今月のぱくぱく通信

ぱくぱくだより
H.28 6月号
6月に入り胃腸風邪も流行っていましたが、この時期は食中毒も発生しやすくなります。
食中毒は一年を通じて発生しますが、6月から9月にかけて最も多く発生する時期で、
高い気温と湿度なために食べ物が傷みやすくなる事と、
暑さのために抵抗力が落ちてしまうことが原因と考えられています。
今回は食中毒についてお話します。
食中毒とはどんなこと?
食中毒とは、有毒有害な微生物や化学物質を含む食品や飲料水を摂取して起こる
急性の健康障害の事を言い、発熱、腹痛、頭痛、嘔吐、下痢などの症状があります。
食中毒を予防するために大切なことは、きちんと予防することで、
基本は、菌をつけない! 増やさない! やっつける! です。
家庭で出来る食中毒予防!!
買い物
調理
食材は鮮度の良いものを選ぶ。
生で食べる野菜・果物は流水でよく洗い
肉や魚は袋に分けて入れ、
料理の加熱は十分にする。
保冷材などを上手に使い持ち帰る。
特に肉を調理する場合中心部まで十分加熱する。
(85℃以上、1分以上)
材料の保存
ノロウィルスの感染予防にも有効。
食中毒菌は 10℃~40℃の時急速に増殖する。
台所は清潔に保ち、清潔な調理器具を使用。
食材は素早く冷蔵庫・冷凍庫に入れる。
(まな板・包丁・布巾等の調理器具は漂白剤や
水分が出るような食材は袋・容器に入れ保存。
熱湯などで定期的に消毒し殺菌する)
冷蔵庫の中身は7割程度にし、冷気が全体に
食材は使う時に冷蔵庫から出し、
回るようにし、開閉は素早く、庫内の温度が
食材が外に出たままにしない。
10℃以上にならないようにする。
食事
材料の下準備
食事の前も必ず石鹸で手を洗う。
手を肉、魚、卵を扱う時は前後に必ず
調理後2時間以内に食べるようにする。
薬用石鹸でしっかり洗い、清潔な調理器具を使用。
すぐ食べない場合は粗熱を取り冷蔵庫で保管。
肉や魚を切った包丁・まな板はその度
しっかり洗浄、熱湯消毒する。
残った料理
まな板の使い分け(肉・魚は専用にする)が望ましい。
温かいものは、粗熱を取り清潔な容器に保存する。
野菜もよく洗い、生で食べる食材と
早く温度が下がるよう、小分けにする。
加熱する食材を一緒に置かない。
再加熱する際、しっかりと加熱する。
冷凍品を解凍して使用する際は外に置いて解凍せず
食中毒菌は、食品についていても臭いがしない。
冷蔵庫に入れて解凍する。