2 nd Pub

エネルギー非線形性の系統誤差の評価
位置再構成精度
エネルギー非線形性による
系統誤差の見積もり
1で使用するデータ
系統誤差の見積もりには以下の値を用いた
2 𝐸𝑣𝑖𝑠 𝑀𝐶 − 𝐸𝑣𝑖𝑠 𝐷𝑎𝑡𝑎
𝐷𝐼𝐹 =
(%)
𝐸𝑣𝑖𝑠𝑀𝐶 + 𝐸𝑣𝑖𝑠𝐷𝑎𝑡𝑎
2で使用するデータ
1. 検出器中心の線源データを用いた手法
–
137Cs,60Co,68Ge,252Cf(H),252Cf(Gd)の検出器中心でのDIFを比較、
RMSを系統誤差とする
2. 熱中性子のGd捕獲事象を用いた手法
– エネルギー再構成には熱中性子のH捕獲(2.2MeV)が用いられている
– 低エネルギーでは系統誤差はないものとみなし、
高エネルギーのピーク(8MeV)のズレをの平均から系統誤差を求める
検出器中心の線源データを用いた
系統誤差の見積もり
•
137Cs,60Co,68Ge,252Cf(H),252Cf(Gd)の検出器中心での
エネルギースペクトルのばらつきを比較、
5点のRMSを系統誤差とする
2ndPub : σ = 0.62%
3rdPub : σ = 1.42%
Double Chooz Official : 2nd Pub
Cs
Ge Cf(H)
Co
Cf(Gd)
熱中性子のGd捕獲事象を用いた
Cf(Gd)におけるDIFのZ依存性
系統誤差の見積もり
252
2nd Pubの評価で用いられた手法
低エネルギーでの誤差はないものとし、
252CfのGd捕獲ピーク( 8MeV)でのずれの
平均から非線形性の系統誤差を求める
𝜎𝑛𝑜𝑛−𝑙𝑖𝑛𝑒𝑎𝑟𝑖𝑡𝑦 =
< 𝐷𝐼𝐹 >2 +02
2
2 𝐸𝑣𝑖𝑠 𝑀𝐶 − 𝐸𝑣𝑖𝑠 𝐷𝑎𝑡𝑎
𝐷𝐼𝐹 =
(%)
𝐸𝑣𝑖𝑠𝑀𝐶 + 𝐸𝑣𝑖𝑠𝐷𝑎𝑡𝑎
2nd Pub : σ=0.99%
DIFのエネルギー依存性
Ge
3rd Pub : σ=2.28%
注) Double Chooz Official 2nd Pub : σnon-linearity = 0.85%
問題点
3rd Pubのデータでは低エネルギーでのずれが
大きく無視できない
― 2nd Pub
― 3rd Pub
Co
Cs
Cf(Gd)
Cf(H)
Co
Cs Ge Cf(H)
3rd Pub における
DIFのエネルギー依存性
Cf(Gd)
熱中性子のGd捕獲事象を用いた
系統誤差の見積もり
68Geのピーク(1.12MeV)と252CfのGd捕獲ピーク(8MeV)のズレをもとに
非線形性の系統誤差を求める
𝜎𝑛𝑜𝑛−𝑙𝑖𝑛𝑒𝑎𝑟𝑖𝑡𝑦 =
< 𝐷𝐼𝐹𝐺𝑒 >2 +< 𝐷𝐼𝐹𝐶𝑓 >2
2
68Ge
2nd
Pub : σ=0.99%
252Cf(Gd)
3rd
Pub : σ=2.28%
2nd Pubと比較すると
系統誤差がかなり大きく見積もられる
熱中性子のGd捕獲事象を用いた
系統誤差の見積もり
• 2MeV以下ではMC=Dataとみなし(!)8MeVでのズレをもとに
非線形性の系統誤差を求める
2nd Pub (1.342 +0)/2 = 0.95%
3rd Pub (1.652 +0)/2 = 1.166%
Double Chooz公式
GE68を考慮
2nd Pub (1.342 +0.442 )/2 = 0.99%
2nd Pub (1.342 +0)/2 = 0.95%
3rd Pub (1.652 +2.772 )/2 = 2.280%
3rd Pub (1.652 +0)/2 = 1.166%
MC vs True
位置再構成
2nd Pub
3rd Pub
Data vs True
MC vs True
Data vs True
MC vs True
下方向にシフト
上方向にシフト
• 3rd Pubではデータが負の方向に、MCが正の方向に
再構成されやすい傾向が見られる
60Co(Z=1132)
60Co(Z=1132)
Data vs MC