PPTデモ

反重力レンズ錯視
千葉大学文学部
柳 淳二
(次の画面からは自動で画面が切り替わっていきます。)
まず、
重力レンズ錯視とは?
これは、Naito & Cole (1994)に掲載されている
「重力レンズ錯視」の図形です。
図の中の小さなドット( )が作る四角形は、
●
実は平行四辺形です。
周辺の大きな●の重力に引っ張られるように
小さな の位置がずれて見える錯視です。
●
ちょっと配置を変えます。
●
が作る四角形が長方形になりました。
でも、こんな
台形に見えますよね。
このゆがみが、重力レンズ錯視です。
この図形を一瞬だけ点滅させてみましょう。
この図形を一瞬だけ点滅させてみましょう。
やっぱり、こんな
台形に見えますよね。
やっぱり、こんな
台形に見えますよね。
ということは、
短時間提示でも重力レンズ錯視が起きる
ということが確認できたわけです。
ところが、大きな●と小さな が点滅する
タイミングをずらしてみると…
●
ところが、大きな●と小さな が点滅する
タイミングをずらしてみると…
●
今度は、こんな
台形に見えませんか?
今度は、こんな
台形に見えませんか?
重力レンズ錯視のゆがんだ見え方
反対向きにゆがんで見える
の
ので、
反重力レンズ錯視
と名付けてみました。
この錯視の面白いところは、
●と の空間的な配置はまったく変えずに、
●
両者が点滅するタイミングを変えるだけで
●
の位置のずれ方が反対になることです。
では、●と のタイミングをちょっとずつ
●
ずらしてみましょう。
●
が作る四角形の見え方は、タイミングの
変化にともなって、どう変化するでしょうか?
時間
0.4秒
時間
0.4秒
時間
0.2秒
時間
0.2秒
時間
0.1秒
時間
0.1秒
時間
同時
時間
同時
時間
0.1秒
時間
0.1秒
時間
0.2秒
時間
0.2秒
時間
0.4秒
時間
0.4秒
時間
0.7秒
時間
0.7秒
時間
1.2秒
時間
1.2秒
時間
●と のタイミングが変化すると、見え方が
●
重力レンズ錯視から反重力レンズ錯視に
移り変わっていく様子をご確認いただけた
でしょうか?
以上、反重力レンズ錯視の
デモンストレーションでした。