線源データとMCの解析 首都大学東京 修士一年 清水沙也香 位置再構成の傾向の比較 • Z軸上の線源データとMCを用いて、 2nd Pubと3rd PubのRecoBAMAによる位置再構成の結果を比較 • VertexをGaussianでFitした結果と実際の線源位置の差の 位置依存性を求める 60 ▶ Vertex Co DC2ndPubから3rdPubへの変更点 1. 線源MCを作成するデータベースの 位置情報が+12mm修正された – 検出器中心とされる線源の位置: 2nd Pub(0, 0, 0)→3rd Pub(0, 0, 12) 2nd Pub 3rd Pub 2. 再構成ツールのチューニングが されてパフォーマンスが変わった Z = -1108 Z = 1132 2 MCの再構成結果 2nd Pub MC - True Trueは 2nd Pub(0, 0, 0) 3rd Pub(0, 0, 12)を中心とした 線源の位置 再構成位置 3rd Pub Z=0 共に実際の線源位置よりも内側で再構成されやすい 252Cfの傾向は殆ど変わらず、他の線源では3rdPubの方がずれが小さい 3 データの再構成結果 2nd Pub Data - True Trueは 2nd Pub(0, 0, 12) 3rd Pub(0, 0, 12)を中心とした 線源の位置 再構成位置 3rd Pub 下方向にシフト Z=0 検出器の内側で再構成されやすい傾向は変わらない 3rd Pubの方が下側で再構成されやすくなっている 4 再構成位置の比較 2nd Pub Data – True:中心(0,0,12) MC – True:中心(0,0,0) 3rd Pub Data – True:中心(0,0,12) MC – True:中心(0,0,12) • 3rd Pubのデータが全体的に負方向にシフトしており、 Z=0で-25mm程度のずれ • データのほうがMCよりも実際の位置とのズレが若干大きい傾向にある 5 エネルギー分解能と予測される光電子数 分解能は観測される光電子数に依存するため、 各ピークのエネルギーとσから1MeVあたりの光電子数を見積もることができる 2nd Pub 3rd Pub 𝜎 = 𝐸 MC : 167.7 PE/MeV 1 𝜎 = 𝐸 167.74 × 𝐸 DATA : 144.2 PE/MeV 2nd Pubでの変換係数 MC : 227.7 PE/MeV DATA : 229.9 PE/MeV MC : 132.9 PE/MeV 1 130.83 × 𝐸 DATA : 130.8 PE/MeV 3rd Pubでの変換係数 MC : 185.3 PE/MeV DATA : 185.1 PE/MeV • DATAとMCの分解能の違いはDC3rdPubで改善された • 見積もられた変換係数との違いは、分解能が観測光電子数の統計的ゆらぎ 6 以外の効果で悪くなったためと考えられる 今後 検出器の – 非線形性 – 長期安定性 – 位置依存性 による系統誤差の見積もりを行う 7 BACKUP 8 2nd Pub MC – True(12mmシフト有) 2nd Pub Data – True(12mmシフト無) 9
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