Title 統計的計數 Author(s) 岡崎, 文規 Citation Issue Date URL 經濟論叢 (1924), 19(3): 463-466 1924-09-01 http://dx.doi.org/10.14989/128197 Right Type Textversion Departmental Bulletin Paper publisher Kyoto University ifvrhp;ι 巨膨れドfErr--Fl'avi--41 hffiffritil-- 競 奉;1(.+聾 of-?哩聖日一-]'司;ft.盆喜三三三→a 王E コに 統魚替舶漁 計 的 ω の 越調数宗 のミ 故計逆調油難稚国内社曾龍 l に 植圭義 著 移 税 課 海 フ イ界 世 J 舎 E アの 三 時社の カン幣貨 交 論 し 箆 理 ト i就 事 民 て の通 輪て録 ご蒐の論さ元1:・叢 l u - 業の 閲 海 舎 増 加 岡 係 税 ; E準 同論 LFFLitjif-- I 司 E 月 日. 就 て よ置 き 且 督 ・ ー ~~}~ 経 々 士 済 E J 経 士 首 f F L F士 渋 経 同小崎 山 苛 J I lJ I ( m i 百 文太虎 規郎三 〕 き 一事 , 副 司 . 弟 法 与 i 主 さ f 士 背 士 博 f 主 与 h 士 手 さ 河財 y 神 田部 戸 嗣静 正 耳目治 雄 * 法 1 士 1 手 F 法 与 さ 士 士 文王 小米作 島田田 昌庄 太太嘉 部郎ー 一 一 一 一 一 一 統計的計数 叶 山 者 文 規 年齢別、職業別等)か如何にして構成きれてゐる 目的さする虞は、人口の主要なろ群糊{男女別、 例 ば人口に闘するものである場合には、世(の 成し遂げる事は不可飽でゐ品。統計的研究が、 積類の現象であらうごも、数字さ無関係に之を 統計的研究にゐつては、其の謝象が如何なる E し て 草 せ る も の とある。 こ白小簡はいTFrD 吋ロミ同E 日 MEt-oEOLq 比256 品 目 2闘のF2vF}EL3-0734MM の 中 山 口 お ωE22H聞の}話回 NωE035EEmmztaznFEH出品2同W 白所請を骨子と I 司 (第三競一五五ザ プ て かを数字を以って説明しようごするにある。ま 第十九巷 四 L 第十九巻 (第三披一豆大)四六四 て、永続的なる要因印も其の本質は初めて認識 時計的計監 た賃銀に閲する統計的研究に於ては、共の目的 字にほって説明しようごするにある。乍併.ぞ れ等の数字がロハ間半仁現象を、仏師も寓異に撮るが 如︿、克明に模寓する己言ふのではなくして、 現象の本質或は其の生命の躍動全覗はしむもに 足るものでなりればならない限りでは、ぞれ等 の数字は何れも統計的研究上の目的に従って一 々吟味され、選樫ヨれ、且つ加工色れた後に成 ったものでなげればならない。新︿の如き数字 を普通の数字ピ恒別L て統計的計数百指稀する 所以はこ、にある。 私はこの統計的計数を作山印する矯めには、如 何なる研究方法論上山山手績を経なければならな いかを左に説明Lょう。 統計的研究に於て、上仁述べた意味の現象の 本質を捕捉する怨めには、先づ集図現象を企主 的に大量観察する事を必要 Eする o大量観察の 結果は、大数の法則に基νてゐるものであるの で、それ仁よって集回現象に於ける一般的仁L 表示するのである・卸も再び前ω例に就いて言 し、雨性の如き不詳の者を排除して、伺人を蒐 集するのである。第二段では蒐集された材料の 特徴を観察L、同一の群闘に属するご恩はれる r L各群闘に於りる特徴を もののみを集め、そL る、即も人口に於ける男女別を観察せ λ ごする 場合には、各個の個人に就いて其の性別を観察 国吉一吉ふのは性別による男性の集固でゐ hノ、教 師の群閤ご言ふのは職業別による致師の集闘で ある。大量観察をするには二重の手鎖が必要で あって、第一段では集図現象を構成してゐる要 素を側々別々に観察し、之を蒐ザするのであ 人であり、立(の特徴は性別に、年齢別に或は職 業別等に分類して教へる事が出来る。男子の群 の、集'りである事は昔日ム迄もない。人口を例に 引いて説明すれば.人口の構成要素は各側内個 正する世間は、卒均賃銀或は職業別卒均賃銀を数 録 し得る事ごなるからである。ぞして大最観察を 試みる際には、集闘現象を形成L てゐる蕗の要 素を捕へ、共の特徴合観察するωである。一つ の群図ご言ふものは同一の特徴を持ってゐるも 雑 • ι へば、蒐集 3れた人口を男女の性に従って分類 し、共の特徴に臆 て男性及び女性の群園を作 るのである。斯︿の如︿大量腕察によって得た る結果は、ぞれ白煙に於工一つの園田値を持って ゐる、例へば性別出産卒、死己率、死己に劃す る出産の比率の如量、或は卒均賃銀、職業別卒 均賃銀の知器、何札も大数の法則に従って、各 佃の群固に於ける一般的にして、永綴的なる影 響、換言すれば各個の集園現象に於ける本質を 表示してゐるもの吉見る事が出来るからであ る。乍併、例ヘて言へば卒均書命は集園現象の 本質を一百ひ表はしわんものであって、ぞれが集閣 意象は解験的'貿在ごは一致しないが、しかしこ れは正に観察せんさする現象の本質的なもの、 表現に外ならないのである。故に統計的研究に 於て・先づ考へなければならない問題は‘統計 的材料を蒐集するに際Lて、集園現象を如何な る要素に分訴しなければならないか己 一 4回 ふ 事 、 或は如何なる要素を数へる可きかご言ふ事であ m rロ る、即も蒐集車位(開﹃r 色与の町内)芯言ふも ロ 四ω τ 置かなりればならないのでゐる。 のを確定L 殊に統計的材料を多数に蒐集する場合には、蒐 集軍位は一層厳格に定義して置︿事が肝要であ る、若しこの場令に蒐集車位の概念が明確じさ れてゐなかったならば、蒐集された材料が極め τ不統一のものごなh、それを統計的観察に利 τ を形成し ゐる各倒の要素に針し tも全て袋蛍 である苦言ふのではない。故に斯︿の如き統計 自ら統計的材料を蒐集する場合には、蒐集車位 は研究者の希望や意欲に基νて決定されるもの 用する事が不可抱ごなるからである。研究者が 的数字は常に抽象的の性質を持ってゐるもので ある事が知られる。 統計的研究は一つの現象を置もに杢殻ごして 捕捉し説明する事は出来ないし、さうしよう Z 企てるものでもない、卸も統計的研究に於ては であるが、行政官腐などで作られた材料を利用 する場令には、蒐集車位の決定は常該宵藤ω規 定に支配せられるのである。 四 一つの現象を其の要素に品川訴し、そしてこの要 五 自己。)に閉す 突には蒐集特徴(国与のずロロ問ωE2r 第十九巻(第三就一主七} ニ ヨ ミZ 素を組立て、一つの意象を創るのである oその 雑統計的計監 録 ー 情 雑 統計的計監 第十九巻 (弟三披一五八) 凹 ア ミ ご るが如︿、各群圏聞の比率を設明する事が出来 合計する事によっ 杢樫を説明する事も可能で ある。第二には、性別職業数を比較する事によ って、男女間の有職業者の比率を知る事が出来 τ 産数をも知る事が出来るが如︿、群類する事に よって各群閲を説明する事が出来るが、ぞれを z には、性別出産によって男児の出産数及び女児 の出産数が知らる、 同時に、会鵠ごしての出 成し、それによって統計的説明を興へる事が出 来る。それには凡丑三つの場合があって、第一 ならないのである o群類する事によって一つの 群周が出来るご、そこで初めて統計的計数が完 プ て ごは如何なるものであるかを否確に定義して置 かねばならない事である o 普通、場所的分類は 行政的医分に従ひ、時間的分類は月又は年に従 って匝分するのであるが、職業などの群嗣闘をや る場合に、如何なる職業ご如何なる職業主は一 群に集む可きかは正確に決定して置かなければ 意義を持も来たす事正なるωである。 特徴及び群類に関する正確なる概念に従ひ、且 つこの群闘の持ってゐる性質を明らかにする事 によって、統計的計数が理論上初めて正確なる 肢に述べた慮の蒐集車位及び蒐集特徴の問題 るのである o第一一一にはそして最後には、総賃銀 に次いで問題ごなるのは、蒐集された統計的材 を総労働者数で除して得たる商は卒均賃銀であ 料を加工して群園を作品場合に、群周吉田口唱。) る如︿、斯︿の如き方法で平均値を知る事も出 来るのでゐる o 統計的研究に於ては何れも、蒐集軍位、蒐集 研究する場合には、蒐集特徴は所得税法の規定 に従って決定される事正なるのである。 言へば所得統計仁於て、所得税高を基準にして 訊問者が正確なる回答を期待するならば、回答 者にも本業並に副業に閲するこの概念を十分に 了解させて置︿事が肝要でゐ品。-﹂の場合にも 既存の統計的材料を利用するならば!│例へて て、本業正は如何なるものである、副業正は 如何なるものであるかを明催に決定L、且つ又、 る秘念が、蒐集車位の場合に於けるご同様に、 明確に決定されねばならない、例へば職業調査 をなす場合に、蒐集された各要素の職業に就い 鋒
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