日本語教育の目的

東北大学外国語学院
日本語学部
項目:
→日本語教育の目的、目標
→段階別の主な学習内容
→上級段階の問題点.難点
→教授法の採用
→教師陣
→教材の選定と所要時間
→ジャンル別の諸内容
日本語教育の目標
教学目標:五つの技能の習得
聞く、話す、読む、書く、訳す
教学方針と教授法
① 読解・聴解」を先行させながらも
「会話・作文」を重視するもの
②「読解・翻訳」を中心とするもの
③ 異文化理解と「コニュニケーション能力」を中心とするもの
④「読解・作文」を中心とするもの
上級段階における問題点・難点・重点
(1)言葉の心
(2)社会言語能力
(3)ストラテジー能力
教授法
 (1)内容重視
 (2)インプットからアウトプットへ
 (3)多技能統合型の授業デザイン
 (4)流暢さの養成
教員チーム
「上級日本語」の講義は東北大学外国語学院日本語学部
の教員チームで担当する。教授と準教授、講師によって
構成する、そして殆ど博士号の有する教師陣です。
使用教材と所要時間
教材:
『高級日語 』(精読篇)王
秋菊等 主編
北京大学 2011 出版
教材特徴
※ ジャンル別
 内容:伝統的なものに新しいもの
 所要時間:84講時
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四つのジャンル
1.随想
2.小説
3.評論
4.詩歌
随
想
 学習のねらい
1.文体の含蓄を掘り出すこと
2.読解の作業をスムーズにおこなうこと
3.抽象的な語彙を呑み込むこと
4.文学的な修辞を把握した上で運用すること
評
論
 学習のねらい
1.主張の述べ方に着眼
2.文章のロジックを把握
3.論理的な文章の書き方を修得
小
説
 学習のねらい
1.小説の構成の把握
2.作品雰囲気の掴み
3.主題理解と展開
4.読解力と表現力の育成
詩
歌
 学習のねらい
1.伝統的詩歌の特徴、ルールの把握
2.詩の特有の表現技法をマスターすること
3.現代詩歌の形式に基づき、創作してみること