単語 語源【ごげん】 個々の単語の本来の形や意味。 詞語的源頭、原意 公的【こうてき】 おおやけであるさま。公共のことにかかわっているさま。 公共的、官方 とやかく なんのかのと。 種種的、多方面的 単語 他者【たしゃ】 自分以外のほかのもの。 別人 切り離す【きりはなす】 一つの物や結びついている物を、切って離れさせる。切って別 々にする。 割開、分開 過言【かごん】 大げさすぎる言い方。言いすぎ。 誇大 単語 ついに 長い時間ののちに、最終的にある結果に達するさま。 終於 引きこもる【ひきこもる】 家や部屋に閉じこもる。 躲在家裡、閉門不出、足不出戶 単語 -づく 動詞「つ(付)く」から》名詞またはそれに準ずる語に付いて動詞 をつくり、そのような状態になる、そういうようすが強くなるという 意を表す。 產生 はみ出す【はみだす】 一定の範囲・枠から外に出る。 露出、超出範圍 謳われる【うたわれる】 多くの人から褒めたたえられる。良い評判を受ける。 歌頌、讚揚、稱譽 文法 ~とは:與 「と」を強めた言い方として用いられる。 ~なくもない:不是不,並非不。 ~であっていいはずがない:不應該是~就好 本文と翻訳 • プライバシーの語源は「公的な生活から自分の領域を切り離 し、自分の自由にできる領域を作り出す」ことだと言う。 • 私人的這個語詞的原意是說「把自己的領域從公共的生活 中切割開來,製造出自己可以自由的領域」。 • そうであるとすれば、プライバシーを守るということは、「自分 の領域を守る」ということにほかならない。 • 如果是這樣的話,保護隱私這件事不外乎就是「保護自己 的領域」。 • 自分の領域で化粧をしようが、漫画を読もうが、携帯でやり 取りをしようが、他人にとやかく言われることはない。 • 在自己的領域裡化妝也好、看漫畫也好、用手機聯絡也好, 沒有必要被別人說三道四。 • 確かに、その通りである。 • 確實如此。 本文と翻訳 • しかし、忘れてはならないこと、それは、公的生活あっての私 的生活という点である。 • 但,不能忘記的一點是,正因為有公共的生活才有私人的 生活。 • 公的生活を尊重しようという姿勢を見せて初めて、自らのプ ライバシーも尊重され、保護できるのである。 • 首先要表現出想尊重公共生活的態度,自己的隱私才會被 尊重及受到保護。 • 他人の生活は自分の日常とは関係ないという現在の風潮は、 公的生活を尊重するどころか、他者から自らを切り離して生 きる、無関心な姿以外の何物でもない。 • 他人的日常生活與自己的沒有關係這樣的現今的風潮,別 說是尊重公共的生活了,就只是把自己和別人切割開來生 活,除了漠不關心的態度之外甚麼都不是。 本文と翻訳 • 今の日本人は、公的空間と私の空間の区別ができなくなって しまっており、その結果、公的生活と私的生活という意識もす っかり薄れてしまっていると言っても過言ではない。 • 現在的日本人變得無法區分出公共空間與私人空間,這樣 的結果,說是公共生活和私人生活這樣的認知變得非常的 薄弱一點也不為過。 • こんな無関心の支配する今の風潮が続けば、一人ひとりが 孤立し、ついには、他人とのコミュニケーションができなくなり、 社会生活に必要とされる人間関係すら築けなくなってしまうと いうことになる。 • 像這種漠不關心當道的現今的風潮持續下去的話,人人都 會變得孤立,最後變得無法與他人溝通,甚至連在社會生 活中所被需要的人際關係也都變得無法建立。 本文と翻訳 • こうした視点から見直せば、今の「引きこもり」問題などは、決 して社会からはみ出した一部の人たちの問題ではなく、人間 関係が築けなくなった社会状況が既に根づきつつあり、それ が一つの社会現象として表れていると言えなくもないのであ る。 • 從這樣的觀點重新審視的話,現今「足不出戶」的問題等 等,絕對不是一部分異於社會的人們的問題,無法建立人 際關係的社會狀況已漸漸生根,這可以說是一種社會現象 的表現也不為過。 • プライバシーが育たなかった日本社会で、時間的にも物理的 にも、今、簡単に自分自身の空間を手に入れることができる ようになった。 • 在無法孕育隱私的日本社會裡,時間上也好物理上也好, 如今似乎變得可以簡單的擁有自我的空間。 本文と翻訳 • プライバシーの確立、擁護がうたわれ続けた結果、それに関 する意識もかつてないほど高まってきている。 • 持續歌頌要確立、擁護隱私的結果,造成關於隱私的認知 空前的高漲。 • しかしながら、プライバシーの確立が目指したものが、公共 生活から自らを切り離し、他人と関わることなく必死でプライ バシーを守ろうとする「一人ぼっちの無関心」であっていいは ずがない。 • 然而,確立隱私的目的不應該是,把自己從公共生活中切 割開,和他人毫無關係,誓死保護隱私的「一個人的漠不 關心」就好。
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