研修部だより - 福島県立大笹生養護学校

研修部だより
平成28年7月
発行
大笹生養護学校研修部
外部専門家活用研修会Ⅱ
本校では、年に 4 回外部専門家を招聘し、教員の専門性(授
業力)の向上を目指した研修会を行っています。
今回は 2 回目として、7 月 5 日(火)、6 日(水)の 2 日間、
宇都宮大学教育学部の岡澤慎一先生をお招きし、中学部、高
等部の授業への指導助言をいただきました。
今後は授業改善が図られ、子どもたちが、自ら考え行動し
たり、自分の思いを豊かに伝えたりする姿を引き出す授業が
展開されるものと期待しています。
高等部1・2学年
自立活動「せんせいといっしょに、そめよう。
つくろう。
」
主な指導助言内容:子どもの興味・関心を捉え
役割を設けたことは大変良い。今後はさらに子
どもの視線を丁寧に受け止め、その意味を確認
することで、子どものコミュニケーション行動
が広がる可能性があるのではないか。
宇都宮大学 岡澤慎一先生
高等部1学年
生活単元学習「自分のことや気持ちを伝え
よう〜現場実習編〜」
主な指導助言内容:生徒が自分の思いを伝
えようとする姿が見られた。今後はさら
に、教師の役割を検討したり、尐人数での
発表を取り入れたりして、より伝えやすい
環境をつくってはどうか。
中学部3学年
中学部3学年
生活単元学習「修学旅行に行こう」
日常生活の指導「先生と一緒に外で活動を
主な指導助言内容:修学旅行の思い出を学
楽しもう」
級全体に向けて発表することも大事であ
主な指導助言内容:子どもの考えているこ
るが、同じトピックでの小集団をつくり発
とを知ろうとする姿勢を保ち続けること
表し合うことで、発表する側、発表を聞く
は大事である。今後はその姿勢と併せて、
側の考えが深まるのではないか。
考えを共有するための手立てを検討して
いく必要があるのではないか。
中学部1学年
生活単元学習「紙すきでうちわをつくろう」
主な指導助言内容:子どもたちがプリントや
板書を見ながら自ら動けていた。今後は、覚
えたことを行うだけでなく、困ったことにど
のように対応できるか、子どもたちが臨機応
変に物事に対処しようとする姿を引き出す
授業づくりをしてはどうか。
次回は、11月21日(月)、22日(火)
に小学部の授業を対象として、指導助言を
いただきます!!