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入門段階
基礎力をつける時期
⇒ 「基礎力」とは
条文・定義・制度趣旨・要件・効果・基本論点・重要判例(事案・規範・理由付け・
抽出事実・事実評価部分)の「正確」な「理解」と「記憶」
。
ここで「楽をしない」
、
「手を抜かない」
。
⇒ 留意点
・講義を聞く時間は「勉強時間」ではない「準備体操」に過ぎない。
・純粋に記憶のための時間を「半分」は取る。
・1時間でテキスト1冊を見直せるレベルにまで持っていく。
・いつまでも「読書家」していない(本番では何をさせられるのか)
・問題演習→インプットという段階に早期に移行する。
・愚直なまでに繰り返す。
⇒ 問題演習
短答過去問題にチャレンジ。
→ 最初は「読む」だけでもよい。
どういうところが出そうか、アタリがつけられるようにする。
過去問題で出た知識は「受験界の常識」=できない方がどうかしている。
→ 肢別本は記憶するためのツール
普段はフルスケール型を用いるべき
論文問題にチャレンジ。
→ 1問15分程度、答案構成を必ずする。
「自分が如何にできないか」をまず自覚する。
「どうすれば書けるようになるか」を真剣に考える。
最初から書けると思うな、おこがましい。
→
解答は読んで覚える。
= 「答案の雛形」のストック
= 1時間で読み返せられるまで覚え込む
= 全て最初は「モノマネ」である。
= 旧来型の論証からの脱却(コンパクトかつキレのある論証で学ぶ)
予備試験段階
論証の「精度」を上げる。
→ 主要論点に気がつくのはあたり前。差がつくのは論証の「精度」
。
出題形式に慣れる。
→ 旧司法試験とはかなり異なる場合がある(憲法、民法などが顕著)
→ 「問題文の読み方」スキルを身に付ける(論点の「抽出」と「選別」
)
<論文答案の基本的骨組み>
・事案の問題提起(何故本件でその論点を論じるのかの理由)
・規範定立(原則と例外,必要性と許容性,第2次規範としての考慮要素)
・事実の抽出(重要な事実を抜き出し,規範と照合する)
・事実の評価(~と評価できる)
・結論(問いに答えているか)
・短答試験は,
「論文基礎体力判定試験」である。
→ 法律基本科目で8割を目指すべき。
<スケジュール感>
年内:論文対策メイン
秋口からの答練参加は必須
年明け:論文+短答対策
短答プロパー対策
3月~:短答特化時期
模試等を受ける。論文対策はお休み
5月末~論文再起動
直前答練を受ける
7月:論文決戦
「なんとなく問題になりそう」と「厳密に問題となりそう」の違い。
株主平等原則
株主平等の原則とは、株式会社は、株主をその有する株式の内容および数に応じて、平
等に取り扱わなければならないという原則である。株主がその資格に基づいて会社に対
して有する権利義務は、持株数に応じて平等な取扱いを受けなければならない。
→
従業員持株会制度において、従業員株主が自社株を取得するにあたり、会社が奨励
金を支給することがある。平等原則の適用はあるか。
利益供与
会社は、何人に対しても、株主の権利の行使に関し、財産上の利益の供与(自己または
子会社の計算においてするものに限る)をしてはならない(120 条 1 項)。
利益供与の禁止は、①企業経営の健全性の確保だけでなく、②会社財産の浪費を防止す
る趣旨である。
→ 蛇の目ミシン株主代表訴訟上告審判決/最判平 18.4.10
「株式の譲渡は株主たる地位の移転であり、それ自体は「株主ノ権利ノ行使」とはい
えないから、会社が、株式を譲渡することの対価として何人かに利益を供与しても、
当然には商法 294 条ノ 2 第 1 項〔会社法 120 条 1 項〕が禁止する利益供与には当たら
ない。しかしながら、会社から見て好ましくないと判断される株主が議決権等の株主
の権利を行使することを回避する目的で、当該株主から株式を譲り受けるための対価
を何人かに供与する行為は、上記規定にいう「株主ノ権利ノ行使二関シ』利益を供与
する行為というべきである」
→ 情報,地位,取引の機会と言ったものの提供はどうか。
→
会社の不祥事を週刊誌等に暴露する,会社の取引を国会等で追及する,という威圧に
対し利益供与を行ったらどうか。
→
会社に対する土地明渡請求権,売買契約上の債権等の行使を控えさせる目的で利益を
供与した場合はどうか。
→ 取締役が個人的に利益を供与した場合はどうか。
314 条
取締役の説明義務
取締役…は、株主総会において、株主から特定の事項について説明を求められた場合
には、当該事項について必要な説明をしなければならない。
→ 「予め会社に質問状を提出しても、総会で質問をしない限り、取締役等がこれにつ
いて説明をしなければならないものではない」
→ 何故か?
310 条
議決権の代理行使
→ 弁護士が代理人である場合
神戸地裁尼崎支部平成12年3月28日 上場会社の例 肯定
宮崎地裁平成14年4月25日 非公開会社の例 否定
東京高裁平成22年11月24日 上場会社の例 否定