証券コード 6701 会社名 日本電気 レポート提出日 6/20 学部 商 氏名 山下友梨 学年 3 賛成 反対 棄権 第 1 号議案 取締役 11 名選任の件 1.遠藤 信博氏 ○ 2.新野 隆氏 ○ 3.清水 隆明氏 ○ 4.川島 勇氏 ○ 5.森田 隆之氏 ○ 6.江村 克己氏 ○ 7.國部 毅氏 ○ 8.荻田 伍氏 ○ 9.佐々木 かをり氏 ○ 10.岡 素之氏 ○ 11.野路 國夫氏 ○ 第 2 号議案 監査役一名選任の件 ○ 第3号議案 取締役賞与支給の件 ○ 上記の推奨をした理由、プロジェクトの感想 第一号議案 各取締役が各ポジションに就任したのが平均して 2011 年であることからそれ以降の売上高営業利益率 を確認したところ、低空飛行を狭い範囲で続けており 5%を超えた年がなかったため、私の取締役会への 視線は全体として厳しいものになった。また、株主構成の中で外国人投資家が最も多いにも関わらず、 財務ハイライトが一目でわかるようになっていない点や、海外売上高の全体に占める割合も低空飛行し ている点から、株主のための経営ができておらずグローバル化が推進できていないのではないかと推考 し、取締役会のなかでも特に全社戦略にかかわっていそうな取締役に対し反対票を投じようと考えた。 しかし日本電気の過去 15 年のなかでは、取締役会改新後の近年 5 年の売上高営業利益率は堅実な数字の 改善の兆しを見せているし、売上高規模の縮小と利益率の向上から経営の効率化も推察できたため、現 行の取締役メンバーには賛成を推奨しようと考えた。反対を推奨した社外取締役一名に関しては、本業 の(株)三井住友銀行頭取兼最高執行役員/(株)三井住友フィナンシャルグループ取締役/一般社団法人 全国銀行協会会長 が非常に多忙であることが察せられたことのほか、日本電気の最大借り入れ先が当 行であるため立場が客観性に欠けていると判断したため。 第二号議案 新任かつ第三者性も保たれているため、特になし。 第三号議案 社内取締役には反対票を投じなかったが、満足ができるレベルの経営成績ではないため反対。収益力の 低さや業界の革新への対応の遅さは以前から経営課題としてマークされていたにもかかわらず、売上高 営業利益率の向上スピードが鈍っていること、また、昨年よりコンプライアンス不全が続いていること から機能の低下が疑われるため、取締役賞与の支給には賛成できない。 当プロジェクトに参加した感想: そもそも株主だった場合にいつ頃どんなイベントが行われるのかを知るところからはじまり、実際に株 主がどんな数字を重視してどの票を投げるのかをきたる総会の結果に照らし合わせて再考するフィード バックの材料を得るまで、自分にとって新たな見地を当プロジェクトに与えてもらったと思う。調べる 中で、自分がお金を持っていたら日本電気の株を買ったかどうか?や、配当が安定している以外に日本 電気株を外国人投資家が保有する理由は何だろう?といった新たに深堀したいテーマと出会うことがで きた。総じて楽しかった。
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