青森東高校第５１回生第２年次通信 2015(平成 27)年７月１５日（水）第３号(通算第１１号) 盛年重ねて来たらず、歳月は人を待たず。今やるべき事をやりましょう。勉強や部活の練習だけでなく、親の手伝い、掃除などすべてが自分を磨く修行です。今行動することは自分を磨くことになります。「知識欲」７・８月行事予定２年２組担任工藤陽平月日 13 14 今年度、２年次担任に新しく仲間入りし、文系の選択科目で「地学 15 基礎」を受け持っている。授業の最初にも話したが、地学を本格的に 16 教えるのは初めての経験になる。 17 「理科」は、物理学・化学・生物学・地学など、数学以外の自然科 18 学の内容をまとめたものである。一言で地学といっても、地質学、古 19 生物学、地震学、惑星科学など分野は多岐にわたる。その中でも火山 20 について少し述べてみる。 21 去年は長野・岐阜県境にある御嶽山、今年に入ってからは鹿児島・７ 22 屋久島の隣にある口永良部島(くちのえらぶじま)の新岳など、火山が月 23 騒がしい。そもそも日本列島は、太平洋プレート、フィリピン海プレ 24 ート、北米プレート、ユーラシアプレートの４つのプレートがせめぎ 25 合うため、地震も火山も多く、世界でも珍しい場所なのである。この 26 狭い国土に活火山が 110 もある。 27 火山活動やプレートの動きは、地形を作るとともに日本の季節や気 28 候にも大きな影響を与えている。例えば、冬は、北西からの季節風が 29 高い山にぶつかることによって、日本海側の降雪と太平洋側の乾燥し 30 た天気をもたらす。また、梅雨も、ヒマラヤ山脈やチベット高原（こ 31 れらは、インド亜大陸がユーラシアプレートに衝突してせり上がった） 1 によって偏西風の流れが変えられることによって起こる現象である。 2 過去をさかのぼると、18 世紀は大きな噴火が続発した。日本史に登 3 場する「天明の飢饉」は、1783 年の浅間山とアイスランドのラキ火山 4 の噴火による異常気象の影響が大きい（同じ年に我らが岩木山も噴火 5 した）。ちなみに江戸時代は、太陽活動度が著しく低下し、エルニーニ 6 ョ現象などもあって、全体にわたって寒冷な時代であり、飢饉が多発 7 したといわれている。 8 日本において、ここ 100 年近く大噴火は起こっていない。だが、静８月 9 かな状態はこのまま続かず、東日本大震災が引き金になって大噴火が 10 多い「普通の」状態に戻ると考える学者は多い。とはいうものの、私 11 たち日本人は火山の恩恵に浴してきた。日本の地形や気候は火山が作 12 ったものであり、登山や温泉を楽しむことができるのは火山のおかげ 13 なのである。 14 以上、勉強を始めたばかりの火山について偉そうに述べたが、一つ 15 二つと知識が増えていくたびにさらに新しい知識が欲しくなる。勉強 16 することによって自分が勉強できていないことにも気づき、「アレも必 17 要コレも知らないと」と加速度的に増えていき、さらに知識につなが 18 りが生まれてくる。でも勉強をやめると、不思議なことにそういうこ 19 とが減ってきていつの間にか無知の知も忘れてしまう。知らないこと 20 はあっても、それが何か分からなくなってしまう。また何から勉強し 21 てよいのかすら分からなくなってしまう。 22 だから、継続性が大切なのである。最後に一言、曜「何よりもまず学べ、知識は力である。」２年次の夏 23 日 24 25 月火２年生の夏は具体的な将来の進路を考える時です。いろいろな職場を見学して仕事の種類を知ることは自分を生かす場所を見つけるという意味で大切なことです。決めつけることなく様々な職種を見ておくことが大切です。将来、自分を生かせそうな職種や系統が分かりだしたら、学部学科が決まってきます。学部が決まったら次が大学です。大学によって学部の研究内容も違ってきます。将来何をやっていいか分からないという人は行動しないといつまでたっても分かりません。受身にならず行動していけば自分に合った道が見えてきます。今年はオープンキャンパス参加が総合的な学習の時間の一環としてあります。これも興味あるところだけでなく様々な大学や学部を見ることが大切です。決めつけることなく、発見をしてください。（東）月火水木金土日月火水木金土日月火水木金土日月火水木金土日月火水木金土日月火水木金土行事代休代休原別小学校ボランティアワーク③ねぶた海の日音楽部定期演奏会講習午後総合学習（職場訪問打合せ）講習原別小学校ボランティアワーク④ 講習原別小学校ボランティアワーク⑤ 職場訪問（総合学習 4 時間分）講習講習午後総合学習（職場訪問まとめ）東北大学オープンキャンパス東北大学オープンキャンパス難関大対策講習難関大対策講習難関大対策講習中学生体験入学講習高教研高教研講習講習夏季休業終了実力テスト実力テスト８，９月の予定夏季休業７月２１日～８月２１日８月２４日、２５日実力テスト大運動会９月７日第２回定期考査９月２４日～２９日夏季休業中は講習も９日間あります。昨年夏休みが終わったとき、時間を無駄にして後悔しているという人がいました。そのような人は、今年は充実させるために、計画を立てて、計画の実行を遂行しましょう。６月２７日キャリアサポート（大学生の語り場）原別小学校ボランティアワーク（小学生の算数の授業を手伝いました。）７月７日キャリアサポート事業についてキャリアサポート事業とは県内の大学生がボランティアで高校に訪れ、どうして現在の進路を選択したのかを語ってくれるというものです。９０名ぐらいの県内の大学生が来てくれました。文系・理系それぞれ様々な学部に所属する大学生がスピーチしてくれるので、体育館を９箇所くらいに分け、生徒は聞きたい人の所に分かれて集まり、自分のもっとも興味ある学生の話を聞くことができました。大学生は自分の体験をもとに要点をスケッチブックに大きく書き、詳しくかみ砕いて話してくれ、話を聞いた生徒のアンケートを見ると非常に参考になったという意見が多くを占めました。原別小学校ボランティアワークについて将来教育系へ進む可能性のある生徒を対象にして小学生の算数の授業の手助けをするという取り組みです。授業だけでなく、班によっては昼食や休み時間も小学生と一緒にすごすこともあります。最初は緊張気味でも徐々に溶け込んで笑顔で会話ができるようになります。