資料1 「 名 寄 市 空 家 等 対 策 計 画 ( 素 案 )」 の 概 要 国は、適切に管理されていない空家等が、地域住民の生活に深刻な影響を及ぼし対 応 が 必 要 と な っ た 事 か ら 、「 空 家 等 対 策 の 推 進 に 関 す る 特 別 措 置 法 ( 平 成 26 年 法 律 第 127 号 )」( 以 下 「 法 」 と い う 。) が 公 布 さ れ 、 当 市 に つ き ま し て も 総 合 的 な 空 家 等 対 策 を図るため本計画を策定いたします。 第 1章 1 計画策定の趣旨と基本的な方針 計画策定の背景と目的 ①今後の空家等対策を総合的かつ計画的に実施するため ②市の空家等対策について説明責任を果たすため 2 計画の位置づけ ①法第 6 条第 1 項に基づく「空家等対策計画」です。 ②法第 5 条に規定する国の基本指針に即して策定する計画です。 3 計画期間 計 画 策 定 期 間 は 平 成 28 年 度 か ら 平 成 32 年 度 ま で の 5 年 間 と し 、 社 会 情 勢 や 本 市の状況等の変化に応じ見直します。 4 計画の対象 (1)対 対象とする空家等の種類 ①法で規定する「空家等」及び「特定空家等」 ②空き家の利活用や適切な維持管理の対象となるなど、必要に応じ上記以外の 空き家も対象とします。 (2)対 象 と す る 地 区 ①市内全域 ②市街地区は、住宅密度が高く周辺の生活環境に影響が大きいため施策の重点 地区とします。 第 2章 1 空家等の現状と課題 空き家の現状 町内会アンケート結果では、 、357 戸( 全 体 の 3.3% % )の 空 き 家 が あ り 、そ の 中 で も 適 正 管 理 が さ れ て い な い 空 き 家 が 81 戸 ( 全 体 の 0.7% ) あ り ま し た 。 2 空家等の調査 これまでのアンケート調査結果や市民からの情報提供を有効活用し、空家等の 状態や所有者の把握をいたします。 特定空家等の認定調査は市職員が実施し、所有者等の確知には、不動産登記情 報や住民基本台帳、戸籍、固定資産税などの情報を活用します。 3 空家等に関する課題 空家等が適切に管理されていない、次にあげられる要因を解消するための施策 の構築と体制整備が必要です。 空き家となる要因 空き家対策上の課題 所有者及び管理者意識 の要因 所有者の経済事情等の 要因 所有者等及び管理者への意識啓発の取り組みにより、 適正管理を促す必要があります。 各種補助制度の検討、情報提供や相談窓口の体制整 備、金融機関の融資制度の情報提供や、空家バンク等に より利活用促進に向けた取り組みが必要となります。 所有者不在や所有者の 拒否等の要因 第 3章 1 行政が直接是正措置を行った場合の費用回収等の課 題の検討が必要です。 空家等の対策 空家等(特定空家等)の発生抑制 ①所有者等の当事者意識の醸成 ②高齢福祉関係団体と連携した、情報提供や相談体制の確立 2 空家等の流通・利活用の促進 ①名寄市空家バンクの開設 ホームページ等を活用し空き家や空き地の売却や賃貸希望の所有者と、利用 希望者のマッチングを図り、売買等の契約には宅地建物取引業者が仲介を行う 制度を開設します。 ②北海道空家バンクとの連携 北海道空家バンクと名寄市空家バンクと連携した情報提供を図ります。 ③改修による住居建築物の利活用促進 空家等を改修する場合の支援制度について検討します。 3 適切に管理されていない空家等(特定空家等)への対策 ①特定空家等の対応に係る実施体制の整備 特定空家等の問題は、防犯、防災、防火等多くの問題が複合的に絡み合って おり、庁内関係部署が連携し対応する必要があり、市民に分かりやすい相談体 制を構築します。 ②特定空家等の認定及び措置 法令等に基づき「特定空家等」の調査から認定までの体制を整備するととも に 、 所 有 者 等 に 対 し 「 助 言 又 は 指 導 」、「 勧 告 」、「 命 令 」、「 代 執 行 」 と 段 階 を 追 ってこれらの措置を行うに当たり、名寄市空家等対策協議会の意見等を踏まえ 実施していきます。 ③特定空家等の除却(解体)の費用融資制度の周知 北海道と協定を結んでいる金融機関では、除却費用を優遇金利にて融資を受 ける仕組みがあり周知を図ります。 ④特定空家等の除却(解体)補助制度の検討 所有者の自発的な除却を推進するため、倒壊や建築部材の飛散といった危険 性のある特定空家等の除却費用の一部を助成する制度の検討を行います。 (名寄市市民部環境生活課 ℡ 01654 - 3 - 21 11 内 線 3120 ・ 3126 )
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