公明グラフ別冊 KOMEI 日本再建 被災者に寄り添って • 公明党は,全国に広がる議員ネットワークを駆使して被災者支援,復旧, 復興に走りぬきました。 1,迅速な提言。半年で766項目 公明党は震災から半年という一番大事な時期に,動きが鈍い民主党政権 に対して,復興庁設置や原発事故対策などを要請してきました。 2,与野党協議をリード 国会において,公明党は震災関連の法律を次々に成立させました。被災 地の復興を支える法的な枠組みは,公明党の手動でととのえられました。 3,本格復興に力合わせ 被災地の本格復興を後押しするとともに,各地域の防災対策も全力で進 めます。又,全国の自治体では,学校の耐震化や地域防災計画の見直しの ほか,公明党が推進している「被災者支援システム」の普及が急速に進んで います。(被災地の方々の声,自治体の長の方々の声) 日本再建 • 山口代表 「国は土から出来ているのではない,人々の心から出来てい る」 タゴールの言葉を引用 公明党の3つの柱 1,経済再建。財政を立て直します 2,「新しい福祉社会」を創ります 3,政治の信頼,今こそ 経済再建,財政を立て直します • 財政を立て直します。 1,デフレ克服し税収増へ (実質2%,名目3%(物価変動を含む)成長めざす) 安易な増税に頼るのではなく,経済成長を成し遂げ,税収増をはかる。 日本が誇る技術力,人材力などの強みを生かす。 2,円高対策を大胆に (産業の空洞化に歯止め) 歴史的な円高は輸出企業にとって大きな打撃です。 これに伴って,生産拠点を海外に移す「産業の空洞化」への懸念が高まっている。為替介入を含む大胆な金融政策を促すと ともに,企業の国内立地を推進します。 3,成長戦略 着実に実行 (環境,医療,観光など柱) 新たな「成長の芽」となる産業の育成が不可欠。今後高い成長が見込まれる「環境」「医療」 「農業」観光」「ものづくり」の分野を「成長のエンジン」に据え,日本の技術力や観光資源など をフル活用します。 4,防災・減災ニューディール (道路や橋などに集中投資) 今後起こりうる首都直下地震や東海・東南海・南海地震などへの備えが急務です。こうした大災害に対応するため,防災・減 災に向けた施策の工程表を示したうえで,老朽化した社会資本の再整備を進めます。 5,中小企業を元気に (旺盛なアジアの需要取り込む) デフレや超円高で苦しむ中小企業の金融支援を強化するとともに,海外展開を強力に支援します。 一方国内投資を促し,雇用を維持するための「国内立地推進事業費補助金」を拡充し下請けいじめの防止策も強化します。 6,新しい防水産業モデル創出 (規模,販路拡大を後押し) 農水産業の競争力強化へ,農業の規模や生産物の販路拡大,環境保全型農業,地域ブランドづくりを推進し,地域に新たな 息吹を吹き込む人を支援。また,生産から販路まで一貫して手掛ける「産業の総合化」など,新しいビジネスモデルの創出に取 り組みます。 「新しい福祉社会」を創ります • 「孤立」から「支え合い」の社会へ 「雇用」こそ,福祉の原点。生活基盤を支える仕事を確保。 1,若者・女性の「働きたい!」を応援 ・若者の安定雇用へ,新卒至上主義の是正,雇用ミスマッチの解消 ・正規・非正規の格差解消へ,「同一価値労働・同一賃金」の実現に挑みます。 ・短時間正社員制度や在宅ワークなど,柔軟な働き方の導入 2,高齢者,障がい者の「経験・能力」をフル活用 ・高齢者が意欲と能力に応じて働き続けられるよう,継続雇用や定年制の見直しの推進 ・障害者の一般就労への移行と法定雇用率の引き上げの推進 3,「生活を犠牲にしない働き方」に転換 ・ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を実現するため,共働き夫婦2人で1.5人分働く「オランダ型就労」の導入も検討 「誰もが社会の構成員。一人も置き去りにしない」包容力のある共助社会を築きます。 1,高齢者の「社会的孤立」を予防 ・買い物,外出支援や見守りネットワークの構築,一人暮らし高齢者でも安心できる生活支援サービスの充実 2,虐待,DV対策の取り組み強化 ・早期発見,相談体制の充実などによる児童,高齢者,障がい者の虐待対策の強化 ・DV(配偶者からの暴力)被害者の自立支援 3,再挑戦できる「トランポリン型社会」に ・「生活保護制度」による救済の一歩手前で,生活崩壊を食い止め,生活の維持・再挑戦が可能となる制度を,年金,医療, 雇用,住宅,税制の各分野に構築。 • 共助が息づく安心社会へ社会保障セーフティーネットを強化 1,年金 低所得者に「25%加算」住宅とセットで生活支援 ・低所得者の基礎年金を25%上乗せする「年金加算制度」を創設 ・受給資格期間を現行の25年から10年に短縮し,無年金者の発生を抑制 ・低所得者向けの公的住宅を充実,住宅支援との組み合わせで,老後生活の安心確保 2,介護 地域で暮らせるケア・サービスを充実。ボランティアポイント制度も制度化 ・単身高齢者や重度の要介護者が地域で在宅生活を継続できるよう,24時間体制の訪問介護・看護サービスの実施 ・ボランティアポイントを制度化し,全国どこでも世代間共助として生かす仕組みをつくります。 3,医療 高額医療費は負担軽減。「予防」「救急」も強化します。 ・医療費が高額になっても安心して治療が受けられるよう,患者負担を軽減 ・病気の発症・重症化を防ぐワクチン接種や早期発見・早期治療につながる検診の強化。 ・「救急医療基本法」の制定 4,子育て チャイルドファースト(子ども優先)社会へ。社会全体で子育てを応援 ・妊婦健診の公費助成や出産育児一時金の拡充 ・保育サービスの充実,教育費の負担軽減など,出産から子育て期まで,充実した支援を社会全体で応援。 政治の信頼,今こそ 1,身を切る改革の断行 公明党の主張で,国会議員歳費の半年間削減を実現,約22億円が復興財源に,恒久的な歳費削減に取り組みます。 2,企業・団体献金の全面禁止 政治家と企業・団体の癒着を断ち切るため,政党・政党支部などへの企業・団体献金を全面禁止します。 3,政治家の監督責任を強化 政治資金規正法を改正し,秘書などの会計責任者が虚偽記載などを行い,政治家が選任または監督責任を問われ 罰金刑になれば,政治家の公民権を停止します。 4,民意反映の制度で定数削減 1票の格差是正と国会議員の定数削減とともに,より民意を反映できる衆参両院の選挙制度に改革 3つの提案 提案 ① 国のカタチを再建 提案 ② 原発に依存しない社会へ 提案 ③ 世界の平和に貢献 提案① 国のカタチを再建 21世紀にふさわしい効率的な政府を確立し,住民本位の地方分権改革を推進 ・ 国民が主役の行政に ・地域主権型道州制を実現 「新しい国のカタチ」として,国ー道州ー基礎自治体(最小単位の行政区のこと)の3層構造から成る「地方 主権型道州制」への移行をめざします。 ・国家公務員を半減 道州制の導入に伴い,中央政府の役割を外交,防衛,通貨の発行・管理などに限定して官僚機構を改革。 国家公務員を現在の半分以下にするなど,国と地方の役割分担を明確にし,効率的,効果的な行政をつく ります。 公明党がめざす行政改革 ○天下りの根絶 ○「ヤミ専従一掃法」の制定 ○情実人事阻止の制度化 ○機能不全の会計法を抜本改革 ○国家公務員の総人件費改革,ムダ削減 ○「独立行政法人抜本改革法」の制定 ○不正経理防止法の制定 ○特別会計の改革 提案② 原発に依存しない社会へ 安全・安心のエネルギー社会へーそれは国民の願い ① 思い切った省エネルギーの推進 ② 再生エネルギーの利用拡大 ③化石燃料の効率的な利用 ・ 子どもの未来を守ります ・原発の段階的縮小 ・電源を各地に分散して配置する,地域分散型エネルギー・ネットワークの構築が不可欠。 ・海外直結のパイプライン網を築くことで,天然ガスの普及を推進 ・火力発電の高効率化も進めます。 ・再生可能エネルギーの受け入れ拡大へ,列島縦断直流送電幹線の敷設などをすすめます。 ・地球温暖化対策 ・火力発電をCO2排出量の少ない天然ガス中心に転換します。 ・太陽光・風力など再生可能エネルギーについて,先進国として技術開発・導入拡大を推進。 ・工場,ビル,運輸など,エネルギー消費の大幅削減を図ります。 提案③ 世界の平和に貢献 日米同盟を基軸とする日本の外交戦略を明確にし,日本の意思を強く国際社会に示すとともに, 危機管理体制を強化し,日本の外交・安産保障を立て直します。 ・外交・安全保障の再建 ・「核のない世界」へ向けて ・非核三原則を今後も堅持 ・「核兵器禁止条例」の締結へ向けた平和外交の取り組みを推進し「核のない世界」の実現をめざします。 ・6ヵ国協議の参加国による「各不使用宣言地域」の設置へ向けた協議を開始することを提案。 ・人間の安全保障 ・国連をはじめとする多国間の枠組みと,開発援助などを通じた二国間の取り組みの相互連携させ, 紛争,貧困,感染症,環境破壊などの脅威から一人一人の人間を守る「人間の安全保障」分野で 世界に貢献。
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