアジア現地通貨建て債券(除く日本)のパフォーマンス推移、 10年国債利回りの推移、各国・地域の10年国債利回
りおよび格付けを示唆、保証するものではありません。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
5/7
アジア通貨
アジア通貨の騰落率(対米ドル)
◆ 2016年7月のアジア通貨動向
騰落率
7月のアジア諸国の通貨市場は、おおむね横ば
いまたは上昇する展開となりました。グローバル
な金融緩和継続に対する期待感が高まり、投資家
のリスク許容度が高まったことなどが上昇要因と
なりました。
インドルピーは、海外からの資金流入が期待さ
れたことなどが上昇要因となりました。インドネ
シアルピアは、ジョコ大統領が内閣改造を行い、
改革推進が期待されるインドラワティ氏が新財務
相に指名されたことなどが好感され、上昇しまし
た。タイバーツは、6月の貿易収支が予想比良好
であったことや、タイ株式市場が上昇したことな
どが上昇要因となりました。一方、マレーシアリ
ンギットは、原油価格が軟調な展開となっている
ことや、マレーシア政府系投資開発会社ワン・マ
レーシア・デベロップメント(1MDB)の資金洗
浄疑惑に関する懸念などを受けて下落しました。
対米ドル
2016年7月末
1ヵ月
1年
3年
人民元
6.64
0.0%
▲ 6.5%
▲ 7.7%
香港ドル
7.76
0.0%
▲ 0.1%
▲ 0.0%
1,113.20
3.6%
4.8%
0.8%
66.71
1.2%
▲ 4.0%
▲ 9.1%
1.34
0.4%
2.3%
▲ 5.2%
インドネシアルピア 13,078.00
0.7%
3.2%
▲ 21.4%
4.03
▲ 0.9%
▲ 4.9%
▲ 19.4%
タイバーツ
34.78
1.0%
0.6%
▲ 10.1%
フィリピンペソ
47.02
0.2%
▲ 2.9%
▲ 7.6%
米ドル(対円)
102.07
▲ 1.1%
▲ 17.6%
4.3%
韓国ウォン
インドルピー
シンガポールドル
マレーシアリンギット
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問
が作成。
※上記は、将来におけるアジア通貨の騰落率(対米ドル)を示唆、
保証するものではありません。
※為替の見通し(人民元およびインドネシア
ルピア)については「マーケットマンス
リー(為替編)」をご参照ください。
注目のイベント等
【各国の金融政策】
日付
8/9
8/11
8/12
8/12
8/12
8/12
8/15
8/15
8/18
9/1
9/1
7月にはマレーシアの中央銀行が市場の予想に反し政策金利を3.00%へ0.25%
引下げ、世界経済の不確実性を指摘しています。アジア域内では比較的インフレ
圧力が弱いため、今後も各国で予防的に金融緩和を行う傾向が続くとみられ、為
替市場を中心に、その影響が注目されます。
国
中国
マレーシア
中国
中国
中国
インド
インドネシア
フィリピン
インドネシア
中国
タイ
イベント
消費者物価指数(前年比)
鉱工業生産(前年比)
鉱工業生産(前年比)
小売売上高(前年比)
固定資産投資(除農村部、年初来、前年比)
鉱工業生産(前年比)
貿易収支
海外在留労働者からの送金
政策金利
製造業購買担当者指数(PMI)
消費者物価指数(前年比)
期間
7月
6月
7月
7月
7月
6月
7月
6月
-
8月
8月
出所:各種資料を基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、作成日時点のものであり、予告なく変更されることがあります。
■最終ページの「本資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
6/7
前回
1.9%
2.7%
6.2%
10.6%
9.0%
1.2%
9億米ドル
21億8千8百万米ドル
6.50%
49.9
0.1%
[投資信託のお申込みに際しての一般的な留意事項]
●投資信託に係るリスクについて
投資信託は、主として国内外の株式、公社債および不動産投資信託証券(リート)などの値動きのある証券等(外貨
建資産に投資する場合には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、ファンドの基準価額は変動します。し
たがって、投資者の皆さまの投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元
金を大きく割り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆さまに帰属します。また、投資
信託は預貯金と異なります。
投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リ
スクの内容や性質が異なりますので、お申込みの際は投資信託説明書(交付目論見書)を必ずお読みください。
●投資信託に係る費用について
みずほ投信投資顧問株式会社が運用する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費用をご負担いただ
きます。
■直接ご負担いただく費用
購入時手数料 : 上限3.78%(税抜3.50%)
換金時手数料 : 換金の価額の水準等により変動する場合があるため、あらかじめ上限の料率等を示すこと
ができません。
信託財産留保額 : 上限0.5%
■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用
運用管理費用(信託報酬)※ :上限 年2.16%(税抜2.00%)
※上記は基本的な料率の状況を示したものであり、成功報酬制を採用するファンドについては、成功報酬額の
加算によってご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準価額の水準等
により変動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。
■その他の費用
上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等でご確認
ください。
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機関が取り扱う投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。投資信託の設定・運用は、投資信託委託会社が
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7/7