第5章 組織と競争優位性 タケシ 1 5.1 戦略と組織の整合 戦略 競争優位性 インセンティブ 問題 コーディネーション 問題 ルーチン カルチャー アーキ テクチャー 戦略的整合性 2 5.1 戦略と組織の整合 今まで 社内、外部環境 戦略 本章 戦略(競争優位性) 組織設計 3 5.1 戦略と組織の整合 戦略(競争優位性) 組織設計 決まった型はない 競争優位性を維持することに 不可欠な要件から始める 4 5.2 競争優位性の構築と創造 競争優位性 競合他者の行動により、変化を強いられる場合アリ!! 活用型 既存の優位性を発展させ、深める 規定されたドメインの中で最善を尽くす 探索型 新しい競争優位性を追求し、戦略を変更する ドメインそのものを変えようとする 5 5.2 競争優位性の構築と創造 ①部門間の相互依存レベル 密接な結合 ゆるい結合 ○顧客ニーズに迅速 に対応できる ○資源の共有に適す る ○他部門の影響を受 けにくい ×重複が多い ×一番効率の悪い部 門に引きずられる 活用型企業 向き! 探索型企業 向き! 6 5.2 競争優位性の構築と創造 ②組織スラック 部門の業績に直結しないイノベーションや変革への投資 資源 業績 資源 資源 部門マネージャー × 間接的 探索型企業 向き! 7 5.2 競争優位性の構築と創造 ③中央集権管理 メリット 本社が決定した方向に向けて、資源が計画的に活用される 活用型企業 各部門の変化を同時に、 正しい順序で行うことがで きる 探索型企業 マネージャーの持つ探索 方向に関する見解がプロ ジェクトの承認に影響を与 える 活用型企業 向き! 8 5.2 競争優位性の構築と創造 ●探索型と活用型のARCの違い 活用型企業 探索型企業 カルチャー 業務志向 リスク奨励 採用活動 任された仕事を キッチリできる アイデア 探究心 インセンティブ 具体的職務に 関わる イノベーション重 視 自社の能力や組織を理解し、 業績の展望や、活動の限界を予測する 9 5.3 探索と活用の組み合わせ × 活用型と探索型の いいとこどりをすればいい? それぞれの組織設計があまりにも違うため、不可能 しかし、純粋な活用型、探索型企業が 生き残ることは難しい 10 5.3 探索と活用の組み合わせ Point:両方を活かすようなARCの開発 CEO A事業部 探 活 販 索 用 売 CEO B事業部 探索 活用 販売 探 活 販 索 用 売 製 製 品 品 A B 製 製 品 品 A B 製 製 品 品 A B 11 5.4 組織変革に伴うコスト 競争優位性の強化・変革にはコストが伴う ①変化の不確実性から、社員の生産性の低下、 離職率増加 ②一度にすべてを変えることはできないので、 一時的に状況が悪化 重要なのは、 戦略設計を常に変えることではなく 変革に対応できる企業活動を設計すること 12 Fin. 13 5.1 戦略と組織の整合 ●サウスウエスト航空の事例 競争優位性 信頼性の高い親切なサービス 低価格運賃 コーディネーション問題 効率的サービス提供、コストとサービスの成果の把握 顧客ニーズに関する正確な情報 インセンティブ問題 コスト最小化と顧客サービスのバランス 14 5.1 戦略と組織の整合 ●サウスウエスト航空の事例 コーディネーション問題 カルチャー ・顧客中心 ・チームワーク アーキテクチャー (構造) ・小規模のチーム ・端から端まで 責任を持つ インセンティブ問題 ルーチン ・マネージャーの調査 ・顧客との コミュニケーション アーキテクチャー (報酬) ・チームベースの 業績評価 15
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