Document

電流についての規則
I2
I1
I4
I3
I1= I2+I3 =I4
電池についての規則
-極
+極
-極
+極
電池は,電気を押し出す働きをする。ポンプのようなもの。
上図の場合は,乾電池1個を接続して電流を流す場合と同じである。
乾電池を直列つなぎにする場合,合計の電圧は,足して求めれば良い。
上図の場合,1.5V+1.5V=3.0Vとなる。
同じ電圧の乾電池を並列つなぎにする場合,合計の電圧は1個のときと変わらない。
3個を並列つなぎにしても,全体の電圧は1.5Vのままである。乾電池の並列つなぎ
は,太い電池を作るのと同じことであり,使用時間が長くなるだけである。
抵抗
豆電球
モーター
M
電流計
(直流用)
A
電圧計
(直流用)
V
抵抗についての規則(合成抵抗)
R1 (Ω)
R2 (Ω)
2つの抵抗を直列つなぎにした場合,それらを1つの
抵抗として捉えると,その抵抗(合成抵抗)Rは,
R(Ω)=R1 (Ω)+R2 (Ω) となる。
R1(Ω)
R2(Ω)
2つの抵抗を並列つなぎにした場合,それらを1つの
抵抗として捉えると,その抵抗(合成抵抗)Rは,
1
R
(Ω)=
1
R1
(Ω)+
1
R2
(Ω) となる。
R1 (Ω)
R2 (Ω)
V
V
E1 (V)
E2 (V)
R(Ω)
E
(A)=I(A)
R
E (V)
2つの抵抗を直列つなぎにした場合,それらを1つの抵抗として捉えると,その抵抗
(合成抵抗)Rは,R(Ω)=R1 (Ω)+R2 (Ω) となる。また,回路全体にかかる電
圧は,E(V)=E1(V)+E2(V)となる。回路を流れる電流をIとすると,オームの法則より,
E
E(V)=I(A)×R(Ω)が成り立つ。したがって,回路を流れる電流Iは, (A)となる。
R
E
したがって,抵抗R1にかかる電圧E1は,E1= ×R1となり,同様に,抵抗R2にかか
R
E
E
E
る電圧E2は,E2= ×R2となる。たしかに, E1 + E2 = ×R1+ ×R2=Eとなる。
R
R
R
R(Ω)
V
E (V)
R1(Ω)
2つの抵抗を並列つなぎにした場合,そ
れらを1つの抵抗として捉えると,その抵
抗(合成抵抗)Rは,
1
I1
R
(Ω)=
1
R1
(Ω)+
1
R2
(Ω) となる。
また,並列につながれた抵抗にかかる電
圧は,すべて等しく,E(V)となる。
R2(Ω)
V
E (V)
I2
I
ちなみに,回路を流れる電流は,R1とR2
に分かれて流れ,再び合流して乾電池に
戻ることになるため,I=I1+I2となる。
したがって,抵抗R1については,
E (V)
E
E=I1×R1 (I1= )が成り立ち,抵抗R2
R1
E
については, E=I2×R2( I2=
)が成り
R2
立つことになる。 ここで,I1+I2を求めると,
E
E
1
1
I1+I2= + =E × ( + )=
R1
R2
R1 R2
1
E× =Iとなる。
R