平成28年度 シラバス 教科 国語 科目 古典B

平成28年度
シラバス
教科
国語
科目
古典B
科目の
古典としての古文と漢文を読む能力を養うとともに、ものの見方、感じ方、考え方を広
目標
くし、古典についての理解や関心を深めることによって人生を豊かにする態度を育てる。
履修学年
第2学年
学科・コース
全日制普通科
単位数
3単位
授業形態
一斉授業
教科書
高等学校古典B(三省堂)
副教材等
プログレス古典 総演習標準編
古典単語 330
体系古典文法八訂版
精説漢文
担当者
山田
春美(1・5・6組)
秋山
幸一(2・3・4組)
1.学習の目標
(1) 古文や漢文に用いられている語句の意味、用法及び文の構造を理解する。
(2) 文章や作品の内容を構成や展開に即して的確にとらえる。
(3) 文章や作品に表れた人間、社会、自然などに対する思想や感情を読み取り、ものの見方、感じ
方、考え方を豊かにする。
(4) 文章や作品の表現上の特色を理解し、優れた表現に親しむ。
(5) 古典を読んで、日本文化の特質や日本文化と中国文化の関係について考える。
2.学習内容と進め方
(1) 授業は「現代文」(2単位)と「古典」(3単位)とに分けて行い、それぞれに評価した上で、
学年末に総合して評定を出すものとする。
(2) 定期考査のほかに、適宜小テストを行う。
(3) 年間を通じて、週1回程度のペースで「古文単語(古典
文法)」の小テストを行う。原則と
してその週の最初の授業で実施する。
3.学習の留意点
(1) 家庭学習用の問題集は計画的に取り組むようにし、自己採点をした上で、決められた日に提出
する。週末や長期休業などには課題を出すので、しっかり取り組むこと。
(2) 授業には教科書・ノートはもちろん、授業で配布されたプリント、古文においては「体系古典
文法」と古語辞典(電子辞書でもよい)、漢文においては「精説漢文」を用意して学習に臨むこ
と。古典では教室に置いていってよい教材はない(辞典類は除く)ので、すべて持ち帰ること。
(3) 教科書等を忘れた場合でも、原則として隣の人の教材を共用することは認めないので、各自で
借りておくなどの対応をしておくこと。また、休み時間のうちに教科担任に申し出ること。
(4) 欠席が著しく多いと、履修が認められない場合があるので注意すること。
(5) 各考査ごとに、学力の定着が不十分と思われる生徒に対して「基礎講習」を行う。
(6) 進路実現を目指して開催される「土曜講習」「夏期・冬期講習」は全員受講を原則とする。
(7)「土佐日記」「先従隗始」については国語総合の教科書を使用する。国語総合の教科書が手元に
ない生徒は、教科担任に申し出ること。
-1-
4.評価・評定
【評価の観点】
観
点
趣
旨
関心・意欲・態度
国語で伝え合う力を進んで高めるとともに、言語
文化に対する関心を深め、国語を尊重してその向
上を図ろうとする。
話すこと・聞くこと
目的や場に応じて効果的に話し的確に聞き取った
り、話し合ったりして、自分の考えをまとめ、深
めている。
書くこと
相手や目的、意図に応じた適切な表現による文章
を書き、自分の考えをまとめ、深めている。
読むこと
文章を的確に読み取ったり、目的に応じて幅広く
読んだりして、自分の考え。を深め、発展させて
いる。
知識・理解
伝統的な言語文化及び言葉の特徴やきまり、漢字
などについて理解し、知識を身に付けている。
評価の場面
授業態度
課題の取り組み
定期考査
【評価・評定】
5段階で評価する。前期末に「評価」、学年末に1年間の「評定」を示す。
達成度
評価・評定
特に高い程度に達成
5
高い程度に達成
4
おおむね達成
3
不十分
2
著しく不十分
1
*年間の評定1の場合、単位の修得は認められない。
備考 定期考査(80%)、提出物・小テスト・授業態度
等(20%)を総合して評価する。
-2-
5.授業計画
学期
月
4
章・節
日記「土佐日記」
配当時間
指導内容
12
文学的意義を知り、表現の特色を
考査・行事等
実力テスト
学ぶとともに、当時の制度、風習
5
や旅の様子、作者の心情を理解す
る。
前
史話「先従隗始」
8
現代語訳しながらストーリーの展
開を把握し、その過程で重要な句
法を理解する。
6
句法(受身・詠嘆・限定・累加・比較・選択・仮定・抑揚・願望) 前期中間
随筆「枕草子」
20
筆者の美意識やものの見方を読み
取るとともに、当時の宮廷生活に
期
7
ついて理解する。
進研模試
8
敬語
実力テスト
9
前期期末
史話「史記」
18
話の展開を読み取るとともに、古
代中国の歴史が持つおもしろさや
10
登場人物の魅力を味わう。
後
進研模試
11
物語「源氏物語」
18
登場人物の心情を状況や行動に即
し て 読 み 取 る と と も に 、『 源 氏 物
語』への理解を深め、興味関心を
高める。
12
期
1
後期中間
まぎらわしい語の識別①
日記「更級日記」
18
2
作者の生活や心情を読み取るとと
実力テスト
もに、平安女流日記文学の特徴を
進研模試
理解する。
センター早期対策模試
学年末
3
まぎらわしい語の識別②
-3-
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