院内新聞25年 - 丸山歯科医院

すずかけの木通信 平成26年5月号
なぜ噛合わせを採ったのに、技工物を口の中で調整をするの?
噛みこんだ時
上下の臼歯が
個人差はあるがおよそ
100μ沈みます
口を開けた時と噛んだ時では、口の中の状態が違います。通常は口を開けて
型採りをする為、誤差ができます。この誤差の分を補正をする為、技工物を削らな
くてはなりません。この誤差は個人差があるため、ピッタリの技工物を作るのは難
しいですが、口腔内では、微調整で済むように、試行錯誤を繰り返しながら技工物
を作製しています。
下の写真は患者さんの口腔内のプロファイリングの一例として紹介します
・歯がかなりすり減っている
・歯がこれだけすり減っている
ということは咬む力が、かなり
強いと思われる
・隣の歯より100μより
やや低く技工物を作製する
噛合わせが強く歯が100μ
より沈むものと考えられる為
丸山歯科医院歯科技工士の杉山です。私も25年技工士をしていますが
まだまだ解らない事があります。しかし、患者さんの口腔内に適合する
技工物が出来るように、日々努力をしています。