イノベーション・マネジメント 第9章 100%、シーソー クイズ ・学習のタイプ 行動の学習と学習の学習 ・イノベーションの学習システム システムの目的 システム 主要プロセス 学習のタイプ 知識 価値提供 プランニングシステム 例外報告 成果について 予測的 形式知 モデルの改良 プロセス改善 プロセスに ついて 予測的/ 経験的 暗黙知から 形式知まで 顧客フィードバック システムの目的 システム 主要プロセス 学習のタイプ 知識 能力の確率 ・戦略プランニング ・戦略コントロール ・プロジェクト マネジメント 「すべき」ことにつ いて 経験的/ 予測的 暗黙知から 形式知まで 戦略の創造 ・スカンクワークス ・アイデア マネジメント ・社内ベンチャー マネジメント 「できる」ことにつ いて 経験的 暗黙知 ・組織で学習を機能させるには ナレッジマネジメントとイグノランスマネジメント プロジェクトのロードマップ 失敗も創造のプロセス ラーニングヒストリー ・イノベーション戦略のダイナミズム テクノロジーの段階 パフォーマンスの段階 市場セグメントの段階 効率性の段階 補完性の段階 企業文化 【企業内】 一つの社会的 相互作用ネットワーク システム① プロセス① システム② 企業文化 プロセス② システム③ 企業文化=社風 暗黙のルール、共通理念、社員のメンタルモデルから成る 相互作用 効果に影響 イノベーション・ツール 企業文化は不変でなく、絶えず進化している! 企業文化 企業文化 企業文化 改善・ リメイク システム、プロセス、 会社のシンボル、組織価値 イノベーション文化=新興宗教? ≪神秘的な側面≫ • 創造性の活用…「運」の要素 • 企業の再生 宗教 イノベーション=基本精神、当たり前 =将来を保証するもの =生き残るために欠かせない手段 イノベーション文化=新興宗教 企業のイノベーティブな文化の力をさらに強める 企業競争のエネルギーの 重要な源泉 成功の危険性 イノベーション 最大の脅威 ≪危険を招く要因≫ • 自己満足 • 独断的価値観 成功 自己満足 • • • • 成功に酔いしれる 成功をもたらした物事に執着する 変化を拒むようになる 新しいアイデア投資の志向が薄れる 競争優位にいても、「負けないための戦略志向」 抵抗勢力の勢い増大 回避するために… 自己満足に陥らない 抵抗勢力に対抗する 戦略を常に注意深く見直す イノベーションに前向きな文化を維持する 独断的価値観 長寿の企業文化⇒変え難い教義 価値観 固持しすぎる 企業全体の信念の象徴、 社員の日々の行動や意思決定の方針になる 最初は成功をもたらしていた価値観も… 継続的に評価や調整をしていかないと 組織を消失させる原因になりかねない 独断的価値観に対抗するには… 組織的学習が欠かせない 例:コンサルティング企業「アーサー・D・リトル」 新しいプロジェクトが始まるたびに アプローチを改変しなければいけないと考えていたが、 結果的にイノベーションの乱用になってしまった。 そこから学習をして、 常に、すべてにイノベーションを 仕掛けることは非常にコストがかかることを学んだ! イノベーティブな企業文化を 生み出す要因 現在の組織 パフォーマンス の維持 矛 盾 イノベーション を 管理する 実現のために… 組織の戦略とアイデンティティは揺るがないようにしつつ、 変化には常に対応できるようにしておかなければならない 実現のために… • 新たに機会を探るべき分野の、かつ現在の市場で 成功するものに焦点を絞る • 現在のベストプラクティスは保持しつつ、より優れ た新しいものに対しては進んでリスクをとる • イノベーション投資が有効に使われるよう管理す る一方で、社員にはなるべく自由を与えて、創造、 探索、リスクテイク、イノベーションが遂行できるよ うにする 矛盾への対応 避ける選択肢 お勧めできない… • イノベーションを最小限にする ⇒イノベーション投資がフル活用できないリスク • イノベーションをできる限り進める ⇒パフォーマンスを低下させる 矛盾をうまく処理するために… イノベーションに影響する企業文化の 要因を明確にし、コントロールする必要がある イノベーティブな文化を作るには イノベーティブな企業文化を作る要因には、 さまざまな種類がある(P336参照) 相反する二つの目的に対する企業の姿勢が明確になる ※具体的にどの要因を使うかは、 経営者が作りたいと思う文化の内容で決まる 均衡 ⇔ 社員が創造的活動に 集中できる平穏な 環境が与えられること 【補足】 ・継続的に改善することが 目標 ・決められたことを達成す る能力 不均衡 前進するために、 挑戦を意外性を起せる 環境が与えられること 【補足】 ・ストレッチ目標 ・リスクテイク ・意外性を追求できる能 力 安定 インクリメンタル・ イノベーション期間 【補足】 イノベーションの価値を 最大現引き出す 必要がある ⇔ 変化 ラディカル・ イノベーション期間 【補足】 いつでも変化できるように しておかねばならない (外的・内的要因) 集中化 ⇔ • 現在の価値に結びつく 効率性とスピードを高 める • ニーズに効率的に応え る力を持つこと 【補足】 安定した環境 柔軟性不足 多様化 • 人、アイデア、方法の いずれにおいても 多様性をもつこと 【補足】 変革期への対応力 規律 価値獲得につなげる ⇔ 意外性 価値を生み出す 相関が非常に強い プライド ⇔ • ハイリスク・ハイリター ンのプロジェクトに際し て、自信を与えてくれる • 自己満足を生む 脅威 • 潜在的な自信過剰を調 整する力~イノベーショ ンの取り組みに欠かせ ない~ • 脅威が現実になること もある 保守的 ⇔ • リスクの測定と管理を 注意深く行う • 与えられた資源の重要 性を意識する 革新的 • 競合に先んじていく • 新しいアプローチを 積極的に行う 指針 ⇔ 自由 • 不足していると自由の 効果が弱まる • イノベーションには非常 に必要になってくる • 指導過剰は優れたアイ デア創出を消す • 過剰な自由は方向性を 見失わせる 統制 ⇔ 信頼 • さまざまな情報をもとに • 可能性のあるアイデア 資源配分、戦略の構築、 を育てるためには、経 業績評価などの意思決 営者が自社のシステム 定をするときに必要 と社員と文化を信頼し なければならない インクリメンタル⇔ラディカル 両方必要 相関が強い バランスが大事 その他の要因 伝説とヒーロー • 組織内で語られるエピソードは、 企業文化の形成に大きく作用する オフィス環境 • 物理的環境は、 間接的ながら創造性に大きく影響する 国が違えばイノベーション文化も違う 多国籍企業の経営者… 組織文化の管理 文化 価値観 信念 思考 行動 貢献 国が違えばイノベーション文化も違う イノベーションの捉え方の地域差 アジア企業 • テクノロジー面 のリーダーシップ • 資源と技術 • プッシュ戦略 アメリカ企業 • 製品 パフォーマンス • 結果を コントロール • プル戦略 ヨーロッパ企業 • 市場投入 までの時間 • プル戦略寄り • プロセスの 管理 イノベーション戦略で重視している点 ⇒各々の企業の弱点 ⇒地域ごとに弱点が分かれている ⇒弱点が文化の一端として理解されている 人とイノベーション イノベーションの創出と継続⇒人的資源に関する戦略が重要 イノベーティブな組織を作るための人材採用 人材採用戦略の方針を180度転換する ・組織に「ぴったり」の「適材」 ・ ⇒現状に挑戦 多様性と創造性拡大 高いレベルのイノベーション発生 専門知識 先入観 アイデア探索 機会の発見 人とイノベーション 「社員のあるべき像」に反する人材を採用する際の注意点 人 材 採 用 型 に は ま ら な い 会社に完璧にはあっていないが創造的緊張を高められそうな人材 個人的に気に入らなくても重要な能力と知識がある人材 他社の人に自社内を視察してもらい、自社のイノベーションの良い 点、悪い点を指摘してもらう 採用ポストに必要な知識は若干かけているが、 それ以上の高い素質をもった人材 こちらの言うことにすぐ同意するより、疑問を呈するような人材 適さない人材 *異質な視点 *有能な人材 *創造性 *チームプレー 適切な人材こそ財産 経営陣の役割 イノベーションの主導―経営陣が社内に示すこと― 自己満足 野心 ビジョン 幹部の コミットメント 戦略 プロセス/マネジメントシステム リーダーシップ 明快な指令 柔軟な文化 経営陣の役割 経営者の役割 イノベーションを企業文化の一部に組み込む CEO自らイノベーションの文化に入り込み、育成にかかわること イノベーションアプローチ 効果的 協調的 営業部門 無理矢理いっしょに 経営者 技術部門 連携を企業文化の一部へ イノベー ション 企業文化とイノベーション・ルール 7つのイノベーション・ルール 1.リーダーとしての経営者の役割 『イノベーションに失敗と成功の分かれ目はリーダーシップにある』 組織の連携と調整に欠かせないのが企業文化 ・イノベーションを支える会社の基本精神 ― ⇒イノベーション・ルールの共通基盤 • 具体的な実績測定、インセンティブと 連動 • 抵抗勢力 • 創造性と価値獲得のバランス 企業文化とイノベーション・ルール 企業文化の変化 物事のやり方 既存の 企業文化 考え方 話の進め方 変化の 浸透 新しい 文化 変えさせる イノベーションの中身はその取り組み方決まる
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