不満を言う韓国人 200902112 柳ウリム <目次> #1.理由を述べる韓国人 -日本人の断り -韓国人の断り #2.代案内容の韓日の差 #3.不満で返す韓国人 #4.まとめ -内容まとめ -自分の考え #1.理由を述べる韓国人 頼みが あるよ 断る 教授とクラスの連絡員になった学生が都合が悪くなって、 自分にその連絡員の役割を代わりにやってくれてほしいと頼みに来た場合 断る実験 →韓・日比較 ①日本人の断り あ-、ちょっと。 バイトが苦しいので… バイトの方で人手が足りないから、ちょっと無理です。 •自分の立場に焦点を当てた弁明。 •原因を第3者に転移する。 •間接的拒否表現。 •「私」という主語が省略。 ②韓国人の断り 先輩、すみませんが。私が本当にできないんですよ。 だから、私が今学期にすごく忙しくて、やることも多くて、 時間もなくて…だから今学期に私が授業すごくきつくて できないみたいです。本当にすみせん。 ごめんなさい。 先輩、私どうしてもだめみたいなんですよ。 最近忙しいことが多いし、家庭教師もたくさんしているから、 ちょっと気を使うのが難しいみたいなんだけど… 他の後輩たちにちょっと電話してやってくれと言ったらだめ ですか?すみません、先輩。 •「できない」というはっきりな意思が 談話の開始部と終結部に繰り返されている。 •できない理由を繰り返して説明。 •謝罪と弁明を織り交ぜることで、 相手の理解を得ようとする。 •代案を提示する。 •率直型の断り 50% •弁明 2.72回 •主語「私」を繰り返して言う •率直型の断り 25% •弁明 1.56回 •主語「私」が省略 #2.代案内容の韓日の差 先輩、私どうしてもだめみたいなんですよ。 最近忙しいことが多いし、家庭教師もたくさん しているから、ちょっと気を使うのが難しいみたい なんだけど… 他の後輩たちにちょっと電話してやってくれと 言ったらだめですか?すみません、先輩。 おい、そんなこと俺はできないだろう。年齢もあるし。 そういうことはお前がやって、こうして経験を活かさないと。 第3者が行う 依頼者が行う 話し手が行う 計 韓国 35 56 2 93 日本 95 2 2 99 <韓国人> •相手が同輩・後輩の場合、日本人の2倍近くの割合で 代案を提示する。 •依頼者がその行為をするように勧誘する。 <日本人> •先輩に代案を提案するケースは若干韓国を上回っていても、 同輩・後輩への提案は殆どしない。 •第3者にその行為を頼むように提案することが多い。 #3.不満で返す韓国人 ちょっと、この先輩がそんなことしそうに見える? 私がそんなこと好きじゃないこと知らないの? 私の性格知らないの? <韓国> •依頼者に不満・批判を言う場合もある。 •相手が親しい同級生・後輩の場合は自分の率直な不満や 迷惑感を口にする傾向が強い。(本音を口に出す) •日本人の6倍(女性)・9倍(男性) <日本> •親しい後輩の場合、不満や批判を言う場合もあるが、 その割合は高くない。 •自分が先輩でも、不満や批判を口にしない傾向が強い。 #4.まとめ 韓国人の断り •拒否意思をはっきり言う。 (直接的・ストレート) •頼みに添えない理由を具体的・ 反復的に言う。 •相手の責任も追求する場合も ある。 •自分の正当性を強調する。 日本人の断り •直接的拒否表現はしない。 (間接的) •理由を言う。 •第3者を引き合いに出す。 →話者間の責任の所在を曖昧にし、 相手の察しに頼る方法。 •主語「私」が省略されている。 #4.まとめ *自分の考え* •日本人の視線で見た韓国人の姿を知ることができて興味深かった。 •共感できることがあって面白かった。 (直接的に言う韓国人・曖昧に言う日本人) •頼みを断る時、批判や不満を言う韓国人(?) →「冗談的に言ったものを批判・不満と理解したんじゃないかな」と思う。 •「率直な韓国人(本音を言う韓国人)・直接的な韓国人」だと一般化ができるのか。 •韓国の色々な部分は日本人的な面も含めていると思う。 終 わ り ご静聴ありがとう ございました。
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